
最大級のコンサルファームであるアクセンチュアの評判についてコンサルキャリアが独自インタビューした内容を紹介する。コンサルティング業界において独自のポジションを確立しており、最も人気のあるファームの一つであるアクセンチュアのリアルな評判に迫る。
アクセンチュアへの転職を検討されている方は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングに登録すべきである。詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
また、アクセンチュアへの転職を本気で目指すのであれば、以下のnoteをおすすめしたい。
「コンサルファームでの面接官経験」などをフル活用して、コンサルファームの面接官の思考をリアルに言語化しながら受かるためのポイントをかなり踏み込んで解説したnoteである。
Contents
本記事の信憑性
マン
コンサルキャリア編集長のコンサルタント。キャリアオタク。
「数年前の自分が知りたかった」ことについて実体験+インタビューを通してリアルな情報をお届け。
Twitterフォロワー8500人以上(2022年1月時点)
本記事は現役コンサル兼コンサルキャリア編集長であり、Twitterフォロワーが8500人以上(2022年1月時点)のコンサルマンが執筆している。
コンサルマン自身の知人である現役・元アクセンチュア社員に実際にインタビューを行いリアルな評判を集めた。
立場が変われば当然評判も変わってくるが、インタビューを行った社員もプロパーアクセンチュア社員もいれば、中途でアクセンチュアに転職した人など、様々な立場の人にインタビューを行い本記事を執筆している。
アクセンチュアの評判は上がり続けている
アクセンチュアはこれまで"ネタ"にされることが多かった。いち早く規模拡大に動き大量採用を行ったこともあり「人材の質が低い」と言われたり、戦略が華やかなイメージを持たれやすいコンサル業界の中で大規模システム案件が多いこともイメージ的にあまり良い形で語られることも少なかった。
一方でここ1-2年でアクセンチュアの業界からの評判は大きく変わってきたように感じている。
規模拡大も今から振り返ると先進的な取り組みであり(BIG4コンサルファームや一部戦略ファームも追随)、デジタル領域への早い参入など、一目置かれる存在となっている。
実際、筆者がアクセンチュアの強さについてツイートしたところ多くのポジティブな反応が見られた。
BCG、ブーズ、アクセンチュア、ローランドベルガーの4社を経験した遠藤さん(ローランドベルガー日本法人会長)が語るアクセンチュアのビジネスの強さ。 pic.twitter.com/EpwewW7lTa
— コンサルマン (@mr_grayhair) June 27, 2021
いや、ほんとまじですごい。https://t.co/VA0HZcFoiT pic.twitter.com/MHs3VOLTqh
— コンサルマン (@mr_grayhair) July 9, 2021
アクセンチュアの評判【ネガティブ】
まずはアクセンチュアのネガティブな評判からご紹介する。いずれも独自インタビューから得た評判なのでぜひ参考にしていただきたい。
悪い評判1:社内異動は想像以上に大変
マン
アクセンチュアは様々なサービスを提供しており、多種多様の職種が存在する。
少し大袈裟な言い方になるが、どの職種で入社するかで数年間のキャリアが決まってしまうという。
なぜならアクセンチュアでは社内異動が想像以上に大変だからだ。
実際、アクセンチュアでデジタル領域のコンサルティングを手掛けるAさんが戦略案件の経験を積みたいと思った時にまずは転職活動を行ったという。
理由は「社内異動よりも転職の方が簡単だから」とのことである。
アクセンチュアはビズリーチ経由などで積極的に直接スカウトを送っているが、「とりあえずアクセンチュアには入れれば一緒」と考えてスカウトを受けてしまうと、キャリア迷子になってしまうリスクもある。
直接スカウトの場合は選考スピードも速くメリットもある一方、直接スカウトだけでアクセンチュアへの転職を決めてしまうのは非常に危険であるので注意が必要である。
悪い評判2:希望の案件にアサインされない
マン
アクセンチュアは様々なサービスを提供しているため、自ずと人気のあるサービスとそうでないサービスに分かれることになる。
その結果として、例えばアクセンチュアへの転職前に希望案件について伝えていても、なかなか希望の案件にアサインされないという人もいるようで、この点に悪い評判があがっていた。
アクセンチュアとしても常にすべての人の希望を叶えたアサインを実現するのは不可能であり、幅広いサービスを提供しているが故にこうした評判が挙がってしまう側面があるようだ。
今年アクセンチュアに転職した知人。
— コンサルマン (@mr_grayhair) December 31, 2019
これまでコンサルっぽくない業務を担当してるみたいで「不満か?」と聞いたら、「コンサルスキルが身に付きにくいのは不満だけどアクセンチュアという会社に魅力を感じて転職したからまぁ受け入れられる」とのこと。
こう思われるのはアクセンチュア強いなぁと。
悪い評判3:クライアントの御用聞きになっている
マン
一部は名ばかりコンサルで、実態としてはB2B営業と同じでクライアントの御用聞きになってしまっていることが多いという評判が挙がっていた。
入社前にイメージしていたコンサルティングと少し違い戸惑う部分はあり、ギャップを感じている人も多いという。
アクセンチュアって外から見てて本当すごいなぁって思うけど、就職した後輩に仕事内容聞いたら、お客さん先で机並べて単純作業やってるみたいなのに、本人は「自分の仕事は経営コンサルで〜」みたいなこと語ってて、若干洗脳入ってるのかなって心配になった(もちろんそんな人ばかりではないだろうけど
— コンサルマン (@mr_grayhair) December 7, 2020
悪い評判4: 会社内の繋がりが薄い
マン
アクセンチュアはコンサルファームの中でも最大規模の陣容を有しており、また基本はプロジェクト単位で動くこといなるため、話したことがあるのは「数人」という人も多いようだ。
特にコロナでリモートワークが浸透したことで、もともと人材交流の機会がなかったこともあり、「ファーム内での繫がりはないに等しい」という評判もある。
会社を自分のコミュニティの一つだと捉えている人からすると、アクセンチュアの環境は少し寂しいかもしれない。
悪い評判5:会社の大方針に振り回される
マン
アクセンチュアは動きが早くコンサル業界の中でも一目置かれる存在だが、内部のメンバーからは「振り回される」という評判も挙がっている。
例えば、最近では「DXを全面的に支援するためには規模が必要だ」「女性の採用数/昇進数を増やす」ということを掲げたことがあったという。
その結果として、「採用数を増やし過ぎて質の低下や昇進数の削減、また男性コンサルタントが評価上不利になるといった事態もあった」(現役アクセンチュア社員)という。
悪い評判6:質の低下は否めない
マン
アクセンチュアは他社を寄せ付けないスピードで規模を拡大する一方で、どうしてもコンサルタント一人ひとりの質を担保するのが難しくなっているという。
新卒でアクセンチュアに入社した現役社員は「一昔前のアクセンチュアは全く異なる組織になっている。優秀な人もまだ多いが、少数派になっているのは間違いない」という評判が聞かれた。
▼ぜひ使うべきおすすめの転職エージェント
アクセンチュアの評判【ポジティブ】
一方で、アクセンチュアの現役社員にインタビューを行うと、多くのポジティブな評判もあがっていた。
良い評判1:ファームとして最も勢いがある
マン
アクセンチュアはコンサル業界の中で最先端を走っており、ベンチマークにされることも多い。
常に数歩先を走り、業績も絶好調であり、現役社員からも「現場で働いていても日々勢いを感じる」という評判が挙がっている。
アクセンチュアの貫禄。 pic.twitter.com/YZlHEAJU38
— コンサルマン (@mr_grayhair) November 17, 2020
良い評判2:ITの最先端で仕事ができる
マン
IT・デジタル領域のコンサルと言えばアクセンチュアというイメージが醸成されるくらい、アクセンチュアはこの領域に強みを持つ。現役社員からも「アクセンチュアだからできる仕事も多い」という良い評判が目立つ。
実際、アクセンチュアはIT・デジタル領域で多くの買収を重ねており、他ファームを寄せ付けないスピードで動いている。
アクセンチュアがすごい勢いでデジタルマーケ・エージェンシー関連の企業を買収してる。 pic.twitter.com/J0nb30aIrr
— コンサルマン (@mr_grayhair) October 23, 2019
良い評判3:グローバルナレッジを体感できる
マン
「グローバルナレッジを積極的に活用する」と打ち出しているファームは少なくないが、実際のところ形式的になっているファームは多い。
その中で、アクセンチュアでは「実際にグローバルナレッジや最先端のテクノロジーのトレンドが頻繁にシェアされている」という。
こうした点が「常に貴重なインプットや刺激をもらえる」といった良い評判に繋がっているようだ。
良い評判4: キャリアについて能動的に考えることができる
マン
日系の大手事業会社では基本的に異動の際に希望が通ることはなく、また異動自体が数年単位でしか行われないため、会社にキャリアを作られるという感覚で働いている人も多い。
一方、アクセンチュアでのプロジェクトのアサインは常に「自分がどうしたいか」を問われ、キャリアを自分で作っていくことができるため、「自分の人生をコントロールできる」という評判があがっていた。
良い評判5:普遍的なスキルが身に付く
マン
アクセンチュアでは、「自分の考えを相手に納得してもらう」という能力が求められ、それには自分の考えを論理的に整理し、相手を踏まえて最適な手段を選定し、その手段をうまく使いこなすことが必要になるという。
これらはどの仕事でも求められる能力であり、そうした能力を日々の仕事で磨いていけること、またそうした満足感を持って仕事ができる点がいい評判として挙がっていた。
良い評判6:年収UP(今後の伸び率も◎)
マン
アクセンチュアはベースの年収が高いだけでなく、評価を得ればそれに応じてどんどん年収を上げることができる。
実際に大手メーカーからアクセンチュアに転職した方は「転職で年収が上がることも、また頑張りに応じて年収が上がっていくのも大きな魅力」という評判があった。
年収を上げたいと思う人にはアクセンチュアを始めとするコンサルティング業界への転職は有望な選択肢であると言える。
良い評判7:想定よりも激務ではない
マン
コンサル業界は激務という印象が強いがアクセンチュアは働き方改革に力を入れていることもあり、現役社員からは「かなりホワイト」という評判も多かった。
他のコンサルファームにいる知人の話を聞く限り、現状ここまで働き方改革が進んでいるのはアクセンチュアのみだと思われる。
アクセンチュア、2014年から働き方改革を始めて2019年で離職率が半分になってるってすごいな。 pic.twitter.com/abd5b65N15
— コンサルマン (@mr_grayhair) February 29, 2020
アクセンチュアの知人から聞いて印象的だったのは「働き方改革の効果で辞める理由がなくなった」ってやつ。これまで仕事自体は楽しいけど長期的には中々続けられないと転職する人が多かったらしいけど、働き方が改善されて、仕事も刺激的で給与も悪くないし、まぁ辞める理由ないよねとのこと。
— コンサルマン (@mr_grayhair) July 24, 2021
▼ぜひ使うべきおすすめの転職エージェント
アクセンチュアへの転職を目指すなら
上記の評判でもあったように、他社を寄せ付けないスピードで規模を拡大している。
そのため、一部ではアクセンチュアから内定をもらうことは簡単といった噂も出回っている。
しかし、それはあくまで過去と比較したときの話であり、現状でも徹底した対策なくしてアクセンチュアから内定をもらうことは決して簡単ではない。
特にアクセンチュアをはじめとするコンサルファームの面接では「ビヘイビアー面接」と「ケース面接」という2つの高い壁が存在する。
アクセンチュアへの転職を本気で目指すのであれば、以下のnoteをおすすめしたい。
「コンサルファームでの面接官経験」などをフル活用して、コンサルファームの面接官の思考をリアルに言語化しながら受かるためのポイントをかなり踏み込んで解説したnoteである。
アクセンチュアへの転職でおすすめのエージェント
アクセンチュアは非常に幅広いサービスラインを持っており、多くの人がサービス部門ごとの採用となる。とある部門では戦略や業務、システムやM&Aといった機能軸から、自動車や製薬、通信といった業界軸まで幅広く、扱うテーマも身に付く経験/スキルも大きく異なる。
エージェントにコンサル業界やアクセンチュアに関する知見がなければ、最適な求人を紹介してもらえないことはもちろん、自分自身のやりたいことやキャリアプランを叶えられないリスクも存在する。そのため、コンサル転職に知見と実績を兼ね備えたエージェントを選ぶ必要がある。
具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
アクシスコンサルティングはコンサル/ポストコンサル転職に特化したエージェントである。特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。
ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。コンサル転職を成功したい人には、アクシスコンサルティングを本当におすすめできる。
とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。
転職エージェントは沢山存在するが、コンサル業界に精通していないとアクセンチュアの職種ごとの違いを正確に把握することはできない。
嘘のような話だが、コンサル転職を支援できると掲げながら、表面的な知識しか持っていないいエージェントも多数存在する。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。