コンサル出身者が事業会社に転職するなら意識すべきこと

コンサルティングファームでビジネススキルを高めた後、事業会社へとキャリアチェンジを行う人も増えている。

コンサルティングファームという厳しい環境で鍛えられたコンサルタントたちは、事業会社から期待値も高く、即戦力として迎え入れられる。

コンサル→大手事業会社の転職者が意識すべきこと

にも関わらず、事業会社で十分に価値を発揮できないコンサル出身者も存在する。

そこで本記事では、コンサル出身者として事業会社を経験した筆者が、大手事業会社に転職するコンサル出身者が意識すべき点についてご紹介する。

ポストコンサル転職を考えている人は、コンサル/ポストコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングに登録すべきである。

詳細については以下の記事をご覧いただきたい。

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1. 「あるべき」論を振りかざない

コンサルティングファームの付加価値の一つとして、組織のしがらみなく、第三者として客観的な「あるべき」論を言及できることが挙げられる。

そんな環境で育ったコンサルタントは、「あるべき」論から考えるという思考プロセスが染みついている。

もちろんコンサルタントとして、これは何ら悪い事ではない。

一方、事業会社としてはこれまで何年、何十年という事業運営があり、その中の様々な経緯から現状がある。

そんな中で、常に「あるべき」論から言及してしまうと、コンサルタントという第三者の立場なら良いものの、内部者としてはどうしても敬遠されてしまう。

特に責任感が強く、改革者意識で転職してきたコンサル出身者に見られる傾向だが、あまりに「あるべき」論を振りかざしてしまい、誰も付いてこないということが起こってしまう。

「あるべき」論は、時として働いてきた人たちのこれまでを否定することにもなる。

過度に遠慮することは禁物であるが、ある程度物事の背景や各ステークホルダーの想いを汲み取り、段階的に「あるべき」論を浸透させていくようなソフトランディングを意識して頂きたい。

2. 自分の常識で人を下に見ない

小規模なベンチャー企業なら別であるが、一定規模の事業会社に転職する場合、コンサル出身者は経営/事業企画の職種につくことが多い。

経営/事業企画の職種においては、論理的思考力や経営学知識などのソフトスキルから、PPTやExcelなどのハードスキルまで、コンサルワークで培ったスキルが常に必要とされる。

一方、新卒で事業会社に入社した人は、いろんなルートを通って経営/事業企画の職種につく。

中には、論理的思考力や経営学知識を具体的に求められてこなかったり、PPTやExcelをあまり触ってこなかったケースもある。

そのような環境にコンサル出身者が入ると、時折「全然構造化されていないし、経営学について何も分かってない」「あの人は仕事が遅すぎる。俺なら10分の1の時間で終わる」といった下に見た発言をする人がいる。

しかし、事業会社の人はコンサルティングファームで鍛えられるスキルは持っていなくても、異なるルートで得た異なるスキルがある。

どちらが上か下かではなく持っているスキルが違うだけであるのに、まるで下かのように見てしまうと遅かれ早かれ相手に伝わってしまい、やはり人が付いてこなくなってしまう。

コンサルティングファームでは成果主義の弊害で人を能力で見てしまうことが多いが、そもそもそれはコンサルティングファームという狭い世界での常識であると強く意識する必要がある。

3. ストレートに物事を言い過ぎない

コンサルティングファームでは年齢や職位の上下に関わらず、ストレートな発言が求められる。

また、上位者の多くは多少過激とも取れるストレートな物言いで下位者を育成し、下位者の多くもまたそのストレートな物言いを糧に成長していく。

しかしそれが成り立つのは、コンサルティングファーム内での話であり、多くの事業会社では成り立たない。

コンサルタントは、「自分も厳しいことを言われて成長した」「成長のためなら厳しいことを言われるのは構わない」と思っている集団だが、事業会社の人はもっと多様性に富み、様々な想いで働いている。

そのため、上位者としてコンサル時代のコミュニケーションを持ち込み、下位者からパワハラ告発されたという事例も枚挙に暇ないし、下位者として上位者にストレートな意見を言い過ぎた結果、様々な部署をたらい回しにされたという例もよく聞く。

ちなみに、パワハラ告発されたコンサル出身者の人によると「普通にコミュニケーション取っていただけ」という認識であった。

つまり、コンサル出身者の人は、自分が思うよりも柔らかいコミュニケーションを意識する必要があるのだ。

4. コミュニケーションの時間を大切にする

コンサルティングファームでも、チームビルディングと称したランチやディナーの時間はあるが、事業会社と比べると、コミュニケーションの時間は遥かに少ない。

私生活やパーソナリティについても積極的にオープンにする人は少なく、筆者もチームメンバーが結局どんな人なのか分からないままプロジェクトが終わったこともある。

しかし、そうしたメンバー間の人間的な繋がりを軽視して、チームとしてのアウトプットを最大化させようというのは、ある面ではプロフェッショナルとしての育成の賜物であるが、ある面では個々人のプロフェッショナリズムへの甘えでもある。

こうした甘えは、多くの人と共に事業を動かしていく事業会社では通用しない。

メンバー間の繋がりを軽視すればチームコンディションも悪化し、然るべき情報連携が欠けたりアウトプットの質が低下する可能性もある。

そのため、自分の作業中でも話掛けやすい雰囲気を作っておく、話しかけられたら作業を止めて話を聞くといったことから、その人に興味を持って話題を提供したり、時には飲み会を企画・参加することも求められる。

5. 異なるキャリアを尊重する

特に新卒でコンサルティングファームに入社するような層は、学生時代の早いタイミングから自分のキャリアについて向き合っている人も多く、その分キャリアに対しての思考量が多い。

また、コンサルティングファームという厳しい環境で鍛えられてきたことからビジネススキルも相対的に高く、若くして大企業の役職者と対峙してきたという自負もある。

そして、みんな同じような学歴、キャリア観、スキルセットの中で育っているためか、異なるキャリアの人と一線を引いて自分は違うという態度を取ってしまう人が度々いる。

本人としては無意識な場合が多いが、他者から見ればそうした態度は明らかに分かる。

「「あるべき」論を振りかざない」「自分の常識で人を下に見ない」と同様に、こうした態度を続けていると周囲の人から敬遠され、事業運営を行う事業会社において必須ともいえる「人を動かす」ことができなくなってしまう。

キャリア観ということは非常に多様性があり、何が正解というものはない。

事業会社では異なるキャリアの人たちが集まってこそ事業価値を最大化できるのであり、異なるキャリアを持つ人を尊重する必要がある。

ポストコンサル転職するなら"絶対に"やるべきこと

本記事では、大手事業会社に転職するコンサル出身者が意識すべき点についてご紹介した。

コンサルファームと同様に、事業会社にも合う人合わない人が存在する。

コンサルと一言で言っても、出身ファームや経験してきたプロジェクトによって、専門性やスキルセットは大きく異なる。

そのため、事業会社やその求人ごとに求められる専門性やスキルセット、マインドセットを理解した上で、自分自身に最適な求人を選ぶ必要がある。

その時に重要なのが、コンサル業界知識やポストコンサル転職の支援実績が豊富なエージェントに支援してもらうことである。

エージェントによってはコンサルにも多種多様な専門性やスキルセットがあるということを理解しておらず、的を外した求人を提案してくる人が非常に多い。

具体的には、コンサル/ポストコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングや、金融やコンサルなどのハイクラス転職に特化したコトラには必ず登録すべきである。

仮に最適なエージェントを選ぶことができなければ、最適な求人に出会えないことはもちろん、自分自身を安売りしてしまうリスクも存在する。

筆者の2度のポストコンサル転職の経験を凝縮しているため、間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。

様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手総合エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

そもそもポストコンサル転職の経験がない人が書いている記事も散見される。

上記の記事はポストコンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

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