
新卒・中途問わず非常に人気のコンサルだが、キャリアパスをイメージできている人は多くない。
本記事では、筆者の実体験やハイキャリア.com運営メンバー、および知人たちの実体験を基に、コンサルのキャリアパスについて徹底解説していく。
コンサルタントのキャリアパス
コンサルのキャリア戦略を考えていく上では、「総合コンサルファームの歩き方」というnoteが非常に有用である。
本noteでは、著者の実体験を基にコンサルファームの実態とキャリアの築き方についてリアルに書かれているため、ぜひご一読することをおすすめしたい。
「総合コンサルファーム」というタイトルではあるが、戦略・総合問わず活用できる内容となっている。
Contents
コンサル内でのキャリアパス
コンサル内でのキャリアパスとして以下のようになっている。
(ファームによって名称は異なるものの、大きくは以下のような分類になっている)
各役職で与えられた役割をしっかり担うことができ、かつ次の職位の役割にもチャレンジできると評価されれば、次の役職に昇進することになる。
しかし、現在のコンサルファーム各社のサービスラインは多角化しており、上記のような単純明確なキャリアパスではなくなっている。
同じコンサル業界、または同じコンサルファームに所属していたとしても、経験してきたプロジェクトによって身につく知識やスキルが大きく異なり、キャリアパスが大きく変わってくるのだ。
それほどまでに現在のコンサルファームが手掛けるプロジェクトは多様化しており、キャリアパスを考える上では「経験」という軸をしっかり考えていく必要があるのだ。
コンサルファーム内のキャリアを考える上で有用なnote:「総合コンサルファームの歩き方」
コンサル後のキャリアパス事例
次にコンサル後のキャリアパスの事例についてご紹介していく。
上記は直近2年間でコンサルから他業界に転職された方、50人の転職先をコンサルキャリアが独自調査したものである。
(戦略コンサルファーム:18人、総合コンサルファーム:32人)
限られたサンプルではあるものの、コンサル後のキャリアパスをイメージしていただく上で有用な材料になる。
それぞれのキャリアパスについては以下の記事で詳述しているため、ぜひ参考にして頂きたい。
コンサル後のキャリアパスは経験によって大きく異る
前述のキャリアパス事例はあくまで事例であり、コンサルのキャリアパスを考える上では「経験」という軸を考える必要がある。
実際、コンサルファームにおける経験によって身につく知識やスキルが大きく異なる。
本章では実例を踏まえながら経験によってキャリアパスがどのように異なるか解説していく。
ケース①:同じ戦略コンサルファーム出身者のキャリアパス
▼前提
- AさんとBさんは同じ戦略コンサルファームに所属(新卒同期)
- 昇進スピードは同じでコンサルタントとしての基礎能力に差はほとんどない
- Aさんは新卒から一貫して企業/事業の成長戦略策定、DDなどの案件に携わってきた
- Bさんは新卒から一貫して組織再編や人事戦略・制度設計の案件に携わってきた
AさんとBさんは同時期に転職を考え始めて互いに情報交換をしながらキャリアについて考えていた。
AさんもBさんも共通してポストコンサルキャリアとして人気のPEファンドファンドが第一希望であった。
しかし、実際に転職エージェントに話を聞きに行ったところ、PEファンドの業務と比較的親和性のある経験を積んできたAさんはPEファンドを積極的に進められた一方で、Bさんは少し厳しいかもしれないという回答が返ってきた。
厳密にはBさんのキャリアでもPEファンドへの転職可能性は0%ではないものの、Aさんがより有利なのは間違いない。
ケース②:同じ総合コンサルファーム出身者のキャリアパス
▼前提
- CさんとDさんは同じ総合コンサルファームに所属(新卒同期)
- 昇進スピードは同じでコンサルタントとしての基礎能力に差はほとんどない
- Cさんは新卒から一貫してM&A戦略策定や実行支援の案件に携わってきた
- Dさんは新卒から一貫してシステム導入における要件定義やPMO案件に携わってきた
CさんとDさんは近年人気が上がってきてるフリーコンサルとしての独立というキャリアを有望視していた。
しかし、フリーコンサル市場を冷静に見ると、M&A関連のフリーコンサル案件は少なく、一方でITコンサルのフリーコンサル案件が多いという市場構造があった。
その結果、Dさんは簡単に独立できた一方で、Cさんは独立を諦めざるを得なかった。
コンサルのキャリアパスを考える上で重要なこと
上記のケース①および②における教訓として、コンサルのキャリアパスを考える上で重要なこととして挙げられるのが、「目標から逆算して経験するプロジェクトを選ぶ」ことである。
なぜなら経験してきたプロジェクトによって、必然的にその後のキャリアパスがある程度決まってきてしまうからだ。
受動的にファームに言われるがままmになんとなくでプロジェクトを経験していては、理想のキャリアパスを築くことはできない。
別の言い方をすると、コンサルはある程度自分でプロジェクトを選ぶことができるため、能動的にキャリアパスを築いていくことができる魅力的な環境とも言える。
コンサルのキャリア戦略を考えていく上では、「総合コンサルファームの歩き方」というnoteが必読の一冊である。
本noteでは、著者の実体験を基にコンサルファームの実態とキャリアの築き方についてリアルに書かれているため、ぜひご一読することをおすすめしたい。
「総合コンサルファーム」というタイトルではあるが、戦略・総合問わず活用できる内容となっている。
コンサル転職でおすすめのエージェント
本記事でご紹介したとおり、現在のコンサル各社は非常に幅広いサービスラインを持っており、サービス内容は多岐に渡る。
また、コンサル業界自体が変化が早いということもあり、実際問題コンサル業界の実態ついて正確に把握していないエージェントも存在する。
そのため、"絶対に"コンサル転職に知見と実績を兼ね備えたエージェントを選ぶ必要がある。
具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
アクシスコンサルティングはコンサル特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。
ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。
コンサル転職を成功したい人には、筆者の実体験からもアクシスコンサルティングを本当におすすめできる。
とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。