
ドリームインキュベータは日本発のコンサルファームでありながら、グローバルトップファームと並列で語れることが多いファームである。
そんなドリームインキュベータの年収や激務の実態、現役社員からの評判についてご紹介する。
ドリームインキュベータへの転職を徹底解説
ドリームインキュベータへの転職を目指すのであれば、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングに必ず登録すべきである。
詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
コンサル転職に本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
Contents
ドリームインキュベータの特徴
ドリームインキュベータの特徴として以下の3つが挙げられる。
- ビジネスプロデュースというアプローチ
- 1人が同時に2つのケースにアサインされる2ケース制
- ベンチャー投資/事業投資まで行っている
ドリームインキュベータでは戦略コンサルティングを「ビジネスプロデュース」と称して展開している。
従来の戦略コンサルティングの中でも特に事業創造や官民連携による社会課題の解決などをメインとして扱っており、ピュアな戦略コンサルと言える。
戦略コンサルファームの中でも、ピュアな戦略コンサルのみを扱っているのは珍しく、ドリームインキュベータの特徴と言える。
また、2ケース制もドリームインキュベータの特徴である。
もともと2ケース制は過去にBCGが採用していた制度で、元BCGでドリームインキュベータ創業者の堀紘一氏が持ち込んだものであるようだ。
最後に、コンサルティングに留まらず、ベンチャー投資/事業投資まで行っている点もドリームインキュベータの大きな特徴になっている。
ドリームインキュベータの中途求人
ドリームインキュベータの中途求人は「戦略コンサル部門」におけるビジネスプロデューサーがメインとなっている。
上記の図がドリームインキュベータのキャリアパスになるが、基本的にはビジネスプロデューサーとして戦略コンサルでの経験を身に付けたのちにキャリアが分かれていくことになる。
そのため、いきなりインキュベーション(事業投資/ベンチャー投資)に携わることができる可能性はほとんどない。
ただし、突発的に転職エージェント経由で募集される可能性もあるため、コンサル転職に強みを持つエージェントに登録しておくことをおすすめしたい。
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ドリームインキュベータの転職難易度
結論から言うと、ドリームインキュベータの転職難易度は高いと言える。
以下の2点がドリームインキュベータの転職難易度が高いと言える理由である。
- 少数精鋭で採用枠が少ない
- 一方でトップティアのグローバルファームと比較すると見劣りする分競争率は相対的に低い
ドリームインキュベータは大量採用を行っておらず、本心からドリームインキュベータの理念に共感できる人材のみを採用しているため、少数精鋭のコンサルファームをなっている。
そのため採用人数が少なく、無理に採用を行わないため採用難易度が高くなっている。
一方で、他のトップティアファームと比べると見劣りするのも事実である。
採用枠が少ないもののトップティアファームに流れてしまう人材がいることを踏まえると、トップティアファームよりも相対的に低い水準の難易度と言える。
とは言え、優秀層が応募してくるため難易度が高いことは変わりがなく、どれだけ徹底した対策を行えるかが重要になってくる。
徹底的に対策を行う上では、コンサル転職の支援実績が豊富なエージェントを利用することが必須と言っても過言ではない。
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ドリームインキュベータの中途選考フロー・面接
ドリームインキュベータの中途選考は、以下の順番で一般面接1回、ケース面接2回の合計3回の面接が行われるのが基本である。
- 書類選考
- 一般面接:マネージャクラス
- ケース面接:マネージャクラス
- ケース面接:役員 人事
ドリームインキュベータの一般面接では、「行動力」「リーダーシップ」「コミュニケーションスキル」の3点が問われることになる
ドリームインキュベータでは他人を圧倒するような専門性や経験はマストとされておらず、人柄や対人スキルなどに重きを置く傾向が強い。
そのため最初の一般面接を突破するためには、専門性や突出した経験だけではなく、それらの仕事をどのようにこなし、チームをどのようにリードしたかなどをアピールするべきである。
一般面接ではある程度人物像について絞り込んだ後、二次以降ではよりテクニカルな部分を見る傾向が強い。
そのためた卓越した論理的思考力やそれを持続する思考体力は必須と言える。
知人曰く他のコンサルファーム同様、フェルミ推定が多いことに加えて、社会問題の根本的な原因や解決方法についての質問が多いため、真に世の中の役に立ち、世界を良い方向へ変えていきたいというマインドセットも重要とのことだ。
▼一般面接での質問例
- 前職のビジネスでどのような役割を果たしたか
- コンサルタントになり何を成し遂げたいか
- ドリームインキュベータをどのような企業だと思っているか
▼ケースでの質問例
- 物流業界での人手不足の問題をの原因はなにか
- 小・中規模のディベロッパーの社長は、今後の事業拡大にどのような戦略をとるべきか
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ドリームインキュベータの志望動機
以下ではドリームインキュベータへの転職を成功させた方の実際の志望動機についてご紹介する。
▼実際のドリームインキュベータの志望動機
ドリームインキュベータの志望動機は「戦略コンサル」と「 ベンチャー支援・投資 」の両方を経験できることである。
戦略コンサルで培うようなベースの論理的思考力や深い洞察力がなければ、そもそも 起業家と議論することさえできないと考えている。 さらに、事業創造や官民連携による社会課題の解決のノウハウを身に付けることで、ベンチャーの成長を確度高く支援できると考えている。
また、「戦略コンサル」においても
「 ベンチャー支援・投資 」の実体験があることで、机上の空論を超えて厚みのある提言ができると考えている。 そのため、
「戦略コンサル」と「 ベンチャー支援・投資 」を両輪で経験できるドリームインキュベータを志望している。
ドリームインキュベータの激務の実態
結論から言うと、ドリームインキュベータは激務だとされるコンサル業界の中でもトップクラスで激務である。
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- 月間残業が80時間以上で、平日に自分の時間を作るのが極めて困難
- ベンチャーや中小企業クライアントの成長支援の場合、多岐に渡る支援が必須
- 2つのプロジェクトを常に並行して行うため、プロジェクト後の休暇がほとんど取れない
このように、基本的にドリームインキュベータに勤めると、休む暇がほとんどない。
知人曰く、2つのプロジェクトの終了時期が被ることもまずないため、常に何かのプロジェクトにアサインされ、気が休む暇もなく仕事漬けの日々であり、残業も極めて多いとのことだ。
さらにタイプの違うベンチャーや中小企業へ同時にアサインされると、支援内容も複雑になりインプットする情報やリサーチ内容も非常に多くなる。
これらの理由から、ドリームインキュベータは全体的に非常に激務であると言える。
ドリームインキュベータの年収
上記はドリームインキュベータの役職別の年収である。
2020年3月期の有価証券報告書によると、平均年齢が35歳で平均年収は1034万円となっており、日系企業としてみるとかなり高年収であることが分かる。
一方コンサル業界内で比較すると、外資戦略コンサルよりも低い水準であり、ランクが上がれば上がるほどその年収差は広がっていく構造になっている。
一方、アクセンチュアやデロイトなどのグローバル総合ファームと比較すると、各ランクで高い年収水準となっている。
ドリームインキュベータの評判
前述したようにドリームインキュベータは極めて激務だが、現役社員からの評判は驚くほど高い。
▼ポジティブな評判まとめ
- 案件の難易度が高くやりがいがあり、それに見合った報酬がもらえる
- 若いうちからポジションの高いクライアントと仕事ができ、重要な局面を任せてもらえる
- 最初の仕事漬けの数年を乗り越えれば、その後は比較的自分の時間を取れる
ドリームインキュベータは激務であるが、成果を出せばそれに見合っただけの報酬が得られることや、裁量のある仕事を任せてもらえる。
少数精鋭を貫いているからこそ、若いうちから成長のチャンスが与えられ、若手でも重要な仕事に携わることができる。
それが辛いと感じる若手もいるが、それを乗り越え力がついた社員は生き残り、数年たてばある程度自分の時間が作れたり、仕事を楽しむ余裕ができるため現役社員からの評判は驚くほど高い。
▼ネガティブな評判まとめ
- 2つのプロジェクトの完了時期が被ることがなく、休む時間がほとんどない
- ベンチャーや中小企業をの案件を担当すると、無理難題を課せられることもある
- 評価に関しては成果主義だが、経営関係になるとトップダウンが強い
やはり、ドリームインキュベータでは激務についていけない社員からは一定数ネガティブな意見が挙がっている。
特に担当する案件によっては、さらに激務度が増すためベンチャーや中小企業を担当するコンサルタントたちから疲弊の声は多く見受けられる。
さらにその激務の中、評価に関しては成果主義が強く、アップ・オア・アウトの色が強いわりに、経営関連はトップダウンと、やや矛盾している点もネガティブな評判を集めた原因となっている。
ドリームインキュベータの転職でおすすめのエージェント
前述通りドリームインキュベータは少数精鋭のコンサル集団であり、その分転職難易度も高い。
また応募してくる人のレベルも非常に高いため、入念な対策や情報収集を行いながら転職活動を進めていく必要がある。
そのため、"絶対に"やるべきことはコンサル転職におけるケース面接対策に強みを持つエージェントを選ぶことである。
実際に、どのエージェントを選ぶかで選考突破の確率は大きく変わってくる。
具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
アクシスコンサルティングはコンサル特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。
ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。
コンサル転職を成功したい人には、筆者の実体験からもアクシスコンサルティングを本当におすすめできる。
とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。