
コンサル転職では、書類や筆記試験などの高いハードルをクリアしても、面接というそれ以上に高いハードルが待ち受けている。
特にコンサルティングファームの面接は、非常に厳しいことが有名で、それ相応の対策が求められる。
元戦略コンサルが「面接のポイント」を公開
そこで本記事では、戦略コンサルとして面接官経験のある筆者がコンサルティングファームにおける「面接のポイント」についてご紹介する。
これからコンサルティングファームの面接を受ける方は、ぜひ本記事を参考に対策を行っていただきたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングに登録すべきである。
詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
コンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
コンサルティングファームにおける「面接のポイント」
コンサルティングファームにおける面接のポイントは以下の3つである。
- ファームに対する志望度を示す
- 加点ではなく減点を避ける
- マチュアな振る舞いをする
以降では、これらのポイントについて詳しく解説していく。
1. ファームに対する志望度を示す
コンサル業界は守秘義務の関係上、実績などを公開することができないため、業界のアウトサイダーからすると、ファームごとの違いというものが非常に分かりにくい。
また、他業界とは異なり、どこか1社だけ受けるという人は稀で、多くの方が主要ファームのほぼ全てを同時に応募する傾向がある。
そのような業界背景から、面接の中でコンサル業界に対する志望度は示しても、ファームに対する志望度を示さない人が非常に多い。
実際、筆者も面接の中で「面接を受ける中で、面接官との相性を見ていきたいと思っている」「現時点での志望度は各ファームで同程度」と言った発言が散見された。
しかし面接官の立場になるとマネージャーランクならまだしも、それ以上のランクやパートナーになると自分が経営するファームであり、ファーム自体を志望してくれるかどうかというのは非常に大きな論点になる。
そのため、以下の2点を意識して面接に臨むことをおすすめしたい。
- "ファームの"志望動機を明確にし、質問があればそれを伝える
- 逆質問でファームに関する質問を行い、志望度を示す
2. 加点ではなく減点を避ける
まず前提として、現在のコンサル業界は超売り手市場となっており、転職求人倍率は5-6倍程度とも言われている。
そのようなパワーバランスの中で、コンサルタントという論理に厳しい相手に対して敢えて加点を狙い過ぎる必要はない。
加点を狙って聞かれてもいないことや多少目立つことを言うと、矢継ぎ早に質問を浴びせられ論理的な飛躍を詰められるという構図は、コンサル面接ではお馴染みである。
また、多少答えに詰まりそうだなと思ったら、質問に対して無理にすぐに打ち返すのではなく、「頭を整理するので1分時間をください」と言って、減点しないように頭を整理することをおすすめしたい。
どれだけ超売り手市場でも、コンサルタントは論理的な飛躍に非常に厳しい。
何か印象に残ることをしようとせず、相手に違和感を与えず減点をしないように面接の場を振る舞うことをおすすめしたい。
3. マチュアな振る舞いをする
コンサルタントはプロフェッショナルとしての立ち振る舞いを求められる。
それは新卒1年目も同様で、アウトプットそのものは当然のこと、その立ち振る舞いからもプロフェッショナルとしてクライアントから信頼を勝ち取る必要がある。
筆者が面接官として候補者を見る際は、プロフェッショナルとしてクライアントから信頼を勝ち取るイメージができるかという点を重視していた。
元気一杯で爽やかな候補者の方も同僚として見た場合は印象は良いものの、コンサルタントとして見た場合はプロフェッショナルとしてのイメージが湧きにくい。
そのためコンサル転職では面接官がプロフェッショナルとしてイメージしやすいよう、挨拶から話す際の身振り手振り、退出に至るまで、マチュアな振る舞いを一貫することをおすすめしたい。
エージェントとの模擬面接は"必須"
これから面接対策を行う方は、ぜひ「ファームに対する志望度を示す」「加点ではなく減点を避ける」「マチュアな振る舞いをする」の3点を意識して頂きたい。
また、上記の面接のポイントを意識するだけではなく、模擬面接を行うことも重要である。
一方で、模擬面接ができるエージェントというのは非常に限られている。
コンサルの面接は他業界にはない特殊な面接であるため、コンサル転職に支援実績が豊富なエージェントを必ず選ぶ必要がある。
嘘のような話だが、コンサルの選考プロセスや選考のポイントについて全く理解していないエージェントも実際に多数存在する。
そのため、正しいエージェントを選ぶことができるかどうかで、選考突破の可能性は大きく変わってくる。
具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。
こうしたエージェントの厳選というのは、やれば"なお良し"ではなく"絶対に"やるべきことである。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。