
ポストコンサルキャリアとして、PEファンドのバリューアップチームや大手事業会社の経営企画といったポジションの人気が根強い。
一方で、スタートアップバブルという時代背景も後押しする形で、ベンチャーへの転職人気も急上昇している。
コンサルタントは飽く迄アドバイザーであり、事業執行者として優秀かどうかは別問題であると揶揄されることが多いものの、ベンチャー社長からは強い需要があるのもまた事実である。
ベンチャーから見たコンサル人材の魅力
そこで、実際にコンサル出身者の採用を拡大中のベンチャー社長に、コンサル出身者を評価する理由についてお聞きした。
ポストコンサル転職を検討している人は、コンサル/ポストコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングや、IT企業などのハイクラス転職に特化したコトラにまず登録すべきである。
詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
ポストコンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
1を聞いて10を理解出来る
ベンチャー企業の多くは、一人で数役担わなければいけないような環境であり、事細かにものごとを教えることはできない。
同様にコンサルティングファームにおいても、手取り足取り色んなことを教えてもらえることはない。
基本的に「分からないことがあったら自身で調べる」習慣があること、またある程度ふわっとしたお題を与えられても、それを自身で因数分解した上で確認するという動き方が身についている。
そのため、マネジメントする側としても手取り足取り教えたり、自分で解決したい課題を細かくブレイクダウンする必要がないため、非常にマネジメントが楽とのことである。
コンサルティングファーム出身者は、よく「ビジネス戦闘力が高い」と言われることが、それはどんなお題が来ても最低限の情報(1聞いて)から状況を適切に整理(10理解)し、アウトプットまで辿り着けるという面が評価されてのことではないだろうか。
経営者視点を持って業務を行える
大手事業会社の場合、日々事業を運営していく上でのオペレーション業務(ルーティンワーク)が当然必要になってくる。
規模が大きくなればなるほど、日々のオペレーション業務は細分化され、その位置づけや目的について見え難くなってしまう。
実際問題、オペレーション業務の位置づけや目的を再考して業務を変えていくというのは、ステークホルダーがあまりにも多く極めてハードルが高いことなので、組織上そうした意識や再考という行為を求められていなかったりする。
一方、コンサルタントは事業会社のように日々のオペレーション業務がなく、常に自分が向き合っている業務の位置づけとその目的について問われ続ける。
そのため「木を見つつも森を見れる」能力が養われており、業務を丸っと任せてももし何か課題があれば経営者視点でエスカレーションがあるので安心して任せられるとのことである。
負荷への耐性が高い
安定していないベンチャー企業において、日々さまざまなトラブルが発生する。
急に顧客から取引を打ち切られることもあるし、時としてハードワークも必要になる。
出資候補先からの出資話がなくなり、資金ショートまでのカウントダウンが始まることもある。
そうした壮絶な事態まではいかなくとも、コンサルタントは常にハードワークを求められる職業であり、かつ深夜であろうとも上司からの強烈な詰めを受け続ける習慣があるので精神的にも肉体的にもタフな人が多い。
そのため、一人一人の労働力にレバレッジをかける必要があるベンチャー企業としては、コンサルティングファームで身に着けた高負荷耐性というのは高評価なようだ。
ポストコンサル転職するなら"絶対に"やるべきこと
本記事では、コンサル出身者がベンチャー経営者から評価される理由についてご紹介した。
但し、ベンチャー社長の中にはコンサルタントが持つスキルを理解できていない人も少なくない。
その結果、過度な期待をして「コンサルタントは使えない」という烙印を押されてしまったり、逆に過小評価して適切な裁量を与えられなかったりする。
そのため、コンサル出身者がそうしたベンチャーに転職してしまうことはお互いにとって決して良い事ではない。
そうしたリスクを排除するために、ポストコンサル転職の支援実績が豊富なエージェントを必ず選ぶ必要がある。
具体的には、コンサル/ポストコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングや、金融やコンサルなどのハイクラス転職に特化したコトラに必ず登録すべきである。
ポストコンサル転職の支援実績が豊富なエージェントであれば、コンサルタントへ理解がある企業の求人を厳選して紹介してくれる。
筆者の2度のポストコンサル転職の経験を凝縮しているため、間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手総合エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
そもそもポストコンサル転職の経験がない人が書いている記事も散見される。
上記の記事はポストコンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。