コンサル業界への転職を検討されている方にとって、コンサルタントの働き方というのは最重要な関心事項ではないだろうか。

昨今、コンサル業界でも働き方改革といったワードを耳にする機会が増えており、「本当に働き方改革は進んでいるのか?」といった質問を多数受けるようになった。

コンサル業界の働き方改革がもたらすもの

そこで本記事では、現役コンサルタントの筆者が、現在のコンサル業界の働き方改革の状況を改めて解説すると共に、その先にあるものについて言及したい。

本記事ではあくまでコンサル業界全体の話であるため、個社別の状況が知りたい方は、まずは一度ハイクラス転職に強いリクルートエージェントに登録し、キャリアコンサルタントから詳しく聞いてみて頂きたい。

コンサル業界の働き方改革の現状

コンサル業界での働き方改革については、言うまでもなく様々な施策が打たれている。

その結果として、インタビューを行った範囲では以下のような効果が確認できた。

  • ジュニアメンバーは22時以降はオフィスに残っていない
  • 提案の時点で毎日20時で終わるような工数でタスク設計した上で運用されている
  • 20時を過ぎるとオフィスにほとんど人が残っていない

但し、これらの効果が全メンバーの労働時間の削減に寄与しているかについては、必ずしも効果があったとは言えない状況のようである。

コンサル業界の働き方改革が進んでいると言っても、ジュニアメンバーの労働時間が減っているだけで、その分のシワ寄せはシニアメンバーに来ており、労働時間は増えるばかり

某戦略ファームのマネージャー
また、Harvard Business Reviewによると、ファームによっては制度はあるものの、周囲の目からそれを使い難いというのもあるようだ。

コンサル業界の働き方改革により起こること

成長意欲が高い若手の流入減

こうした働き方改革の効果を最も受けているであろう若手はどう思っているのだろうか。

ポジティングとネガティブの両方の意見があったが、今回はネガティブな意見に絞って紹介する。

とにかく若いうちに沢山働いて早く成長したいが、「沢山働くこと」を禁止されているので、今のコンサル業界は成長意欲の高い若手にとっては物足りないかもしれない

某総合ファームの若手コンサル

「激務」と言われていたことろに入社した人と、自分たちの年代ではギラギラ感や成長意欲が違う
成長意欲が高い自分にとっては近い年代の人は少し物足りない

某戦略ファームの若手コンサル

働き方改革によって、バランスよく働きたいという人により良い環境を提供すればするほど、成長意欲が高い人にとっては最良の環境ではなくなってしまう。

このまま働き方改革を推進していくことで、コンサル業界の成長を牽引し、また高いプロフェッショナリズムの文化を醸成してきたような、成長意欲が高い人材の流入が減ってしまう可能性がある。

優秀なシニア層の疲弊

前述の通り、現状の働き方改革は若手によっており、そのシワ寄せがシニア層に来るようになっている。

これまでのように、全チームメンバーで最高のアウトプットを出すことに喜びを感じていた人からすると、現状の働き方改革に対してはどうしてもネガティブにならざるを得ない。

Open Workではシニア層の悲痛な声が漏れていた。

このような状況の中で、ファームを支えている優秀なシニア層はコンサル業界に残り続けるのだろうか。

まとめ

本記事では、現在のコンサル業界の働き方改革の状況を改めて解説すると共に、その先にあるものについて言及した。

筆者自身は、とにかく早く成長したいと、「激務」に魅力を感じたことがコンサル業界の門を叩いた理由の一つである。

平日・休日、朝晩問わず、目の前の課題に全力で向き合ったからこそ今の自分があると思っている。

とは言え、長く働く=成長するでもなければ、ライフステージによって働くことができる時間も変わってくる。

そのため、まずは自身のキャリアで何を実現したいのか、そのために何が必要なのかといった点を明確にしていく必要がある。

まずは一度ハイクラス転職に強いリクルートエージェントに登録し、キャリアコンサルタントとそういった点を明確にするところから始めてみて頂きたい。

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