パクテラ・コンサルティング・ジャパンとは?評判や強み・特徴を徹底解説

中国を拠点とする最大のITソリューションプロバイダーであり、グローバル従業員は40,000名以上、28の都市にオフィスにてサービスを提供しているのがパクテラである。

そんなパクテラのコンサルティング事業を日本にて展開するのがパクテラ・コンサルティング・ジャパンである。

本記事では現役パクテラ・コンサルティング・ジャパンへのインタビューを踏まえてパクテラの強み・特徴やリアルな評判について徹底解説していく。

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横山 諒平
監修者

Flow Group代表取締役/コンサルタント

株式会社Flow Group代表取締役。慶應義塾大学経済学部卒業。
大学卒業後はデロイト トーマツ コンサルティング合同会社に入社し、製造業のクライアントを中心に中期経営戦略の策定やM&A実行支援、新規事業立案・立ち上げ支援に従事。
その後、株式会社リクルートライフスタイル(現株式会社リクルート)における事業戦略・予算策定、事業開発に従事。フリーコンサルとして独立後、2019年8月株式会社Flow Groupを創業。

コンサルマン
執筆者

コンサルマン

コンサルキャリア編集部。コンサルキャリアおよびコンサルマンは株式会社Flow Groupが運営しています。Twitterフォロワー1.9万人

本記事を作成するにあたっては、実際に現役パクテラ・コンサルティング・ジャパン社員複数人にインタビューを行っている。

本記事でわかること
  • パクテラ・コンサルティング・ジャパンの強み・特徴
  • パクテラ・コンサルティング・ジャパンのリアルな評判

パクテラ・コンサルティング・ジャパンへの転職を目指す上ではおすすめのコンサル転職エージェントも参考にして頂きたい。

パクテラ・コンサルティング・ジャパンとは

パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社は、中国を本社としたパクテラグループの日本拠点の1つであり、ビジネスコンサルティング(事業計画策定、マーケティング戦略立案、業務分析/ 診断、BPR 支援、FinTechアドバイザリー等)、ITコンサルティング(IT戦略立案、プロジェクトマネジメント支援、セキュリティ脆弱性診断、ソリューション導入支援、システム保守等)、新規事業開発(AI研究&開発事業、M&A アドバイザリー事業、ソフトウェア/ ハードウェア販売事業、保険代理店事業等)を軸としたコンサルティングファームである。

設立は2015年9月と日本の歴史は浅いものの、現在では日比谷の本社オフィス、門前仲町オフィス、門前仲町オフィスと複数の拠点を持つほど、成長著しい企業である。

会社名 パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社
英語表記 Pactera Consulting Japan Co., Ltd.
従業員数 130名(2023年5月時点)
本社所在地(国内) 東京都港区新橋

パクテラ・コンサルティング・ジャパンの強み・特徴

中国を本社として成長著しいパクテラ・コンサルティング・ジャパンだが、他のコンサルティングファームと比してどのような強み・特徴をもつのか。

ここでは、現役パクテラ・コンサルティング・ジャパン社員に話を伺い、そこから見えてきたパクテラ・コンサルティング・ジャパンの強み・特徴について解説しよう。

中国本社のサポート

中国本社からの強力なサポートがあることは、パクテラ・コンサルティング・ジャパンの強みと言える。

具体的なサポートとは、例えば、アジア、もしくは、中国進出を検討する日本企業との海外プロジェクトにおいて、中国本社からサポート人員を派遣することや、中国本社と取引関係にある日本企業をパクテラ・コンサルティング・ジャパンに紹介する等、日本市場において存在感を高めていくために、様々な支援を行っている。

そうした中国本社からの心強いサポートが後押しとなって、日本市場の成長につながっているのである。

中国本社としても、日本市場は大きな市場と位置付けられているので、様々な形でサポートしてくれます。やはり、日本企業はアジアの中でも規模感が大きく、数自体も多いので、無視できない市場なのでしょう。

現役パクテラ・コンサルティング・ジャパン社員A氏

金融・製造・通信業界に強い

パクテラ・コンサルティング・ジャパンは、金融・製造・通信業界に顧客が多いことが特徴的である。

グループ会社のパクテラ・テクノロジー・ジャパンがシステム・アプリケーション開発事業を展開しているが、同社の顧客も金融・製造・通信業界に多い背景もあり、グループ会社間で連携してビジネスを展開できている点が主な要因となっている。

例えば、ITサービスの新規事業の戦略立案をパクテラ・コンサルティング・ジャパンが担い、実際のサービス開発をパクテラ・テクノロジー・ジャパンが担うこともある。

そうすることにより、戦略立案から実行までをグループ会社で一気通貫でサービスを展開できることも大きな強みとなっている。

パクテラ・テクノロジー・ジャパンのメンバーとは、頻繁に連携していますね。プロジェクト事例やノウハウの共有だけでなく、共同で提案も行います。顧客としては、「戦略等を立案して終わり」ではなく、サービスやアプリ開発まで支援できる体制であることが、安心材料なのだと思います。

現役パクテラ・コンサルティング・ジャパン社員B氏

少数精鋭のチーム体制

各プロジェクトでは人員規模を最低限にし少数精鋭のチームとして、チームを構成している点も強みであるようだ。

コンサルティングファームのプロジェクトにおける主なコストは人員コストであるが、パクテラ・コンサルティング・ジャパンでは、その人員コストを無駄に増やすことなく、優れたメンバーで効率的にプロジェクトを進めていく姿勢がある。

競合他社とのコンペティションの際には、こうした少数精鋭のチームであることで顧客側の負担が減り、コンペティションを勝ち取ることができているようだ。

基本的に、必要な人員だけでチームを構成するようにしています。無駄に増やしたとしても、顧客にとってメリットはありませんので。それを実現するために、メンバーへの社内研修や現場で経験値を上げることに会社としても力を入れている印象ですね。

現役パクテラ・コンサルティング・ジャパン社員C氏

パクテラ・コンサルティング・ジャパンのポジティブな評判

ここでは、パクテラ・コンサルティング・ジャパンにポジティブな評判について解説する。

海外案件を経験できる

パクテラ・コンサルティング・ジャパンの1つ目のポジティブな評判は、海外案件を経験できることである。

パクテラグループは、中国本社を中心に、日本、マレーシア、シンガポール、オーストラリアに海外拠点を持っており、それらの拠点間で共同でプロジェクトを進めることもある。

そうした中、日本企業の海外進出等を支援するプロジェクトも多く手掛けており、外国語をベースとしたグローバルな案件を経験することで、キャリアアップにつながるようだ。

中国関連の案件が一番多いですが、もちろん、他の東南アジア関連の案件も多いですね。東南アジアは、今まさに成長中の市場なので、出張等で東南アジアの国に行くと、日本は無いエネルギーを感じることができ、良い刺激になりますね。

現役パクテラ・コンサルティング・ジャパン社員D氏

実力主義

パクテラグループは、グループ全体で年齢や性別にとらわれない実力主義の文化を形成しており、パクテラ・コンサルティング・ジャパンにおいても、その文化は同様に浸透しているという点もポジティブな評判としてあがった。

実力主義の文化を取り入れているからこそ、先ほど上述した「少数精鋭のチーム体制」が実現できており、結果として、社員の職場満足度だけでなく、顧客の評価も上がっているのである。

実力次第で速いスピードで昇給・昇格をできることは、社員にとって喜ばしいことですし、顧客にとっても良いことだと考えています。実力がある人がプロジェクトのリーダーになり、クライアントワークで価値を出すことができるので、実力主義の制度・文化については、みんなが納得しながら働いている印象ですね。

現役パクテラ・コンサルティング・ジャパン社員E氏

様々な経歴を持つ社員が多い

パクテラ・コンサルティング・ジャパンでは、様々な経歴を持つ社員が多いという点もポジティブな評判としてあがった。

具体的には、日系・外資の戦略系コンサルティングファーム、Big4、日系・外資のIT企業等、様々なキャリア経験を持つ社員が多く在籍している。

「自分自身には無い専門性」を持つ社員と関係性を築くことで、新しい試み・提案や、自分自身の勉強・成長につながるため、そうした職場環境であるパクテラ・コンサルティング・ジャパンは、他社には無い差別化を実現できていると言える。

社内の勉強会等で、様々な社員と関係性を築くことができます。そこで生まれた関係がきっかけで新しいプロジェクトが始まったりするので、様々な社員と交流することがいかに大事かを実感できます。

現役パクテラ・コンサルティング・ジャパン社員A氏

パクテラ・コンサルティング・ジャパンのネガティブな評判

ポジティブな評判がある一方で、パクテラ・コンサルティング・ジャパンにネガティブな評判もあるようだ。

ここでは、評判が本当であるのかという実態も含めて解説する。

数字を達成することにシビア

パクテラ・コンサルティング・ジャパンは、外資系ということもあり、売上等のノルマに厳しいという評判があるようだ。

どの会社にもノルマは存在するが、ノルマに対する中国本社からのプレッシャーが強く、日本拠点の社員にとっては心身の負担になっているとのことである。

実際に、そういった状況かにあるのか、現場の社員に聞いてみた。

ノルマ等の数値目標はありますが、「絶対に達成しろ!」みたいなプレッシャーは無いですよ。もちろん、達成できれば、賞与が上がったり、昇給・昇格につながりますが、昭和の営業会社ではないので、その噂は事実ではありません。むしろ、「ノルマを達成するためには、どうすれば良いのか」を考えるプロセスを大事にしている会社ですね。

現役パクテラ・コンサルティング・ジャパン社員B氏

認知度が低い

パクテラ・コンサルティング・ジャパンは、2015年に設立されたため、日本市場においては、他のコンサルティングファームに比べると認知度・知名度が低いようだ。

パクテラグループが日本企業とビジネスしていた背景があったとしても、パクテラ・コンサルティング・ジャパンについては、まだ認知していない日本企業も多いとのことである。

しかし、現場の社員の声を聞いてみると、実態は少し異なるようだ。

パクテラグループとしては、以前から多くの日本企業とビジネスしていたので、「パクテラ」と言う名前は認知されていますし、以前からコンサルティングのようなサービスも展開していました。パクテラ・コンサルティング・ジャパンという名前で子会社化したばかりの時には、「子会社化しまして...」という冒頭の説明をしていた覚えがありましたが、今はその必要も無くなりました。仮に、パクテラのことを知らないクライアントと仕事をする時には、いかにそのクライアントに認知され、信頼されるか、をチャレンジし、そのことを楽しめる社員が多くいるので、認知度については、特段、心配しておりません。

現役パクテラ・コンサルティング・ジャパン社員C氏

コンサルへの転職を成功させるためには

コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。

また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。

そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。

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会社名 株式会社Flow Group
会社HP https://consul-career.com/corp/
所在地 東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F 
法人番号 5011001129632
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号 13ーユー315272
適格請求書事業者登録番号 T5011001129632
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