デロイトトーマツコンサルティングの年収が高い理由から生活水準まで解説

総合ファームの中でもトップクラスの高年収を誇るデロイトトーマツコンサルティングの年収事情について、現役・元デロイト社員へのインタビューを踏まえて様々な視点から徹底解説していく。

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デロイトトーマツコンサルティングの年収制度

デロイトトーマツコンサルティングの年収制度は基本給+年2回の賞与となっている。基本給は役職に紐づく金額が支払われ、賞与についてはその年の評価によって金額が大きく変わってくる。

また、デロイトは成果主義での評価制度となっているため、年齢に関係なく高い評価を得れば役職が上がり、自ずと年収も上がっていく。デロイトで役職を1つ上げる場合は平均して3~5年ほど必要であり、役職が上がるタイミングで大きく年収が上がることになる。

その一方で、評価を得られず役職が上がらないと、年収も横ばいとなってしまう。実際、デロイトの知人曰く新卒・中途同期が昇進するのを横目にずっと昇進できずに年収を上げられない社員もいるとのことである。

ただし、昇進できない(=年収が上がらない)人は全体の1割未満であり、よほどコンサルに向いていないという人以外は、基本的に順調に昇進することになる。

デロイトトーマツコンサルティングの残業代

デロイトトーマツコンサルティングでは基本給の中に80時間の見込み残業代が含まれている。そもそも残業をすることが前提されている年収計算であり、残業をどれだけしても年収を上げることはできない。

とは言え、コンサル業界に「残業」という概念を持つ人がそもそもほとんど存在せず、実際に現役デロイト社員に聞いても「自分がどれだけ残業したかを把握している人は皆無」「勤怠入力でもいつも9:00-18:00と適当に入れている」という声が目立った。

デロイトトーマツコンサルティングの賞与

デロイトトーマツコンサルティングの賞与はその年の評価に大きく依存しているため、大きく個人差があり、場合によってはコンサルタントがシニアコンサルタントの賞与を超えるケースも存在する。ここで重要になる評価は各プロジェクトでの評価を集約したものとなる。

デロイトでは一般企業のように直属の上司というものが存在しないため、各プロジェクトにおけるマネージャーに対してしっかりとアピールをしていく必要がある。逆に大半のプロジェクトで高い評価を得ていても一つのプロジェクトで低い評価となってしまうと、最終的に高い評価を得ることは難しい。

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デロイトトーマツコンサルティングの役職別・年齢別年収

デロイトトーマツコンサルティングの役職 年次(目安) 年収(目安)
ビジネスアナリスト 1~2年目 530~650万円
コンサルタント 2~6年目 600~800万円
シニアコンサルタント 4~8年目 800~1100万円
マネージャー 6年目~ 1200~1500万円
シニアマネージャー 実力による 1500~2000万円
マネージングディレクター 実力による 3000万円~

上記がデロイトトーマツコンサルティング(DTC)の職位別の年収である。職位別の年収水準では他のグローバル総合ファームと大きく変わらないが、デロイトの場合は昇進スピードが比較的早いという特徴がある。

デロイトでは通称"スキップ"と呼ばれているが、年次(目安)に記載されている最短の年次で昇進していくと20代後半で1200~1500万円の年収に到達すること人も存在する。逆にコンサルタントでなかなかパフォーマンスが発揮できず、30歳を過ぎてもコンサルタントで年収700万円程度という人もいる。

新卒や第二新卒はビジネスアナリストからスタートし、中途の場合はコンサルタント、またはシニアコンサルタントからのスタートとなる。デロイトの場合シニアコンサルタントまでいくと年収1000万円が射程圏内になるが、シニアコンサルタントで年収1000万円いくは相応の高い評価が必要になる。

次の大台である年収2000万円はシニアマネージャーであり、パートナーまでいくと年収3000万円~という水準になる。ちなみにパートナーの中でも部門長レベルになると年収は8000万円程度と言われている。

デロイトと他総合コンサルファームとの年収比較

アクセンチュア・BIG4コンサル_年収比較

上記は平均的なスピードで昇進した場合(評価も平均)のデロイトと他総合コンサルファームの年収比較である。他総合ファームと比較してもデロイトは常に高い年収水準となっている。

一昔前のデロイトを知る人曰く、「2010年頃までは他総合ファームとほとんど変わらない年収水準だった」とのことである。ところが、現EY社長の近藤氏がデロイトトーマツコンサルティングの社長に就任して年収水準を上げたことで、総合ファームの中で頭一つ抜け出す形となっているようだ。

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デロイトトーマツコンサルティングの年収が高い理由

デロイトトーマツコンサルティングに限らずコンサルティング業は「人が商品」であり、基本的に人件費以外の原価が掛からないビジネスモデルであるため、その分他の業界に比べて人にお金を掛ける傾向がある。

日々クライアントはコンサルタントと対面しながら、支払ったコンサルティングフィーに見合うか?という視点を持っているため、クライアントに認めてもらうえるような優秀な人材であれば、ファームとしても喜んで高い年収を払うことになる。

中でもデロイトトーマツコンサルティングが総合ファームの中でも年収の高さが頭一つ抜け出ているのは、前述の通り現EY社長の近藤氏がデロイトトーマツコンサルティングの社長に就任したことが大きいと言われている。近藤氏の社長就任後、デロイトは戦略・ビジネス系の案件比率を高めたという。

一般的に戦略・ビジネス系の案件は難易度が高い分、ITや業務系の案件よりも報酬が高いと言われている。デロイトトーマツコンサルティングは戦略ファーム(BCGやA.T. カーニーなど)の人材を採用するとともに、一部の新卒を戦略コンサルタントとして育て、戦略・ビジネス系の案件を手掛けられる人材を揃えていったという。

その結果として、戦略・ビジネス系の案件比率が高まり、一人当り売上が伸び、最終的に総合ファームの中でも高い年収を実現したとのことである。

デロイトトーマツコンサルティングの中途入社の年収実績

Aさん
29歳 シンクタンク出身
年収500万円→年収650万円(150万円up)

Bさん
32歳 化学メーカー
年収600万円→年収750万円(150万円up)

Cさん
26歳 大手金融機関出身
年収550万円→年収650万円(100万円up)

上記はコンサルキャリア独自インタビューで回答頂いた方々の経歴、およびデロイトトーマツコンサルティング転職前後の年収である。年齢が上がれば上がるほど年収UPが難しくなるが、それでも30歳までであれば出身企業が投資銀行などでなければ基本的に年収は維持またはUPできる。

しかし、デロイトへの転職で気をつける必要があるのは過度な年収UPや、無理して年収維持を狙わないことである。実際、デロイトでは見合わない役職への転職が横行し、役職に見合う貢献ができずに心身ともにダメにしてしまった人が複数存在したという。

筆者自身もコンサルの現場で実力と比べて高すぎる年収(=役職)で転職してダメになっていく人を嫌というほど見てきたため、ぜひ目先の年収だけに囚われずに注意頂きたい。

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デロイトトーマツの生活水準

コンサルタントの生活水準

デロイトトーマツはボーナスの割合が比較的大きく、その分月給は年収に対して少なくなる。コンサルタントの場合、職位内のランクや評価にもよるがおおよそ手取りは35万円程度になる。

年齢目安としては20代半ばになるが一人暮らしの場合の生活水準としては以下のようなイメージである。

項目 収入 支出
手取り 35.0万円
家賃 9.0万円
食費 6.0万円
光熱費 1.5万円
通信費 1.5万円
交際費・趣味娯楽費 6.0万円
医療・保険費 1.0万円
衣服・美容費 1.0万円
交通費 0.5万円
雑費 1.5万円
貯金 7.0万円

手取り35万で一人暮らしであれば都心でも比較的余裕のある生活ができる。一方で、オフィスの近くに住むなど都心部に住もうと思うとなかなか厳しい水準ではある。(オフィス近くに住もうとすると12~15万円程度の家賃となる)

そのため、住まいとしてはオフィスから比較的アクセスが良い、有楽町線や東西線などで15分程度離れたところに住んでいる人が多い。とは言え、趣味娯楽へある程度自由に使えるお金が多く確保できるため、暮らしに困ることはほとんどないと言える。

また食費に関してもそこまで切り詰める必要はなく、6万円程度使うことができる。手取り35万であれば余程豪遊をしない限り、月に7~10万円程度の貯金もできるため、かなり余裕のある暮らしができる。

マネージャーの生活水準

デロイトトーマツではマネージャーに昇進すると年収が1300万円を超えることになるが、月々の手取りベースにすると約60万円程度となる。(別途ボーナスがある)

マネージャーでも独身の人もいるが、以下では配偶者・子ども(一人)と家族暮らしの場合の生活水準イメージをご紹介する。

項目 収入 支出
手取り 60.0万円
家賃 20.0万円
食費 10.0万円
光熱費 2.5万円
通信費 2.5万円
養育費 2.0万円
交際費・趣味娯楽費 4.0万円
医療・保険費 2.5万円
衣服・美容費 3.0万円
交通費 1.0万円
雑費 2.0万円
貯金 10.5万円

年収1000万円で家族3人で暮らす場合は、大きな不自由をすることなく暮らすことはできる。ただ配偶者+子供となると、住まいに関しては最低でも2~3DLKは確保したいところであり、東京都内の主要区に暮らす場合は家賃18~20万円ほどになる。

また子供の年齢にもよるが、習い事や塾、私立への進学もある程度は無理なく対応できるため、教育面での心配も大きくはない。ただし、年収1000万円では決して贅沢な暮らしはできないという点を肝に命じて置く必要がある。

年収1000万円というとどうしても「高年収」という意識を持ってしまう人もいるが、家族3人暮らしの場合は都心に住むことは難しく(築年数やマンショングレードなど何かしらの妥協は必要)、外食などを頻繁に行くことも難しい。

そのため、例えばデロイトのマネージャーでも、東京の練馬区や江東区、江戸川区に住んだり、あるいは千葉や埼玉で比較的アクセスの良いエリアに住む人が多い。

デロイトトーマツコンサルティングの初任給

デロイトトーマツコンサルティングの新卒入社時の年収は大卒で530万円、院卒で540万円となっている。左記の年俸を18ヶ月で割った金額が毎月支払われ、残りの6ヶ月分は賞与として2回に分けて支払われる。そのため、月収にすると約30万円となり他の一般企業の新卒と比べると、比較的高い水準であることが分かる。

以下はデロイトの初任給と競合他社に当たる大手総合コンサルファームの初任給を比較したものであるが、そこまで大きな差はない状況となっている。

デロイト_初任給比較

他の総合ファーム(日系)と比較するとデロイト(およびPwC、KPMG)の初任給は頭一つ抜け出しており、その後の年収UPスピードも上回っている状況である。

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デロイトトーマツコンサルティングの福利厚生

デロイトトーマツコンサルティングの福利厚生で特徴的なのが有給休暇が取得しやすい点が挙げられる。もちろんチームによってはオンオフなく慢性的にハードワークになっているところも存在すると言うが、基本は仕事のオンオフをはっきりと分ける文化があるという。

また、デロイトでは複数の女性パートナーがいることから分かる通りダイバシティーが進んでおり、有給休暇はもちろん、産休や育休を男女ともに同じ条件で取得できるなどの体制が整っているようだ。

他にもデロイトには以下のような福利厚生が存在する。

  • トーマツ企業内保育園
  • 企業年金基金
  • 退職金制度
  • 保養施設利用補助
  • カフェテリアプラン

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デロイトトーマツコンサルティングの年収に関する口コミ

現役・元デロイトトーマツコンサルティング社員から年収に対する生々しい声を集めた。コンサルキャリア独自調査の内容であるのでぜひ参考にして頂きたい。

▼デロイトの年収におけるポジティブな口コミ

Aさん
そもそも年収の水準が高いため、特に不満もなく満足しています。平均して3~5年程度で次の役職にステップアップし年収が上がりますが、高い評価を取れた年だと1年ほどで年収が大幅に上がります。このあたりは自分次第なので、正当な評価を受けている限り納得して仕事に向き合うことができます。

Bさん
賞与の額を上げるためには、プロジェクトで目立った活躍を残し、評価者にアピールする必要があります。そのため、大人数で取り組むビッグプロジェクトにアサインされるより、パートナーと2人で行う小規模プロジェクトの方がアピールはしやすいです。そのため、積極的に規模の小さいプロジェクトに参加し、個人としてのアピールが上手く行けば、賞与を大きく上げることも可能です。

Cさん
新卒時で530万円と非常に水準が高く満足しています。また、入社数年の間はそこまで責任がなく残業も多くないため、自分の時間も取りやすいです。そのため、時間が取れるうちに勉強を重ね、将来必要なスキルを蓄える時間として活用できます。

上記の口コミ通り、デロイトは年収水準が高いため満足の声が多い。たしかに残業は多くハードワークを求められることも多いが、他ファームと比較してその分年収が高いため、ネガティブな声は少なかった。

▼デロイトの年収におけるネガティブな口コミ

Dさん
賞与の評価が曖昧で、目立っている人が評価されているイメージがあります。コンサルタントの年収は賞与によって大きく左右されるので、そのあたりの軸は明確にしてほしいですね。

Eさん
総合ファームの中では比較的年収は高いが、戦略系ファームと今ひとつ年収が低く感じる。同世代の戦略ファームの社員と比べると、体感として年収が2/3程度だと思う。

Fさん
たしかに昇進すれば年収は上がりますが、そもそも昇進のスピードが遅いです。そのため、新卒入社時の年収が高くても、他のファームの同世代に抜かされるのも時間の問題でしょう。

全体的に年収が高いデロイトだが、肝心の賞与に関して評価基準が不透明との声が多くネガティブな声が目立った。特に多忙を極めるマネージャー(評価者)に対して小役人的に動き回る人が高い評価を得ると言ったことも度々あるようだ。

また近年は積極的に新卒・中途採用を行った結果、採用基準に到達しない人も増加傾向とのことで、全体的に昇進スピードが遅くなっているという面もあるとのことである。

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デロイトトーマツコンサルティングへの転職でおすすめのエージェント

コンサル業界は特殊な選考を行うことで有名であり、徹底的な対策が肝になる。そのため、コンサル業界に精通しており、転職支援実績が豊富なエージェントを選ぶ必要がある。

具体的には、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。

おすすめ度:★★★★★

アクシスコンサルティングはコンサル特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。コンサル転職を成功したい人には、アクシスコンサルティングを本当におすすめできる。

Aさん
(戦略コンサル転職者)
とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。

Bさん
(総合コンサル転職者)
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。

コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

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