
現在、コンサル業界への転職ニーズが非常に盛り上がっている。
コンサル業界の認知度が上がっていることに加え、コンサル業界出身者の活躍も目立っており、自身も彼らのようにビジネススキルを高めたいと考える人も多いようだ。
コンサル転職におけるファームの志望動機の答え方
まだまだコンサル業界は謎多き業界で、コンサル業界の実態なら未だしも、各ファームの違いについての情報は非常に限定的である。
しかしながら、実際の面接では「なぜうちのファームを志望するか?」ということは必ず問われる。
そこで本記事では、コンサル転職におけるファームの志望動機の答え方についてご紹介する。
本記事を参考に志望動機を組み立てることに加えて、リクルートエージェントに登録して、キャリアアドバイザーと共に志望動機をブラッシュアップ頂きたい。
キャリアアドバイザーと共にブラッシュアップするかどうかで、内定獲得率も大きく変わってくる。
Contents
コンサルファームの志望動機は「PDF」で組み立てる
コンサルティングファームの面接も進んでいくに連れて、必ず「なぜうちのファームを志望するか?」ということが問われる。
コンサル業界では志望動機は見られていないなどのまことしやかな噂も流れているが、ファームの経営者であるパートナーからすれば、「なぜうちのファームか?」ということに高い関心があり、また重要視したくもなる。
そんなコンサル転職における志望動機を考える上では、「PDF」のフレームワークがおすすめである。
- People:人や人数との相性
- Domain:取扱い業界への興味・経験
- Function:機能に対しての興味や強みとの相性
①People:人や人数との相性
まず一つ目は「People」である。
これだけ流動性が高いコンサル業界だが、不思議と各ファームごとで人の色というものがある。
そのため、自身として相性が良さそう、こうした色の人を目指したいという人がいるファームにいくことが望ましい。
人の色というのは面接を行う中でも見えてくるものではあるが、知人やエージェントの紹介などで事前に確認しておくと、より解像度が上がる。
また、人数規模というのも大きな分岐になる。
規模が小さいファームであれば、少数精鋭として質を担保しやすく、よりワンファームの色が濃くなる。
一方規模が大きいファームであれば、より専門性に特化した人材がいたり、多様な人材とチームを組むことができるというメリットがある。
②Domain:取扱い業界への興味・経験
次が「Domain」である。
誰もが名前を聞いたことがあるような大手コンサルティングファームともなれば、幅広い業界を扱ってはいるものの、得意不得意が存在する。
例えば国内の自動車メーカーのCEOの数には限りがあり、多忙なCEOがディスカッションパートナーとして選ぶのはせいぜい2-3社である。
そうなると、自動車業界に強いファームとそうでないファームが分かれてしまうのも当然である。
このように、各ファームには強みを持つ業界があるため、自分自身の前職の経験を活かせる業界や今後取り組んでいきたい業界を踏まえて、志望動機を検討することも有用である。
但し、クライアントはファームではなくパートナーに付いており、ファーム間の流動性が非常に高い業界であるため、ある業界に現状強みがあるファームでも、数か月後にどうなっているかは分からない。
そのため、ファームの強みのある業界情報というのは常に最新化しておく必要があり、この点でも転職活動時ではエージェントと繋がっておきたい。
③Function:機能に対しての興味や強みとの相性
最後が「Function」である。
「Function」は業界軸と合わせて、自身の強みや興味、今後のキャリア戦略を検討する上で重要な項目になる。
戦略策定、業務改善、IT導入支援、SCM、組織再編、M&A支援などコンサルティングファームは幅広いサービスを提供している。
それは、戦略ファームと呼ばれるファームも例外ではない。
また戦略策定と一口に言っても、事業ポートフォリオ変革から、個別事業の競争戦略、新規事業構想やIT戦略、知財戦略など多岐に渡る。
そうした各ファームが保有する「Function」と自信の希望を明確にした上で、志望動機に繋げると、聞き手としても非常に納得感のある志望動機になる。
志望動機の磨き込みにはエージェントを活用
志望動機の検討にはぜひ「PDF」のフレームワーク活用を一度検討して頂きたい。
また、志望動機は自分の想いが入り過ぎて、得てして独りよがりになりがちである。
そうしたリスクを取り除くためにも、ぜひともエージェントを活用して他社目線を取り入れ、志望動機の磨き込みを行って頂きたい。
もしまだ活用するエージェントが決まっていない方は、ハイキャリの転職に強みを持つリクルートエージェントをおすすめしたい。