ビジネスブレイン太田昭和の年収や生活水準を現役・元社員へのインタビューから徹底解説

中小企業を戦略・ITの両面で支援する総合コンサルファームがビジネスブレイン太田昭和である。

本記事では現役・元ビジネスブレイン太田昭和社員へのインタビューを踏まえて年収構造・事情など、様々な視点からビジネスブレイン太田昭和の年収について徹底解説していく。

本記事を作成するにあたっては、実際に現役・元ビジネスブレイン太田昭和社員複数人にインタビューを行っている。

ビジネスブレイン太田昭和への転職を目指す上ではおすすめのコンサル転職エージェントも参考にして頂きたい。

ビジネスブレイン太田昭和の役職別・年齢別の年収

ビジネスブレイン太田昭和の役職	年次（目安）	年収（目安）
コンサルタント	1-7年目	350-700万円
シニアコンサルタント/部長	8~14年目	700~1000万円
チーフコンサルタント/副本部長	15年目~	1000万円~
主席コンサルタント/本部長	20年目~	1500万円~
フェロー/執行役員	実力による	2000万円~

上記はビジネスブレイン太田昭和の役職別・年齢別の目安年収である。

役職に紐づく形で年収レンジが定められており、年収レンジの中では評価の積み重ねで変わってくる。

コンサルタント

ビジネスブレイン太田昭和のコンサルタントは、リサーチ、データ解析、インタビュー、クライアント向け資料作成、タスク管理、クライアントへの報告等、幅広く担当する。

新入社員、第二新卒の大半、20代後半のコンサルティングファーム未経験者(事業会社経験者)は、コンサルタントとして入社することとなり、年収レンジは350~700万円程度となる。

シニアコンサルタント/部長

ビジネスブレイン太田昭和のシニアコンサルタント/部長は、コンサルタントに比べて、対クライアントの業務が多くなる。

主な作業としては、プロジェクト全体のスケジュール、および、報告資料のストーリーの構築、クライアントとの会議体や頻度等の調整、クライアントへの報告等を担当する。

シニアコンサルタント/部長には8~14年目程で昇格するケースが多い。

また、20代後半～30代前半のコンサルティングファーム未経験者(事業会社経験者)は、シニアコンサルタント/部長として入社することが多い。

年収レンジは700~1,000万円程度となる。

チーフコンサルタント/副本部長

ビジネスブレイン太田昭和のチーフコンサルタント/副本部長は、シニアコンサルタント/部長やコンサルタントといったメンバーの上司として、プロジェクトの管理・運営を担当する。

また、チーフコンサルタント/副本部長以上からは稼働率に加えて、売上、および、社内貢献活動が評価に加わる。

そのため、デリバリーだけでなく、提案活動、更には社内活動としてナレッジの共有、情報交換、社内イベント、若手コンサルの育成等の活動も実施する。

チーフコンサルタント/副本部長には15年目以降で昇格するケースが多いが、メンバーのマネジメント能力を昇格の際には特に見極められる。

また、30代で事業会社にてチーフコンサルタント/副本部長を担当していた経験者（コンサルティングファーム未経験者）は、チーフコンサルタント/副本部長として入社することが多い。

年収レンジは1,000万円～と売上・経営貢献次第で高くなっていく形になっている。

主席コンサルタント/本部長

ビジネスブレイン太田昭和の主席コンサルタント/本部長は、チーフコンサルタント/副本部長より売上評価の比重が高くなるため、プロジェクトのデリバリーの責任者としての活動よりも、クライアントへの提案活動に比重が高くなる。

また、クライアントワーク以外にも、社内活動（ナレッジの共有、情報交換、社内イベント、若手コンサルの育成等）のリーダーとしても活動する。

チーフコンサルタント/副本部長以下よりも、更に、案件獲得と会社経営という視点での活動が重視される。

主席コンサルタント/本部長には20年目以降で昇格するケースが多く、年収レンジは、案件獲得のノルマの達成度合いで1,500万円～と売上・経営貢献次第で高くなっていく形になっている。

フェロー/執行役員

ビジネスブレイン太田昭和のフェロー/執行役員は、ビジネスブレイン太田昭和の顔としてクライアントからの案件獲得だけでなく、経営方針の決定等、会社役員としての活動を担当する。

売上貢献、クライアントの役員との関係構築はもちろんのこと、育成、採用、ガバナンスの統制、多様性の促進等、様々な経営活動が求められる。

また、フェロー/執行役員に昇格するためには、売上貢献だけでなく、社内で「顔が利く」存在になる必要もあるため、他の部署のフェロー/執行役員からも、ある程度、認知されており、信頼されていることが重視される。

年収レンジは2,000万円～と売上・経営貢献次第で高くなっていく形になっている。

コンサルへの転職を成功させるためには

ビジネスブレイン太田昭和と他中小向けコンサルファームとの年収比較

ここではビジネスブレイン太田昭和と他の中小企業向けコンサルファームの平均年収をご紹介していく。（出所：Open Work）

ここでご紹介する平均年収はあくまでOpen Workにおける回答者平均である点はご留意いただきたい。

ファーム名	平均年収
ビジネスブレイン太田昭和	784万円
リブ・コンサルティング	750万円
山田コンサルティンググループ	662万円
船井総合研究所	548万円

上記を見ると、ビジネスブレイン太田昭和の年収はもっとも高い水準となっている。

中小企業向けのコンサルの場合、大手企業向けのコンサルと比較するとどうしても1社あたりのフィーが低くなってしまうため、その分のコンサルタントの年収が低くなってしまうとい傾向がある。

その中でもビジネスブレイン太田昭和の年収はトップであり、平均784万円という水準は非常に高いと言える。

コンサルへの転職を成功させるためには

ビジネスブレイン太田昭和の年収制度

ビジネスブレイン太田昭和の年収制度としては、上期と下期の年2回で賞与に関する評価（賞与面談）、年度末に年1回で昇給・昇格に関する評価（昇給・昇格面談）が実施される。

この特徴は、社員の考え方次第で、「ポジティブな効果」と「ネガティブな影響」が出ていると言える。

賞与については高い賞与額をもらえるチャンスが2回ある一方で、昇給・昇格についてはチャンスが年度末の1回しかありません。これに対して、「昇給・昇格のチャンスが1回しかない」と不満を言う社員がいれば、「賞与のチャンスが年2回もある」とポジティブに捉える社員もいます。まあ、捉え方次第ですね。

元ビジネスブレイン太田昭和社員A氏

ビジネスブレイン太田昭和の評価制度

ビジネスブレイン太田昭和では、年度末に各プロジェクトの成果を総合した形で、年1回で昇給・昇格に関する評価（昇給・昇格面談）が実施される。

そして、良い評価をもらえた社員は、次年度の4月から改定された給料・職位で仕事に従事することになる。

具体的な各階級の従業員は、下記の通りの評価ウエイトで査定される。

シニアコンサルタント/部長以下は、稼働率が評価の100%を占め、稼働率のノルマ（85%以上）を達成していることはもちろんのこと、従事したプロジェクトの貢献度合い（定例資料のストーリー構成、クライアントとのディスカッションの様子、成果物の品質等）を評価される。

チーフコンサルタント/副本部長以上は、売上が評価の60~70%であり、稼働率が評価の10%を占め、社内イベントや仕組み作り等の社内貢献が評価の20~30%を占めており、職階が高いほど、売上のノルマ額は高くなる。更には、会社経営の貢献度合い（若手育成、新規顧客の開拓等）も評価される。

昔は、定性的な評価が多く、評価者によって評価が変わることもありましたが、今では定量的・定性的な評価がある程度、分かれており、定性的な評価に対しても、各職位で求められるケイパビリティが明確になりました。このこともあり、評価に関する不満の声等は、特段、聞こえてこなくなりましたね。

現役ビジネスブレイン太田昭和社員B氏

ビジネスブレイン太田昭和の残業代

みなし残業代として30時間分が給与に入っているが、月間の残業時間が30時間を超えれば、その分の残業代が支給される。

会計・IT関連のコンサルサービスを展開していることもあり、忙しい時期と、残業が少ない時期に分かれやすいですね。忙しい時期は固定残業時間の30時間を超えることが多いですが、もちろん、その分の残業代は追加で支給されますので、ブラックな企業ではありません。（笑）

現役ビジネスブレイン太田昭和社員C氏

ビジネスブレイン太田昭和の賞与

ビジネスブレイン太田昭和では、上期と下期の年2回で賞与に関する評価（賞与面談）が実施され、それぞれの評価に応じた賞与が4月と10月に支給される。

企業によったら、賞与の支給のタイミングが年1回という企業もありますが、弊社では年2回支給されるので、社員のモチベーションも向上されますね。「半年頑張れば、賞与が支給されるから、頑張ろう！」と考えている社員も少なくないと思います。（笑）

現役ビジネスブレイン太田昭和社員D氏

コンサルへの転職を成功させるためには

ビジネスブレイン太田昭和の生活水準

以下ではビジネスブレイン太田昭和の年収を踏まえたリアルすぎる生活水準を紹介する。

実際のインタビューを踏まえた内容であるため、ぜひ参考にしていただきたい。

シニアコンサルタント/部長の生活水準

ビジネスブレイン太田昭和のシニアコンサルタント/部長の場合、評価にもよるがおおよそ手取りは35万円程度になる。

例えば、一人暮らしの場合の生活水準としては以下のようなイメージである。

項目	収入	支出
手取り	35.0万円
家賃		9.0万円
食費		6.0万円
光熱費		1.5万円
通信費		1.5万円
交際費・趣味娯楽費		6.0万円
医療・保険費		1.0万円
衣服・美容費		1.0万円
交通費		0.5万円
雑費		1.5万円
貯金		7.0万円

手取り35万で一人暮らしであれば都心でも比較的余裕のある生活ができる。一方で、オフィスの近くに住むなど都心部に住もうと思うとなかなか厳しい水準ではある。（オフィス近くに住もうとすると12~15万円程度の家賃となる）

そのため、住まいとしてはオフィスから比較的アクセスが良い、東西線や三田線、千代田線などで15分程度離れたところに住んでいる人が多い。

とは言え、趣味娯楽へある程度自由に使えるお金が多く確保できるため、暮らしに困ることはほとんどないと言える。

食費に関してもそこまで切り詰める必要はなく、6万円程度使うことができる。手取り35万であれば余程豪遊をしない限り、月に7~10万円程度の貯金もできるため、かなり余裕のある暮らしができる。

また、若手社員を中心に資格取得支援、食事補助の制度を利用している社員も多く、経済的な負担を減らしながら、仕事に従事しているようだ。

チーフコンサルタント/副本部長の生活水準

ビジネスブレイン太田昭和のチーフコンサルタント/副本部長だと、年収が1,000万円以上になるが、月々の手取りベースにすると約60万円程度となる。

チーフコンサルタント/副本部長でも独身の人もいるが、以下では配偶者・子ども（一人）と家族暮らしの場合の生活水準イメージをご紹介する。

項目	収入	支出
手取り	60.0万円
家賃		20.0万円
食費		10.0万円
光熱費		2.5万円
通信費		2.5万円
養育費		2.0万円
交際費・趣味娯楽費		4.0万円
医療・保険費		2.5万円
衣服・美容費		3.0万円
交通費		1.0万円
雑費		2.0万円
貯金		10.5万円

年収1,000万円で家族3人で暮らす場合は、大きな不自由をすることなく暮らすことはできる。

ただ配偶者＋子供となると、住まいに関しては最低でも2~3DLKは確保したいところであり、東京都内の主要区に暮らす場合は家賃18~20万円ほどになる。

また子供の年齢にもよるが、習い事や塾、私立への進学もある程度は無理なく対応できるため、教育面での心配も大きくはない。ただし、年収1,000万円では決して贅沢な暮らしはできないという点を肝に命じて置く必要がある。

年収1,000万円というとどうしても「高年収」という意識を持ってしまう人もいるが、家族3人暮らしの場合は都心に住むことは難しく（築年数やマンショングレードなど何かしらの妥協は必要）、外食などを頻繁に行くことも難しい。

そのため、例えばビジネスブレイン太田昭和のマネージャーでも、東京の練馬区や江東区、江戸川区に住んだり、あるいは千葉や埼玉で比較的アクセスの良いエリアに住む人が多い。

一方で、健康・食品サービスを割安で利用できるベネフィットステーション、カフェテリアプラン、また、企業型確定拠出年金制度、従業員持株会等により、経済的な点で助かっている社員も多いとの声も聞く。

コンサルへの転職を成功させるためには

【現役社員が教える】ビジネスブレイン太田昭和で年収を上げる方法

以下ではビジネスブレイン太田昭和で年収を上げる方法を「転職時」と「転職後」に分けてご紹介する。

転職時

ビジネスブレイン太田昭和への転職の場合、「本人の希望年収」、「面接での評価」、「本人の専門性」を総合的に考慮して年収が決まる。

年収を上げる方法としては、「面接でのきちんとした受け答えができる」という前提ではあるが、基本的に他ファーム・企業から高い年収でオファーをもらっていることをチラかせながら提示された年収から＋α乗せて「本人の希望年収」を伝えれば十分に年収を上げることは可能である。

特に、ビジネスブレイン太田昭和は、会計系だと公認会計士、米国公認会計士、税理士、中小企業診断士等、IT系だと情報セキュリティマネジメント(SG)、プロジェクトマネージャ(PM)、データベーススペシャリスト(DB)等の資格を有する人材は、前職に比べて、年収をアップさせて入社しているケースが多いようだ。

会計やITを専門としている組織だけあって、知識・経験だけでなく、実力を占める指標の1つである資格を有していると、年収交渉等を有利に運びやすいと思います。資格を持っていて、それでいて、経験も豊富であれば、高い年収のオファーを提示してもらえる確率は非常に高くなります。

現役ビジネスブレイン太田昭和社員E氏

転職後

ビジネスブレイン太田昭和への転職後の年収は役職や評価に大きく依存することになる。

そのため、シニアコンサルタント/部長以下は目の前のプロジェクトで成果を出すこと、チーフコンサルタント/副本部長以上は売上ノルマの達成、社内活動等で成果を出すことが非常に重要になる。

実際、現役ビジネスブレイン太田昭和社員に話を伺うと以下にようなTipsがあがっていた。

いかに自分の業務内容、および、貢献度合いを面談時に評価者に伝えることができるかが、良い評価をもらえるためのポイントとなります。「自分の成果をアピールすることも仕事の1つだ」と割り切って、しっかりと伝えるようにしましょう。

現役ビジネスブレイン太田昭和社員B氏

コンサルへの転職を成功させるためには

ビジネスブレイン太田昭和現役社員が教える年収の"リアル"

年2回の賞与評価、年1回の昇給・昇格評価という特徴を持つビジネスブレイン太田昭和であるが、現役ビジネスブレイン太田昭和社員に現状の年収に対してポジティブ・ネガティブに思うことをお聞きした。

リアルな生の声であるためぜひ参考にしていただきたい。

ポジティブ

メーカーのような設備費が無いので、儲けた分だけ、賞与として社員に還元されることが多いです。また、6年連続増収増益ということもあり、今後、更なる賞与・月給のアップの可能性もあります。

現役ビジネスブレイン太田昭和社員C氏

日系企業らしく、福利厚生が充実している点が良いですね。経済的な支援も実施してくれるので、精神的な不安が無く、仕事に集中できています。

現役ビジネスブレイン太田昭和社員D氏

ネガティブ

キャリア採用には力を入れつつあるので、高いオファーも今後は更に増えてくると思います。どこの業界でも、人材不足が起きていますから、獲得競争に負けないようにしようとい社内の雰囲気がありますね。

現役ビジネスブレイン太田昭和社員E氏

昔は年功序列の色が濃く、優秀な人材の流出もありました。しかし、近年では、若くても実力のある人材なら、昇給・昇格させるようにしています。時代に合わせた人事制度に変化してきていますね。

現役ビジネスブレイン太田昭和社員B氏

コンサルへの転職を成功させるためには

コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。

また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。

そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。

コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。

会社名	株式会社Flow Group
会社HP	https://consul-career.com/corp/
所在地	東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F
法人番号	5011001129632
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号	13ーユー315272
適格請求書事業者登録番号	T5011001129632