コンサル業界は新卒・中途問わず非常に人気が高く、魅力的な選択肢であることは自明だと思います。
その魅力に関しても様々な方々が発信しています。
本記事では、コンサルの魅力と言っても「コンサルと事業会社」の両方の経験を踏まえて改めて感じたものに焦点を当ててご紹介したいと思います。
1.顧客の顔が見えること
コンサルの場合だと多くのケースが週1程度で顧客とのミーティングがあり、そこで自身が出したアウトプットをぶつけて顧客の反応を見ることができます。
もちろん毎回ポジティブな反応でなく、時には厳しいフィードバックもあるかもしれませんが、自分たちが試行錯誤しながら一生懸命作り上げたアウトプットに対して、何らかの反応を直接見れるというのは充実感に繋がります。
一方、大手の事業会社で営業職でない場合、顧客と対面するシーンはほとんどない、あるいは全くありません。
顧客の顔が見えないと、"手触り感"というのが感じられません。
これは会社の規模が大きくなればなるほど起きる問題だと思います。
筆者自身は、大手企業の事業企画ポジションだったため、例に漏れず顧客と対面することは一度もありませんでした。
働く上で「自分の成長」や「知的好奇心の充足」などのモチベーションがある人でも、やはり直接顧客から感謝の言葉をもらえるというのは何事にも変えられません。
こうした経験を、コンサルの場合は上述の通り"週1程度"のペースで得られるというのは大きな魅力だと思います。
2.少人数チームで貢献が感じやすい
プロジェクトの内容や規模感にも寄りますが、多くの場合コンサルでは2-4名のチームでアウトプットを出すことになります。
その分、アウトプットに占める自分の貢献割合は大きく、"自分の仕事"がダイレクトに感じることができます。
一方、大手の事業会社になると小さい部署でも数十人存在し、多ければ数百人~数千人ということもあります。
もちろん体制が大きい分、より世の中にインパクトがあることができる一方で、やはりアウトプットに占める自分の貢献割合は小さくなってしまうので、「自分がいなくても同じ結果が出た」という感覚を持ってしまいます。
もちろんコンサルはその逆なので、大手の事業会社と比べると、アウトプットによる世の中的なインパクトは小さくなってしまいます。
しかし「自分でなければ違ったアウトプットになっていた」というのを感じながら仕事に臨めるのは大きな魅力だと思います。
3.数ヶ月単位で働き方が大きく変わる(=刺激がある)
プロジェクトの内容にも寄りますが、多くの場合コンサルでは数ヶ月単位でプロジェクトが変わります。
プロジェクトが変われば、クライアント企業やその業種、対象部署、テーマも変わりますし、チーム体制やメンバーも変わります。
そうすれば、作業内容はもちろん、働くペースやスケジュール感(=働き方)も変わりますし、場合によっては常駐/フルリモート、東京勤務/東京外勤務といった部分の変化もあるかもしれません。
筆者自身、数ヶ月前まで化学メーカーの中期経営計画策定支援を行っていたと思ったら、次は全く別のメンバーで地方の製造メーカーに常駐して新規事業立ち上げ支援を行っていたということがありました。
人間は慣れる生き物です。慣れると生産性は高まる一方で、思考停止しやすく、成長が鈍化する傾向があります。
こうした数ヶ月単位で全く新しい環境で常に刺激があるコンサルの仕事は、こうした"慣れ"とは無縁であり、常に思考を巡らせる必要があります。
だからこそ、成長スピードを常に保ちながら過ごすことができるという魅力があります。(一方で、目まぐるしく変わる環境の中で大変さもありますが)
さいごに
本記事では、実際にコンサルと事業会社の経験を踏まえて、コンサルの魅力にご紹介しました。
Flow Groupにはコンサルファームから大手企業、スタートアップを経験したメンバーだけでなく、代表2人のような起業を経験したメンバーも在籍しています。
そうした様々な経験を通じて得られた視点からもコンサルというキャリアについて語ることができます。
ぜひコンサルというキャリアを考える上では、Flow Groupの無料相談にお申し込みください。