大和総研(DRI)の平均年収は?現役コンサルがリアルな年収事情を徹底解説

大和証券グループのシンクタンクとして高い人気を誇るのが大和総研(DRI)である。本記事ではそんな大和総研の年収事情について、現役・元社員へのインタビューを踏まえて様々な視点から徹底解説していく。

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大和総研(DRI)の年収制度

大和総研(DRI)の年収は「月給+賞与+残業代」で構成されており、年功序列の風土があるため勤続し続けることで年収は毎年安定的に上がっていく形となっている。一方で30代後半から徐々に差がつきはじめるため、仕事へのパフォーマンスに加えて評価を行う上司へしっかりとアピールする必要がある。

ただし、営業のように定量的に成果を測ることができない仕事特性上、社内政治を得意とする人が評価されやすい(=年収が上がりやすい)という側面もあるようだ。例えば、現役社員曰く年収アップの交渉をした際「私が初めて評価を上げてもらったのは○年目のときだったから、まだ評価を上げるのは早い」と上司から言われたという話も挙がっている。

大和総研の残業代

大和総研では残業代が実態にあった形で支給されるようだ。会社全体として残業時間の管理は徹底されているため、特に若手のうちは残業代が全額支給される。一方で役職が上がり部長クラスになると全額支給されることがなくなるようだ。

大和総研の賞与

大和総研の賞与は年2回(6月、12月)に支給され、賞与額はそれぞれ約1ヶ月分ずつである。賞与額は大和証券の業績に左右されるため、証券業界の動向がそのまま賞与に直結する。そのため、自分たちのパフォーマンスが良くても大和証券の業績が悪い年の賞与は低くなるという。

在籍10年以上の管理職クラスであれば賞与が100~200万円ほどであるが、10年以下の現場プレイヤークラスであれば50~80万円あたりが平均的な賞与となっており、他社と比較して低いとの声が集まっている。

大和総研(DRI)の年齢別の年収

年齢(目安) 年収(目安)
24~29歳 450~700万円
30~34歳 600~900万円
35~39歳 800~1100万円
40~44歳 900~1200万円
45~49歳 1000~1300万円

上記は大和総研(DRI)の年齢別の目安年収である。大和総研では職種別に年収レンジが異なるが、上記は各職種の平均年収と捉えて頂きたい。

大和総研では30代半ばまでは比較的ハイペースで年収が上がっていく。スタートこそ450万円程度であるが、30歳になる頃には700万円程度になり34歳で900万円程度になる。

その後昇給のペースは少し落ちるものの、30代後半で年収1000万円を超えることになる。この頃から同期や同年代の間でも徐々に年収の差が開く形となる。

40代になると年下でも自分より年収が高いという人がチラホラ出てくるようだ。逆に言うと、大和総研ではそこまで大きな差が開かないため精神的なプレッシャーがなく着実に年収を上げていくことができる環境とも言える。

大和総研(DRI)の平均年収

企業名 平均年収
野村総合研究所 981万円
三菱総合研究所 846万円
大和総研 728万円
日本総合研究所 703万円
みずほ総合研究所 650万円

上記は各種口コミサイトなどの情報を基に集計した大和総研(DRI)と競合他社の平均年収比較である。大和総研の年収は上記の競合5社の中で3番目に高い。

野村総合研究所や三菱総合研究所は賞与の金額が高く、シンクタンク業界の中でも年収水準が頭ひとつ抜けている。大和総研はその2社に次ぐ水準となっている。野村総合研究所の評価制度は大和総研と同じく年功序列の色合いが強いが、そもそもの基本給が大和総研よりも高いため全体の平均年収が高くなっている。

一方で、大和総研は福利厚生が充実しており家賃補助や昼食補助など金銭的補助が多いため、最終的に手元に残るお金を考えると年収が特別高くなくても満足している社員も多いようだ。(ぜひ後段の福利厚生の章も参考にしていただきたい)

大和総研(DRI)の福利厚生

下記は大和総研(DRI)の福利厚生の一部抜粋である。

  • 各種休暇制度
  • 短時間勤務・フレックスタイム制度・在宅制度
  • 残業免除制度
  • 寮・住宅補助
  • 出産一時金

    大和総研の福利厚生の中でも特に手厚い制度が在宅補助と出産一時金である。入社3年目までの社員に対しての住宅補助が6万円のため、住む場所によっては家賃による出費をほとんど抑えることができる。さらに既婚者の場合、最大で9.1万円までの住宅補助があり、他の日系大手企業と比較しても住宅補助が手厚くなっている。

    また、出産一時金も手厚く、第二子までは一人につき62万円、三子以降は一人につき200万円のを受け取ることができる。大和総研では社員とその家族まで考慮した福利厚生が整っており、働きやすい環境が用意されてる。

    大和総研(DRI)の年収に関する口コミ

    現役・元大和総研(DRI)社員から年収に対する生々しい声を集めた。コンサルキャリア独自調査の内容であるのでぜひ参考にして頂きたい。

    ▼大和総研の年収におけるポジティブな口コミ

    急激に年収が上がることはありませんが、毎年安定して上がっていきます。長く在籍することで恩恵を受けることができ、安定した生活を送れます。

    福利厚生が手厚いため、年収以上に手元にお金が残ります。特に家賃補助が年間70万円ほど出ますが年収には含まれていないため、単純に70万円ほど年収が上乗せされている感覚です。

    管理職になると1000万円を超えるため、年収水準は良い方ではないでしょうか。15年ほどで管理職が視野に入ります。

    大和総研では年功序列をプラスに捉えている層からは高い評判となっている。大和総研では在籍年数が長いほど年収が上がるため、長く会社に貢献することで安定的に昇給が望める。また金銭的な福利厚生が手厚いため、実際の年収以上に給与に対しての満足度は高いようだ。

    ▼大和総研の年収におけるネガティブな口コミ

    賞与の水準が低い。業界的に見て他社のほうが圧倒的に高く、どんなに結果を出しても年収が上がらないのでモチベーションは低下します。

    若いうちは良いパフォーマンスをしていても年収が上がりづらいです。結局は上司に気に入られるかどうかに左右されますね。

    1000万円を突破するまでに約10年以上かかる。極端な話若手と上司が同じ数字を稼いでも若手のうちは年収が上がりづらいです。

    一方で、大和総研の現役・元社員の中には早期にキャリアアップ、年収アップを狙う層もおり、そういった層からは低い評判が集まっている。特に賞与の少なさや、年収が1000万円を突破するまでの道のりの長さに対してネガティブな評価が多く、年収がモチベーションの低下に直結する社員も一定数いるとのことである。

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