
大和証券グループのシンクタンクとして高い人気を誇る大和総研について、激務の実態や転職難易度、現役社員からのリアルな評判など転職情報を徹底解説していく。
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コンサルティングファームへの転職を目指す上では、おすすめのコンサル転職エージェントの記事を参考にして頂きたい。
大和総研の激務の実態
結論から言うと大和総研は、激務ではなくオンオフがしっかりと切り替えらえるため、労働環境は非常に良い。
- 月間の平均残業が40時間以下であり、有給休暇取得率が70%以上である
- 在宅勤が務浸透しているため、時間の管理が行いやすい
- 子育て休暇や出産休暇などがあり、社員の家庭も大事にしている
月間平均残業時間が40時間程度というのは、激務と言われるコンサル・シンクタンク業界においてかなりホワイトであると言える。
以下は大和総研は含まれていないが、主要コンサルファームの月間残業時間をまとめたものである。
上記ランキングは主要コンサルファームの月間残業時間に基づいて作成している。(出典:openwork)
RB:ローランド・ベルガー、ADL:アーサー・D・リトル、Mck:マッキンゼー、DI:ドリームインキュベータ、CDI:コーポレイトディレクション、BCG:ボストンコンサルティング、ATK:A.T. カーニー、DTC:デロイト、Bain:ベイン、AC:アクセンチュア、AB:アビーム
業界内でトップクラスに激務なファームは100時間を超えており、逆にトップクラスにホワイトと言われるファームでさえ40時間を超えている。一方の大和総研は40時間を切る水準である。
また、大和総研では勤務時間や休暇制度などにワークライフバランスが整っており、激務とは対極にあると言える。
特筆すべきは、月に一回有給休暇を取得する義務があり、どんなに忙しくても、月に1回は有給休暇を使用することができる。
また子育て休暇なども申請が通りやすく、社員やその家族全体を大切にする風潮が強いため、働きやすさは抜群の環境と言える。
一方で、大和総研では常に新しいビジネスへの挑戦や、革新的なアイディアの創造には注力しているため、新規事業など手掛ける部署においては、やや残業が多くなることもあるので注意が必要である。
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大和総研の転職難易度
大和総研への転職難易度は比較的高いと言える。
- 大手証券グループ企業のため人気が高く、毎年応募者が多い
- 必須条件が多いため、最初の書類選考を突破するのが難しい
- 応募者のレベルが高いため、優れた実績などがないと面接で印象に残らない
大和総研は大和証券グループのシンクタンクとして高い人気を誇り、毎年多くの人が応募をしている。
それに加えて応募者のレベルも高く、転職難易度が高くなっているのが現状のようだ。
また条件として法人営業かコンサルティングが必須とされているため、未経験からの転職は難しい状況である。
親会社が日本を代表とする金融機関であり、各ポジションで金融に関連する業務経験が優遇される傾向がある点も難易度が高い理由である。
大和総研に限らず、コンサル・シンクタンク業界は難易度は高いものの、それに合わせた対策を行えば通過率をグッと上げることができるという側面もある。
この際の注意点としてはコンサル・シンクタンク業界への転職支援実績が豊富なエージェントを選ぶということである。(総合型エージェントではなく)
以下の参考記事ではコンサルキャリアとしておすすめできるエージェントを紹介しているのでぜひ参考にして頂きたい。
▼おすすめの転職エージェント
大和総研の評判
大和総研の現役・元社員から集めたリアルな評判をご紹介する。ポジティブ・ネガティブの両方の評判があるのでぜひ参考にして頂きたい。
▼大和総研のポジティブな評判まとめ
- セキュリティに関して徹底しており、企業の法令順守意識が高いため信頼がおける
- 月に1回の有給休暇の取得義務があるため、プライベートを充実させられる
- 企業として安定しており、目先の利益を求めず、長期的な案件にもしっかり取り組める
大和総研では目先のノルマや利益に追われることなく、中長期的なビジョンで仕事に取り組むことができるため、仕事を通してスキルが身につきやすいという評判が多かった。
親会社が日本を代表とする金融機関であり、経営状況が安定しているため、利益に関してのノルマや個の争いがなく、ひとつひとつの仕事に丁寧に向き合うことができる。
また徹底したワークライフバランスや、働きやすさに関しても現役社員から高い評判であった。
▼大和総研のネガティブな評判まとめ
- 前例主義のため、新しいことに挑戦するのが難しい
- 良くも悪くも日本企業の性質が強く、裁量のある仕事があまりできない
- 大和証券グループのルールが厳しく、思うような案件にチャレンジができない
大和総研のネガティブな評判としては、良くも悪くも日本の大企業に起因するものが多い。
親会社の大和証券グループのルールには基本的に従う必要があり、たとえ革新的なアイディアがあったとしても採用されにくい環境にある。
そのため、若いうちから積極的に意見を通すのは難しいと感じている現役社員も多いようだ。
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大和総研の強み
大和総研人事部の六本木氏曰く、大和総研の強みは「リーチ、コンサルティング、システムを一気通貫で提供できること」とのことである。
また、大和総研は大和証券を出自としてることから、IRやM&A、コーポレートガバナンス、持株会社化、ポスト再編コンサルといった領域に特に強みを持つ。
同じ証券会社を出自とする野村総研はここまでM&Aや組織再編領域に特色はなく、大和総研の特徴とも言える。業界軸で見ると、証券や銀行、資産運用、保険といった金融業界で特に強みを持つ。
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大和総研の中途求人
大和総研では通年中途採用を行っている。システム、コンサルティング、リサーチ部門についてそれぞれ求人が出ており、現在は18件の求人が存在する。
大和総研の各部門の求人を見るとかなり細分化されて募集されているため、自分に最適な求人か否かを見定めることは難しい。
そのため、応募求人を決める上では大和総研などへの転職支援実績が豊富なエージェントを利用して、アドバイスを受けることをおすすめしたい。
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大和総研の中途面接
大和総研の中途面接フローは以下のように行われる。
- 書類選考
- 1次面接:現場マネージャークラス
- 2次面接:現場マネージャークラス
- 3次面接:役員クラス
- 最終意思確認面談:役員クラス
大和総研の中途面接では、基本的には前職で成し遂げたプロジェクトや、リーダースキルの発揮についてなどの実績を元に、現在の実力を図る質問が多い。
また大和総研人事部の六本木氏曰く、上記の実績に加えチャレンジ精神や成長意欲は特に重要視しているとのことである。
さらに六本木氏は大和総研の強みを、「リーチ、コンサルティング、システムを総合的に展開していること」だと語っている。
そこでスキル面では、基本的なコンサル能力や伝達能力はもちろんの事ながら、ITシステムに関する知識も面接の際に試される傾向が強い。
▼実際の中途面接における質問内容
- 業界トップになるための戦略は何があるか
- 大和証券の改善点とは何か
- 多くの情報をインプットできるキャパシティがあるか
- 前職で最も困難な案件はどのようなものだったか
面接対策にはコンサル・シンクタンク業界への転職支援実績が豊富なエージェントの利用して対策することをおすすめしたい。
▼おすすめの転職エージェント
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。 また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。 そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。 Flow Groupでは、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つ戦略・総合コンサルファーム出身者が徹底的に転職支援(キャリア相談~選考対策)を行うため、ぜひ登録して頂きたい。 Flow Groupは、コンサル転職に特化した転職エージェントで、戦略・総合コンサル出身者が徹底的に選考支援をすることに強みを持つ。 また、現役で自社でもコンサルティング事業を行っているため、コンサル業界に対して最新の動向や豊富な知見を有する。 さらに、代表2人が戦略・総合コンサルから大手企業やスタートアップ、独立・起業を経験しており、実体験に基づくリアルなキャリア支援が可能となっている。コンサルへの転職を成功させるためには
会社名
株式会社Flow Group
設立年
2019年8月20日
住所
東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンター 2F
代表取締役
横山 諒平 / 中野周平