PwCあらた有限責任監査法人は、海外の大手会計事務所を指す「BIG4」の一角であるPwCのメンバーファームであり、日本では「4大監査法人」の一角として位置づけられている。
本記事ではPwCあらた有限責任監査法人の良い評判から「やばい」という評判まで忖度なく解説しているためぜひ参考にして頂きたい。
本記事を作成するにあたっては、実際に現役・元PwCあらた有限責任監査法人社員複数人にインタビューを行っている。
- PwCあらた有限責任監査法人がやばいと言われる理由
- やばいと言われる理由の真相
- PwCあらた有限責任監査法人の激務の実態
- 現役・元PwCあらた有限責任監査法人社員によるリアルな評判
PwCあらた有限責任監査法人への転職を目指す上ではおすすめのコンサル転職エージェントも参考にして頂きたい。
Contents
PwCあらた有限責任監査法人のやばい評判があがる理由
PwCあらた有限責任監査法人は「やばい」と言われることも多く、ネット上で度々ネガティブな評判が上がっている。
実際Googleで「PwCあらた有限責任監査法人」と検索すると、関連キーワードとして「PwCあらた有限責任監査法人 パワハラ」や「PwCあらた有限責任監査法人 やばい」が表示される。
PwCあらた有限責任監査法人のやばい評判があがる理由について、現役・元PwCあらた有限責任監査法人社員複数人にインタビューを行った内容を踏まえて、徹底的に解説していく。
PwCあらた有限責任監査法人がやばいと言われる主な理由は以下の通りである。
- 監査業務が弱いからやばい
- 人員規模が小さいからやばい
- 昇給・昇進が難しいからからやばい
- 激務だからやばい
現・元PwCあらた有限責任監査法人社員の実体験に基づくリアルな評判を解説しているためぜひ参考にしていただきたい。
PwCあらた有限責任監査法人は監査業務が弱いからやばい?
PwCあらた有限責任監査法人は、他のBIG4の法人と比べて、監査業務が弱くてやばいとの懸念の声があがっている。
実際、2023年度における監査業務の売上は、PwCあらた有限責任監査法人が297億円、有限責任監査法人トーマツが893億円、有限責任あずさ監査法人が875億円、有限責任EY新日本監査法人が925億円となっており、PwCあらた有限責任監査法人は売上シェアにおいて、他の3社と引き離されている。
非監査業務もサービスラインとして含まれているものの、監査法人として売上シェアが低いことは、業界における競争力を失い、会社自体の成長にも影響する。
現場の社員はそのような状況をどのように感じているのだろうか。
売上シェアが低いことは経営課題の1つとして経営陣のみならず、現場の社員も重々承知しています。なので、外部人材獲得の強化や、PwCグループ各社との連携を駆使して、シェア拡大を目指すことを検討しています。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員A氏
従来、監査法人と企業の契約期間は、半ば自動的に契約が更新されていき、長期契約になることが多かったですが、近年では、短期間で監査法人を変更する企業も出てきました。弊社にとっては、このトレンドはチャンスだと感じており、会社全体で営業活動等に勤しんでますね。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員B氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
PwCあらた有限責任監査法人は人員規模が小さいからやばい?
監査・非監査業務ともに、「人員」を提供価値として位置付けているため、人員規模が大きいほど、「提供できるサービスのリソースが豊富」であることを示している。
しかし、人員規模についても、PwCあらた有限責任監査法人は、他のBIG4と比べて、見劣りしているのが現状である。
実際、2023年度における人員数は、PwCあらた有限責任監査法人が約3,000名規模であるのに対して、有限責任監査法人トーマツが約7,700名規模、有限責任あずさ監査法人が約6,700名規模、有限責任EY新日本監査法人が約5,900名規模となっている。
監査・非監査業務というビジネスモデルを取っている以上、人員規模の拡大は不可欠であるが、実態はどのようになっているのだろうか。
人員拡大については、人事部の採用活動のみならず、現場の社員の我々も、知人・友人に対して興味があるか、を聞いたりしていますね。今後は、更に人材獲得競争が激化すると思うので、我々としても今まで以上に注力していくと思います。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員C氏
高い年収等の待遇面や、福利厚生を充実する等、人材を獲得するための施策を次々に打ち出しています。また、在籍中の人材が辞めないようにするために、メンタルケアやキャリアパスの相談等を対象者の上司だけでなく、人事部なども協力するなど、会社全体で実施しています。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員D氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
PwCあらた有限責任監査法人は昇給・昇格が難しいからやばい?
PwCあらた有限責任監査法人は、他の監査法人と比べても、昇給・昇格が難しくてやばいとの評判が出ている。
稼働率や売上等の定量的な評価だけでなく、定性的な評価も取り入れられているのだが、定性的な評価基準が曖昧になっており、評価者次第では評価に厳しく、結果として昇給・昇格が難しくなるとのことである。
また、年功序列な雰囲気があり、若手社員が実力次第でスピード昇進することもほとんどないとの言われている。
しかし、現場の社員に実態を聞いてみると、他の監査法人同様に、成果次第で昇給・昇格が実現できる環境かであるようだ。
昇給・昇格については厳選に審査して決めるので、いわゆる、「普通のパフォーマンス」では昇給・昇格が実現しにくいと思います。しかし、良いパフォーマンスを実現し、成果を出せば、着実に昇給・昇格できますね。評価会もマネージャー以上のメンバーが様々な観点から審査するので、特定の評価者の評価に偏ることもないため、評価内容に不満を持つ社員も少ないです。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員E氏
昔は年功序列な雰囲気もあったと思います。しかし、時代の流れとともに会社として生き残っていくためには、実力がある社員が活躍の場を広げる方が良いと考え、実力次第で若手社員でもマネージャー等に昇格できるようになりました。実際に、年齢的には若手でもマネージャー以上の社員は複数いますよ。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員F氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
PwCあらた有限責任監査法人は激務だからやばい?
PwCあらた有限責任監査法人では、監査もしくはコンサルサービスというビジネスモデルの性質上、繫忙期等では長い労働時間を強いられることが多いようだ。
クライアントが納得するための成果物の品質を上げることは大切なことであるが、一方で、行き過ぎた品質へのこだわりは結果として現場の激務となり、社員の疲弊につながってしまう。
ここでは「PwCあらた有限責任監査法人は激務だからやばい」という評判について、ファクトを見ていきたい。
以下はPwCあらた有限責任監査法人と他の4大監査法人の残業時間を比較したものである。(出所:Open Work)
ここでご紹介する平均残業時間はあくまでOpen Workにおける回答者平均である点はご留意いただきたい。
ファーム名 | 平均残業時間(h) |
EY新日本有限責任監査法人 | 42.3 |
有限責任監査法人トーマツ | 42.2 |
PwCあらた有限責任監査法人 | 37.8 |
有限責任あずさ監査法人 | 35.6 |
PwCあらた有限責任監査法人は他の4大監査法人と比較しても平均残業時間が少ない方という結果となった。
平均残業時間が37.8時間程度は均すと1日2時間弱程度の残業時間であり、「PwCあらた有限責任監査法人は激務だからやばい」は言い過ぎと言えるかもしれない。
ただし、上記はあくまで"平均"であり、人や案件の状況によって状況が大きく異なるという点は留意が必要である。
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
PwCあらた有限責任監査法人のポジティブな評判
ここでは、PwCあらた有限責任監査法人のポジティブな評判について解説する。
手を挙げた者勝ち
PwCグループでは、社員が変革を待つのではなく、自ら変革を起こしていくマインドを大事にしており、PwCあらた有限責任監査法人でも同様の文化が社内にしんとうしているようだ。
実際、アソシエイトの社員であっても意見があれば、社内イベントや交流会、もしくは、パートナーやディレクターに対して意見を言うことが可能となっており、むしろ、そういった積極的な姿勢を良しとしている。
結果として、多くの社員が物事に対して自分ごとで考え、主体的に行動しているとのことである。
指示待ちや、不満を抱えても何も言わないような社員は、弊社にはいないですね。少なくとも、私の周りにはいません。「意見があれば、声をあげよう」と言う文化があるので、やりたいプロジェクト等があれば、積極的に希望を出し、実際にそのプロジェクトに参画できている社員もたくさんいます。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員A氏
人材育成
PwCあらた有限責任監査法人では、各社員が自分自身にとって最適なキャリアを歩んでいけるために人材育成制度を整えている等、人材育成において高い評判を得ている。
例えば、社員の専門領域の拡充や中長期的なキャリプランの実現を支援するため、社内外の公募ポジションを希望し、異動を実現できる「OEP(OpenEntryPrigram)」や、先輩社員が仕事に関するアドバイス、もしくは、キャリアに対するフィードバックを実施する「コーチ制度」、年次の近い社員に対して気軽に様々なことを相談できる「バディ制度」等が用意されている。
これらを制度を通じて、社員一人一人が独自のキャリアプランや専門性を築き、結果として、多様性が溢れる組織作りを実現できているとのことである。
OEPは利用してことがないですが、私の周りではOEPを利用して海外のPwCのメンバーファームへ異動し、また、弊社に戻ってきた社員がいます。その社員から海外法人の働き方や見習うべきことを還元してもらい、メンバーの底上げにつながったりするので、人材育成に力を入れていることは、結果として、組織を強くすることにつながると感じております。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員B氏
非監査業務が強い
PwCあらた有限責任監査法人は、監査業務においては他のBIG4より売上が低いが、一方で、非監査業務においてはある程度のポジションを確立している。
実際、2023年度の非監査業務の売上は313億円を達成し、有限責任監査法人トーマツの535億円に次ぐ、業界2位にランクインしている。
その要因の1つとしては、常識に囚われずに、様々な領域で非監査業務を手掛けていることが挙げられるようだ。
弊社は、様々な領域で非監査業務を提供しています。特にSDGs、ESG、DX等、近年、経営課題としてトレンドになっている領域に対して、監査業務で培った知識・経験を活かしていることが、非監査業務の成長につながっていると思います。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員C氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
PwCあらた有限責任監査法人のネガティブな評判
ポジティブな評判がある一方で、PwCあらた有限責任監査法人にネガティブな評判もあるようだ。
ここでは、評判が本当であるのか、実態も含めて解説する。
専門知識を養うまで時間がかかる
会計・財務関連の専門知識・経験は、1つのプロジェクトを経験しただけでは養うことができず、ある程度の年数や実績が必要となる。
例えば、様々な顧客とのプロジェクトを経験する必要があるだけでなく、監査・非監査業務の双方を経験する必要も出てくる。
しかし、PwCあらた有限責任監査法人では「特定のクライアントとの仕事、もしくは、特定の領域での仕事が長期間になってしまう」といった理由から、専門知識を手に入れるまで時間がかかる、との噂があがっている。
その結果として、入社してから一定の年数を経験しても、成長を実感できない社員がいるようだ。
実態は、どうなっているのだろうか。現場の社員にリアルな声を聞いてみた。
業務の性質上、特定のクライアントや領域でのプロジェクトが長期間になることがあります。しかし、本人が「他のプロジェクトを経験したい」と希望を出せば、高い確率で希望に応えてくれます。なので、本人次第では、他の監査法人よりも速いスピードで専門知識を養うことができますよ。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員D氏
チャレンジできる機会が少ない
PwCあらた有限責任監査法人は、監査法人ということもあり、社員によっては監査業務ばかりを経験し、業務に飽きてしまっている社員がいるようだ。
また、その社員が新しいチャレンジをできる機会が社内にはなく、不満を漏らしながら仕事をしている社員が一定数いるという噂がある。
しかし、現場の社員に話を聞いてみると、その話は単なる噂であり、実態とは異なることが分かった。
チャレンジできる機会が少ないことはありません。本人が希望を出せば新しいプロジェクトに参画することもできますし、異動することもできます。また、コーチ制度やバディ制度を通じて、社員のそういった悩みを聞き、行動に移せるようなことも取り組みも行っていますので、その話は噂程度だと思いますね。
現役PwCあらた有限責任監査法人社員E氏
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。 また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。 そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。
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