フランス・パリに本拠を置き、世界50か国以上で事業を展開する欧州最大のITコンサルティングファームがキャップジェミニである。
本記事では現役キャップジェミニへのインタビューを踏まえて激務の実態やリアルな評判について徹底解説していく。
本記事を作成するにあたっては、実際に現役キャップジェミニ社員複数人にインタビューを行っている。
- キャップジェミニの激務の実態
- キャップジェミニのリアルな評判
キャップジェミニへの転職を目指す上ではおすすめのコンサル転職エージェントも参考にして頂きたい。
Contents
キャップジェミニの激務の実態
キャップジェミニはSAPを中心としたIT、もしくは、DX関連のコンサルサービスを提供しているため、時には深夜まで残業する日々が続くくらいの激務をイメージされる方がいると思うが、実際のところは、どうなのだろうか。
ここでは、激務の実態と、その理由について記載した。
激務ランキング
ここではまずキャップジェミニが同業他社と比較してどの程度激務かについてファクトをご紹介する。
以下はOpen Workにおける平均残業時間をランキング化したものである。
# | 企業名 | 平均残業時間 |
1 | 日立コンサルティング | 55.7h |
2 | シンプレクス | 54.6h |
3 | クニエ | 44.5h |
4 | シグマクシス | 41.7h |
5 | 日本IBM | 37.2h |
6 | キャップジェミニ | 31.6h |
キャップジェミニはITコンサルファームの中でも圧倒的に残業時間が少なく、激務ランキングでは一番下となっている。
残業時間30時間という水準はコンサル業界全体で見た時もかなりホワイトな水準であり、バランスよく働きたいという人にとってキャップジェミニは魅力的な環境であることがわかる。
激務の実態
キャップジェミニの激務の実態としては、案件の状況次第で忙しい時期もあるようだが、基本的には、コンサル業界の中では、残業は少ないようである。
会社全体として、ワーク・ライフ・バランスを重視する傾向にあるため、合理的、かつ、効率的に業務を進める社員が多く、結果としてホワイトな職場環境を実現できているのが実態のようだ。
外資系コンサルティングファームなので、激務のイメージがあると思いますが、深夜まで働くことは少ないですよ。仕事が残っていたら、みんなでサポートし合う雰囲気もありますし、チーム全体で仕事を早く終わらせようというマインドが社員全員にあるということも理由だと思います。
現役キャップジェミニ社員A氏
激務の理由
一方で、キャップジェミニではSAPをはじめとしたITシステムの導入案件等の場合、プロジェクト終盤の時期になると忙しくなる時も事実としてあるようだ。
ITシステム関連の案件では宿命と言えるほど、プロジェクトの後半になると遅くまで残業することが多いが、キャップジェミニでもその宿命は当てはまるようである。
キャップジェミニに関わらず、どのコンサルファームでも激務度合いはプロジェクト内容・体制や、プロジェクトフェーズによって変動するという点はご留意いただきたい。
SAP案件もそうですが、ITシステム関連の案件だと、どうしても最後は忙しくなりますね。導入時期等が決まっているため、間に合わせないといけなくなり、残業が多くなりますが、こればかりは、しょうがないですね。忙しくなり始めると「また、この時期が来たな。」とみんなで言っていますよ。(笑)
現役キャップジェミニ社員B氏
キャップジェミニのポジティブな評判
ここでは、キャップジェミニにポジティブな評判について解説する。
現役社員のリアルな評判であるためぜひ参考にしていただきたい。
IT・DXの専門家になれる
キャップジェミニでは、SAPをはじめとしたIT、および、DX関連の案件が多いため、プロジェクトを経験していくにつれて、IT・DX関連の知識・経験が豊富になっていく。
また、働いている社員の多くがキャリアに対するモチベーションが高いため、資格取得を中心とした専門性の勉強にも貪欲であるため、キャップジェミニで働くことを通じて、IT・DXの専門家になれる可能性が高く、その点にポジティブな評判があがっている。
尊敬できる上司や同僚がたくさんいますので、日々、勉強になりますね。また、専門的な話等も、たくさん教えてくれますので、自分自身が成長できていることを実感します。そして、私もIT・DX関連の知識・経験を後輩のメンバーに伝えていったりしていくので、そうやって、多くの専門家が輩出されるエコシステムが出来ているのだなと感じています。
現役キャップジェミニ社員C氏
実力主義な職場環境
外資系コンサルティングファームでは実力主義の制度・雰囲気があるイメージであるが、キャップジェミニでも同様である。
社員の会社への満足度や、やりがいを感じてもらうために、実力がある社員は年齢や性別等、関係無く昇給・昇格できるという評判があがっている。
実力主義と言うと、「Up or Out」みたいにドライなイメージがあるかもしれませんが、むしろ、「誰にでも公平にチャンスを与える」という表現の方が正しいかもしれません。公平にチャンスを与え、透明性を持って評価するので、多くの社員が納得感を持って仕事に臨んでいますね。
現役キャップジェミニ社員D氏
年収が高い
SAPコンサルタント、および外資系コンサルティングファームということから、社員の年収水準は他の業界の会社員に比べて高いようである。
シニアコンサルタント以下は年俸自体が高く、更にマネージャー以上になると評価次第で、高額の賞与を支給されることもあり、年収面で満足している社員も多い。
年収は高いですし、昇給・昇格も実力次第ですので、若くしてマネージャーになり、高い年収を手に入れている社員もいます。年齢や性別関係無く、成果を出す社員には相応の年収を提示するあたりは、外資系コンサルティングファームならではだと思います。
現役キャップジェミニ社員E氏
キャップジェミニのネガティブな評判
ポジティブな評判がある一方で、キャップジェミニにネガティブな評判もあるようだ。
ここでは評判が本当であるのか、その実態も含めて解説する。
人手不足
キャップジェミニでは、現在人手不足が深刻化しているようである。
近年、SAPの2027年問題やIT・DXのトレンドを背景に、人材の取り合いがコンサルティングファームどうしで勃発しており、キャップジェミニも人材確保に苦労しているようだ。
実際のところ、人手不足は起こっているのか、対策はしているのか等を現役社員に聞いてみた。
おかげさまでクライアントからの引き合いが多いため、人手不足が起きることも事実としてありますね。なので、キャップジェミニとしては、高い年収のオファーを提示したり、社員にキャップジェミニに興味がある知人がいるかを聞いてみたりすることで、人材を確保しようとしています。なので、転職を考えている人は、高額の年収を手に入れることができるチャンスかもしれませんね。(笑)
現役キャップジェミニ社員A氏
本社のトップダウン
外資系コンサルティングファームであるキャップジェミニでは、フランス本社からトップダウンで経営・事業方針が下りてきているという噂がある。
外資系企業では日本支社の立場が弱い時があるが、キャップジェミニでは実態はどうなのだろうか。
フランス本社からのトップダウンということは、全く無いですね。グローバルで地域ごとに売上ノルマ等は決まっていますが、やり方は日本支社に任されていますし、「地域のことは、その地域の支社が一番、詳しいよね」という考えなので、日本のことは、日本支社がリードしています。メーカーだと、本社がトップダウンで方針等を決めると聞いたりしますが、少なくともキャップジェミニでは、トップダウンではないです。
現役キャップジェミニ社員B氏
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。 また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。 そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。
会社名 | 株式会社Flow Group |
会社HP | https://consul-career.com/corp/ |
所在地 | 東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F |
法人番号 | 5011001129632 |
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号 | 13ーユー315272 |
適格請求書事業者登録番号 | T5011001129632 |