ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの年収や生活水準をインタビューから徹底解説

DX Acceleratorとして、テクノロジーとコンサルティングの融合を最大の強みにクライアントを支援しているのがビッグツリーテクノロジー&コンサルティングである。

本記事では現役ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング社員へのインタビューを踏まえて年収構造・事情など、様々な視点からビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの年収について徹底解説していく。

本記事を作成するにあたっては、実際に現役ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング社員複数人にインタビューを行っている。

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングへの転職を目指す上ではおすすめのコンサル転職エージェントも参考にして頂きたい。

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの役職別・年齢別の年収

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの役職	年次（目安）	年収（目安）
アソシエイト	1~3年目	430~680万円
シニアアソシエイト	3~7年目	680~1000万円
マネージャー	5年目~	1000万円~
シニアマネージャー	実力による	1200万円~

上記はビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの役職別・年齢別の目安年収である。

役職に紐づく形で年収レンジが定められており、年収レンジの中では評価の積み重ねで変わってくる。

アソシエイト

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングのアソシエイトは、プログラミング、設計、運用、開発スタッフへの業務の振り分け、スケジュール管理、プレゼン等、幅広く担当する。

また、一定の経験を積んだアソシエイトは、顧客との打ち合わせにもメンバーとして参加することもある。

新入社員、第二新卒の大半、20代後半のコンサルティングファーム未経験者（事業会社経験者）は、アソシエイトとして入社することとなり、年収レンジは430~680万円程度となる。

シニアアソシエイト

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングのシニアアソシエイトは、アソシエイトの業務に加えて、開発現場のまとめ役や、対クライアントの業務が多くなる。

例えば、プロジェクトメンバーのモチベーション管理などを行う一方で、外部との調整や折衝も増えることもあれば、共同で開発を行うパートナー企業がある場合には、その管理も実施する。

そのように社内外の関係者と連携しながら、マネージャーと共にシステムの仕様を決定していく役割を果たす。

シニアアソシエイトには3~7年目程で昇格するケースが多い。

また、20代後半～30代前半のコンサルティングファーム未経験者（事業会社経験者）は、シニアアソシエイトとして入社することが多い。

年収レンジは680~1,000万円程度となる。

マネージャー

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングのマネージャーは、シニアアソシエイトとアソシエイトの上司として、プロジェクトの管理・運営を担当する。

また、マネージャー以上からは稼働率に加えて、売上、および、社内貢献活動が評価に加わるため、非常に幅広い業務を手がけると共に、数字へのコミットメントも求められる。

そのため、デリバリーだけでなく、新たなプロジェクトの発掘と受注を獲得する提案活動は重要な役割となる。

更には社内活動としてナレッジの共有、情報交換、社内イベント、若手コンサルの育成等の活動も実施する。

マネージャーには5年目以降で昇格するケースが多いが、マネジメント能力を昇格の際には特に見極められる。

30代で事業会社にて管理職を担当していた経験者（コンサルティングファーム未経験者）は、マネージャーとして入社することが多い。

年収レンジは1,000万円～と売上・経営貢献次第で高くなっていく形になっている。

シニアマネージャー

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングのシニアマネージャーは、マネージャーに比べて管理するプロジェクトが増えるだけでなく、BTCの顔としてクライアントからの案件獲得、経営方針の決定等、会社役員としての活動を担当する。

売上貢献、クライアントの役員との関係構築はもちろんのこと、育成、採用、ガバナンスの統制、多様性の促進等、様々な経営活動が求められる。

したがって、シニアマネージャーには、トップセールスレベルの営業力はもちろん、組織運営に関する能力も有していることが重要となる。

また、シニアマネージャーに昇格するためには、売上貢献だけでなく、社内で「顔が利く」存在になる必要もあるため、他の部署のシニアマネージャーからも、ある程度、認知されており、信頼されていることが重視される。

年収レンジは1,200万円～と売上・経営貢献次第で高くなっていく形になっている。

コンサルへの転職を成功させるためには

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの年収制度

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの年収制度としては、賞与無しの年俸制を導入している。

この特徴は、社員の考え方次第で、「ポジティブな効果」と「ネガティブな影響」が出ていると言える。

上期や下期の成果次第で都度、賞与を受け取りたいという社員が一定数います。一方で、年俸制により、年間を通じて精神衛生上、安定して仕事に集中できるという社員も多いです。

元BTC社員A氏

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの評価制度

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングでは、上期と下期それぞれで目標を立て、それぞれの達成度を踏まえた評価会が年度末に行われ、そこの評価次第で昇給・昇格が決まる

具体的な各階級の従業員は、下記の通りの評価ウエイトで査定される。

シニアアソシエイト以下は、稼働率が評価の100%を占め、稼働率のノルマ（85%以上）を達成していることはもちろんのこと、従事したプロジェクトの貢献度合い（定例資料のストーリー構成、クライアントとのディスカッションの様子、成果物の品質等）を評価される。

マネージャー以上は、売上が評価の60~70%であり、稼働率が評価の10%を占め、社内イベントや仕組み作り等の社内貢献が評価の20~30%を占めており、職階が高いほど、売上のノルマ額は高くなる。更には、会社経営の貢献度合い（若手育成、新規顧客の開拓等）も評価される。

職位が上がるにつれて厳選な評価を実施するイメージですね。もちろん、その分、良い評価を受けることができれば、高額の年俸を手にすることができます。

現役BTC社員B氏

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの残業代

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングではみなし残業代として40時間分が給与に入っているが、月間の残業時間が40時間を超えれば、その分の残業代が支給される。

ITシステムの導入等の案件になると、どうしても労働時間が長くなることがあり、固定残業時間を超えることがあります。もちろん、その場合は超過分が支払われますので、ブラック企業ではありませんよ。（笑）

現役BTC社員C氏

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの賞与

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングは年俸制を導入しているため、賞与制度がなく、賞与分の給料は年俸に含まれている。

賞与の支給は無いですが、その分は年俸に組み込まれているので、特段、文句を言うような社員はいません。賞与として還元するか、年俸として還元するか、の違いだけなので、大した差は無いかと。

現役BTC社員D氏

コンサルへの転職を成功させるためには

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングと他社の年収比較

企業名	平均年収
クニエ	977万円
キャップジェミニ	871万円
日本IBM	847万円
日立コンサルティング	845万円
ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング	808万円
シグマクシス	678万円
シンプレクス	656万円

上記はOpen WorkにおけるITコンサルファームの平均年収の比較である。あくまでOpen Workにおける回答者平均である点はご留意頂きたい。

ITコンサルファームの中で見ると、ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの平均年収は中位となっているものの、808万円と非常に高い年収水準となっている。

コンサルへの転職を成功させるためには

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの生活水準

以下ではビッグツリーテクノロジー&コンサルティングの年収を踏まえたリアルすぎる生活水準を紹介する。

実際のインタビューを踏まえた内容であるため、ぜひ参考にしていただきたい。

シニアアソシエイトの生活水準

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングのシニアアソシエイトの場合、評価にもよるがおおよそ手取りは35万円程度になる。

例えば、一人暮らしの場合の生活水準としては以下のようなイメージである。

項目	収入	支出
手取り	35.0万円
家賃		9.0万円
食費		6.0万円
光熱費		1.5万円
通信費		1.5万円
交際費・趣味娯楽費		6.0万円
医療・保険費		1.0万円
衣服・美容費		1.0万円
交通費		0.5万円
雑費		1.5万円
貯金		7.0万円

手取り35万で一人暮らしであれば都心でも比較的余裕のある生活ができる。一方で、オフィスの近くに住むなど都心部に住もうと思うとなかなか厳しい水準ではある。（オフィス近くに住もうとすると12~15万円程度の家賃となる）

そのため、住まいとしてはオフィスから比較的アクセスが良い、東西線や三田線、千代田線などで15分程度離れたところに住んでいる人が多い。

とは言え、趣味娯楽へある程度自由に使えるお金が多く確保できるため、暮らしに困ることはほとんどないと言える。

また、資格取得補助、書籍購入サポート、外部研修参加サポート、オンライン学修支援等、金銭がかかる自己啓発活動においても、会社から支援を行うことで、社員が経済的に余裕のある生活を過ごせるような取り組みを行っている。

マネージャーの生活水準

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングのマネージャーだと、年収が1,000万円以上になるが、月々の手取りベースにすると約60万円程度となる。

マネージャーでも独身の人もいるが、以下では配偶者・子ども（一人）と家族暮らしの場合の生活水準イメージをご紹介する。

項目	収入	支出
手取り	60.0万円
家賃		20.0万円
食費		10.0万円
光熱費		2.5万円
通信費		2.5万円
養育費		2.0万円
交際費・趣味娯楽費		4.0万円
医療・保険費		2.5万円
衣服・美容費		3.0万円
交通費		1.0万円
雑費		2.0万円
貯金		10.5万円

年収1,000万円で家族3人で暮らす場合は、大きな不自由をすることなく暮らすことはできる。

ただ配偶者＋子供となると、住まいに関しては最低でも2~3DLKは確保したいところであり、東京都内の主要区に暮らす場合は家賃18~20万円ほどになる。

また子供の年齢にもよるが、習い事や塾、私立への進学もある程度は無理なく対応できるため、教育面での心配も大きくはない。ただし、年収1,000万円では決して贅沢な暮らしはできないという点を肝に命じて置く必要がある。

年収1,000万円というと、「年収水準が高い」という意識を持ってしまう人もいるが、家族3人暮らしの場合は都心に住むことは難しく（築年数やマンショングレードなど何かしらの妥協は必要）、外食などを頻繁に行くことも難しい。

そのため、例えばBTCのマネージャーでも、東京の練馬区や江東区、江戸川区に住んだり、あるいは千葉や埼玉で比較的アクセスの良いエリアに住む人が多い。

ただし、そういった事情を踏まえて、会社として、各種社会保険完備はもちろんのこと、定期健康診断、インフルエンザ予防接種、選択制確定給付年金制度等の制度を導入し、家族持ちの社員の生活をサポートしているようだ。

コンサルへの転職を成功させるためには

【現役社員が教える】ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングで年収を上げる方法

以下ではビッグツリーテクノロジー&コンサルティングで年収を上げる方法を「転職時」と「転職後」に分けてご紹介する。

転職時

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングへの転職の場合、「本人の希望年収」、「面接での評価」、「本人の専門性」を総合的に考慮して年収が決まる。

年収を上げる方法としては、「面接でのきちんとした受け答えができる」という前提ではあるが、基本的に他ファーム・企業から高い年収でオファーをもらっていることをチラかせながら提示された年収から＋α乗せて「本人の希望年収」を伝えれば十分に年収を上げることは可能である。

特にビッグツリーテクノロジー&コンサルティングは、IT・DXを中心としたコンサルサービスを提供している企業であるため、それらの知識・経験を有する人材を特に求めている傾向がある。

そのため、関連する知識・経験を持つ応募者は、高い年収、もしくは、高い職位でのオファーをもらえるチャンスが高い。

BTCには、IT業界から中途入社で入ってくる社員の方々も多いですが、みなさん、口を揃えて仰ることが「前職よりも給料が上がった」です。相応の知識・経験を有する人材には、高い年収のオファーを提示して、人材を確保することは、企業の競争力を高めるためには重要なことですから。

現役BTC社員E氏

転職後

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングへの転職後の年収は役職や評価に大きく依存することになる。

そのため、シニアアソシエイト以下は目の前のプロジェクトで成果を出すこと、マネージャー以上は売上ノルマの達成、社内活動等で成果を出すことが非常に重要になる。

実際、現役ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング社員に話を伺うと以下にようなTipsがあがっていた。

シニアアソシエイト以下は、とにかく、クライアントワークを頑張ることに尽きると思います。上司等もしっかりと見ていますので、頑張れば評価してもらえます。また、マネージャー以上は、売上が重要になります。厳しいと感じる人もいるかもしれませんが、その分、達成すれば良い評価をもらえて、昇給・昇格につながります。

現役BTC社員B氏

コンサルへの転職を成功させるためには

ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング現役社員が教える年収の"リアル"

年俸制という特徴を持つビッグツリーテクノロジー&コンサルティングであるが、現役ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング社員に現状の年収に対してポジティブ・ネガティブに思うことをお聞きした。

リアルな生の声であるためぜひ参考にしていただきたい。

ポジティブ

IT業界の事業会社やSIerに比べると、給料水準は高い方だと思います。それらの業界から入社してきた社員から給料の不満を聞いたことは無いですね。むしろ、「年収が上がった」、「頑張った分、相応の評価をもらっている」等、ポジティブな意見ばかりです。

現役BTC社員C氏

近年では、以前よりも実力次第で昇給・昇格を速く実現できる環境になってきていると思います。若手であっても、マネージャーに抜擢されることも少なくありません。若くして年収1,000万円以上を手にすることができるのは、良い環境ですよね。

現役BTC社員D氏

ネガティブ

大手のコンサルティングファームに比べると給与水準が低いと若手社員が言っているという噂を聞いたことがありますが、そのことについては経営陣と人事部を中心として検討していくと思います。年収を上げることは人材確保のための重要な戦略であることは認識していますので、近いうちに追いつくと考えています。

現役BTC社員E氏

プロジェクトの上司によって評価基準が曖昧だという意見が一定数あるようですが、私が見る限り、実力がある社員が正当に昇給・昇格している印象ですね。もちろん、最終的には人が評価するので、多少の曖昧さはあるかもしれませんが、それでも公平性を持って評価していると思います。

現役BTC社員B氏

コンサルへの転職を成功させるためには

コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。

また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。

そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。

コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。

会社名	株式会社Flow Group
会社HP	https://consul-career.com/corp/
所在地	東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F
法人番号	5011001129632
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号	13ーユー315272
適格請求書事業者登録番号	T5011001129632