野村総合研究所(NRI)の平均年収は1200万円!高給の理由を徹底解説

野村総合研究所(NRI)は新卒・中途問わず高い人気を誇るが、その要因の一つとして高い年収が挙げられる。本記事ではそんな野村総合研究所(NRI)の年収事情について、現役・元NRI社員へのインタビューを踏まえて様々な視点から徹底解説していく。

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野村総合研究所(NRI)の年齢別年収

年齢(目安) 平均年収
22~29歳 400~800万円
30~39歳 800~1200万円
40~49歳 1200~1600万円
50~59歳 1600~2000万円

上記は野村総合研究所(NRI)の年齢ごと年収である。22~29歳で400~800万円、30~39歳で800~1200万円とNRIは年功序列で年収が着実に上がっていく。

初速こそ決して早くはないものの、40~49歳で1200~1600万円、50~59歳で1600~2000万円と、30代後半にかけて確実に年収1000万円に到達することができる。実際、NRIは日本の大手企業の中でも高給企業に分類される。

一方で、NRIの年収水準はグローバルコンサルファームと比較すると少し物足りなく感じるかもしれない。しかし、年功序列というのは精神的なプレッシャーやストレスがなく、生活の見通しも立てやすいという大きなメリットがある点は非常に大きい。

また他のシンクタンクや日系大手企業と比べると高い年収水準という点も忘れてはいけない。

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野村総合研究所(NRI)の平均年収

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上記は野村総合研究所(NRI)の直近5年間の平均年収である(出所は有価証券報告書)。NRIの平均年収は21-20年度に掛けて微減しているものの、直近5年では基本的に1200万円前後を維持している。

野村総合研究所(NRI)はコンサルだけでなくシステム設計から導入まで行う独自のビジネスモデルで高い収益性を誇り、安定した収益があることから高い平均年収を実現することができるようだ。

また野村総合研究所(NRI)は年功序列型の昇給制度のため、在籍すればするほど自然と年収が上がる仕組みとなっている。そのため、パフォーマンス次第で年収が上下することなく、安定的(精神的にも)に高い年収を得ることができるのだ。

野村総合研究所(NRI)と競合シンクタンクの平均年収比較

以下は野村総合研究所(NRI)と同じシンクタンクである三菱総合研究所との平均年収を比較したものである。

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上記グラフを見ると、実際に2017年度以降野村総合研究所の方が200万円程度高い年収水準になっていることが分かる。他業界だけでなくシンクタンク業界で見ても高い年収を獲得できる野村総合研究所は、年収面から見ても魅力的な転職先と言える。

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野村総合研究所(NRI)の年収制度

野村総合研究所(NRI)の年収制度は年功序列型となっており、職種による年収の差がほとんどない。野村総合研究所(NRI)ではコンサルタントの他、エンジニア、セキュリティスペシャリスト、バックオフィスなど様々な職種が存在するものの、いずれの職種も一律の年功序列型となっている。

新卒入社時は学部卒か院卒かによって月給が22~25万円と差があるものの、入社以降は毎年着実に年収がアップし、30代半ばで年収1000万円に到達するのが基本的なモデルである。そのため野村総合研究所(NRI)で年収を上げたいのであれば、長く在籍し年功序列の恩恵を受けることが鍵となる。

野村総合研究所(NRI)の残業代

野村総合研究所(NRI)では固定残業制度を取り入れていない。つまり、原則として残業した分の残業代支払われる。

しかし実態としては平均して45時間程度の残業があるものの、制度としては裁量労働制となっている。そのため現役NRI社員曰く「本来であれば残業代は満額支払われるべきだが、裁量労働制のため残業手当という形で一定額額の支給に留まる」とのことである。

野村総合研究所(NRI)の賞与

野村総合研究所(NRI)の賞与は業界的に見ても比較的高い水準で、平均で200万円弱となっている。支給は6月と12月の年2回であり、この金額が半分ずつ支給されるのが基本的である。

背景として野村総合研究所(NRI)はコンサルティングだけでなくシステム設計から導入までを行う独自のビジネスモデルがある。それにより高利益率(約20%)を実現しており、他の大手IT企業の平均利益率が3~6%程度であることを考慮すると、野村総合研究所(NRI)の利益率は圧倒的に高く、結果的に賞与の金額が多いことに繋がっているようだ。

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野村総合研究所(NRI)の年収が高い理由

野村総合研究所(NRI)の年収が高い理由としては、「①強いビジネスモデル」があり、かつ「②人が商品のビジネス」であることが挙げられる。NRIのビジネスの特徴として、戦略立案から業務改革・ITシステムの導入・運用まで、一貫してサポートできるという点が挙げられる。

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川上から川下までを一貫してサービス提供できるためクライアント企業との関係性も強固で、かつより多くのキャッシュポイントを作ることができているのだ。その結果として高い利益率を実現することができている。

またコンサルティングというのは「人が商品」であり、商品にお金を掛ける(=高い年収を出す)ことは必然である。別の言い方をすると、よりよい人材を引きつけるためには高い年収を設定する必要がある。

「①強いビジネスモデル」および「②人が商品のビジネス」という要因で、野村総合研究所(NRI)は高い年収となっているのだ。

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野村総合研究所(NRI)の生活水準

20代後半の生活水準

野村総合研究所(NRI)で20代後半の場合、おおよそ月々の手取りは35万円程度になる。大卒や第二新卒でこの水準を貰えるが一人暮らしの場合の生活水準としては以下のようなイメージである。

項目 収入 支出
手取り 35.0万円
家賃 9.0万円
食費 6.0万円
光熱費 1.5万円
通信費 1.5万円
交際費・趣味娯楽費 6.0万円
医療・保険費 1.0万円
衣服・美容費 1.0万円
交通費 0.5万円
雑費 1.5万円
貯金 7.0万円

手取り35万で一人暮らしであれば都心でも比較的余裕のある生活ができる。一方で、オフィスの近くに住むなど都心部に住もうと思うとなかなか厳しい水準ではある。(オフィス近くに住もうとすると12~15万円程度の家賃となる)

とは言え、趣味娯楽へある程度自由に使えるお金が多く確保できるため、暮らしに困ることはほとんどないと言える。また食費に関してもそこまで切り詰める必要はなく、6万円程度使うことができる。

手取り35万であれば余程豪遊をしない限り、月に7~10万円程度の貯金もできるため、かなり余裕のある暮らしができる。

30代後半の生活水準

野村総合研究所(NRI)で30代後半の場合、おおよそ月々の手取りは約60万円程度となる。(年収は1000~1200万円程度)

マネージャーでも独身の人もいるが、以下では配偶者・子ども(一人)と家族暮らしの場合の生活水準イメージをご紹介する。

項目 収入 支出
手取り 60.0万円
家賃 20.0万円
食費 10.0万円
光熱費 2.5万円
通信費 2.5万円
養育費 2.0万円
交際費・趣味娯楽費 4.0万円
医療・保険費 2.5万円
衣服・美容費 3.0万円
交通費 1.0万円
雑費 2.0万円
貯金 10.5万円

年収1000~1200万円で家族3人で暮らす場合は、大きな不自由をすることなく暮らすことはできる。ただ配偶者+子供となると、住まいに関しては最低でも2~3DLKは確保したいところであり、東京都内の主要区に暮らす場合は家賃18~20万円ほどになる。
(実際NRIの社員に話を聞くとこの頃には家を購入している人が多いという)

また子供の年齢にもよるが、習い事や塾、私立への進学もある程度は無理なく対応できるため、教育面での心配も大きくはない。ただし、年収1000~1200万円では決して贅沢な暮らしはできないという点を肝に命じて置く必要がある。

年収1000~1200万円というとどうしても「高年収」という意識を持ってしまう人もいるが、家族3人暮らしの場合は都心に住むことは難しく(築年数やマンショングレードなど何かしらの妥協は必要)、外食などを頻繁に行くことも難しい。

そのため、NRIの30代後半でも、東京の練馬区や江東区、江戸川区に住んだり、あるいは千葉や埼玉で比較的アクセスの良いエリアに住む人が多いという。

野村総合研究所(NRI)の初任給

野村総合研究所(NRI)の新卒入社時の月給は22万1500円であり、月給ベースで判断するとコンサル業界では平均よりも低い。以下はNRIと大手総合コンサルファームの初任給を比較したものである。

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しかし上記にはボーナスが含まれていないため、月給だけでは年収の高低を決めることはできない。例えば上記で最も月給が高いアクセンチュアはボーナスがないが、NRIの場合はボーナスが年2回支給されるという違いがある。

一方で、例えばデロイトはNRIと比較して10万円以上月給が多い上にNRIと同様にボーナスが年2回支給されるため、総合的に見てNRIの初任給は低いと言える。しかし野村総合研究所(NRI)の場合は年功序列で昇給するため、着実に年収を上げることが期待できる。
(逆にグローバルコンサルファームの場合は、パフォーマンス次第で年収が全く上がらない場合もある)

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野村総合研究所(NRI)の福利厚生

野村総合研究所(NRI)の各社会保険などの基本的な福利厚生以外のものは以下の通りであり、外資系コンサルファームと比べて高い水準で福利厚生が整備されていることが分かる。

  • 独身寮
  • 住宅手当
  • 保養所
  • 出産・育児支援

    特にNRIの福利厚生の特徴として住居に関する手当が厚く、住宅手当はもちろん勤務地によっては独身寮の手配も行っている。家庭を持つ前にまずはキャリアアップを目指したい人にとって、会社の近くにある独身寮は魅力的な制度になる。

    また出産・育児支援の詳細は、マタニティ休暇や産前・産後休暇、育児休暇など細かく分かれており、出産から子供の成長を全面的支援している。このように、野村総合研究所(NRI)は仕事に関してはもちろん、人として豊かな暮らしを送るための福利厚生が用意されており、長く働くことができるようになっている。

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    野村総合研究所(NRI)の年収に関する口コミ

    現役・元野村総合研究所(NRI)社員から年収に対する生々しい声を集めた。コンサルキャリア独自調査の内容であるのでぜひ参考にして頂きたい。

    野村総合研究所(NRI)の年収におけるポジティブな口コミ

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    Aさん
    独身寮があるため、もらっている年収以上に生活は裕福です。もともと年収水準が高いことに加え、住居の手配もしてくれるため、生活レベル全体が向上します。

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    Bさん
    賞与だけで300万円近くの金額になるため、ボーナスの恩恵は大きいでしょう。年収同様ボーナスも社歴に準じて上がっていくため、比較的安定した収入が計算できます。

    fig1-4

    Cさん
    年功序列のため、過度なプレッシャーや競い合いがなく年収を上げることができます。良くも悪くも日系企業の体質ですが、私としては年功序列の制度は非常に良いと思います。

    野村総合研究所(NRI)の年収が年功序列で安定的に増えていくことに対して「精神的なプレッシャーやストレスがない」と満足している人が多いようだ。また、そもそもの年収水準が高いことや、住居に関する手当が厚く出費が抑えられることなどもあり、年収に関しては総じて良い声が多い。

    ▼野村総合研究所(NRI)の年収におけるネガティブな口コミ

    fig1-4

    Dさん
    年功序列は裏を返すと良くない日本企業の風習だと思います。結果的に上司に気に入られないと出世ができないこともあり、年収が上げづらいです。

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    Eさん
    賞与はたしかに高いが、月給ベースで見るとやや物足りないです。この規模の企業であれば、新卒入社でも月給30万円は越えていてほしいですね。

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    Fさん
    1000万円を突破するまでの道のりがながいです。他社の同期は結果を出して数年で1000万円を越えているものの、野村総合研究所にいると、最低でも10年弱は時間がかかります。

    年功序列の恩恵がプラスに作用している一方で、野村総合研究所(NRI)の古い体質に対してはよく思っていないメンバーも一定数存在するようだ。特に早期にキャリアアップや働きに見合ったリターンを求めている人からは「積極的に中途採用を行っている外資系コンサルへの転職も考えている」という声も挙がった。

    また、月給ベースで見ると水準が低くボーナスが高いことを考慮してももう少し月給を上げてほしいとの声も多い。

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    野村総合研究所(NRI)への転職でおすすめのエージェント

    コンサル業界は特殊な選考を行うことで有名であり、徹底的な対策が肝になる。そのため、コンサル業界に精通しており、転職支援実績が豊富なエージェントを選ぶ必要がある。

    具体的には、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。

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    おすすめ度:★★★★★

    アクシスコンサルティングはコンサル特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。コンサル転職を成功したい人には、アクシスコンサルティングを本当におすすめできる。

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    Aさん
    (戦略コンサル転職者)
    とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
    また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。

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    Bさん
    (総合コンサル転職者)
    業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
    他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。

    consul-tenshoku

    コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

    上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

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