
クニエは歴史的にはまだ浅い企業だが、日系コンサルファームながらグローバルに強みを持ち、転職市場でも人気の高い企業である。
そこで本記事ではクニエの転職難易度や年収、評判などを徹底解説してく。
クニエへの転職情報を徹底解説
クニエへの転職を検討している人は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングに登録すべきである。
詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
コンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
Contents
クニエの企業情報
クニエは2009年にNTTデータビジネスコンサルティングと、ザカティーコンサルティングの2社が合併により設立された。
元を辿ると、ザカティーコンサルティングはEYのコンサルティング部門とキャップジェミニが合併した企業である。
そのザカティーコンサルティングが、NTTデータから分離したNTTデータビジネスコンサルティングと合併して生まれるという、非常に複雑な変遷を辿っている。
現在はNTTデータの100%子会社として東京都千代田区に本社を構え、従業員600人で活動している。
現在NTTデータグループと連携を取り51の国と地域でとプロジェクト支援を行っており、サービス全体の65%がグローバル関連となっている。
NNTデータグループにはクニエの他にNTTデータ研究所というコンサルティング会社が存在するが、クニエが製造・流通・サービス業を、NTTデータ経営研究所が金融・公共を顧客とするという棲み分けになっている。
特にクニエでは製造業への支援に力を入れており、顧客の7割が製造業界の企業で構成されている。
提供する機能としては、戦略からシステム導入まで幅広く揃えてはいるものの、NTTデータグループという特性上、IT領域のコンサルティングが多い傾向がある。
クニエの求人情報
クニエは多くの総合コンサルファームで見られる「インダストリー」と「ソリューション」のマトリックス組織になっており、それぞれで採用を行っている。
▼インダストリー別
▼ソリューション別
上記のコンサルタントの業務内容は、両方ともその専門分野に特化し、顧客の事業変革のサポートを行うことになる。
このようにクニエのサービス内容は非常に幅広く、それに伴い職種も細分化されているため、個別に詳細な業務内容を理解するハードルは高くなっている。
そのため、コンサル業界に精通したエージェントによるサポートが欠かせないのだ。
クニエの選考内容
クニエの選考は以下のフローで行われる。
- 書類選考
- 一次面接
- 二次面接
- 適性検査
- 最終面接
クニエは即戦力になる人材を多く採用する傾向にある。
そのためクニエの社員は9割が中途採用で構成されており、そのうちの7割がコンサルファーム出身者となっている。
そのため、クニエは即戦力になる人材を多く採用する傾向にある。
また、コンサルファームと事業会社の両方を経験している人が36%もいるのだ。
インダストリー別にその業界での実務経験や業務知識全般が必須とされているが、それに加えてインダストリーによってはビジネスレベルの英語力が必須とされている場合もある。
そのためクニエへの転職難易度は高いと言えるだろう。
知人の情報ではクニエの面接では他のコンサルファームのようにケース面接がメインで行われることが少ないようだが、一つの質問に対して詳細に掘り下げられるため、難易度の高い面接となっているようだ。
質問の内容としては、志望動機や入社後のビジョンを詳細に聞かれる傾向がある。
また、クニエが製造業をメインとしていることから製造業に関しての質問が多い傾向があるため、事前に製造業の研究は必須と言える。
以下が実際の面接で聞かれた質問の一例である。
- 普段どんな本を読むか?
- 前職の業務で最も印象に残っていることは何か?
- 他のコンサルティングファームと比較して、クニエのどこが魅力だと思うか?
クニエの社風・カルチャー
クニエは新卒入社よりも中途社員が圧倒的に多く、よりプロ意識を持った社員が多い。
NTTデータグループであるため安定感もあり、知人曰く社内の空気も穏やかで出世争いなどで殺伐とした空気はあまり感じれず、風通しが良く若手も意見を発信できる環境であるようだ。
成果を出せば正当に評価され給料に還元されるため、多くの社員が高いモチベーションを持って業務にあたっているようだ。
またNTTデータグループのため福利厚生が非常に充実していて評判も高い。
住宅補助がないのが不満だという声も上がっているが、役職手当が一般企業よりも高く設定されており、その他の福利厚生や産休、育休などが充実しているためそこまで大きな不満は少ない。
社内外研修や海外研修を積極的に行っていたり、リフレッシュ休暇を利用して連休を作ることができるなど、クニエは福利厚生にも力を入れており、社員のワークライフバランスを大切にする社風がある。
その反面で、親会社であるNTTデータの事情によりクニエとしての戦略がぶれたり、NTTデータからの天下りで能力もモチベーションも低い社員が出向してきたりと不の側面もあるようだ。
クニエ入社後のキャリア・年収
クニエではプロジェクトごとの評価が行われるため、知人曰く出世を目指すのであれば気が抜けない毎日の連続とのことである。
評価はラウンドテーブルと呼ばれるマネージャー以上が査定者として参加するため、複数の上司から評価される。
そのため公平感がある一方、全員に認めてもらうようしっかりと成果を残すことがキャリアアップのカギとなるだろう。
コンサルタントの役職別年収は以下のようになっている。
- アソシエイト:430万円~
- コンサルタント:450万円~
- シニアコンサルタント:600~900万円
- マネージャー:900~1200万円
- シニアマネージャー:1200~1800万円
クニエでは実力主義の評価制度を取っているため、役職に就くタイミングは人によって異なる。
20代後半でコンサルタント、早い人で30代前半でマネージャーになり年収1000万円を超えている社員も存在する。
一方でアソシエイトで430万円という水準は、外資系コンサルよりも100万円程度低く、またその幅は職位が上がれば上がるほど広がっていく構図になっている。
クニエの口コミ・評判
良い口コミ・評判
ただのコンサル集団ではなく外資系出身者など様々な人間がいるため、優秀で多様な社員が多い。
さらにチームを超えて社員同士でサポートし合う環境があるため、最近では若手の成長も安定している。
土日出勤もなく、案件によるがコンサルティングファームにしては残業も多くはないと感じる。
有給も取りやすく、ワークライフバランスを保てるのもありがたい。
悪い口コミ・評判
シニアマネージャー以降は給与が高いが、アソシエイトなど若いうちは年収が低い。
若手でも一般企業よりは年収は高いが、上にのぼるまでコンサルタントとしては年収が低いのが懸念である。
若いうちは単純作業や営業に偏った業務が多く、コンサルティングらしい仕事ができない。
上の人たちはコンサルティングらしいことをやっているが、自分が理想とするコンサルティングを行えるポジションに行くまでには時間がかかる。
NTTデータグループとして良い面もあるが、親会社の方針で不毛だと感じることを強要されたり、能力もモチベーションも低い社員が出向してきたりと負の面もある。
クニエに転職するなら"絶対に"やるべきこと
クニエはNTTデータのグループ企業のため安定しており、なおかつ事業内容の半分以上が海外関連プロジェクトであり特異なポジションを築いている。
また、若いコンサルファームであるため様々なことに挑戦できる環境があり、転職市場でも人気の企業となっている。
そのため他コンサルファームと同様に選考難易度も高く、ケース面接対策から志望動機やキャリアビジョンの磨き込みなど、徹底的な対策が必要となる。
この際、注意すべきことはコンサル業界の選考は非常に特殊であるということである。
ケース面接という形式や、志望動機などの深掘り方などは他業界とは大きく異なる。
そのためクニエへの転職を目指すのであれば、コンサル業界に精通しており、転職支援実績が豊富なエージェントを選ぶ必要がある。
具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
アクシスコンサルティングはコンサル特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。
ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。
コンサル転職を成功したい人には、筆者の実体験からもアクシスコンサルティングを本当におすすめできる。
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また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。
嘘のような話だが、コンサル業界の表面的な知識しかなく、ろくに対策ができないエージェントも多々存在する。
こうしたエージェントの厳選というのは、やれば"なお良し"ではなく"絶対に"やるべきことである。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。