
総合系コンサルティングファームとして、幅広いサービスを展開するデロイトは、会計事務所グループ傘下コンサルティングファームであるBIG4の中でも、特に高い存在感を発揮している。
DTC自身、採用を積極的に行っていることから、DTCへの転職を志向している方も多いのではないだろうか。
DTCへの転職を徹底解説
DTCを始めとしたコンサルへの転職を検討している人は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。
詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
コンサル転職に本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
Contents
DTCの特徴
デロイトトーマツコンサルティング(DTC)は、監査・税務・法務・コンサルティングを提供するプロフェッショナルグループであるDeloitteのコンサルティング部門を担っている。
DTCは、業種別に分かれたインダストリー軸と、専門領域別に分かれたオファリング軸でチームが分かれている。
インダストリー軸のチームとオファリング軸のチームは、案件に応じて協業するマトリックス組織となっており、高い専門性を持ちながら幅広いサービスを提供できるのがDTCの特徴となっている。
一方で、「社内政治が多い」ということもDTCの特徴としてコンサル業界では話題に挙がっている。
最近ではDTCの成長を大きく牽引した前社長がメンバーを引き連れてEYに移籍したことが話題になった。
また、マイケル・ポーターらが設立した戦略ファーム、モニター・グループを買収することで手に入れた機能であるMonitor Deloitte(Strategy部門)もDTCの特徴と言える。
DTCへの転職難易度
結論から言うと、DTCへの転職難易度はコンサル業界の中では決して高くない。
適切な対策を行えば多くの人にチャンスがあると言っても過言ではない。
転職難易度が決して高くない理由は以下である。
- コロナ禍でもDX案件を中心に業績が堅調に推移している
- 一方で前述のEY移籍をはじめとする人材流出で慢性的な人手不足となっている
- 結果として採用基準が下がっている
実際、筆者の知人の現役DTC社員曰く、採用の期待値はかなり下がっているという。
中途面接を担当しているが、正直「良い人を採用する」という目線というよりも
「悪い人をはじく」という目線で面接に臨んでいるDTC現役マネージャー
そのため、繰り返しになるがコンサル転職の支援実績が豊富な転職エージェントを利用して、しっかりと対策を行えば決してDTCへの転職難易度は高くないと言える。
DTCの中途面接
DTCの中途採用フローは以下の通りである。
- 書類選考
- 一次面接(マネージャー)
- 二次面接(マネージャー or シニアマネージャー)
- 三次面接(パートナー)
- 内定
DTCの中途面接の特徴でもあるが、一次、二次面接においてケース面接だけでなく一般面接の時間もしっかり取られている。
一般面接では以下のような質問を深くされるため、複数回の「なぜ?」に耐えられるように対策しておく必要がある。
DTCには多様な人材がいることもあり、面接の雰囲気も様々で丁寧な面接を行う人もいれば圧迫気味の面接をする人もいる。
▼一般面接での質問例
- なぜ中途でコンサルか?その中でDTCか?
- どんなコンサルタントになりたいか?
- 現職で達成したことは何か?なぜ達成できたか?
- 現職で意識していることは何か?それはなぜか?
- なぜ現職に就職したか?その後なぜ転職しようと思ったか?
ケース面接では、基本的にお題と考える時間を10-15分程度与えられ、それをホワイトボードにまとめた上で発表する形式となっている。
▼ケース面接でのお題例
- 日本のサッカーを強くするためには?
- 日本のカジノ誘致する場合のメリットとデメリットは?
- 電子書籍の普及と紙媒体の衰退の要因は?
- ○○業界の業界1位の売上高は?(フェルミ推定)
三次面接では、一般面接が行われる場合もあるが逆質問がメインであり、最終確認というような位置づけとなっている。
いずれの面接においても対策が肝であり、対策にはコンサル転職の支援実績が保父なエージェントを利用することをおすすめしたい。
DTCの年収
上記がDTCの職位別の年収である。
職位別の年収水準では他のグローバル総合ファームと大きく変わらないが、DTCの場合は昇進スピードが比較的早いという特徴がある。
DTCでは通称"スキップ"と呼ばれているが、年次(目安)に記載されている最短の年次で昇進していくと20代後半で1300~1500万円の年収に到達することになる。
このため、同じ年次で見ると総合ファームの中ではトップレベルの年収と言える。
DTCは激務なのか?
現役コンサルである筆者はよく「コンサルは激務か?」と質問を受けるが、こればかりは「プロジェクトによる」としか答えようがない。
DTCの場合も同様で、激務かどうかはプロジェクトによる。
どのファームも見ても、すべてのプロジェクトで激務のファームもなければ、ホワイトなファームもないのが実情である。
プロジェクトのスケジュールやクライアントの状況、プロジェクトのテーマ、チームの力量によって激務かどうかは大きく変わってくるのだ。
但し、チームごとに大きなカラーはあり、例えば「Human Capital」はホワイトだが、「Monitor Deloitte」や「M&A」は激務の傾向があるようだ。
DTCのリアルな評判
実際にDTCに転職した知人にDTCの評判について聞いた内容を紹介する。
▼知人略歴
- 新卒でWeb関連企業に入社
- web関連会社に3年間務めた後、デロイトに転職
- 現在(インタビュー時)はPoolユニットにて幅広い案件を担当
デロイトに転職して良かったこと
1. 意欲的で優秀な同僚が多い
まず強く感じるのは、デロイトには「意欲的で優秀な同僚が多い」ということである。
優秀な同僚と日々接していると、学ぶことが多いだけでなく、刺激を受けることで自分自身を鼓舞することができる。
同僚からの学びと、モチベーション向上による学習量の増加によって、前職にはなかった成長を実感できている。
2. 中期的な選択肢が豊富
デロイトは、総合系コンサルティングファームとして幅広いサービスを提供している。
転職時には他の総合系コンサルティングファームも見ていたが、他ファームも幅広いサービスを提供しているものの、そのプレゼンスや力の入れ方には大きなバラつきがあった。
一方デロイトは各サービスで高いプレゼンスを獲得しており、どの方向に進んでいくとしても非常に良い環境である。
3. ワークライフバランスが取れている
激務の印象があるコンサル業界であったが、デロイトの場合は比較的ワークライフバランスが取れており、若手はなるべく早く帰すといったことが徹底されている。
また、時短勤務の方も一定数いるため、ライフステージに合わせた働き方が浸透しているように思う。
但し、この辺のバランス感についてはユニットによってバラつきがありそうである。
デロイトに転職して悪かったこと
1. 人を育てる文化は強くない
入社前にデロイトには「人を育てる文化がある」と聞いていたが、入社してもてそのような文化を感じたことは今のところない。
また、SAP案件など急増している案件への対応のため、育成を度外視した少々強引なアサインもあると言った話も聞く。
人の入れ替わりも早く、「成長は自分でするもの」「自分の身は自分で守る」といったことがまるで定型文のように社内で使われている。
2. グローバルナレッジのシェアが限定的
日本オフィスでも多くの外国人を見かけるが、実際はあまりグローバルナレッジのシェアは行われていないように感じる。
デロイトは対外的に「グローバル」であることを謳っていることもあり、「グローバル」を求めて入社される方はギャップを感じる可能性がある。
3. 他ファーム出身者も多くデロイトのやり方が浸透していない
デロイトには、デロイトのプロパーの方だけでなく、アクセンチュアやIBM、戦略ファーム出身者が多数在籍している。
それぞれが派閥になっているようなユニットもあり、出身ファームによって独自のやり方ができあがっている。
そのため、あまりデロイトのやり方が浸透しておらず「デロイトに入る」よりも「どのユニットに入るか」が重要になってくる。
DTCへの転職でおすすめのエージェント
総合ファームであるDTCは非常に幅広いサービスラインを持っており、サービス内容は多岐に渡る。
また、コンサル業界自体が変化が早いということもあり、実際問題DTCの実態ついて正確に把握していないエージェントも存在する。
そのため、"絶対に"コンサル転職に知見と実績を兼ね備えたエージェントを選ぶ必要がある。
具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
アクシスコンサルティングはコンサル特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。
ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。
コンサル転職を成功したい人には、筆者の実体験からもアクシスコンサルティングを本当におすすめできる。
とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。