
コンサルの面接において必ずと言っていいほど聞かれるのが、「何か質問はありますか?」という逆質問である。コンサルでは面接における回答と同様に、この逆質問においてもある程度の準備が必要になってくる。
本記事では、コンサルファームで面接官経験のある筆者が、おすすめの逆質問とそのポイントについてご紹介する。
コンサル転職を検討している人は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングに登録すべきである。詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
Contents
コンサル面接における逆質問のポイント
まずはコンサル面接における逆質問のポイントについてご紹介する。コンサルの逆質問におけるポイントは以下の2つである。
- 仮説を持って逆質問する
- 逆質問の意図を明確にする
1. 仮説を持って逆質問する
逆質問で聞いたことに対して、「それについてはどう思いますか?」という風に質問を質問で返されるというのは、コンサル面接ではよくある光景である。
実際のプロジェクトでもクライアントや有識者によく質問をするが、その時に仮説を持って質問をするというのがコンサルとしての最低限のお作法でもある。
そんな背景から、何も仮説なくその場しのぎの回答が返ってくると、コンサルとしての素質を疑われたり、頭の回転が遅いという烙印を押されてしまう。
そのため、逆質問することについて自分の中で「自分はこう思う」「こんな回答が返ってきそう」という仮説を持つことが重要である。
2. 逆質問の意図を明確にする
コンサルタントは対面している人の視点や背景によって、巧みに回答を使い分ける人種である。
そのため、意図が読めない或いは分かりにくい逆質問を嫌う傾向がある。
コンサルの面接で逆質問する際は、どんなことを知りたくてこの質問をしているかというのが分かるように、時には言葉で明確に補足しながら質問することが重要である。
コンサル面接におすすめの逆質問
以下では、実際にコンサルファームで面接官経験のある筆者が面接で受けた逆質問の中で、好印象を抱いた逆質問をご紹介する。大きく2つに分類することができる。
- 面接官に対する逆質問
- 自身に成長に関する逆質問
1. 面接官に対する逆質問
コンサルファームでは自身が面接した人と将来的に一緒に働く可能性があるため、面接官に人として気に入ってもらえると通過できる可能性がグッと上がる。
自分のことに興味を持ってもらってよく思わない人は少ないので、面接官に対する逆質問をするというのは有効な逆質問である。
▼コンサル面接でおすすめの逆質問例
- コンサルタントとして成長するために日々どんな努力をしていますか?
- どんなプロジェクトのどんな時にやりがいを感じますか?
出てきた回答について深堀をしていくと、仕事に強い想いを持つコンサルタントはそのアツい想いを語ってくれる。
結果として気持ちよく話せた面接官から高評価をもらえる可能性がある。
2. 自身の成長に関する逆質問
コンサルタントとして高い価値を提供していくためには、常に努力をし続ける必要がある。
そのため、面接官も候補者に対してどれだけ成長意欲があるのかといった点も見ている。
そうした成長意欲を感じさせる質問は、有効な逆質問となる。
▼コンサル面接でおすすめの逆質問例
- 新卒/中途で伸びるコンサルはどのような人でしょうか?
- 逆に伸びないコンサルはどのような人でしょうか?
- 入社前にやっておくべきことはありますでしょうか?
- 本日のケース面接におけるフィードバックをいただけますでしょうか?
いずれの逆質問においても、質問の前に「自分はこう思うのですが・・・」という風に仮説を添えられると尚良である。
コンサル面接でやってはいけない逆質問
最後に、筆者が面接官を行う中で、マイナスなイメージを抱いた逆質問についてご紹介する。
但し、あくまで筆者のいち意見であり、全ての面接官に対してNGであるわけでないので、その点注意して頂きたい。
- 競合コンサルファームとの違いに関する逆質問
- コンサル業界のマイナスイメージに関する逆質問
1. 競合コンサルファームとの違いに関する逆質問
複数のコンサルファームを渡り歩いた面接官であれば有効な質問であるが、そうでない面接官に対してあまり良い逆質問とは言えない。
なぜなら、面接官自身が競合コンサルファームとの違いを良く分かっていないからである。
人が資本であるコンサル業界において、これだけ流動性が高いと中々コンサルファーム間の違いというのが出しにくい面がある。
ある程度業界について情報収集をしていると、そうした業界特性が見えてくるはずなので、「競合コンサルファームとの違い」を堂々と逆質問してくる候補者の方には、決して良い印象を抱かない。
2. コンサル業界のマイナスイメージに関する逆質問
誰でも自分が身を置く業界のマイナスイメージを語られるのは気持ちが良いものではない。
残念ながら現在のコンサル業界はマイナスイメージを抱く様々な情報が溢れており、先日も「このような噂があるが本当か?」「このようなマイナスイメージがあるが将来的にどうなっていくと思うか?」という逆質問を受けた。
候補者としてそうした点が気になるのは良く分かるが、それを面接官に逆質問してしまうのは悪手である。
コンサル面接の重要なポイント
コンサルの面接と言えば「ケース面接」に焦点が当てられることが多いが、実は近年「ビヘイビアー面接」(逆質問含む)の重要度があがっている。
※ビヘイビアー面接は、候補者のパーソナリティや立ち振舞いなどを見るとして位置づけられており、志望動機や転職の動機、これまでの経験などについて問われる面接である。
実際これまではコンサルファームは「ケース面接」をより重視していた。しかし、最近ではケース面接の解法がかなり流出したこともあり、「ビヘイビアー面接」の重要性が上がっている状況である。
一方で、これまでの選考プロセスはケース面接偏重だったがゆえに対策方法などが確立されておらず、ピカピカの経歴×高い思考力を持つ候補者でも志望動機書やビヘイビアー面接でバンバン落とされるという事態も起きている。
そのため、戦略・総合コンサルファームへの転職を本気で目指すのであれば、以下のnoteをおすすめしたい。
「コンサルファームでの面接官経験」などをフル活用して、コンサルファームの面接官の思考をリアルに言語化しながら受かるためのポイントをかなり踏み込んで解説したnoteである。
コンサル転職におすすめのエージェント
本記事では、現役コンサルとして面接を行う筆者が、オススメ逆質問とポイントについて解説した。
意外と軽視されてしまう逆質問だが、自分のアピールの時間であると共に、面接官からすると候補者の評価の時間でもある。
そのため、パーソナルインタビューやケースインタビューの他に、この逆質問についてもしっかり準備をする必要がある。
いずれにせよ、準備が他業界よりも圧倒的な重要なコンサル転職においては、エージェント選びが非常に重要になってくる。
具体的には、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
アクシスコンサルティングは特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。
ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。
コンサル転職を成功したい人には、筆者の実体験からもアクシスコンサルティングを本当におすすめできる。
とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。
エージェントにコンサル業界に関する知見がなければ、最適な求人を紹介してもらえないことはもちろん、自分自身のやりたいことやキャリアプランを叶えられないリスクも存在する。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
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