戦略系と総合系コンサルの違いを現役コンサルが徹底解説

コンサル業界は守秘義務もあり、外部にいるとその実態が見えにくく、コンサル業界について理解できている人は少ない。

実際、戦略系コンサルと総合系コンサルという言葉が独り歩きしており、それぞれの違いを正確に説明できる人は決して多くない。

戦略系コンサルと総合系コンサルの違い

本記事では、戦略系コンサルと総合系コンサルの両方を経験した筆者がその違いについて解説する。

コンサルへの転職を検討している人は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。

詳細については以下の記事をご覧いただきたい。

コンサル転職に本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

戦略コンサル・総合コンサルの分類

まず、コンサルファームにおいて一般的に言われている分類についてご紹介する。

▼主要戦略コンサルファーム

マッキンゼー、BCG、ベイン、A.T.カーニー、Strategy&、ローランド・ベルガー、アーサー・D・リトル、ドリームインキュベータ、コーポレートディレクションなど

▼主要総合コンサルファーム

アクセンチュア、デロイト、PwC、KPMG、EYなど

▼主要IT系コンサルファーム

アビーム、日本IBM、ベイカレント、クニエなど

戦略コンサルと総合コンサルの違い

戦略・総合コンサルの違い_マネジメントレイヤー

上記は、コンサルファームの分類別で、マネジメントレイヤー別の案件比率を表したイメージである。

あくまでイメージであり、個社別で見ると異なる可能性があるという点は注意頂きたい。

上記を踏まえると、戦略コンサルと総合コンサルの明確な違いは「CEO/COOレイヤーの案件比率」係長/主任レイヤーの案件有無」である。

稀に「戦略コンサルはCEO/COOレイヤーがメイン」という謎の謎の発言をする人がいるが、実態としては全体の15~20%程度に過ぎない。

それでも総合コンサルと比較すると3~4倍の比率となっているという点が大きな違いである。

また、「本部長/部長」「部長/課長」レイヤーの案件比率というのは、戦略コンサルと総合コンサルでそこまで大きく違わないというイメージである。

とくに近年では戦略コンサルがレイヤーを下げた案件獲得に動いていることもあり、徐々に比率差がなくなってきている。

一方で、「係長/主任レイヤーの案件」では、戦略コンサルが手掛けていることはほとんどない状況である。

過去における戦略コンサルと総合コンサルの違い

これまでの歴史を辿ると、戦略系コンサルと総合系コンサルとでは扱う案件が大きく違っていた。

まだコンサルティング産業が初期のころ、マッキンゼーやBCG、ベインなどの戦略コンサルは、CEOやそれに近いポジションの役職に対して、経営戦略や組織課題について提言を行っていた。

一方総合コンサルのアクセンチュア、デロイト、PwC、KPMG、EYについては会計事務所を出自としており、主に監査クライアントに対して、財務会計に基づく提言を行っていた。

ところが、1990年前後にはERP導入支援の市場が急拡大し、ITコンサルという新たな金脈を見つけた総合コンサルに対して、何等かの手段を講じる必要性に駆られた。

そこで、戦略コンサルファームは以下のような動きにでる。

  • マッキンゼー:ITコンサルであるICGを買収
  • A.T.カーニー:ITサービス大手のEDSの傘下に入り、戦略コンサルとITコンサルの融合を図る

しかし、戦略コンサルとITコンサルを手掛ける企業の融合はあまりにも難易度が高く、両社の取り組みは失敗に終わっている。

そうした背景からか、急速な規模追わないファームとそうでないファームに分かれ、前者はより単価の高い戦略系案件を手掛けることに注力し、後者はITコンサルを始めとした幅広いサービスを展開し、成長を加速させていった。

戦略コンサルと総合コンサルの違いは徐々になくなりつつある

拡大する市場をうまく取り込めた総合コンサルは、更に勢力を拡大し徐々に戦略コンサルの領域を侵食していった。

そして、総合コンサルが戦略コンサルを買収するニュースが話題を集めた。

  • デロイト:マイケルポーターらが立ち上げた戦略コンサルであるMonitor Groupの買収
  • PwC:高いプレゼンスを誇る戦略コンサルであるStrategy&(旧ブーズ・アンド・カンパニー)の買収

この頃には両陣営はお互いを意識したコメントを残している。

デロイトとPwCの戦略コンサルティング部門のトップは「マッキンゼー、BCG、ベインとは日常的に競合しているし、将来的にはさらにそうなる」と回答。一方ベインのトップは「BIG4コンサルファームとの競争は過去数年あるにはあったが、それはほんの数%だ」と話している

The Economist『To the brainy, the spoils

実際、この頃から戦略コンサルの多くが、総合コンサルと同様にサービスラインや採用数の拡大を行っており、マッキンゼーやBCGも、アクセンチュアやデロイトに追随する形でデジタル組織の立ち上げを行っている。

その際、総合コンサルから多くの人材を引き抜いたことは有名な話である。

逆にサービスラインの拡大を行わなかった戦略コンサルは、一昔前は高いプレゼンスを確立していたものの、今では衰弱しているとの噂も流れている。

総合コンサルから戦略コンサルに転職するメリット

実際に総合コンサルから戦略コンサルに転職した筆者の体験を基に、転職のメリットについてご紹介する。

  • 社格が上がる
  • 給与が上がる
  • メンバーのレベルが上がる

1. 社格が上がる

総合コンサルから戦略コンサルに転職する一番大きなメリットは社格が上がるということである。

これは決して「友達にすごいと言われる」「見栄を張れる」などという軽い話ではない。

戦略コンサルという肩書を持つか否かでその後手に入れられるキャリアの機会に大きな差が生まれるのだ。

例えば、Top tierのPEファンドであれば戦略ファームからしか採用していないし、求人に際して「戦略ファーム出身者」と明記している会社も多い。

2. 給与が上がる

アナリストランクであれば総合コンサルと戦略コンサルでほとんど給与は変わらないが、ランクが上がれば上がるほど給与差が出てくる。

もちろんランクやファームによっても異なるが、ざっくり1.5倍程度にはなるイメージである。

職業が異なるならまだしも、同じコンサルという職業でここまで給与差があるとなると転職というのは有望な選択肢になる。

3. メンバーのレベルが上がる

総合コンサルと戦略コンサルではそもそもコンサルティングの性質が異なることから、レベルの上下ではなく質が異なるという話もよく聞く。

しかし総合コンサルと戦略コンサルのどちらも経験した身としては、やはり両者ではレベルが異なるという点は強く感じた。

もちろん総合コンサルに所属する全ての人が、戦略コンサルに所属する人の劣るということではない。

戦略コンサルに移っても圧倒的に目立つだろうなという人もたくさんいる。

とは言え、平均的にみるともともと戦略コンサルの方がレベルが高く、そうした環境で働けることは大きな魅力である。

総合コンサルから戦略コンサルに転職した実体験

それではそんなメリットを享受すべく、実際に総合コンサルから戦略コンサルに転職した筆者の実体験についてご紹介する。

選考について

数年前から戦略コンサルも採用を拡大していることもあり、実体験をベースに言うと総合コンサル出身であれば書類選考で落ちることはまずないという感覚を持っている。

筆者の場合は同じ時期に戦略コンサルに転職した総合コンサルの同期がもう2名いたが、志望動機の内容はほぼ同じで応募した戦略コンサルには全て通過している。

▼総合コンサルから戦略コンサルの志望動機例

  • 顧客の意見に沿った実行支援ではなく、本質的なテーマを議論する「ディスカッションパートナー」になりたい
  • 早い段階から専門性に囚われることなく働き、視野の広さに基づく付加価値の高いサービスを提供したい

これらの内容が深く刺さったというよりも、特に違和感もないし突っ込む必要もないという感じであった。

書類選考が全通過ということもあり、コンサルからコンサルの転職の場合はプロジェクトの内容などの経験を重視されると思っていた。

しかし実際に面接が始まってみると、新卒で受けたような簡単なフェルミ推定の問題が出されたり、「総合コンサルはどんな仕事しているんですか?」という異業種のような質問をされたりと、あまり「経験者」として見られていないようであった。

逆にそこまで鋭い質問などはなく、ケース面接よりも遥かに厳しい社内レビューを日常的に受けているので余裕とさえ思えた。

もちろんケース面接特有の解き方や振る舞い方があるため、いくらコンサル出身者と言えども準備せずに受かるほど甘くはない。

筆者の場合は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングに徹底的にケース対策を行ってもらった。

▼おすすめの転職エージェント

最終的に応募したファームは1社を除き内定をもらうことができたが、どのファームも総合コンサル時代のランクを一つ下げたランクでのオファーであった。

実際の仕事について

実際に総合コンサルから戦略コンサルに転職してみて、コミットレベルの差を一番強く感じている。

もちろん総合コンサルでもプロフェッショナルとして全力を注いでいたが、戦略コンサルではその全力のレベルをもう一段上げる必要があった。

別の言い方をすると総合コンサルの方がバランスの取れた働き方について多少なりとも意識があり(プロジェクトにもよるが)、プロジェクト期間中もプライベートのことを考える余裕があった。

戦略コンサルではプロジェクト期間中はプライベートことを考える余裕などなく、ひたすらにプロジェクトに没頭することになる。

そのため、転職してしばらくは肉体的にも精神的にもかなり大変であった。

しかし慣れてくると自然と総合コンサル時代に出していたアウトプットから一段深いアウトプットが出せるようになり、コンサルタントしてより視座が高まったと感じている。

一方、コンサルタントのレベルが劇的に異なるかと言えば決してそんなことはないという感覚である。

正直総合コンサルには全くもって使えないようなレベルの人もいるので、平均では戦略コンサルの方が上だが、優秀な人という集団で見ると総合コンサルと戦略コンサルで大きな差があるわけではないと感じている。

また、戦略コンサルの方がアルムナイが整備されていたり、プロジェクト経費でご飯が食べられたりと、細かい点ではあるが待遇面でも魅力が多い。

▼おすすめの転職エージェント

コンサルへの転職でおすすめのエージェント

コンサルへの転職を目指すのであれば、必ずコンサル転職の支援実績が豊富なエージェントを選ぶ必要がある。

コンサル転職に強みを持つエージェントは持っている情報量や対策の質が桁違いのため、間違っても大手総合エージェントに登録しない方が良い。

具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。

おすすめ度:★★★★★

アクシスコンサルティングはコンサル特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。

ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。

コンサル転職を成功したい人には、筆者の実体験からもアクシスコンサルティングを本当におすすめできる。

Aさん
(戦略コンサル転職者)
とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。

Bさん
(総合コンサル転職者)
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。

コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。

様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

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ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

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