
コンサル業界の中でも高年収ファームとして知られているのがA.T. カーニーである。本記事ではそんなA.T. カーニーの年収事情について、現役・元社員へのインタビューを踏まえて様々な視点から徹底解説していく。
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Contents
A.T. カーニーの年収制度
A.T. カーニーの年収制度は徹底した成果主義の年俸制であり、残業代の支給は無い。一般企業のように年齢と比例して年収が上がることはなく、あくまで実力によって年収が上がっていく。
そのため、コンサルタントとして高いパフォーマンスを発揮していれば年齢に関わらず年収を上げていくことができる。実際、A.T. カーニーでは現日本代表の関灘氏は38歳という若さで日本代表に就任している。
一方で、パフォーマンスが低い人は年収が一向に上がらないだけでなく、最悪の場合ファームを去ることになる。特にA.T. カーニーでは徹底したUP or OUTの文化があるため、「入社後10年以上生き残るコンサルタントは1割ほど」(現役社員)とのことである。
しかし、そのUP or OUTの文化の中で然るべきパフォーマンスを発揮していけば、20代で年収1000万円、30歳前後で2000~3000万円という水準も可能なのがA.T. カーニーである。
A.T. カーニーの賞与
A.T. カーニーでは評価に応じて賞与が支給されるが、マネージャー未満の賞与は年俸の25%が基本値である。評価は年間で関与したプロジェクトにおける評価を集計して行われ、プロジェクト毎にパフォーマンスの高低を測られることになる。
ボーナスの額は役職が上がれば上がるほど非線形的に増加していく、特にマネージャー以上になると数百万円単位のボーナスとなる。
A.T.カーニーの役職別・年齢別年収
A.T. カーニーの役職 | 年次(目安) | 年収(目安) |
ビジネスアナリスト | 1~2年目 | 650~750万円 |
シニアビジネスアナリスト | 3~6年目 | 800~1000万円 |
アソシエイト | 5~10年目 | 1200~1700万円 |
マネージャー | 8年目~ | 1800~2000万円 |
プリンシパル | 実力による | 3000万円~ |
パートナー | 実力による | 5000万円~ |
上記はA.T. カーニーの役職別の目安年齢および目安年収である。
A.T. カーニーの年収はビジネスアナリストの650~750万円というレンジではじまり、その後シニアビジネスアナリストで800~1000万円、アソシエイトで1200~1700万円という形で推移していく。
年収1000万円に到達するのはシニアビジネスアナリスト~アソシエイトで、年齢としては20代後半ごろとなる。アソシエイトになるとパフォーマンスによって大きな年収差が出るため中には1700万円をもらっている人もいる。
その後早い人は30歳でマネージャーに上がり1800~2000万円程度の年収になる。ここからはかなりのハードルになるがプリンシパルで3000万円~、パートナーで5000万円~と他業界(金融などの一部除く)では考えられないような年収水準となっている。
A.T. カーニーの中途入社の年収
A.T. カーニーの中途入社の年収は前職の年収や年齢に関わらず採用される役職に依存する。採用される役職としては第二新卒であればビジネスアナリスト、それ以降であればシニアビジネスアナリストまたはアソシエイトとなる。
どれだけ年齢が高くても未経験でマネージャー以降での採用という話は殆ど聞かない。(稀にあると聞くが期待値が高くなってしまい、期待されるパフォーマンスが発揮できずに早々にファームを去っていくことになる)
シニアビジネスアナリストかアソシエイトは前職の経験や面接での評価によって左右される。そのため、A.T. カーニー中途入社の年収としては、第二新卒で650~750万円、それ以降で800~1700万円という形になる。(ただし記載している年収レンジの上限は高い評価を得た場合の年収であり、転職して早々高い評価を取れる人はほとんどいない)
A.T. カーニーの福利厚生
激しいUP or OUTや福利厚生の低いイメージがある外資系コンサルティングファームだが、A.T. カーニーの福利厚生は比較的充実していると言える。具体的には主に以下のような制度が存在する。
- 各種社会保険
- 退職金制度
- MBA留学制度
- 各種休暇制度
- 海外支社への異動
基本的な各種保険、休暇制度は完備されている。休暇に関しては、激務なイメージがあるコンサルにしては比較的取得がしやすく、有給休暇の取得率も85%を越えている。
プロジェクト後のまとまったはもちろん、産後産前休暇、育児休暇など、社員がプライベートと仕事を両立できる休暇制度が多い。A.T. カーニーでは男性社員でも育児休暇制度を利用するメンバーが多く、社員の家族まで配慮が行き届いている。
さらに、外資系コンサルティングファームにしては珍しく退職金制度もある。また、A.T. カーニーは外資系コンサルティングファームであるため、海外との交流にも積極的である。
キャリアアップやスキルアップのためのバックアップも手厚く、会社負担でMBA留学をすることができたり、本人の意志があれば海外支社へ出向することも可能となっている。
A.T. カーニーの年収に関する口コミ
現場・元A.T. カーニー社員から年収に対する生々しい声を集めた。コンサルキャリア独自調査の内容であるのでぜひ参考にして頂きたい。
▼A.T. カーニーの年収におけるポジティブな口コミ
年収水準は非常に高いです。日本企業で見てももちろんですが、全米で比較しても水準は上位の方です。成果第一の社風のため辛いこともありますが、高いパフォーマンスを出せば年収が2000万円を超えるタイミングも早く、年収の高さには満足しています。
いい意味でボーナスが関係ない。若手のうちはベースサラリーが年収のほとんどを占めるため、良くも悪くも年収が安定している。そこで地力をつけてマネージャーに上がれば、その後成果主義のもと自分で年収を上げることができる。
目立って悪い成果でない限り、コンスタントに毎年昇給します。そのため役職アップはもちろん目指していますが、昇進が叶わなずステイになっても、ある程度の昇給は見込めます。
A.T. カーニーの年収が高いことは間違いなく、社員の声を聞いても満足の声が多い。また、年収が賞与に依存せずベースサラリーが基本となるため、成果主義ということが前面に語られることが多いコンサル業界だが、前年度の収入を大きく下回ることもほとんどない。(評価が大きく響くのはどちらかと言うと昇格である)
▼A.T. カーニーの年収におけるネガティブな口コミ
この規模のコンサルティングファームとしては、賞与がやや少ないと思います。裏を返せば安定した収入が得られるとも取れますが、パフォーマンスが良いときはもう少し賞与の金額が多くても良いと感じます。
年収自体は高いです。ただ激務なので時給換算すると一般企業と大差ない気もします。残業代が出ない分賞与やベースサラリーをもう少し上げないと、業務量と年収のバランスは良いとは言えません。
賞与の差が大きくないので、結局頑張っても頑張らなくてもあまり変わらないと感じる。もちろんキャリアアップのために全力は出しますが、若手の賞与がほとんど一律のため、入社数年はモチベーションがあまり上がりませんでした。
一方でA.T. カーニーの年収に関するネガティブな意見として、業務量の多さに見合っていないという声である。たしかにA.T. カーニーに限らずコンサル業界は「時給換算するとバイト以下」と揶揄されることも多い。
実際、常時ではないにしてもプロジェクトの状況によっては"時給換算するとバイト以下"になることもある。そのため、"年収のためだけ"にA.T. カーニーに入社してしまうと、割りに合わないと感じてしまうかもしれない。
A.T. カーニーへの転職でおすすめのエージェント
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具体的には、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。
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コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
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