【体験談】総合コンサル→総合コンサルへ転職(30歳、男性)

プロフィール

fig1-4

A.M(30)

総合コンサルティングファームから、他のコンサルティングファームに転職。年収が750万円→1000万円にUPすることが転職を決意した決め手。2年前にシニアコンサルタントとして入社し、現在も同じ職位であるシニアコンサルタントとして、(こちらも前ファームと同じく)主に通信業界・製造業界・メディア業界のクライアント向けに新規事業開発や異業種参入のための戦略立案に関するプロジェクトを担当。

経歴と転職理由

ー これまでの経歴とコンサルtoコンサル転職をしようと思った理由を教えてください。

新卒で外資メーカーに入社後、一度ベンチャーを挟んで4年前に総合コンサルティングファームに中途採用(未経験枠)として入社しました。

そこでは2年間在籍していたのですが、結婚、妻の出産等のライフイベントを通じて、経済的な面でもより充実したいと考えていた中で、他の総合コンサルティングファームへの転職であれば、役割や仕事内容を大きく変えることなく年収UPを狙えるのではと思い転職を決意しました。

転職活動について

スケジュール・進め方

実際に転職活動をはじめる際にどのようなタイムラインで、どのように進めたかを教えてください。

職務経歴書・履歴書の提出→面接→内定という流れでした。

職務経歴書は以前ベンチャーから前職のコンサルティングファームに転職した際にベースがあったので、それに加筆する程度ほとんど負荷はありませんでした。

また、経験者採用でかつ同じ総合コンサルのスライド転職ということもあり、面接もどちらかというとカジュアルな面談という形でマネージャーとパートナーそれぞれと面談しました。

その後、オファーレターをいただき、条件面で問題が無かったので、オファーを承諾し、転職活動を終えました。

ファーム選び

ー 受けるファームはどのような基準で決めたか教えてください

複数のファームを幅広く検討したというよりも、あくまで「役割や仕事内容を大きく変えることなく年収UPを狙える」という目的だったので、必然的に同じTierの総合ファームが対象となりました。

その中で、実際に年収がUPすること、また前職のファームで培った戦略立案等に関するスキルを活かせるポジションであることも大きな基準となりました。

ー その中で実際に入社されたファームをどのようなどのような基準で決めたか教えてください

転職先で提示された年収が、他のファームの相場よりも高い給料水準であった、かつ、前職のファームで培ったスキルを活かせるポジションであったため、転職することを決意しました。

転職活動を通じてやって良かったこと

ー 転職活動を通じて大変だったことについて教えてください

日々、激務に追われるコンサル業務をしながら、転職活動をすることは考えただけで、滅入りそうになりました。

ですので、本人は面接だけ頑張ればよく、後の調整や交渉については、全て担当してくれるような転職エージェントを利用することが最も成功に近づくと思います。

コンサル業界の中で転職するには、いかに日々の激務を上手くこなして、かつ、転職活動の時間を作るかが勝負だと思いますので、極力、転職エージェントの力を借りることがスマートな方法だと思います。

ー その他、転職活動を通じてやって良かったことはありますか?

「スキルアップした自分自身が労働市場において、どれくらい価値があるのか」というのを事前に確認したことはやってよかったなと思っています。

その結果として実際に年収1000万円を実現できました。

現在~将来について

ー 今の仕事のやりがいについて教えてください

前職のコンサルティングファームで培ったスキルを活かして、更に大きなチャレンジ(プロジェクト全体のマネジメント・推進、他メンバーへの教育)をできていることが、今の仕事のやりがいとなっています。

ー 他ファームからの転職で大変だったについて教えてください

転職直後は「他ファームから来たコンサルタント」として見られるので、いわゆる、「お手並み拝見」状態になります。 なので、最初のプロジェクトでは自分自身の付加価値を最大限発揮する必要があったと思います。

具体的には自分自身に何ができるのか、それは転職先にとって新しい価値となっているのか、等を証明する必要があったので、夜遅くまで仕事をこなしたり、ハードワークをしました。

高い給料を払ってまで取ってきた人材なので、そういった色眼鏡で見られることも事実だと思います。

ー あえて転職後の不満や課題を挙げるとどのようなことがありますか?

前職のファームでは充実していたサポート体制やナレッジ共有の仕組み等が、転職先のファームでは不十分だなと感じます。

優秀な人材を探しているファームの中では、これから体制を整えたり、売上を伸ばそうとしている段階なので、環境が不十分なことがあります。

それを自ら構築しに行こうと考えるかどうか、は本人次第だと思いますが、現状としてそういう課題が挙げられます。

また、人間関係もゼロから構築していく必要があるケースがあります。特にマネージャー以上の役職は他部門の方々との連携も重要な取り組みになる中で、お互いの信頼関係を新たに構築していく必要は少なからずあると思います。

最後に

一 これからコンサル業界への転職にチャレンジする方に一言お願いします

コンサルティングファーム間での転職を考えている方々は、ご自身の強み・スキルを欲しているファームがどこか、を探してみることが転職活動が成功する近道となると思います。

私の場合、新規事業開発・異業種参入等の戦略立案を実践するコンサルタントが不足しているという転職先の現状があったため、高年収で転職することが可能となりました。

なので、一般的な転職活動でコンサルティングファーム間で転職を考えているのであれば、ご自身の強み・スキルを最も欲しているファームがどこか、を転職エージェントから情報としてもらい、転職活動していくことをオススメします。

最後に、現職で培っているスキルは市場で十分に通用するものですから、自信をもって転職活動をしていただければと思います。

Visited 116 times, 1 visit(s) today
おすすめの記事