
本記事では、マッキンゼーの転職・中途面接の体験談(一次~最終)から、転職難易度・求人情報などを、現役・元マッキンゼー社員へのインタビューを基に徹底解説していく。
コンサルへの転職を検討されている方は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングに必ず登録すべきである。詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
戦略・総合コンサルファームへの転職を本気で目指すのであれば、以下のnoteをおすすめしたい。
「コンサルファームでの面接官経験」などをフル活用して、コンサルファームの面接官の思考をリアルに言語化しながら受かるためのポイントをかなり踏み込んで解説したnoteである。
Contents
マッキンゼーの転職・中途面接体験談の基礎情報
今回、マッキンゼーへの転職を成功させて、中途面接体験談の情報提供をしてくださった方のプロフィールは以下の通りである。
- 性年代:25歳男性
- 前職:総合商社
- 応募部署・ポジション:ビジネスアナリスト(第二新卒)
マッキンゼーの転職・中途面接の概要
また、今回対象となるマッキンゼーの中途面接情報は以下の通りである。
▼一次面接
- 面接ステップ:一次面接
- 面接形式:ケース面接+通常面接
- 1人×2回
▼最終面接(二次)
- 面接ステップ:最終面接(二次面接)
- 面接形式:ケース面接+通常面接
- 1人×3回
※今回の転職においてマッキンゼーでは一次~最終までで合計5回の中途面接が行われた。(一次:2回、二次:3回)
▼おすすめの転職エージェント
マッキンゼーの転職・中途面接におけるケースのお題
マッキンゼーの転職・中途面接で実際に出題されたケースのお題や形式について紹介する。
一次面接
▼一次面接:1人目
- ファンドがクライアントで、マッキンゼーのコンサルタントとして初回MTGを前に、各種資料が共有されているという設定
- その上で、「初回MTGではどのようなアジェンダを設定し、何をゴールにするか」をディスカッション
- 次に、財務データが与えられて、「突然ファンドマネージャーがプロジェクトルームに入ってきて、『何か分かったことは?』と聞かれた時に何と答えるか?」をテーマにディスカッション
▼一次面接:2人目
- お菓子メーカーがクライアントで、マッキンゼーのコンサルタントとして初回MTGを前に、各種資料が共有されているという設定
- その上で、「初回MTGではどのようなアジェンダを設定し、何をゴールにするか」をディスカッション
- 次に、急遽クライアントから別資料が共有された設定で、その追加情報を基に「どんな仮説が考え得るか?」をテーマにディスカッション
最終面接(二次面接)
▼最終(二次)面接:1人目
- 鉄鋼メーカーがクライアントで、マッキンゼーのコンサルタントとして初回MTGを前に各種資料が共有されているという設定
- その上で、「初回MTGではどのようなアジェンダを設定し、何をゴールにするか」をディスカッション
- 次に、急遽クライアントから別資料が共有された設定で、その追加情報を基に「どんな仮説が考え得るか?」をテーマにディスカッション
▼最終(二次)面接:2人目
- 自動車メーカーがクライアントで、マッキンゼーのコンサルタントとして初回MTGを前に、各種資料が共有されているという設定
- その上で、「初回MTGではどのようなアジェンダを設定し、何をゴールにするか」をディスカッション
- 次に、急遽クライアントから別資料が共有された設定で、その追加情報を基に「どんな仮説が考え得るか?」をテーマにディスカッション
▼最終(二次)面接:3人目
- 英語での面接
- 面接官がプリンターメーカーのCEO役で、マッキンゼーのコンサルタントとしてCEOからクライアントの置かれている競争環境や自社の課題をヒアリング
- その上で、どのような打ち手があるかをディスカッション
▼おすすめの転職エージェント
マッキンゼーの転職・中途面接で印象に残っている質問
マッキンゼーの転職・中途面接で印象に残った質問や、重視されていたと感じる点についてご紹介する。
▼マッキンゼーの転職・中途面接で印象に残った質問
- 自身にとってリーダーシップの定義とは何か?
- これまでリーダーシップを発揮した経験は?
- 1人目の面接官に話していない、リーダシップを発揮した経験は?
- これまでの面接官に話していない、リーダーシップを発揮した経験は?
- チームメンバーのコンディションが悪いときにどのようなアクションを起こすか?
- どのようなコンサルタントになりたいか?
▼マッキンゼーの転職・中途面接で重視されていたと感じる点
- リーダシップ
- 一緒に働きたいと思わせる力(チャーム)
- 定性/定量データから示唆を引き出す力
マッキンゼーの面接での注意点・ポイント
ビヘイビアー面接は、候補者のパーソナリティや立ち振舞いなどを見るとして位置づけられており、志望動機や転職の動機、これまでの経験などについて問われる面接である。
ビヘイビアー面接では様々な質問をぶつける中で、コンサルに適性があるか?コンサルに必要な要素を持っているか?という点を評価されることになる。
マッキンゼーでは戦略ファームの中でも珍しく、ビヘイビアー面接を非常に重視している。
一方で、ケース面接に関する解法は多数出回っているものの、ビヘイビアー面接については対策方法などが確立されていない状況である。
そのため、ピカピカの経歴×高い思考力を持つ候補者でも志望動機書やビヘイビアー面接でバンバン落とされるという事態も起きている。
そのため、戦略・総合コンサルファームへの転職を本気で目指すのであれば、以下のnoteをおすすめしたい。
「コンサルファームでの面接官経験」などをフル活用して、コンサルファームの面接官の思考をリアルに言語化しながら受かるためのポイントをかなり踏み込んで解説したnoteである。
マッキンゼーへの転職・中途面接の感想
転職を通じて感じたのは、他ファームと比べてマッキンゼーは「どのような人間か」を見られていたかというのを強く感じた。中途面接の形式もケースで論理的思考力などを問うセクションと、パーソナリティを問われるセクションが明確に設けられていた。
中でもマッキンゼーはリーダシップを大切にしていることから、自身におけるリーダーシップの定義や、リーダーシップを発揮した経験について深く質問された。一次面接から最終面接を通じて「リーダーシップを発揮した経験は?」という質問があった。
しかもかなり深堀されるので、リーダシップがない人が付け焼き刃で準備しても通過できないなと感じた。マッキンゼーのケース面接は基本的に同じ形式だったが、最終面接の3人目は資料も何もなく、ひたすら英語でヒアリング+ディスカッションであった。
最終面接の3人目は、一次面接から数えると5人目なので、ここで論理的思考力を見るというよりも英語力チェックだったと思われる。
▼おすすめの転職エージェント
マッキンゼーの中途求人
以下がマッキンゼーの中途求人である。
ビジネスアナリスト | プロジェクトの提案、経営者に向けたプレゼンテーションが主な業務となる。 実務経験2年以下の応募者は、基本的にビジネスアナリストへ応募することとなっている。 |
アソシエイト | ビジネスアナリスト以上の実績、スキルがある人が対象となっており、業務内容は課題解決のための仮設設定、検証に加え海外からの情報収取、分析まで多岐にわたる。 応募必須条件は2年以上の実務経験、およびMBAへの在籍していることである。 |
インプリメンテーションコンサルタント | クライアントの企業変革の設計、および組織能力の支援を行う。 求める人材として経験豊富なリーダーや、優れた問題解決力などが求められる非常に難易度の高い職種である。 |
マッキンゼー・デジタル | テクノロジーに関する経営課題の解決を中心とし、グローバル展開を行う。 デジタル領域、eコマース、IT戦略に関する知識が必須条件とされている。 |
オペレーションスペシャリスト | キャッシュフローの改善や、費用構造の改善に対しての支援を行うため、金融に関する知識が求められる。 |
中でも、「インプリメンテーションコンサルタント」や「マッキンゼー・デジタル」という職種は比較的新しい求人である。インプリメンテーションコンサルタントは、ついに戦略ファームとして君臨してきたマッキンゼーが実行支援に進出するということが大きな話題になった。
マッキンゼーの実行支援チームが受注好調で、このご時世でもかなり積極的に採用してるらしく、さすがはマッキンゼー 。
ちなみに実行支援チームの選考は英語ないみたいです。— グレイヘア (@mr_grayhair) June 18, 2020
また、マッキンゼー・デジタルについては募集職種も去ることながら、募集方法でwantedlyを活用するなど、コンサル業界の変化を象徴する動きとなっている。
マッキンゼーがwantedly使ってるのも驚きだし、募集してる職種からコンサル業界の変化を感じるhttps://t.co/G4Mzvst9E4
— グレイヘア (@mr_grayhair) October 23, 2020
マッキンゼーの転職難易度
結論から言うと、マッキンゼーの転職難易度は最高難易度と言っても過言ではない。
- 難易度の高いコンサル業界の中でトップに君臨しておりその分人気が高い
- ビジネスレベルの英語力が求められ、ケース面接が英語で行われる場合がある
コンサル業界自体が転職難易度が高いと言われるが、マッキンゼーはその中で最も転職難易度が高いと言っても過言ではない。またマッキンゼーの特徴として高い英語力を求められるが、この点も難易度を高くしている要因である。
一方で、ここ数年で英語の筆記試験がなくなったり、インプリメンテーションコンサルタントであれば英語力が問われなかったりと英語面での難易度は下がっていると言える。ただし、繰り返しになるが転職難易度は非常に高いため、徹底的な対策が必要になってくる。
そのため、内定率驚異の62%を誇る支援サービス「STRATEGY:BOOTCAMP」を活用するのも一案である。コンサルキャリアの独自インタビューでは以下のように強みを紹介頂いた。
講師陣はそれぞれ数年以上戦略コンサルの第一線で働いた経験を持ち、かつ戦略コンサルファームにおいて実際に面接官を経験してきたメンバーになります。こうした経験豊富な講師陣によって徹底的にサポートしています。
戦略コンサル出身者による支援サービスというのは他にもありますが、STRATEGY:BOOTCAMPの場合は複数の経験豊富な講師陣の知見を組み合わせて、特定のファーム・人の知見に偏らない密度の高いカリキュラムを提供している点も大きな強みだと思います。
あるいは、コンサル転職の支援実績が豊富なエージェントを利用して選考対策を行うことをおすすめしたい。
▼おすすめの転職エージェント
マッキンゼーへの転職でおすすめのエージェント
国内最難関と言っても過言ではないマッキンゼーの面接を突破するためには徹底した対策が必要になる。そのため、コンサル業界への転職支援実績が豊富なエージェントを選ぶことが最重要である。
嘘のような話だが、コンサル業界への転職支援を行っているエージェントでも対策を十分に行えないエージェントは多数存在する。具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
アクシスコンサルティングはコンサル特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。コンサル転職を成功したい人には、アクシスコンサルティングを本当におすすめできる。
とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。