
本記事では、ベインアンドカンパニーの転職・中途面接の体験談(一次・二次・最終)から、難易度、激務の実態などの転職情報について、現役・元ベインアンドカンパニー社員へのインタビューを基に徹底解説していく。
コンサルへの転職を検討されている方は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングに必ず登録すべきである。詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
Contents
ベインアンドカンパニーの転職・中途面接体験談の基礎情報
今回、ベインアンドカンパニーへの転職を成功させて、中途面接体験談の情報提供をしてくださった方のプロフィールは以下の通りである。
- 性年代:25歳男性
- 前職:総合商社
- 応募部署・ポジション:アソシエイト
ベインアンドカンパニーの転職・中途面接の概要
また、今回対象となるベインアンドカンパニーの面接情報は以下の通りである。
▼一次面接
- 面接ステップ:一次面接
- 面接形式:ケース面接
- 1人×2回
▼二次面接
- 面接ステップ:二次面接
- 面接形式:ケース面接
- 1人
▼三次面接
- 面接ステップ:最終面接(三次面接)
- 面接形式:ケース面接+通常面接
- 1人
※今回の転職においてベインでは、一次~最終までで合計4回の面接が行われた。(一次:2回、二次:1回、三次:3回)
▼おすすめの転職エージェント
ベインアンドカンパニーの転職・中途面接におけるケースのお題
ベインアンドカンパニーの転職・中途面接で実際に出題されたケースのお題や形式について紹介する。
一次面接
▼1人目の面接
- エアコンの市場規模のフェルミ推定を5分で行い、10分でロジックの説明と質疑応答
- その上で、エアコンメーカーの売上拡大策について5分で検討し、10分で施策について説明と質疑応答
▼2人目の面接
- マクドナルドの売上のフェルミ推定を5分で行い、10分でロジックの説明と質疑応答
- その上で、マクドナルドの売上拡大策について5分で検討し、10分で施策について説明と質疑応答
二次面接
▼1人目の面接
- 英語での面接
- クライアントは飲料メーカーという設定で、クライアントと競合のデータを与えられた上で、データから読み取れること、課題と打ち手について議論
最終面接(三次面接)
▼1人目の面接
- 趣味を聞かれて「美味しいものを食べること」と回答したところ、「飲食店の売上を上げる方法」というお題でディスカッション
- 最初にフェルミ推定で仮定のお店の売上を推定した上で、どのような打ち手があるかをディスカッションする流れ
難易度が高いベインの面接を突破して転職を成功させるためには、コンサル転職の支援実績が豊富なエージェントを利用することをおすすめしたい。
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ベインアンドカンパニーの転職・中途面接で印象に残っている質問
ベインの転職・中途面接で印象に残った質問や、重視されていたと感じる点についてご紹介する。
▼ベインの転職・中途面接で印象に残った質問
- ベインの特徴は何だと思うか?
- 他ファームではなくなぜベインか?
- ベインの哲学を理解しているか?
▼ベインの転職・中途面接で重視されていたと感じる点
- 基礎的な論理的思考力
- 最低限の議論ができる英語力
- ベインへの志望度
- ベインへの理解
ベインアンドカンパニー面接での注意点・ポイント
ビヘイビアー面接は、候補者のパーソナリティや立ち振舞いなどを見るとして位置づけられており、志望動機や転職の動機、これまでの経験などについて問われる面接である。
ビヘイビアー面接では様々な質問をぶつける中で、コンサルに適性があるか?コンサルに必要な要素を持っているか?という点を評価されることになる。
特にこれまではベインアンドカンパニーをはじめとする戦略コンサルファームは「ケース面接」をより重視していた。しかし、最近ではケース面接の解法がかなり流出したこともあり、「ビヘイビアー面接」の重要性が上がっている状況である。
一方で、これまでの選考プロセスはケース面接偏重だったがゆえに対策方法などが確立されておらず、ピカピカの経歴×高い思考力を持つ候補者でも志望動機書やビヘイビアー面接でバンバン落とされるという事態も起きている。
そのため、戦略・総合コンサルファームへの転職を本気で目指すのであれば、以下のnoteをおすすめしたい。
「コンサルファームでの面接官経験」などをフル活用して、コンサルファームの面接官の思考をリアルに言語化しながら受かるためのポイントをかなり踏み込んで解説したnoteである。
ベインアンドカンパニーの転職・中途面接の感想
他ファームと比較すると、ベインアンドカンパニーの転職や中途ケース面接の難易度は低いと感じた。ケース中の議論では、正直自分でも甘いな、突っ込まれそうだなという回答をしてしまっていたが、かなり緩かったように感じた。
一方で、「ベインの特徴は何だと思うか?」「他ファームではなくなぜベインか?」という質問があり、ベインへの志望度を繰り返し確認された。転職希望者にはベインへの理解度を求められ、ここで答えられないと通過可能性が大きく下がると想定される。
一次面接から志望度を強く確認されるファームは、自分が受けたファームの中ではベインくらいだったので、ベインへの転職を希望する人ははより念入りに志望動機の準備をおすすめしたい。
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ベインアンドカンパニーの転職難易度
結論から言うと、ベインアンドカンパニーの転職難易度は非常に高い。転職難易度が非常に高い理由としては以下になる。
- 他ファームが採用規模を拡大する中でベインは引き続き少数精鋭となっている
- ベインの筆記試験はMBAの試験でも使われるGMATが題材となっており、筆記試験の時点でかなりの高難易度
- ケース面接でも現役コンサルタントとの議論が行われ、高い論理的思考力やコミュニケーション力が求められる
一方で、ここ2-3年でベインの選考難易度は低下しつつあるといった話も見聞きする。ベインの競合であるマッキンゼーやBCGが採用を拡大する中で、ベインがこれまで採用してきた層が取られてしまい、結果としてこれまでよりも低い層を採用しているといった噂である。
実際、総合ファームで評価の低さから数か月間アベイラブルだった人がベインへの転職を成功させたという話も聞く。とは言え、優秀層が応募してくるため難易度が高いことは変わりがなく、どれだけ徹底した対策を行えるかが重要になってくる。
ベインアンドカンパニーへの転職を成功させるためには、内定率驚異の62%を誇る支援サービス「STRATEGY:BOOTCAMP」を活用するのも一案である。ベイン出身者らによる密度の高いカリキュラムだけでなく、ベインへの推薦も行ってもらえるとのことである。
具体的にはベイン、アーサー・D・リトル、ローランド・ベルガーへの推薦が可能です。
また徹底的に対策を行う上では、コンサル転職の支援実績が豊富なエージェントを利用することが必須と言っても過言ではない。
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ベインアンドカンパニーの激務の実態
ベインアンドカンパニーでは月間平均で70時間ほどの残業があり、また精神的にもタフな仕事内容であることから、心身共に激務であると言える。しかし現役ベイン社員曰く、激務の一方で職場環境は非常に良く、ファームとして働きやすい環境づくりがされているとのことである。
実際に他コンサルファームと激務度を比較してみると、特に戦略コンサルファームの中では激務度は低いと言えそうである。
上記ランキングは主要コンサルファームの月間残業時間に基づいて作成している。(出典:openwork)
RB:ローランド・ベルガー、ADL:アーサー・D・リトル、Mck:マッキンゼー、DI:ドリームインキュベータ、CDI:コーポレイトディレクション、BCG:ボストンコンサルティング、ATK:A.T. カーニー、DTC:デロイト、Bain:ベイン、AC:アクセンチュア、AB:アビーム
その他にも例えば以下のような社員のキャリアが充実するような制度や、プライベートとの両立を図る取り組みなどもあるようだ。
- エクスターンシップと呼ばれる6ヶ月の社外研修
- テイク・ツーと呼ばれる個人目標達成のための2ヶ月の休職制度
- 特定の曜日は19時までに退社するといったチーム内ルール
社員同士も非常にチームワークや風通しが良いため、チームを超えた相談や海外支社との連携などを通し、チーム全体で課題解決に取り組む風潮を大事にしているのがベインである。
そのため激務ではあるが、その激務の中でも社員の働く環境や社員のための制度にも力を入れており、Glassdoor 2019で働きやすい企業No.1を獲得している。
ベインアンドカンパニーのリアルな評判
実際にベインアンドカンパニーの現役・元社員へのインタビューからのリアルな評判をご紹介する。ポジティブ/ネガティブの両面の評判が挙がったが、まとめると以下のようになる。
▼ベインのポジティブな評判まとめ
- ベインでは年齢に関わらず基本的に成果主義がしっかり根付いている
- 若い年齢でも成果を上げていれば、働く時間や場所の縛りがなく、プライベートの両立が可能
- 一方で、チーム全体で助け合いミッションに取り組む文化がある
ベインに勤める知人たちを見ても、ファームに対するエンゲージメントがかなり高いことを感じる。特に成果主義とチームワークがしっかりとバランスしているというのは多くの人からポジティブな評判として共通して挙がっていた。
▼ベインのネガティブな評判まとめ
- チームによってはかなり激務であり、プライベートとの両立が難しい場合がある
- 日本国内だと業界トップではないポジションに甘んじていて保守的な組織に感じる
一方、ベインはファンドのDD案件を多数デリバリーしていることもあり、チームによってはかなりの激務になっているとのことである。また、マッキンゼーやBCGと比較すると少しプレゼンスが落ちる部分もあり、その点に少しもどかしさを感じてネガティブな評判として挙げていた社員も存在した。
とは言え、総じて非常に高い評判であり、ベインは魅力的な転職先と言える。
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ベインアンドカンパニーの中途採用情報
ベインアンドカンパニーでは通年中途採用を行っており、募集職者は現在はコンサルタント職のみとなっている。採用ポジションは実務経験や、中途面接での状況を見て決まってくるが、未経験の場合は「アソシエイトコンサルタント」または「シニアアソシエイトコンサルタント」となる。
- 3年未満:アソシエイトコンサルタント
- 5年未満:シニアアソシエイトコンサルタント
- 5年以上:コンサルタント
- 10年以上:マネージャー、シニアマネージャー、アソシエイトパートナー
ベインでは上記の経験年数別の募集要項に共通して、2年以上の実務経験が必須条件とされている。
ベインアンドカンパニーへの転職でおすすめのエージェント
前述通りベインは少数精鋭のコンサル集団であり、その分転職難易度も非常に高い。また応募してくる人のレベルも非常に高いため、入念な対策や情報収集を行いながら転職活動を進めていく必要がある。
そのため、"絶対に"やるべきことはコンサル転職におけるケース面接対策に強みを持つエージェントを選ぶことである。実際に、どのエージェントを選ぶかで選考突破の確率は大きく変わってくる。
具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
アクシスコンサルティングはコンサル特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。コンサル転職を成功したい人には、アクシスコンサルティングを本当におすすめできる。
とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。