近年、大企業における新規事業立ち上げの需要が急拡大している。

多くの企業でも試みが見られるオープンイノベーションやハッカソン、CVCの立ち上げも、新規事業を産み出す施策の一つである。

新規事業コンサルを解説

そうした需要拡大を受けて、大手コンサルティングファームからブティックファームまで、「新規事業コンサル」というサービスを提供するファームも増えてきている。

そこで本記事では、そんな新規事業コンサルについて、本領域での複数の経験を持つ筆者が解説を行う。

新規事業コンサルに興味がある方は、まずはビズリーチに登録することをおすすめしたい。

コンサル転職に強いエージェントや、直接コンサルファームの人事部からスカウトが来るため、自身の市場価値を確認することができる。

また、ハイクラス特化のエージェントとして定評のあるSamurai Jobや、コンサル業界に特化したエージェントとして実績と評判を確立しているアクシスコンサルティングにも登録しておきたい。

加えて、国内最大手のリクルートがハイクラス向けとしてに展開するキャリアカーバーに登録しておくことも間違いない選択肢である。

新規事業コンサルとは

まず初めに「新規事業コンサル」について解説する。

「新規事業コンサル」においては、一般的に大きく3つのステップに分けられ、それぞれのステップでプロジェクトフェーズを切る場合が多い。

  1. 新規事業のアイデア出し
  2. 新規事業のビジネスモデル検討
  3. 新規事業立ち上げ支援

1. 新規事業のアイデア出し

まず最初のステップとして必要になるのが「新規事業のアイデア出し」である。

市場の魅力度(規模、成長性)、自社の強み/弱み、競合の強さだけでなく、マクロトレンドや消費者(ミクロ)動向などを踏まて、アイデア出しを行うことになる。

最近では、SDGsを起点としてアイデア出しを行うケースも多い。

いずれの場合でも、思い付きでアイデアを行うのではなく、何等かのロジックを持ってアイデア出しを行い、その事業の魅力を評価していくことになる。

各事業を評価して、有望なアイデアを幾つかに絞ったら「新規事業のアイデア出し」のステップは完了である。

2. 新規事業のビジネスモデル検討

次に、「新規事業のアイデア出し」で絞ったアイデアのビジネスモデルを検討していくことになる。

「新規事業のアイデア出し」ステップでは少し抽象度の高い話であったが、この「新規事業のビジネスモデル検討」ステップではより具体的な話になってくる。

優良な類似事例や、顧客ニーズを踏まえながらビジネスモデルを構築していくが、このステップには顧客ヒアリングがより重要になってくる。

顧客ヒアリングでは、ニーズの有無やニーズの解像度を上げ、本当に事業として成り立つのか、成り立つ場合はどんな要素が必要かを明確にしていく。

最終的には、顧客ヒアリングなどを基に適正な価格や想定顧客数を設定し、"絵に描いた餅"ではないリアリティのある事業計画/収支シミュレーションを作成する。

3. 新規事業の立ち上げ支援

ビジネスモデルが構築できたら、このステップで「新規事業の立ち上げ支援」に入る。

アクションプランの策定や、有望なパートナー候補の選定に留まらず、場合によってはベンダー選定や調整など、立ち上げをリードすることも求められる。

このフェーズではどうしても提言ではなく、事業が計画通り立ち上がることが求められる。

そのため、アクションプランの策定や、有望なパートナー候補の選定といったアドバイザーロールではなく、協業者や並走者と言った役割が求められる。

新規事業コンサルにおける難しさ

新規事業コンサルでの経験は、コンサルとしてのスキルアップだけでなく、起業にも活用できることから非常に人気の高い領域でもある。

しかしながら、新規事業コンサルは非常にハードであり、タフネスが求められる領域でもある。

以下では、そんな新規事業コンサルにおける難しさの一例をご紹介する。

途方もない案出しの量

「新規事業のアイデア出し」において、最終的なアウトプットが2-3案だとしても、その過程ではより多くのアイデアを出す必要がある。

最終的に有望なアイデアが出るかが分からない中で、クライアントに対して事前に「50アイデア出します」などと数をコミットしてしまう場合がある。

お気づきの通り、ある程度領域が限定されている中で「50アイデア」も出すことは非常に難易度が高く、そして多くの場合、有望なアイデアを「50アイデア」も出すことはできない。

その結果、自分でも恥ずかしいと思えるようなアイデアを出し、絶対に選定されることはないと分かりながらパワーポイントを作り続けることになる。

これは「考える過程が大切」という新規事業コンサルの特性が生む難しさである。

求められるスキルセットの違い

「新規事業の立ち上げ支援」では、従来の戦略コンサルティングとは異なるスキルセットが求められる。

行動力や推進力、周囲の関係者を巻き込む求心力など、コンサルティングファームでは身に付きにくいスキルセットである。

筆者がこれまで出会った最も優れた新規事業コンサルタントは、ベンチャー企業にて多数の新規事業の立ち上げに関わってきた人である。

そのため、特に新卒でコンサルティングファームに入社した人で、「じっくり考える」「何事もロジカルに合理的に判断する」といったお作法が身に付いている人には、大きな思考転換が必要となる。

フェーズの合間時間の長さ

新しいことをする場合、大企業の場合はステークホルダーも多いことからどうしても時間が掛かってしまう。

特に、「新規事業のアイデア出し」→「新規事業の立ち上げ支援」のフェーズの合間には、クライアント内でかなり慎重な議論が必要となる。

関連部署の反応や、取引先への影響、顧客への印象などを考慮して、各種ステークホルダーとの対話も必要になってくる。

そうなると、すぐさま次のフェーズは始められず1-2か月の期間が空いてしまうことも多い。

その場合、我々コンサルタントはお休みするわけもいかず、全く異なるプロジェクトへアサインされていく。

もちろん再開する時に、元プロジェクトメンバーの誰かしらがアサインされるような組み方はされるが、全員が都合よくアサインできる可能性は低い。

せっかくアイデア出しから頑張っていても、コンサルティングという事業特性上、最後まで関われない可能性が一定あることは考慮しておく必要がある。

新規事業コンサルになるには

常に最新のニュースをキャッチアップ

まずは、常に最新のニュースをキャッチアップしておく必要がある。

このニュースは新規事業に関するものだけでなく、マクロトレンドや消費者動向も含まれる。

こうした日々の蓄積がプロジェクトにアサインされた際に大きなショートカットを可能にしてくれる。

最新のニュースをキャッチアップするなら、TechCrunchNewsPicksなどの自分にあったメディアから常にインプットをし続ける必要がある。

書籍などを通じて深堀

気になったテーマや話題のテーマは書籍を通じて深堀することも有用である。

ニュースは速報性に長けているものの、どうしても内容が薄くなってしまう。

そのため、定期的に書籍を通じて特定のテーマを深堀して、自分の中で体系的に落とし込んでおく必要がある。

新規事業は「知っている」かどうかでアウトプットが大きく変わってくる領域である。

事業立ち上げ経験を蓄積

前述の通り、筆者がこれまで出会った最も優れた新規事業コンサルタントは、ベンチャー企業にて多数の新規事業の立ち上げに関わってきた人であり、やはりこの分野において経験が大きくものを言う。

コンサルではアイデア出しから立ち上げ、そして実際の事業運営まで関わることはできない。

もし長期的に新規事業コンサルとして、よりリアリティのある支援をしていきたいのであれば、是非とも事業会社にて立ち上げ経験を蓄積して頂きたい。

エージェントに相談

新規事業コンサルとして経験を積む、あるいは一度事業会社で立ち上げ経験を積む場合でも、まずはエージェントにどのような求人があるかを確認してみて頂きたい。

少しでも新規事業コンサル人に興味がある人は、ずはビズリーチに登録することをおすすめしたい。

コンサル転職に強いエージェントや、直接コンサルファームの人事部からスカウトが来るため、自身の市場価値を確認することができる。

また、ハイクラス特化のエージェントとして定評のあるSamurai Jobや、コンサル業界に特化したエージェントとして実績と評判を確立しているアクシスコンサルティングにも登録しておきたい。

加えて、国内最大手のリクルートがハイクラス向けとしてに展開するキャリアカーバーに登録しておくことも間違いない選択肢である。

ハイクラス転職サービス・エージェント

エージェントに登録後はどのようなコンサル求人があるかや、今後のキャリア戦略について話し合ってみて頂きたい。

なお、最初の段階では複数のエージェントに登録することをおすすめしたい。

エージェントは転職活動を並走していくれる貴重なパートナーであり相性が非常に重要である。

また、残念ながらエージェントによって人の質も大きく異なるため、自分の目でしっかり見定めた上で1つのエージェントに絞ることをおすすめしたい。

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