
1,000万円前後の平均年収や、風通しの良さが魅力の監査法人トーマツは、非常に人気の高い転職先で多くの希望者が毎年応募をしています。
本記事ではそんな監査法人トーマツの年収をはじめ、激務の実態や実際の評判など、よりリアル内容をまとめて解説していきます。
監査法人トーマツへの転職徹底解説
監査法人への転職を検討している人は監査法人やFAS、コンサルなどのアドバイザリー職を中心としたハイクラス転職に強みを持つエージェントであるコトラに必ず登録すべきである。
転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者やハイキャリア.com運営メンバーの実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
Contents
監査法人トーマツとは
監査法人トーマツは日本初の監査法人として1968年に創立された。
そんな監査法人トーマツは520人以上の公認会計士を中心にプロフェッショナルファームとして活動している。
上記の組織図を見て分かる通り、デロイトトーマツグループ内では「監査・保証業務」「リスクアドバイザー」を担っている。
▼監査法人トーマツの監査・保証業務
- 会計監査
- Audit Innovation
- IPO(株式上場)
- IFRS(国際会計基準)
▼監査法人トーマツのリスクアドバイザー
- ストラテジック&レピュテーションリスク
- レギュラトリ―リスク
- ファイナンシャルリスク
- オペレーションリスク
- サイバーリスク
2020年度の売上は「監査・保証業務」が約810億円、「リスクアドバイザー」が約340億円となっており、「監査・保証業務」が全体の7割を締めている。
監査法人トーマツの年収
上記は監査法人トーマツの役職別年収である。
監査法人はとくにBIG4の年収が高く、中でも監査法人トーマツは若手のうちから成果を上げていれば、非常に高額な年収を手にすることができる。
知人曰く、早い人であれば入社数年でシニアスタッフに昇進し、20代後半の時点で年収1000万円の壁を突破しているとのことである。
またマネージャー以上のポジションも、平均して年収が1000万円以上と年収水準は非常に高いと言える。
ただ、シニアスタッフまでは実力次第で早い段階で駆け上がることができるものの、上層部のメンバーが多いことから、マネージャー以上のポジションに到達するには10年近くかかってしまう点には注意しておきたい。
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監査法人トーマツの激務の実態
監査法人トーマツはシーズンによって激務度が変動するなど特徴があるものの、1年間の平均を見てみると業界の中の激務度としては中間レベルと言える。
- 繁忙期は徹夜続きだが、閑散期は定時で帰れるなど、時期によって大きく異なる
- 有給休暇消化率に対する管理が厳しいため、基本的に申請すれば通る
- スタッフ時代は配属チームの方針に左右されるため、自分で時間をうまく作れない
監査法人トーマツでは繁忙期と閑散期の差が激しく、寝る暇もない繁忙期を乗り越え閑散期に入ると、毎日定時で変えることができるなど、時期により忙しさが変動する。
特に若手は繁忙期に行う業務が多いことや、所属チームにより推奨退社時間が異なることから、自分自身で仕事量のコントロールが難しいのが実態だ。
一方で、マネージャー以上になると比較的自分で仕事の調整がつけられるため、仕事に追われることなくある程度のプライベートは確保できる。
また、監査法人トーマツでは有給休暇消化率に対する管理が厳しく、全社的に積極的に有給休暇の取得を推奨している。
そのため、平日の業務後などの時間が取れなくとも、休暇申請は通るためある程度のオンオフは若手のうちでも切り替えることが可能と言える。
監査法人トーマツのリアルな評判
現役社員の知人たちの情報を踏まえると監査法人トーマツの評判は比較的高い部類と言える。
▼監査法人トーマツのポジティブな評判
- 風通しが良く、上司や先輩がフォローやバックアップをしてくれるため、若いうちから安心して働ける
- 実力主義で自分の年収を上げられるため、日々高いモチベーションで仕事に臨める
- クライアントの課題解決は大変であるが、その一方で非常にやりがいを感じる
監査法人トーマツは実力主義であるため、自分の成果が年収に直結する点に関しては高い評判であった。
それに加えて先輩や上司が一丸となって若手のフォローに入る社風のため、若手の成長支援の側面も高い評判であった。
ただ実際の業務のレベルが高く、大変であることは変わりないがその分やりがいを感じるなど、仕事好きな人にとっては非常に働きやすい環境であると言える。
▼監査法人トーマツのネガティブな評判
- 繁忙期が非常に忙しく、仕事以外の時間はほとんど寝るしか選択肢がない
- クライアントの意見を重視するあまり、社員の考えが二の次に感じる
- 上層部が詰まっているようなので、早期の出世が期待できない
基本的に高評価が多いものの、やはり長時間労働に対するネガティブな評判は多かった。
さらにクライアントファーストを徹底しすぎるがあまり、社員の意見が採用されなかったり、上層部が詰まっており出世に時間がかかるなど、社内体制に対する不満を感じる若手層が一定数存在している。
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監査法人トーマツの中途面接
監査法人トーマツの中途面接は、基本的に以下のような流れで行われる。
- 書類選考(筆記試験無し)
- 一次面接(人事・マネージャークラス):一般面面接・企業説明
- 二次面接(人事・パートナークラス):一般面面接
- 最終面接(役員・パートナークラス):一般面面接・逆質問
一次、二次面接では、志望動機や自己PRなどオーソドックスな質問が多く、そこで監査法人トーマツとマッチするかを見極められる傾向が強い。
そこを突破し、最終面接にたどり着くと一転して、どのようなスキルを活かせるか、どの分野で戦力になれるかなど、入社後の実践を想定した質問が増えてくる。
監査法人トーマツの中途面接の特徴として、比較的カジュアルでテンポよく進むため、相手の雰囲気やスピードに飲まれないよう、スピード感のある面接を想定して対策を取ることをおすすめしたい。
また監査法人トーマツの人事本部長である飯塚氏曰く、求める人物像として以下のような人物があげられているので、参考にしてほしい。
- リスクアドバイザリーに必要な専門性がある人
- 経済社会の発展に貢献したい人
- 時代の流れに敏感で、常に知識をアップデートできる人
監査法人トーマツの転職難易度は高く、緻密な対策が求められるため、監査法人やFAS、コンサルなどのアドバイザリー職を中心としたハイクラス転職に強みを持つエージェントを利用することをおすすめしたい。
▼おすすめの転職エージェント
監査法人トーマツへの転職でおすすめのエージェント
監査法人の求人は多岐に渡り、それぞれで求められる経験やスキルも異なれば、描けるキャリアプランも大きく変わってくる。
また、監査法人への転職では同じ求人によっても交渉によって100万単位で年収が変わる可能性もある。
そのため、監査法人などへの転職支援実績が豊富なエージェントを必ず選んで頂きたい。
具体的には、監査法人やFAS、コンサルなどのアドバイザリー職を中心としたハイクラス転職に強みを持つエージェントであるコトラに必ず登録するべきである。
おすすめ度:★★★★★
コトラはハイクラス人材からの評判が高いことでも有名なエージェントで、数々のイメージ調査でNo. 1を獲得している間違いないエージェントである。
実際、筆者やハイキャリア.com運営メンバーもコトラに登録しているが、エージェントの方が非常に優秀という印象がある。
特に、監査法人やFAS、コンサルへの転職を目指すのであれば必ず登録すべきと言っても過言ではない。
複数の同僚がコトラさん経由で転職していて評判も良かったので迷わずコトラさんに登録しました。
「実績が多い」「アドバイスの質が高い」という点で本当におすすめです。
監査法人の業界事情やトレンドにも詳しく、有用なアドバイスをもらうことができました。
また、年収交渉の際なども手厚くフォローしてもらえました。
その他にハイキャリア.com運営メンバーの実体験から本当におすすめできるエージェントを以下にまとめているため参考にしていただきたい。
転職でキャリアを築くことに本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできないエージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
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ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。