戦略とITの両軸で、経営戦略から業務改革まであらゆるクライアントの課題解決を行っているのがフューチャーアーキテクトである。
本記事では現役・元フューチャーアーキテクト社員へのインタビューを踏まえてリアルな評判を徹底解説していく。
良い評判から「やばい」という評判まで忖度なく解説しているためぜひ参考にして頂きたい。
本記事を作成するにあたっては、実際に現役フューチャーアーキテクト社員複数人にインタビューを行っている。
- フューチャーアーキテクトがやばいと言われる理由
- やばいと言われる理由の真相
- フューチャーアーキテクトの激務の実態
- 現役・元フューチャーアーキテクト社員によるリアルな評判
フューチャーアーキテクトを含むコンサルへの転職を目指す上では、フューチャーアーキテクト転職大全およびおすすめのコンサル転職エージェントも参考にして頂きたい。
Contents
フューチャーアーキテクトのやばい評判があがる理由
フューチャーアーキテクトは「やばい」と言われることも多く、ネット上で度々ネガティブな評判が上がっている。
実際「フューチャーアーキテクト やばい」というキーワードは月間1000回も検索されている。
フューチャーアーキテクトのやばい評判があがる理由について、現役フューチャーアーキテクト社員複数人にインタビューを行った内容を踏まえて、徹底的に解説していく。
フューチャーアーキテクトがやばいと言われる主な理由は以下の通りである。
- 激務でやばい
- 社内制度・文化が固まっていないからやばい
- 360度評価制度だからやばい
- IT領域に偏り過ぎていてやばい
現役フューチャーアーキテクト社員の実体験に基づくリアルな評判を解説しているためぜひ参考にしていただきたい。
フューチャーアーキテクトは激務すぎてやばい?
コンサルファームである以上、クライアントからの期待値も高くある程度の激務になることは避けられない。
そのため、フューチャーアーキテクトに対しても「激務すぎてやばい」という印象を持っている人が多いようだ。
フューチャーアーキテクトの激務の実態
この「激務すぎてやばい」の評判の真相を探るためにファクトを見てみたい。
以下は主要コンサルファームの月間残業時間をランキング化(=激務ランキング)したものである。(出所:Open Work)
順位 | ファーム名 | 月間残業時間(h) |
1 | アーサー・D・リトル | 85.4 |
2 | マッキンゼー・アンド・カンパニー | 76.7 |
3 | ドリームインキュベータ | 75.5 |
4 | A.T.カーニー | 72.6 |
5 | ローランド・ベルガー | 68.2 |
6 | ベイン・アンド・カンパニー | 64.4 |
7 | デロイト・トーマツ・コンサルティング | 63.1 |
8 | ボストン・コンサルティング・グループ | 62.8 |
9 | PwCコンサルティング | 62.4 |
10 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 53.1 |
11 | アクセンチュア | 52.1 |
12 | フューチャーアーキテクト | 45.5 |
13 | KPMGコンサルティング | 43.4 |
14 | アビームコンサルティング | 36.3 |
15 | ベイカレント・コンサルティング | 33.0 |
フューチャーアーキテクトの月間残業時間45.5時間と、主要コンサルファームの中では比較的残業時間が少ない(激務ランキング12位)という結果となった。
業界中でも働き方改革が進み、激務が是正されつつあると言われるアクセンチュアよりも少なく、もちろんプロジェクト次第ではあるものの、フューチャーアーキテクトを「激務すぎてやばい」というのは少し言い過ぎと言えるかもしれない。
さらにコンサルの中でもITコンサルに絞って激務度を比較したのが以下の激務ランキングである。
順位 | ファーム名 | 月間残業時間(h) |
1 | 日立コンサルティング | 55.7 |
2 | シンプレクス | 54.6 |
3 | フューチャーアーキテクト | 45.5 |
4 | クニエ | 44.5 |
5 | シグマクシス | 41.7 |
6 | 日本IBM | 37.2 |
7 | キャップジェミニ | 31.6 |
ITコンサルの場合、戦略コンサルとは異なり比較的工数見積がしやすいという業務特性があるため、比較的激務になりづらい傾向がある。
比較対象をそうしたITコンサルだけに絞ると、フューチャーアーキテクトの激務度は3番目であり、相対的に激務と言える。
つまり「激務すぎてやばい」というのは少し言い過ぎな一方で、相対的には激務の傾向があると言える。
フューチャーアーキテクトが激務になる理由
フューチャーアーキテクトが激務になる理由を現役フューチャーアーキテクト社員に聞くと以下3つのポイントがあがった。
- 会社用携帯が支給されており、土日でも連絡が来れば対応する必要がある
- 成果を求める社員が多いため、必然的に長時間労働が当たり前の空気になっている
- プロジェクトによっては休日出勤を求められる場合もある
フューチャーアーキテクトはITコンサルファームである以上、クライアントへの提供価値が第一であり、必然的に労働時間が長く、平日の帰りが遅く、また休日対応も求められるのが実態である。
また仕事に対しての意識が高く、多くの社員が成果にこだわるせいか、「仕事時間が長い人=が正しい」という文化があるという。
とは言え、こうした文化はほとんどのコンサルファームに共通することである。
フューチャーアーキテクトでは、仕事内容や年収面で満足度が高い社員が多く、激務でも特に気にせずに働いている人が多い印象である。
フューチャーアーキテクトは社内制度・文化が固まっていないからやばい?
フューチャーアーキテクトは2016年4月にフューチャー株式会社よりITコンサルティング事業を継承する形で、設立されたベンチャー企業である。
一方で、ベンチャー企業がゆえに社内制度・文化等はこれから形成、熟成していく段階であり、一部の手続き・業務等では混乱が生じることもあるという。
実際、現場ではどのような状況になっているのか、現場の社員に聞いてみた。
一部、カオスな部分はありますが、人事部を中心としたコーポレート部隊のメンバーが頑張って制度を整えてくれているところです。ベンチャー企業なので、仕方ないと思いますし、そういった制度・文化を創っていくことを楽しめる人材が多いので、問題無いと思います。
現役フューチャーアーキテクト社員A氏
気になるほど、制度・文化が固まっていない印象は無いですね。一般的な企業と遜色無いくらい整っていると思いますし、社員も有給休暇や研修制度を積極的に利用しています。制度・文化がしっかりしているので、業務に集中できていますね。
現役フューチャーアーキテクト社員B氏
フューチャーアーキテクトは360度評価制度だからやばい?
フューチャーアーキテクトは、人事制度に360評価制度を取り入れていることが特徴の1つである。
具体的には、年に1回、自己評価をプレゼンテーションで成果発表を行う機会があり、上司、同僚、その他のメンバー等の参加者によって評価される評価制度である。
一見、公平性を担保した評価制度であるが、社員の中には、「部下に評価されたくない」というネガティブな声も挙がっている噂がある。
そうした噂の真偽、また、360度評価制度について、どのように感じているかを、現場の社員に聞いてみた。
ネガティブな意見は全く無いですね。誰もが素直にアドバイスや評価を受け止めて、次の成長の参考にしています。そもそも、成長意欲が高い社員ばかりなので、「部下に評価されたくない」という閉鎖的な考えの社員がいません。そうした社員の方々の特性を活かした良い制度だと思っています。
現役フューチャーアーキテクト社員C氏
360度評価は大変、好評ですよ。多くの社員から様々な角度でのフィードバックをもらうので、非常に勉強になります。もっと、評価会の頻度を上げても良いんじゃないかと思っているくらいです。
現役フューチャーアーキテクト社員D氏
フューチャーアーキテクトはIT領域に偏りすぎてやばい?
ITを武器とした課題解決型のコンサルティングサービスを提供することを強みとしているフューチャーアーキテクトだが、IT領域だけを専門としていることについて、懸念の声があるという。
具体的には、特定の領域だけに特化しすぎて事業の多角化に欠ける点や、IT領域という競合ひしめくレッドオーシャンに会社の身を置いていることのリスクについて等である。
しかし、社員の中ではそういった懸念は特に上がっておらず、ポジティブにビジネスを考えているようである。
たしかにIT領域に特化した事業ですが、それゆえに他社には負けないくらいのサービスを提供できると自負しています。実際、経営・業務改革・システム改革の三位一体の複合的な視点からコンサルティングを行う点であったり、社外CIOのような中立的な立場で、お客様の企業価値を最大化しようという使命のもと、活動している点がクライアントにも評価いただいています。
現役フューチャーアーキテクト社員A氏
IT領域やDX領域等は、たしかに競合他社もこぞって参入している領域だと思います。しかし、それは言い方を変えれば、それだけビジネスチャンスが大きい領域ということも言えます。そのビジネスチャンスを逃さないためにも、弊社としても全力で取り組んでいますね。
現役フューチャーアーキテクト社員C氏
【社員の評判】フューチャーアーキテクトに入社して良かったこと
「やばい」という噂も多いフューチャーアーキテクトだが、ここでは元・現役フューチャーアーキテクト社員に入社して良かったことを聞いた内容をご紹介する。
忖度なしの意見をもらったのでぜひ参考にしていただきたい。
ベンチャー企業なので、事業のスピードが速く、裁量権も大きいので、やりがいを感じる職場だと思います。変なしがらみ、根回し、社内政治等が無いので、純粋にクライアントの課題解決に取り組める点も、満足しています。
現役フューチャーアーキテクト社員B氏
今の職場と比べても、フューチャーアーキテクトの社員は成長意欲が高い人が多かったなと思いますね。みんな、目標を持っていて、それをフューチャーアーキテクトで実現したいという熱意を持っていました。成長したい人に合う職場だと思いますし、特に、成長意欲が旺盛な20代の若手社員等にとっては最適な職場だと思います。
元フューチャーアーキテクト社員E氏
【社員の評判】フューチャーアーキテクトに入社して悪かったこと
一方で、元・現役フューチャーアーキテクト社員からネガティブな声もあがっている。
ネガティブな声は「やばい」という評判に繋がる要素でもあるためぜひ参考にして頂きたい。
ゆっくり仕事したい人には合わないかもですね。いわゆる、日系の大企業で働いているような「ゆっくりと着実にキャリアを形成したい、仕事は生活できるレベルであればそれで良い」という考えの人には、アグレッシブすぎる環境かもしれません。(笑)
現役フューチャーアーキテクト社員D氏
私は、IT領域とは別の領域でキャリアを積んでいきたくなったので、転職しました。現在のところ、ITに特化したコンサル企業であるので、私のようなキャリアプランを考えている人には少し違うかもしれません。逆に言うと、ITの専門家になりたい人にとっては、ベストな職場だと思うので、ぜひ、オススメします。
元フューチャーアーキテクト社員F氏
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。 また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。 そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。コンサルへの転職を成功させるためには
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