
コンサルファームへの転職を検討している人の中には、学歴について気にしている人も多いのではないだろうか。
本記事では、コンサルタントとして面接官経験もある筆者が、外資や日系、BIG4などコンサルファーム別に求められる学歴について徹底解説していく
コンサルへの転職を検討している人は、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。
詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
またコンサル転職を本気で目指すのであれば、以下のnoteをおすすめしたい。
「コンサルファームでの面接官経験」などをフル活用して、コンサルファームの面接官の思考をリアルに言語化しながら受かるためのポイントをかなり踏み込んで解説したnoteである。
Contents
コンサルには学歴フィルターがある
結論から言うと、残酷な話ではあるがコンサルには明確に学歴フィルターというものが存在する。
コンサルファームに限らず新卒・中途問わず人気企業では多数の募集があるため、どうしても学歴でフィルタリングが行われてしまう。
コンサル業界も例外ではなく、むしろより強い学歴フィルターが存在している状況である。
筆者知人の外資コンサルファームのパートナーは学歴フィルターについて以下のように言及している。
過去に学歴は関係ないと考えていた時期があるが、今は明確に学歴によってフィルタリングしている
筆者知人の外資コンサルのパートナー
なぜコンサルには学歴フィルターがあるのか?
コンサルに学歴フィルターがある理由としては以下の3つである。
- 効率的な採用活動を行うため
- 学歴と比例する思考力が求められるため
- 「人」が売り物であるため
効率的な採用活動を行うため
コンサルファームの人気は非常に高く、毎年膨大な応募がある。
人事の本音としては、その一つ一つをしっかり精査していきたいが、それでは採用活動が回らなくなってしまうので、何かしらの分かりやすい基準で初期応募をふるいに掛ける必要がある。
この"何かしらの分かりやすい基準"が学歴である。
学歴が高くない人がコンサルタントに相応しくないと言うわけではなく、コンサルファームとして毎月膨大に来る応募書類を効率的に精査するために、どうしても学歴フィルターを使わざるを得ないのである。
学歴と比例する思考力が求められるため
コンサルでは高度な論理的思考力や問題解決力が求められるが、これらは学歴と比例すると言われている。
あくまで"比例する"ということで、必ずしも全員が当てはまるものではないが、効率的な採用活動を行う上では学歴は大いに活用できる指標になる。
そのため、学歴フィルターを使うことは合理的な手段と考えられる。
「人」が売り物であるため
コンサルではクライアントへの提案に際してにメンバーの経歴を見せることも多い。
その際、これまでの職歴やプロジェクト実績に加えて、相応しい学歴が必要になってくる。
少しシビアではあるが、商品が「人」というコンサルティングの特性上仕方がない側面と言える。
コンサルファーム別の学歴足切りライン(外資、日系、BIG4)
一言でコンサルファームにおける学歴フィルターと言っても、外資系/日系、大手戦略系/総合系/その他などで大きく異る。
以下では各分類別の学歴足切りラインについて解説する。
外資/日系戦略コンサルで求められる学歴
まず最も学歴フィルターが厳しいのが、外資/日系戦略コンサルである。
マッキンゼー、BCG、ベイン、ATカーニー、strategy&、ローランドベルガーなどの外資コンサルに加えて、ドリームインキュベータやコーポレートディレクションがこれにあたる。
▼外資/日系戦略コンサルの学歴足切りライン
- 東大、京大、一橋大、東工大、旧帝大、早慶がメイン
- 上智、ICUにもチャンスはある
- MARCH、関関同立は非常に厳しい
BIG4などの総合コンサルで求められる学歴
次に、学歴フィルターが厳しいのがアクセンチュアやBIG4などのグローバル総合ファームである。
アクセンチュア、デロイト、PwC、KPMG、EYがこれにあたる。
▼アクセンチュアやBIG4の学歴足切りライン
- 東大、京大、一橋大、東工大、旧帝大、早慶、上智、ICUがメイン
- 近年は採用拡大に伴いMARCH、関関同立クラスでも学歴がネックになることがほとんどない
ただし先日話題になったが、工業高校から事業会社を経て、PwCに入社された方もいるので学歴だけで一概に諦める必要はないと言える。(出所:【山下良輔】工業高校から、外資コンサルになった31歳の逆転人生)
日系コンサルで求められる学歴
最後に日系総合ファームやシンクタンクの学歴フィルターを紹介する。
アビームやベイカレント、野村総合研究所、三菱総合研究所などがこれにあたる。
▼日系総合ファームやシンクタンクの学歴足切りライン
- 東大、京大、一橋大、東工大、旧帝大、早慶、上智、ICU、MARCH、関関同立まで幅広い層がメイン
- 日東駒専クラスでも狭き門であるもののチャンスはある
学歴がない人がコンサルタントになる方法
学歴がない人がコンサルになる方法としては以下の2つに集約される。
- 徹底的な選考対策を行う
- 下位ファームに入社してコンサルタントとして実績を積む
徹底的な選考対策を行う
近年は各コンサルファームとも採用を拡大しており、それに伴い学歴フィルターも徐々に緩くなっていると言われている。
一方で、学歴がない人が書類選考を通過できたしても、非常に難易度の高い筆記試験とケース面接が待ち受けている。
高い学力と思考力が求められる選考であるため、ここで躓く人が多い。
そのため、コンサル転職の支援実績が豊富なエージェントを利用して徹底的な対策を行うことをおすすめしたい。
▼おすすめの転職エージェント
またコンサル転職を本気で目指すのであれば、以下のnoteをおすすめしたい。
「コンサルファームでの面接官経験」などをフル活用して、コンサルファームの面接官の思考をリアルに言語化しながら受かるためのポイントをかなり踏み込んで解説したnoteである。
下位ファームに入社してコンサルタントとして実績を積む
自身の学歴でも通過できる下位ファームに入社して、まずコンサルタントとして実績を積むという方法もある。
業界経験者であれば、学歴以上にコンサルタントとしての実績が重視されるため、実績を積むことで学歴の壁を超えて上位ファームに転職する道を切り開くことができる。
実際に、前述の工業高校から事業会社を経て、PwCに入社された方は、過去に何度かDeloitteを落ちていたが、PwCでコンサルタントとして実績を積んだ後に、再度Deloitteにチャレンジして転職を成功させたという。
(出所:【山下良輔】工業高校から、外資コンサルになった31歳の逆転人生)
学歴が高くなくてもコンサルで活躍できる人
仮に入社することができても、コンサルファームというエリート集団の中で「学歴が低い非エリートが活躍できるのか?」という質問を受けることがある。
結論から言うと、可能である。
実際筆者の知人は学歴が低かったが、現在はコンサルファームで活躍しており順調に昇進している。
彼は新卒でベンチャーに入社し、その後コンサルファームに転職しているが、ベンチャー時代に培った以下の経験やスキルを活用して多くの戦略案件を手掛けている。
- 新規事業立ち上げ経験
- ベンチャー界隈の人脈
- 物事の推進力
コンサルファームでは非常に珍しい経験とスキルを持っている一方で、クライアントからのニーズがある領域であるため、例えば学歴が高くなくてもエッジが立った貴重な存在として活躍している。
大切なことは前職だからこそ培える経験やスキルを身に付け、中途ならではの価値を発揮することである。
コンサルへの転職でおすすめのエージェント
学歴の有無に関わらず、コンサルへの転職を成功させる上では、徹底的な対策が必要不可欠である。
そのため、コンサル業界への転職支援実績が豊富なエージェントを利用することをおすすめしたい。
間違っても、有名という理由で大手総合エージェントを選ばないで頂きたい。
具体的には、コンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには絶対に登録すべきである。
おすすめ度:★★★★★
アクシスコンサルティングはコンサル特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。
ここまでの支援実績がありながらコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。
コンサル転職を成功したい人には、アクシスコンサルティングを本当におすすめできる。
とにかく支援が手厚かったです。ケース面接もかなりの回数お願いしましたが、嫌な顔一つせずに対応してくださりました。
また書類面でも細かい点まで確認してもらえてアクシスさんに「受からせてもらった」という感覚です。
業界情報が豊富で「このファームのケース面接ではこうした方がよい」など、個別具体なアドバイスを頂けました。
他に大手エージェントにも登録していましたが、アクシスさんは「ここまで違うのか」というレベルの情報の質と量でした。
コンサル転職に本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事はコンサル転職に本気のあなたの役に立つために、コンサルキャリア運営メンバーや多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。