コンサルファームによっては現在採用を絞っているところもあり、弊社に転職相談をされる方から「今コンサル転職活動しない方が良いか」という質問を最近よくいただきます。
実際、直近1年でコンサル転職を取り巻く環境は大きく変わりました。そしてそれに伴い、転職タイミングがいつが最適かという問いは非常に難しく、悩まれる方も非常に多いです。
本記事ではコンサル未経験の方が、コンサルファームに転職するタイミングがいつが最適かという点について解説したいと思います。
今、コンサル転職市場で起きていること
直近1年でコンサル転職市場を取り巻く環境は大きく変わりました。
これまではコンサル転職市場は非常に活況であり、コンサル各社が積極的に採用を行っておりました。
コンサルファームの中には、採用数というKPIを追い「何としてもKPIを達成する」と意気込む採用担当の方もおり、もちろんファームにより異なりますが、「ベストな人材を採用する」といよりも、「少しでも良ければ採用する」というスタンスが多かった印象です。
ところが、ここ1年程度で各社のスタンスは大きく変わってきています。
ファームによっては新規採用を完全ストップしているところもありますが、全体的な傾向としては「コンサル未経験者」の採用を絞っているという点があげられます。
コンサル未経験に対する採用基準についてもファームにより異なりますが、例えば以下の要件が課されるケースが増えてきました。
- プロジェクト型業務の経験
- 企画関連業務の経験
- 仕組みを導入し課題解決した経験
- ITを活用し課題解決した経験 など
その結果、「そもそも本命と考えていたファームの採用がストップしてしまった」あるいは「1年前であれば内定をもらえていたかもしれないが、今では書類選考で落ちてしまう」ということが起こるようになりました。
今は転職活動をやめるべきか?
こうした市場環境を踏まえて、「今はコンサル転職活動をしない方が良いか」という質問をよくいただきます。
結論としては、市場環境に関わらず、やはり今コンサル転職にトライすべきだと思います。
なぜなら「市場環境がいつ回復するかは予測できない」ことに加えて、「コンサル未経験者は年齢が上がれば上がるほど転職難易度が上がってしまう」からです。
もしかすると2-3年後に各社が再び採用を積極化させるかもしれませんが、その時にはこの記事の読者の方々も2-3年歳を重ねていることになります。
そうなると必然的に転職難易度が上がることになりますし、年齢によっては現在の年齢であれば書類選考を通過できたかもしれないにも関わらず、2-3年歳を重ねることで通過できなくなってしまうリスクもあります。
採用を絞っているファームもありますが、中には引き続き採用を積極的に行っているファームも存在するため、"もしかしたらあるかもしれない未来"に掛けるよりも、"今目の前にあるチャンス"を掴みに行くべきだと考えています。
コンサル経験者という"切符"があれば業界内を渡り歩ける
今コンサル転職にトライすべきだと考える理由がもう一つあります。
それは、できるだけ年齢が低いタイミングでコンサル業界に入ることで、コンサル経験者という"切符"を手に入れられるからです。
もしかすると現在は本命のファームが採用を絞っている/停止しているかもしれません。
ですが、一旦別のファームで経験を積むことができれば、数年度に未経験者ではなく、"コンサル経験者"として転職活動ができます。
"コンサル経験者"は即戦力となるため、各ファームとも喉から手が出るほど欲しい人材になります。
実際、コンサル経験者という"切符"を持って、コンサル業界内で転職を行っている(コンサルtoコンサル転職)人はたくさんいますし、所謂Tierが低いファームから高いファームへ転職している事例も多数存在します。
そのため、目先の転職先よりも、まずはコンサル業界に足を踏み入れることが何よりも重要になります。
さいごに
本記事では、コンサル未経験の方が、コンサルファームに転職するタイミングがいつが最適かという点についてご紹介しました。
Flow Groupでは、コンサルファーム出身者のエージェントが各コンサルファームと密にコミュニケーションを取っており、最新の採用方針などをいち早く仕入れて求職者の方々にご提供することができます。
またそれらの情報を踏まえた転職支援や、中長期的に見たコンサル業界でのキャリアアップ支援もできるという強みがあります。
ぜひコンサルというキャリアを考える上では、Flow Groupの無料相談にお申し込みください。