A.T. カーニーは1926年に米国シカゴで創立された世界有数の戦略コンサルティングファームである。
本記事ではそんなA.T. カーニーの転職大全として、詳細な面接内容から中途採用難易度、志望動機、強み・特徴を徹底的に解説していく。
なお、本記事を作成するにあたっては、実際に現役・元A.T. カーニー社員複数人にインタビューを行っているためぜひ参考にして頂きたい。
- A.T. カーニーの中途難易度
- A.T. カーニーの選考フロー~面接内容
- A.T. カーニーへの転職を成功させるためにやるべきこと
A.T. カーニーを含むコンサルへの転職を目指す上では、おすすめのコンサル転職エージェントの記事を参考にして頂きたい。
Contents
A.T. カーニーとは
A.T.カーニー株式会社は、1926年に米国のシカゴで設立された経営コンサルティングファームの日本支社である。
主要産業分野の日本の大手企業や政府系機関等を主なクライアントとし、戦略からオペレーション、ITにいたるまで一気通貫でコンサルサービスを提供している。
同社は、「2050年までに、世界中の経営のロールモデルとなる日本を代表する大企業20社、世界に新たな価値を創造する日本発ベンチャー企業200社を生み出す」ことにコミットする経営方針を掲げており、今後の動向が注目される戦略コンサルティングファームとなっている。
会社名 | A.T. カーニー株式会社 |
英語表記 | A.T. Kearney, Inc. |
従業員数(グループ) | 約270名 |
本社所在地(国内) | 東京都港区赤坂 |
公式HP | https://www.jp.kearney.com/ |
そんなA.T.カーニ-は源流を辿ると王者・マッキンゼーと合流する。
- 「アカウンタンツ・アンド・マネジメント・エンジニアリング・ファーム」という名称で活動
- 「A・トム・カーニー」をパートナーとして向かい入れて「カーニー・アンド・マッキンゼー」に名称変更
- 会計事務所と合併して「マッキンゼー・ウェリントン&カンパニー」に名称変更
- ジェームズ・O・マッキンゼーが48歳の若さで肺炎により急死
- 従業員である「マービン・バウワー」により「マッキンゼー・ウェリントン&カンパニー」をMBO
- 「マッキンゼー&カンパニー」と「カーニー&カンパニー」(現ATカーニー)の2つに分社
A.T. カーニーの強み・特徴
世界的なグローバル経営コンサルティングファームの日本支社であるA.T.カーニーだが、他のコンサルティングファームと比してどのような強み・特徴をもつのか。
ここでは、A.T.カーニーの社員に話を伺い、そこから見えてきた強み・特徴について解説しよう。
グローバルネットワークによる付加価値の高い知見
A.T.カーニーはグローバルに拠点を構えている。
現在では、世界41の国と地域に71拠点に、約5,300名のスタッフを有しており、各オフィスの社員がグローバルで繋がり、日々、知見の共有、共同でプロジェクトを推進している。
近年では、海外進出の機会が多くなっている日本企業にとって、グローバルネットワークの強さは、有益な情報の獲得につながっているようだ。
オフィスの場所が違うだけで、1つの「A.T.カーニー」という雰囲気はありますね。いつ、どこにいても、どこかの国・地域の社員とつながっている感じなので、常に世界中の最新情報等が入ってきたり、日本での最新情報を共有したりしています。
現役A.T.カーニー社員A氏
高品質のアウトプット
デリバリーにおいて、常に高品質のアウトプットを提供できるという点も、A.T.カーニーの特徴となっている。
理由としては、各プロジェクトに関連した深い知見を持っているマネージャー以上のメンバーがデリバリーにも積極的に関与し、デリバリーの品質を保証していることがあげられる。
プロジェクトに関連する全てのメンバーが一致団結して、クライアントにとって付加価値のある情報を提供しようとする姿勢が同社には根付いているようだ。
マネージャー以上の社員が「デリバリーを頑張らないと、継続案件は無い」という危機感を持っているからだと思います。クライアントからしても、「提案して終わり」ではなく、「マネージャー以上がデリバリーもしっかり参画する」というファームの方が安心すると思いますので。
現役A.T.カーニー社員B氏
クライアントに応じたコンサルサービスの提供
A.T.カーニーは、いわゆる、定型化されたコンサルサービスを提供するのではなく、クライアントの業界・属性・現状・要望に応じて、柔軟に対応できることも強みとなっている。
良い意味で、同社はフレームワーク等を多様化せず、クライアントからのヒアリング等をベースに、ゼロから地道に解決策を考えていくスタイルが多い。
そうすることで、「自社の為だけの提案をしてくれている」とクライアントから好評を得ていることも事実としてあるようだ。
いわゆる、オーダーメイド型のコンサルサービスなので、同じような案件は1つもありません。しかし、それはクライアントの為でありますし、もっと言うと、自分自身の知識・ノウハウを養う為でもあるので、そちらの方が良いと考えています。
現役A.T.カーニー社員C氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
A.T. カーニーの中途選考フロー
A.T.カーニーの中途選考フローは年度によって異なるが、募集しているポジションがある限り、随時選考が行われている。
基本的には以下のような中途選考フローになる。
- 書類選考
- 適性検査
- 一次面接
- 最終面接
選考開始から内定獲得まで、転職活動は早くても1.5-2.5ヶ月を要する。
以下ではA.T.カーニーの選考フローを分解し、それぞれについて詳しく解説していく。
A.T. カーニーの書類選考・志望動機
A.T.カーニーへの転職の第一歩は書類選考である。
書類としては、履歴書と職務経歴書が必要となる。
日本語か英語の指定は特に無いが、語学・資格を問う項目があるため、語学力がある、もしくは、資格を有している場合は、アピールしておこう。
また、書類選考では、「どのような経験・スキルを持っているのか」が注視される。
例として、実際にA.T.カーニーへの転職を成功させた2名の方の志望動機をお聞きしたので簡略化したものをご紹介する。
現在は、ベンチャー企業で新規事業開発のリーダーを務めている。現職以上に高い年収を求めて、貴社への応募に至った。入社後は、ベンチャー企業ならではのスピード感があるビジネス推進をリードしてきた経験を活かし、クライアントのビジネスに寄与していきたいと考えている。
A.T.カーニー転職成功者Dさんの志望動機
現職は、総合系コンサルティングファームで戦略案件を中心に仕事をしているが、更に経営・戦略案件のスキルを磨きたいと思い、貴社への応募を決意した。入社後は、現職で培った新規事業開発や戦略立案の支援の経験を活かし、即戦力としてプロジェクトに従事していきたいと考えている。
A.T.カーニー転職成功者Eさんの志望動機
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
A.T. カーニーの適性検査
書類選考の次は、適性検査である。
A.T.カーニーの適性検査は2つあり、1つ目は推論系の独自問題と、2つ目はスマホアプリversantによる英語スピーキングテストである。
1つ目の推論系の独自問題では、文章整序、論理、暗号、位置関係(方位、配置、座席)等に関する問題が出題される。
SPIや玉手箱などにも言語分野の問題が出てくるため、そういった類似する問題集を通じて予習しておくことが望ましい。
また、2つ目の英語スピーキングテストについては、ピアソン・ジャパン会社が作成しているオンラインでAIが英語力を判定するスマホアプリを用いたテストになる。
versant自体はスマホアプリとしてApple Store/Google Play Storeにあるため、ダウンロードし、予習しておくことが可能となる。
A.T. カーニーの中途面接
ここではにおける面接の内容について解説していく。
一次面接
- 面接担当者:プリンシパル
- 質問内容:現職での業務内容、志望動機、ケース面接
一次面接では、プリンシパルが面接担当者として出てくる。
面接の内容としては、序盤に現職の業務内容、志望動機に関する簡単な確認事項程度の質問があり、その後、ケース面接に入る。
特に、A.T.カーニーではケース面接はプロジェクトの縮図として考えており、選考の基準として非常に重視しているため、応募者の問題解決に至る思考プロセス・アプローチを注視している。
ケース面接本番では緊張すると思いますが、落ち着いて整理しながら考えて行けば大きな問題にはなりません。ケース面接は導き出した答えではなく、そこに至るまでのプロセスを注視していますから。
A.T.カーニー転職成功者Fさん
A.T.カーニーのケース面接で実際に出題された問題としては以下のようなものがある。
- コロナウイルスの影響を受けて、2025年時点で「東京の一極集中」のトレンドはどのようになるか
- 日本国内において、1日に新たに配られているビニール袋は何枚か
- タピオカ店1店舗の1日の売り上げを推定せよ
- 保育園・幼稚園に通いたい人をすべて受け入れるとした場合、日本国内に必要な保育園・幼稚園の理想的な総数を求めよ
- シェアリングエコノミーの本質的価値は何か、具体例を考えながら答えよ 等
最終面接
- 面接担当者:パートナー
- 質問内容:現職での業務内容、志望動機、ケース面接
最終面接では、パートナーが複数名出てくる。
基本的には、一次面接と同様に、冒頭に現職での業務内容、志望動機といった応募書類の確認を行い、その後にケース面接に入る。
最終面接でも一次面接と同様に、ケース問題が出題され、選考基準の大きなウエイトを占める。
なお、ケース面接の出題例としては、一次面接と同様である。
面接担当者がパートナーということもあり、「クライアントにとって価値ある示唆・提案をできるか」を重視している印象があります。なので、「これなら、本番でもクライアントに提案できそうだ」と感じるアイデアを論理的に出せると、良いアピールになります。
A.T.カーニー転職成功者Gさん
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
A.T. カーニーの転職難易度
ここではA.T.カーニーへの転職難易度や採用の傾向について解説する。
転職難易度
A.T.カーニーは、グローバルの経営コンサルティングファームとして知名度が高く、経営・戦略コンサルタントを目指す若手ビジネスマン、および、事業会社出身者、もしくは、コンサルティングファーム出身者から人気が高い企業となっている。
また、同社は年収も高いため、年収UPを目的として、多くの転職希望者が応募することもあり、転職成功の道は険しいものとなっているため、A.T.カーニーへの転職難易度は、非常に高いと言える。
他の戦略系コンサルティングファームと同様に人気の高い企業となっています。若手からコンサル経験豊富な人材まで幅広く募集しているようなので、競争率も高いかと。
A.T.カーニー転職成功者Hさん
さらに、ここでいう転職難易度は他大手コンサルファームと比較した場合の話である。大手コンサルファーム自体が他業界の企業と比較して難易度が非常に高くなっている。
そんな大手コンサルファームと比較して転職難易度が高いということは、綿密な選考対策が必須と言える。
他業界の企業と比較して転職難易度が高いA.T.カーニーへの転職を目指す上では、コンサル転職に強みを持つ転職エージェントに登録して、専門的な対策支援を行うことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
求める人物像・選考基準
転職難易度の高いA.T.カーニーの内定を獲得する上では、面接の限られた時間の中で、A.T.カーニーが求める人物像を、自身の経験や人柄と合わせて十分にアピールすることが求められる。
なので、転職を検討する人は、面接の限られた時間の中で、A.T.カーニーが求める人物像を、自身の経験や人柄と合わせて十分にアピールすることが求められる。
具体的には下記のような経験やスキルセットを保有している人が比較的採用されやすいようだ。
- 課題の背景や原因を究明する分析力を有する人材
- 論理的に物事を考え、問題解決を実施することに喜びを感じる人材
- コミュニケーション能力があり、クライアントに対するインタビュー・プレゼン・議論を主体的に実施できる人材
- 自分の為だけでなく、他社の為に考え、行動するチームワークを大事にできる人材
A.T. カーニーへの転職成功者が教えるやるべきこと
ここでは、A.T.カーニーに転職を成功させた方々に、そのポイントをお聞きしたいので紹介する。
A.T.カーニーへの転職を成功させるためにやるべきことは大きく3つあげられる。
志望動機の深堀り
1つ目は志望動機の深堀りである。
「なぜ、A.T.カーニーを選んだのか。なぜ、総合系コンサルティングファームや、MBB(マッキンゼー、ボストンコンサルティング、ベインアンドカンパニー)ではないのか。」といった質問が面接の際に聞かれることが多い。
そのため、事前に志望動機を改めて深く考え、説明できるように準備しておくことが望ましい。
特に競合他社になるMBBや他の戦略系コンサルティングファームではない理由は、論理的に説明できるようしておこう。
A.T.カーニーの社員はみんなが「A.T.カーニーをNo.1のコンサルティングファームにしよう」と考えています。なので、他のコンサルティングファームには負けていないと考えていますので、そういった社員の方々が納得できる志望動機を準備しておくことが面接突破への近道になると考えています。
A.T.カーニー転職成功者Dさん
自分自身の経験・ノウハウの整理
2つ目は、自分自身の経験・ノウハウを整理しておくことである。
A.T.カーニーでは、中途社員を即戦力としてみなすため、入社の判断を決める際に「対象の応募者は、どのような強み・スキル・経験等を有しているのか」を注視する傾向がある。
そのため、「今までの経験をどのようにA.T.カーニーに活かせるか」、を書類選考や面接で説明できるようにするために、準備しておくことをオススメする。
Excelやメモ帳でも良いので、簡単に自分の今までの仕事内容を箇条書きで棚卸ししてみましょう。普段の自分では気付かなかった点が、転職活動の際に活かせるかもしれません。
A.T.カーニー転職成功者Eさん
ケース面接対策
3つ目は、ケース面接対策である
A.T.カーニーではケース面接の出来を選考の際に重視するため、ケース面接の対策は必須となる。
なお、A.T.カーニーではケース面接において「主張を裏付けるためにデータを事前に整理する」、「目的や答えるべき問いを見失わない。優先順位付けをする」、「必要な場合には提案する」、「仮説と根拠を述べる」、「時間をかけて徹底的にロジックを説明する」、「あなた自身の意見を述べつつ、フィードバックにも柔軟に」、「なにはともあれ、必ずシャツにはアイロンをかけておく」を挙げている。
ケース面接を控える応募者は、ぜひ、A.T.カーニーが重視する要素を踏まえて、ケース面接の練習や準備をしておこう。
「毎日練習しろ」とは言いませんが、2~3回で良いのでケース面接の練習をしておくことに損は無いと思います。戦略系コンサルティングファームではないコンサルティングファーム出身者であれば、コンサルタント経験があったとしても、練習しておくことをオススメします。
A.T.カーニー転職成功者Fさん
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
コンサルへの転職を検討している人は、コンサルキャリアを運営するコンサル業界の専門家集団であり、コンサル転職に強みを持つFlow Groupに登録して頂きたい。
A.T. カーニーへの転職の魅力・評判
ここでは、A.T.カーニーの現役社員の声を参考にしながら、A.T.カーニーに転職する魅力について改めて整理する。
長期的な人材育成
A.T.カーニーでは、外資系コンサルティングファームに思われがちである「社員に短期で成長させ、ダメならクビにする。いわゆる、Up or Out」という文化は無く、長期的に人材育成を実施しようとする文化がある。
実際、A.T.カーニーでは「10年~20年単位のキャリア形成で、創造と変革のリーダー育成を目指す」ことを重視しており、社内には勤続20年以上の社員が4名、10年以上の社員が20名在籍している等、長期期間で在籍している社員もいる。
社員のキャリアを長い視点で考え、支援する方針は、良い意味で、日本企業らしい点と言えるだろう。
A.T.カーニーでは社員を短期的に評価し、見切りをつけることはしません。最初は思った通りに成長しない社員でも、長い目で見れば成長し、活躍しています。良い意味で日本企業らしく、じっくりと人材育成してくれている印象ですね。
A.T.カーニー転職成功者Gさん
ベストな働き方が実現可能
社員の家庭事情といったプライベートの状況に応じて、柔軟に働くことができる環境を用意している点も、A.T.カーニーの魅力と言える。
リモートワーク制度、時短勤務、時差出勤制度等はもちろん、キャリアアップに関しても、昇進時トレーニング、スキル別トレーニング、プロジェクトマネジメントトレーニングといった各社員のキャリアレベルに合わせた制度も用意している。
また、A.T.カーニーでは「会社は、良い意味で活用するもの」という文化があり、多くの社員が自分の状況に応じて様々な制度を利用している。
そうした取り組みにより、社員は常にベストパフォーマンスをクライアントワークで発揮できているようだ。
私が参画しているプロジェクトでは、時差出勤をしている人がいれば、リモート勤務している人もいます。また、メンバーの中には、お子さんがいらっしゃる関係で、時短勤務を取っている方もいらっしゃいます。そうした中でも誰も文句は言いませんし、みんながお互いの価値観を認め合っているので、気持ち良く働くことができています。
A.T.カーニー転職成功者Hさん
様々な分野で活躍できる
A.T.カーニーで働くことを通じて、スキルアップし、様々な分野で活躍している人が多いことも、転職を検討する上で重要な要素となり得るだろう。
実際、A.T.カーニーを卒業した方々の中には、Facebook、Amazon、世界銀行等の官民のグローバル組織で活躍したり、日系大企業・メガベンチャーの経営企画、または、スタートアップのCXO、もしくは、起業する等、様々な分野で活躍していることも事実としてある。
もちろん、「ずっと、A.T.カーニーで働く」というキャリアも良いが、一方で、「A.T.カーニーを出たとしても、同社で培ったスキルを活かして、様々な分野で活躍できる可能性が高い」という点は、同社への転職を考える上で、大きな魅力と言えるようだ。
A.T.カーニーへの転職を考える際に、「もう、A.T.カーニーを辞めた後のキャリアを考えるのか?」と思われるかもしれませんが、それくらい弊社では、他分野でも活躍できるスキルを養うことができるということです。A.T.カーニーで働くことができれば、キャリアに拍が付くだけでなく、中身の実力もつきますよ。
A.T.カーニー転職成功者Dさん
A.T. カーニーの激務の実態
以下は主要コンサルファームの月間残業時間をランキング化したものである。(出所:Open Work)
順位 | ファーム名 | 月間残業時間(h) |
1 | アーサー・D・リトル | 85.4 |
2 | マッキンゼー・アンド・カンパニー | 76.7 |
3 | ドリームインキュベータ | 75.5 |
4 | A.T.カーニー | 72.6 |
5 | ローランド・ベルガー | 68.2 |
6 | ベイン・アンド・カンパニー | 64.4 |
7 | デロイト・トーマツ・コンサルティング | 63.1 |
8 | ボストン・コンサルティング・グループ | 62.8 |
9 | PwCコンサルティング | 62.4 |
10 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 53.1 |
11 | アクセンチュア | 52.1 |
12 | KPMGコンサルティング | 43.4 |
13 | アビームコンサルティング | 36.3 |
14 | ベイカレント・コンサルティング | 33.0 |
A.T.カーニーは激務ランキングの上から4番目となっており、激務と言われるコンサル業界の中でもトップクラスにハードワークであることが分かる。
最近ではコンサル業界の中でも働き方改革が進められており、激務ランキングの下にいるアクセンチュアやアビーム、ベイカレントは業界の中での積極的に働き方改革を進めていることで知られているが、それらのファームと比較すると、倍程度の残業時間となっている。
ただし、A.T.カーニーに限らず、全てコンサルファームに共通して言えることではあるが、実際に激務になるかはプロジェクトの内容やフェーズによって大きく変わってくるため、必ず激務になるわけではないという点はご留意いただきたい。
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。 また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。 そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。
会社名 | 株式会社Flow Group |
会社HP | https://consul-career.com/corp/ |
所在地 | 東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F |
法人番号 | 5011001129632 |
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号 | 13ーユー315272 |
適格請求書事業者登録番号 | T5011001129632 |