スカイライトコンサルティングとは会社?激務の実態や評判、強み・特徴を徹底解剖

スカイライトコンサルティングはアクセンチュア出身者6人で設立されたブティックファームである。

本記事ではそんなスカイライトコンサルティングの全貌を徹底的に解説していく。

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横山 諒平
監修者

Flow Group代表取締役/コンサルタント

株式会社Flow Group代表取締役。慶應義塾大学経済学部卒業。
大学卒業後はデロイト トーマツ コンサルティング合同会社に入社し、製造業のクライアントを中心に中期経営戦略の策定やM&A実行支援、新規事業立案・立ち上げ支援に従事。
その後、株式会社リクルートライフスタイル(現株式会社リクルート)における事業戦略・予算策定、事業開発に従事。フリーコンサルとして独立後、2019年8月株式会社Flow Groupを創業。

コンサルマン
執筆者

コンサルマン

コンサルキャリア編集部。コンサルキャリアおよびコンサルマンは株式会社Flow Groupが運営しています。Twitterフォロワー1.9万人

本記事を作成するにあたっては、実際に現役シグマクシス社員複数人にインタビューを行っている。

本記事でわかること
  • スカイライトコンサルティングの強み・特徴
  • スカイライトコンサルティングの激務の実態
  • スカイライトコンサルティングの評判

スカイライトコンサルティングへの転職を目指す上では、おすすめのコンサル転職エージェントおよびスカイライトコンサルティング転職大全も参考にして頂きたい。

スカイライトコンサルティングとはどんな会社?

スカイライトコンサルティング株式会社は、事業開発、企業変革、組織風土変革を専門としたコンサルティング会社であり、本社は日本の東京にある。

設立は2000年3月であり、コンサル事業だけでなく、ベンチャー投資・育成、スポーツビジネス、グローバルビジネス等、幅広く事業を展開している。

また、株式会社アンカバードファンドとの合弁会社である株式会社アンカーライト、子会社であるMirakin Enterprises Private Limited、Skylight America Inc、SKYLIGHT Five Consultoria Esportiva Brasil Ltda、Unchorlight Kenya Limited、Skylight Consulting Vietnam Co., Ltdを有しており、グローバルとしても成長を続ける企業である。

会社名 スカイライト コンサルティング株式会社
英語表記 Skylight Consulting Inc.
グループ従業員数 163人(2023年4月時点)
本社所在地(国内) 東京都港区赤坂

スカイライトコンサルティングの歴史

2000年3月に、羽物俊樹氏を中心としたアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア株式会社)出身の6名により設立。

2006年には、成功報酬型コンサルティングサービスを開始。

2007年に、シード投資事業に参入。

その後、成長を続け、2013年に赤坂へ本社を移転。

2015年に、インドを本社として、3Dプリント技術を使ってカスタムジュエリーを製造・販売するMirakin Enterprise Private Ltdを設立。

2019年は、米国における事業開発やコンサルティング支援、そしてグローバルでのトランスボーダー事業支援するSkylight America Incを設立。

また、同年には、ブラジルにて、プロサッカー選手育成チーム「Futebol Clube SKA Brasil」を運営するSKYLIGHT Five Consultoria Esportiva Brasil Ltdaを設立。

2021年には、株式会社アンカバードファンドと共同で、株式会社アンカーライトを設立し、アフリカを中心とした新興国への進出支援を開始。

また、同年には、ケニアにて、バイクレンタル事業を運営するUnchorlight Kenya Limitedを設立。

2022年には、Skylight Consulting Vietnam Co., Ltdを設立し、ベトナムを中心としたASEAN地域での事業開発/成長コンサルティングを開始。

スカイライトコンサルティングの強み・特徴

国内だけでなく、海外にも事業を積極的に展開しているスカイライトコンサルティングだが、他のコンサルティングファームと比してどのような強み・特徴をもつのか。

ここでは、現役スカイライトコンサルティング社員に話を伺い、そこから見えてきたスカイライトコンサルティングの強み・特徴について解説しよう。

積極的な海外展開

スカイライトコンサルティングは日本国内だけでなく、海外に子会社、合弁会社、出資・提携企業が複数おり、積極的な海外展開を進めていることが特徴の1つと言える。

大手の外資系・総合系のコンサルティングファームには、グローバルネットワークを強みとしているファームが存在するが、その多くはグローバルネットワークの1つとして日本拠点がいる、という位置づけになっている。

一方で、スカイライトコンサルティングでは日本が本社としてリードし、海外子会社の設立等を実施しているという点が差別化となっている。

海外展開は非常に積極的だと思います。日本拠点がリードすることもあるので、海外拠点との電話、もしくは、現地に出張することもありますね。現地に出張する際には、現地の状況や課題、トレンド等をリアルに把握できるので、国内企業のクライアントに対して、現地のことを話す際に説得力が増します。また、海外のクライアントも日本本社から人が来るだけで、安心する場合もあるので、フットワークが軽いことも差別化できていると思います。

現役スカイライトコンサルティング社員A

組織風土変革コンサルに強み

スカイライトコンサルティングが事業の柱としている1つに「組織風土変革コンサルティング」がある。

組織風土変革とは、単なる制度・ルールの策定・変更、人事配置・チーム改編だけでなく、そういった制度・ルール、新しい取り組みを促進するための「文化・雰囲気」を変革するためのコンサルサービスとなっている。

スカイライトコンサルティングは、この組織風土変革コンサルティングに強みを持っており、他のコンサルティングファームを寄せ付けないポジションを確立している。

「組織風土変革」って言うと、最初は大体「何ですか、それ?」って聞かれます。しかし、説明すると「確かに、重要なことですよね。」と関心されるクライアントも多いので、みなさん、言語化できていないだけで、課題感としては抱えているテーマなんだなと思います。他のコンサルティングファームも、あまり、注力していない領域なので、スカイライトコンサルティングは少しずつですが、絶対的なポジションを形成しつつある気がしますよ。

現役スカイライトコンサルティング社員B

個人の自主性を重んじる経営方針

スカイライトコンサルティングの経営方針として、「個人の自主性を重んじる」という特徴的な文化がある。

具体的には、「BU(ビジネスユニット)制度」では、5人集まれば独立採算のチームを有志で作ることができ、チームで共通のテーマを持って専門性を深めたり、サービス開発を行うなど独自の活動をしていくことが可能となる。

また、シニアマネジャー以上のコンサルタントが希望すれば、コンサルタントとして独立し、個人事業主としてスカイライトコンサルティングと専属契約を結んで仕事をすることができる「専属コントラクター制度」という利用されている。

このように、社員がやりたいことを後押しする文化や制度が整えられており、個人と組織がお互いに高め合うことで、双方が成長していける仕組みを構築しているのである。

個人の意見ややりたいことを尊重する文化が根付いています。そして、それによって、新しいビジネスが生まれたり、面白い提案が出てきたりするので、会社としてもメリットが多いと思います。また、個人の意見や自主性を重んじると、独立したり、転職する社員が多くなりそうですが、多くの方々は不思議とスカイライトコンサルティングに残っていますね。自由を与えられている分、会社に貢献したくなるのだと思います。

現役スカイライトコンサルティング社員C

スカイライトコンサルティングの激務の実態

スカイライトコンサルティングについては、他社の戦略コンサルティングファーム等ほど激務という印象が無いイメージかもしれないが、ここではその激務の実態について解説する。

スカイライトコンサルティングの実態

以下は主要コンサルファームの月間残業時間をランキング化したものである。(出所:Open Work

順位 ファーム名 月間残業時間(h)
1 アーサー・D・リトル 85.4
2 マッキンゼー・アンド・カンパニー 76.7
3 ドリームインキュベータ 75.5
4 A.T.カーニー 72.6
5 ローランド・ベルガー 68.2
6 ベイン・アンド・カンパニー 64.4
7 デロイト・トーマツ・コンサルティング 63.1
8 ボストン・コンサルティング・グループ 62.8
9 PwCコンサルティング 62.4
10 EYストラテジー・アンド・コンサルティング 53.1
11 アクセンチュア 52.1
12 KPMGコンサルティング 43.4
13 スカイライトコンサルティング 42.6
14 アビームコンサルティング 36.3
15 ベイカレント・コンサルティング 33.0

スカイライトコンサルティングの月間残業時間は55.7時間と、主要コンサルファームと比較すると激務とは言えず、どちらかというホワイトであると言える。

実際、業界内でも働き方改革が進んでいると言われるアクセンチュアよりも低い激務であり、全体として外資系・戦略系のコンサルファームに比べると、残業は少なく、ワークライフバランスは良いようである。

スカイライトコンサルティングは個人の自主性を重んじているため、やるべき仕事をしっかりとこなしていれば、定時に帰宅できることも多い。

また、年間に定められた有給休暇を全て使っていない社員に対しては、プロジェクトの佳境を迎える時期であっても、休むように人事部やプロジェクトのマネージャーから促されることも多いようだ。

ただし、コンサル業界の企業、かつ海外展開を積極的に進めているということもあり、一部の海外案件では残業が多くなる場合も事実としてある。

基本的には、ちゃんと仕事をしていれば、早く帰宅しても何も言われませんし、むしろ、「早く帰れ」と、よく言われます。有給休暇を取得する際にも理由を聞かれたことなんて一度も無いですね。なので、コンサル業界だけでなく、全作業の企業の中でも、かなりホワイトな職場環境だと思います。

現役スカイライトコンサルティング社員D

上司がある程度、メンバーの力量に合わせて依頼する業務量やレベルをコントロールしてくださるので、メンバーとしては助かっていますね。近年では、若手の社員が会社を辞めやすい社会になっているので、それもあって、若手社員を大事にしようとする傾向があるのかもしれません。もちろん、若手だけでなく、中堅以上も休めていますよ。(笑)

現役スカイライトコンサルティング社員E

スカイライトコンサルティングが激務の理由

案件全体としては、他の外資系・戦略系のコンサルファームに比べると、激務ではないスカイライトコンサルティングではあるが、やはり、海外案件の場合は深夜まで仕事が続いたりする場合もあるようだ。

具体的に、海外案件の経験を持つ現役スカイライトコンサルティング社員に、どれくらい激務なのか、を聞いてみた。

時差のある海外との電話会議をする際は、やはり深夜に対応しなければいけない場面がありますね。日本が本社だから、日本時間を中心に回っているわけではなく、海外のクライアントが依頼してきたら、やっぱり、現地時間の朝や昼に合わせて電話対応します。最近だと、ブラジルやアフリカ等の案件も増えてきたので、地球の裏側の場所とよく電話していますよ。(笑)

現役スカイライトコンサルティング社員A

アフターコロナで、海外への出張も再開してきたこともあり、忙しくなってきましたね。出張のタイミング次第では、どうしても深夜便に乗らないといけないケースもあり、そういった場合は、疲れちゃいますね。飛行機でぐっすり眠れないまま現地に着いて、現地のよく分からないビタミン剤みたいな飲み物とか飲んだことがあります。(笑)貴重な経験になっていますね。

現役スカイライトコンサルティング社員B

スカイライトコンサルティングの評判

そんなスカイライトコンサルティングだが、現役スカイライトコンサルティング社員にポジティブ・ネガティブの評判をお聞きした。

リアルな生の声を踏まえた評判であるためぜひ参考にしていただきたい。

ポジティブな評判

個人の自主性を重んじる文化なので、基本的にはやりたいことを突き詰めることができます。しかも、会社もそれを良しとしているので、働き方については文句を言う社員はほとんどいないと思います。社員と会社が対等な関係性であろうとしているからだと思います。

現役スカイライトコンサルティング社員C

海外案件が多いことは、これから経験を積みたい若手社員にとっては、良い環境だと思います。大変ではありますが、やっぱり、海外の現地に行って、その目でリアルな現地の状況、ニーズ、トレンド、および、人との交流は、仕事だけでなく、人生においても貴重な経験となるので、海外案件の多さに魅力を感じる社員もいると思います。

現役スカイライトコンサルティング社員D

会社として個人の力量やスキルを伸ばしていくことにも力を入れているので、特に年次に関わらずチャレンジ精神のある人には大きな仕事を任せる文化があるのは強いと思います。これは自分の周囲に聞いても同様の評判だと思いますね。

現役スカイライトコンサルティング社員F

ネガティブな評判

指示待ちの社員にとっては、合わない職場だと思います。個人の自主性を重んじる分、自ら切り開いていこうという文化でもあるので、いわゆる、日系の大企業の方が合う社員にはオススメできません。もちろん、充実した研修等も用意されていますが、主体性がある社員と無い社員では、研修で身に付く知識が全然違うと思います。

現役スカイライトコンサルティング社員E

ポジティブと表裏一体になるのですが、海外出張等が多くなると、当たり前ですが、疲労がたまります。もちろん、その分、有給休暇を取れるので、休めますが、あえて言うとそういったことかなと思います。子育て世代の方々は、出張機会も減るため、海外案件が多い特徴を存分に利用できないとかですかね。(笑)

現役スカイライトコンサルティング社員A

ネガティブな評判というほどではないのですが、経営陣にアクセンチュア出身者が多いので、どうしても"アクセンチュアカラー"というものがあります。それも最近のホワイトなアクセンチュアというよりも、古き良き時代のアクセンチュアという感じです。(笑)

現役スカイライトコンサルティング社員B

コンサルへの転職を成功させるためには

コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。

また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。

そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。

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コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。

会社名 株式会社Flow Group
会社HP https://consul-career.com/corp/
所在地 東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F 
法人番号 5011001129632
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号 13ーユー315272
適格請求書事業者登録番号 T5011001129632

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