コンサルティング業界の中でも急成長中のファームとして注目を集めているのがノースサンドである。
本記事ではそんなノースサンドの全貌を徹底的に解説していく。
本記事を作成するにあたっては、実際に現役ノースサンド社員複数人にインタビューを行っている。
- ノースサンドの強み・特徴
- ノースサンドの歴史
- ノースサンドで働く魅力
ノースサンドを含むコンサルへの転職を目指す上では、おすすめのコンサル転職エージェントおよびノースサンド転職大全の記事を参考にして頂きたい。
Contents
ノースサンドとは
株式会社ノースサンドは、デジタル、IT、ビジネスを中心としたコンサルティング事業を専門としたコンサルティング会社であり、本社は日本の東京にある。
2015年7月に設立されたベンチャーであるが、2023年5月1日時点で522名の従業員数が所属しているだけでなく、2021年度の売上が24億円を達成する等、成長著しい企業である。
会社名 | 株式会社ノースサンド |
英語表記 | NorthSand, Inc. |
従業員数 | 522人(2023年5月1日時点) |
本社所在地(国内) | 東京都中央区銀座 |
ノースサンドの歴史
ノースサンドは、2015年7月に国内大手コンサルティングファーム出身の前田知紘氏が仲間10人と設立している。
2016年にはオフィスを東京の京橋から銀座一丁目に移転し、同年には売上3億円を突破するなど立ち上げ当初から急スピードで成長している。
2018年には、「働きがいのあるベストカンパニー」を受賞し、また同年にはタスク管理、Todoリスト、ブックマーク等の機能を有するドキュメントツールであるNotionを導入している。
現在は、「世界初」のNotion販売代理店として、Notionに関するセミナーの主催、国内でのファンイベントの開催、Notionに関する書籍の出版など日本国内における普及活動等を実施している。
2019年は、売上10億円を突破するだけでなく、子会社「ローレンロス・ジャパン株式会社」を設立、更にはオフィスをヒューリック銀座ビルに移転する等、企業として飛躍的な成長を遂げる。
2020年には従業員数が100名を超える。
2021年は、歌舞伎座オフィスへ移転するだけでなく、売上24億円を達成。また、関西支社を設立している。
2022年は、「働きがいのある会社」ランキングに選出、オフィスを増床する等、名実ともに成長を遂げる。
2023年には、関西オフィスを拡大移転。また、「ベストモチベーションカンパニーアワード2023」を受賞、「働きがいのある会社」ランキングに6年連続でベストカンパニーに選出される等、会社としての知名度を上げながら成長を続け、現在に至る。
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
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ノースサンドの強み・特徴
新興のコンサルティングファームであるノースサンドだが、他のコンサルティングファームと比してどのような強み・特徴をもつのか。
外からみたらコンサルファームはどこも同じようにみえ、尚且つ、ベンチャー企業だと実態が分かりづらい点もある。
ここでは、現役ノースサンド社員に話を伺い、そこから見えてきたノースサンドの強み・特徴について解説しよう。
IT案件に強みを持つ
ノースサンドの特徴の1つは、IT案件に強みを持つことだ。
ここで言うIT案件とは、IT中期計画の策定、M&Aに伴うシステム統合/PMI推進、ITコスト削減、システム開発・導入・運用支援等、IT全般に関する案件のことを指す。
社員の多くが、IT業界出身、もしくは、IT案件のプロジェクトでの豊富な経験を有するコンサル業界出身者等で構成されており、近年、市場のニーズが高まっているDX・IT関連の案件に対して、コンサルサービスを提供できていることが、結果として、同社の強みとなっている。
IT案件に関しては、大手コンサルティングファームに負けないくらいの技術・経験を持っていると思います。また、大手がやりたがらない下請け業務のような仕事も対応する点も、他社と比べて、顧客の満足度を上げている要因と思います。DX・ITといっても、泥臭い仕事もありますので、それらの案件もビジネス拡大につながるチャンスだと思って、みんな一生懸命に取り組んでいますよ。
現役ノースサンド社員A
スピード感がある経営・事業
ベンチャー企業らしく、スピード感がある経営・事業スタイルで物事を進める点も、ノースサンドの特徴の1つである。
経営陣が事業計画や注力領域等をトップダウンで決定し、現場まで浸透させるスピードは、大手のコンサルティングファームにはない強みとなっている。
また、社員からの意見・要望をボトムアップで吸い取り、経営・事業企画の情報として活用する風通しの良さも、ベンチャー企業らしい迅速な意思決定等を実現させている要因と言える。
一見、すると方針がコロコロ変わる会社だなと思われるかもしれませんが、ベンチャー企業、かつ、変化の激しいコンサル業界では、これくらい柔軟に変化していかないと生き残っていけないと思います。また、そういったジェットコースターのように目まぐるしく変化する環境を楽しめる社員が多いことも、ノースサンドの特徴であり、強みだと思いますね。毎日、楽しいですよ。(笑)
現役ノースサンド社員B
若手が活躍できる環境
若手の裁量権が大きく、活躍できる場が多いこともノースサンドの特徴だと言える。
ベンチャー企業であるがゆえに、成長していく必要があるため、若手社員であっても、戦力の一員としてみなされている。
そのため、顧客の満足度向上、および、企業の業績につながるようなアイデアがあれば、若手社員であってもチャレンジできる環境が多い。
そういった環境で鍛えられた若手社員は、大企業の社員よりも成長スピードが速く、すぐに即戦力になるため、結果としてノースサンドの人材の強さにつながっている。
「やりがい、成長を求める若手社員のニーズ」と「若手にすぐに戦力になって欲しい会社のニーズ」が上手くマッチしているのだと思います。それが狙ってなのか、そうでないのか、は分かりませんが、自然に若手にどんどんチャンスを与える社内文化になっていますね。間違いなく、大企業の若手社員よりも、活躍できる人材が多いですよ。
現役ノースサンド社員C
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
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ノースサンドの評判
ここではノースサンドのポジティブ・ネガティブの両面の評判をご紹介する。
ポジティブな評判
ノースサンドについて、元・現役ノースサンド社員に入社して良かったことを聞いた内容をご紹介する。
忖度なしの意見をもらったのでぜひ参考にしていただきたい。
とにかく、成長できる会社だと思います。社員全員が主体性を持って仕事に取り組んでいます。若手社員にもどんどんチャレンジさせる社内の雰囲気もあります。社内勉強会のような案件に関するナレッジ共有の機会もたくさんあるので、仕事に対するモチベーションが高い人にとっては、やりがいのある会社だと思います。
現役ノースサンド社員B氏
私は在籍していた頃は、まだノースサンドが設立して間もない頃だったので、経営陣との距離はものすごく近かったですね。なので、経営陣の考えを聞けたり、逆に経営陣に対して意見を言うこともできました。経営目線で仕事に取り組むという経験は、大手ではなかなかできないので、貴重な経験になりました。今もノースサンドに在籍している同僚に話を聞いたところ、「従業員数は格段に増えたけど、今でも経営陣は、極力、メンバーの意見や取り組みを吸い上げるようにしている。」と言っていました。
元ノースサンド社員E氏
ネガティブな評判
一方で、元・現役ノースサンド社員からネガティブな声もあがっている。
ネガティブな声は「やばい」という評判に繋がる要素でもあるためぜひ参考にして頂きたい。
「指示待ち、もしくは、ある程度時間に余裕を持って仕事をしたい社員」には、絶対に合わないと思います。私の同期もそれが理由で辞めましたが、コンサル業界ですし、ベンチャー企業なので、主体的に行動できる人しか合わないと思います。逆に短期間で成長したい人にはぴったりだと思います。数年間、ハードに働いて、経験を積んだ後、転職、もしくは、起業するという選択肢も全然アリだと思いますよ。
現役ノースサンド社員D氏
私は当時、戦略コンサルタントとして中途入社したのですが、どうしても引き合いが多いIT案件(システム開発・導入等)に参画しなければならず、「専門性が活かしきれない」と感じたので、辞めました。入社してから「実際に合う、合わない」が分かったり、ベンチャー企業であるがゆえに、事業方針がガラッと変わることもあるので、しょうがないと思います。一方で、ITを専門とする人にとっては、活躍できる場が多いと思います。同じタイミングに中途入社したSierの方は、「年収も上がって、裁量も大きくなって嬉しい。」と仰っていたので。
元ノースサンド社員F氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
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ノースサンドの年収
ノースサンドの役職 | 年次(目安) | 年収(目安) |
アソシエイト | 1~2年目 | 360~450万円 |
コンサルタント | 3~6年目 | 500~600万円 |
シニアコンサルタント | 4~8年目 | 600~750万円 |
マネージャー | 6年目~ | 800~1200万円 |
シニアマネージャー | 10年目~ | 1200~1500万円 |
ディレクター | 実力による | 1500~1800万円 |
パートナー | 実力による | 2000万円~ |
上記はノースサンドの役職別・年齢別の目安年収である。
役職に紐づく形で年収レンジが定められており、年収レンジの中では評価の積み重ねで変わってくる。
ノースサンドの従業員は約40%が20代であり、若い組織であるがゆえに平均年収が押し下げられているという実態があるようだ。
他の新興系のコンサルティングファームと比較すると、相対的にノースサンドの平均年収は低いものの、本人次第でどんどん昇進させていく社風であるため、若くして高い年収を得るチャンスがあるファームとなっている。
ベンチャー企業ですが、年収は高い方だと思います。少しずつですが、大手コンサルティングファームの水準に近付いていっているので。ベンチャー企業の中では、安い給料で社員が搾取されるような企業もありますが、ノースサンドは決してそんなことはないですし、評価された分だけ年収も上がるので、私は満足しています。
現役ノースサンド社員D氏
年俸制なので、無駄に残業しない社員が多く、それによって、「多くの社員が効率的に仕事をしようとする」という恩恵を受けていますね。私は日系の事業会社出身ですが、当時は残業代のためにダラダラと働いていましたが、今では「時間」よりも「成果」に集中して仕事ができており、そちらの方が充実しています。
現役ノースサンド社員E氏
コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。
また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。
そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。
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ノースサンドへの転職の魅力
ここでは、ノースサンドの現役社員の声を参考にしながら、ノースサンドに転職する魅力について改めて整理する。
成長スピードが速い
ノースサンドへの転職の魅力と言えば、なんと言っても「速く成長できること」である。
ノースサンドは、2015年に設立されてから現在まで急成長を遂げてきたが、それゆえ、様々な点において、成長の余地がある。
例えば、顧客の新規開拓(公共系の案件が無い)や、人材採用・育成の施策や仕組み作り等、取り組むべき課題が残っている。
そのため、手を挙げれば、裁量を持って進めることができる業務が多く、それらを実践していくことで、大企業では経験できないスピード感で成長することが可能になる。
成長意欲がある社員にとっては魅力的な環境・文化を言える。
成長意欲のある人にとっては、これ以上無い職場環境だと思います。堅苦しいルールも派閥等もないので、ビジネスだけに注力したい人にはぴったりですね。「この分野の顧客を開拓できてないですね、営業しても良いですか?」という社員がいれば、誰もNoとは言いません。「そうだね、誰も手をつけていないね。じゃあ、頼んだ!」といったノリで進みます。良い意味で「無法地帯」が多いですね。(笑)
現役ノースサンド社員A
IT経験者は活躍しやすい
ノースサンドはIT案件を強みとしているため、IT案件の引き合いが多い。
一方で、IT分野の専門家の人員が社内に充分にいるかというと、そうでもない状況となっている。
そのため、IT業界出身、もしくは、IT案件のプロジェクトでの豊富な経験を有するコンサル業界出身者等は、社内にて重宝される傾向があり、かつ、ベンチャー企業らしく大きい裁量権を持ちながら仕事を進めることができる。
IT分野を得意とする社員にとっては、活躍の場が広がり、活躍することで昇給・昇格でき、更に活躍の場が広がるという「キャリアの好循環」を実現できる環境であることは、大きな魅力だ。
IT案件を専門とする社員にとっては、働きやすい環境だと思います。重宝されるだけでなく、同じようなIT分野の専門家から、社内勉強会等を通じてノウハウ・知識を共有してもらう機会もあるので、スキルアップにもつながります。ビジネスコンサルタントとして中途採用された社員も、ノースサンドに入社してからIT関連の勉強を始めて、今ではIT分野の専門家になった人もいますよ。
現役ノースサンド社員B
裁量権が大きい
上記の2つに共通している点でもあるが、ノースサンドでは社員の裁量権が大きいことも転職を検討する上での魅力になっている。
良い意味で社員を大人とみなし、社員の自主性を重んじる文化があるため、業務の多くの部分については社員に任せて仕事を進めることが多い。
そのため、社員は上司の顔色を見ながら仕事をする必要が無く、自主的に物事を考え、行動することができ、自己成長や働き甲斐につながっている。
ベンチャー企業の中では「裁量権が大きいと口では言っているけど、実際はそうでもない。」という企業もいますが、ノースサンドは本当に裁量権が大きいと思います。もちろん、ずっと放置しているという意味ではなく、他の社員の相談には、気持ちよく乗ってくれる社員ばかりですし、チームプレイも重んじています。「社員の自主性を重んじること」と「チームの協調性を重んじること」のバランスが上手く取れているのだと思います。
現役ノースサンド社員C
コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。 また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。 そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。コンサルへの転職を成功させるためには
コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。
会社名 | 株式会社Flow Group |
会社HP | https://consul-career.com/corp/ |
所在地 | 東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F |
法人番号 | 5011001129632 |
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号 | 13ーユー315272 |
適格請求書事業者登録番号 | T5011001129632 |