
ポストコンサルキャリアとしてここ数年で人気を高めているのがフリーコンサルである。
フリーコンサルは、自由な働き方の実現や、組織というしがらみの排除などの魅力から特に欧米において年々市場を拡大している。
現役フリーコンサルにインタビュー
本記事は、コンサルティングファームから独立した現役フリーコンサルの方にインタビューを行った。
もしフリーコンサルに少しでも興味がある方は、まずはフリーコンサルに案件を紹介してくれたフリーコンサルエージェントに登録することをおすすめしたい。
具体的には、まずは高単価&独自案件が豊富なBTCエージェントに登録すべきである。
詳細は以下の記事をご覧いただきたい。
現役フリーコンサルの筆者と筆者の知人の実体験を基に本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
経歴・フリーコンサルへの転身理由
戦略ファームに2年間在籍した後に、独立してフリーコンサルに転身しました。
コンサルティングワークは続けたかったので、もっと自由な働き方ができないかとアンテナを立てていたところ、フリーコンサルという働き方を知って独立しました。
・同年代の知人が少し前に独立していたこと
・フリーコンサルに仕事を紹介してくれるエージェントがいるなど独立できるようなインフラがあること
・海外でBTGやEden mccallumといったフリーコンサルファームが台頭してきていて、流れがくるなと思ったこと
などに後押しされました。
コンサルファームでしか得られなかったこと
の3点はコンサルファームだからこそ、得られたことかなと思います。
それぞれが課題に対して異なるアプローチを持っています。
優秀な人材と働き、多様なアプローチ方法を学び、自らの血肉としていくことで、コンサルタントとしての幅がどんどん広がっていくのだと思います。
それがフリーコンサルだとできないので、コンサルファームでしか得られなかったことかなと思います。
「経験したことないですが一生懸命頑張ります」では誰も任せようと思ってくれません。
一方、コンサルファームであれば、チームとして経験の価値を担保できれば良いので、自分自身が未経験でもどんどん挑戦して、幅広い経験を積んでいけるというのはコンサルファームでしか得られなかった経験かなと思います。
そうすると、自然とコンサルファーム内には、世の中の最新トレンドや、直面している課題というのが集積していきます。
当然、こんな環境はフリーコンサルにはありません。
自然と最先端の情報が集積する場所に物理的に身をおけるだけで大きな価値で、そういった情報を持っているか否かで世の中の見方、延いてはビジネスマンとしての視座が変わってきます。
コンサルファームでは得られなかったこと
の3点はコンサルファームでは得られませんでした。
なぜかと言うと、マネージャー以上が取ってきたプロジェクトを目の前に与えられて、それをデリバリーするだけだからです。
フリーコンサルになると、エージェントを使う場合もありますが、自分自身で営業する必要がありますし、事前のプロモーションからブランディング、価格設定や価格交渉を総合的に行っていく必要があります。
ここら辺はフリーコンサルになったからこそ日々試行錯誤できる部分であり、コンサルファームでは得られなかった経験です。
一方、フリーコンサルでは全く縛りがないので、驚くほど意思決定の連続です。
極端な例ではありますが、関与させて頂く形態もSO付与、顧問契約、コンサル契約などなど様々ですし、時には知り合いとチームを組んでデリバリーすることもあります。
それらを決めるのに、1-2週間もかけられませんので、瞬間瞬間で意思決定をして、時には交渉をする必要があります。
意思決定の経験は、意思決定の精度に繋がってくると思いますし、ビジネスマンとしてレベルを上げていくには必須の能力ですが、これはコンサルファームでは得られなかった経験です。
その分、上場企業のCEOや役員の方との接点は全くもってなくなりましたが、上記のような人たちと、連携して何かサービスを立ち上げようみたいな話や、仕事を紹介してもらえたりと、コンサルファーム時代では考えられなかった経験をできています。
ポストコンサルキャリアの実態
コンサルタントとしての成長という意味だと、きっとファームに残った方が良かったと思いますが、QOLの圧倒的な向上、そしてビジネスマンとしての成長を日々実感できています。
そりゃ良い事もあれば、悪い事もあります。
そんな時に互いに支えあったり、励ましあったりする人がいないので、孤独感というか、同じファームという見えない絆で結ばれた同志と共に働けるのは羨ましいなと思ったりもします。
あと、数ヶ月すれば、潤沢なキャッシュフローになりますが、最初の数ヶ月は支払いサイトの関係で振り込みがなかったので、本当にカツカツでした。短期間でしたが、これもフリーコンサルとして独立したら経済的にもっと余裕が生まれると思っていた私からするとイメージと違った点でした。笑
まとめ
今回はポストコンサルキャリアとしてフリーコンサルとして活躍されている方にインタビューを行った。
フリーコンサルも万能ではなく、良い面もあれば、悪い面もあり、また向き不向きもある。
大切なことは、自分はどういう人生を歩みたくて、キャリアを通して何を実現したいかを明確にした上で、然るべきキャリアを選択することである。
もしフリーコンサルに少しでも興味がある方は、まずはフリーコンサルに案件を紹介してくれたフリーコンサルエージェントに登録することをおすすめしたい。
フリーコンサル向けの案件マッチングサービス市場というのはまだまだ黎明期であり、各社で取り扱う案件が大きく異なる。
筆者は複数のサービスに登録しているが、同時に同じ案件を紹介されたことは一度もない。
そのため、絶対にやるべきことは少なくとも2-3社のサービスに登録しておくことである。
具体的には、高単価&独自案件が豊富なBTCエージェントには必ず登録すべきである。
実際に、筆者の知人で安定的に稼ぎ続けている人は必ず2-3社の案件マッチングサービスに登録している。
逆に1社にしか登録してない知人の多くが、自分の望むタイミングで案件を紹介してもらえず、「案件を紹介して欲しい」と筆者に泣きついてくる。
まだ2-3社に登録していない人は、以下の記事が役に立つと確信している。
様々な案件マッチングサービスの紹介記事があるが、明らかにおすすめできないサービスを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
本記事はフリーコンサルとして独立/活躍するあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるサービスをご紹介している。
ぜひあなたがフリーコンサルとして活躍することを祈っている。