ベイン・アンド・カンパニーの年収は?30歳で2000万円超えも可能!

高年収で知られるコンサル業界の中でもトップクラスの年収水準を誇るのがベイン・アンド・カンパニーである。本記事ではそんなベイン・アンド・カンパニーの年収事情について、現役・元社員へのインタビューを踏まえて様々な視点から徹底解説していく。

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ベイン・アンド・カンパニーの年収制度

ベイン・アンド・カンパニーの給与制度は成果主義の年俸制となっている。新卒入社時の年俸が約600万円ほどとなっているため、初年度の時点で年収水準は比較的高いと言える。

成果についてはコンサル業界では定量評価はマネージャー以上しかなく、基本的には定性評価という形で測られることになる。評価方法はグローバルで統一されており、かなり納得感が高いという声が多い。

具体的にはプロジェクトごとのマネージャーによる評価の集計、および360度評価による多角的な評価が行われる。これらの評価によってポジション(昇進)が決まってくるため、"年齢"というのは全く関係ない。

20代でもマネージャーという人もいれば、30代でシニアアソシエイトという人もいる。昇進が遅くなると年下の上司が出てきたり、かつて部下が上司になるということも起こる。

ベインはこうした徹底した実力主義ではあるが、然るべき評価を得ていれば圧倒的に高い年収を手にすることができる。

ベイン・アンド・カンパニーの賞与

ベインアンドカンパニーでは年収における賞与の比重が大きい。賞与は評価によって金額が決まり年1回支給される。

評価次第ではあるが、低くて年収の30%、高い評価であれば年収の50%ほどの金額になるという。現役社員曰く「高い評価を得ている人は20代後半でも賞与だけで400~500万円程度の金額を貰っている」とのことである。

ベイン・アンド・カンパニーの役職別・年齢別年収

ベイン・アンド・カンパニーの役職 年次(目安) 年収(目安)
アソシエイト 1年目~ 600~800万円
シニアアソシエイト 3年目~ 800~1000万円
コンサルタント 6年目~ 1200~1800万円
マネージャー 7年目~ 2000万円~
プリンシパル 実力による 3000万円~
パートナー 実力による 5000万円~

上記がベイン・アンド・カンパニーにおける役職別の目安年次と年収をまとめたものである。アソシエイトの600~800万円という水準からスタートして、役職が上がる毎に年収は200万円程度上がるようになっている。

シニアアソシエイトでは800~1000万円、コンサルタントでは1200~1800万円であり、コンサルタントになる段階で年収1000万円を超えることになる。コンサルタントには標準的なペースで6年目ごろ(新卒の場合28~30歳)で昇進するため、20歳代で年収2000万円弱という人もいるようだ。

その後マネージャーに昇進すると年収は2000万円と突破し、パートナーになると5000万円という他業界(一部業界除く)では考えられない水準に到達することになる。

前述の通り、ベインでは年齢に関わらず実力・評価によって役職を上げていくことができるため、30代でパートナーの役職に昇格して5000万円を超える年収を受け取る人も存在するとのことである。さすがは三大戦略コンサルファームの一角を成しているベインだけあり、非常に高い水準の年収となっている。

競合比較

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上記はベイン・アンド・カンパニーとBCGとの役職年収比較である(各役職において年収幅があるが、平均値を採用)。役職毎に多少のばらつきはあるものの、基本的には各役職で同じ年収水準となっている。

細かく見ていくとコンサルタントとマネージャーにおいてベインの年収が高い水準となっている。しかしこの程度の差は評価によってぶれる部分であり誤差の範囲として認識して頂きたい。

ベイン・アンド・カンパニーの中途入社の年収

ベイン・アンド・カンパニーの年収は年次や前職の年収ではなく、あくまで採用ポジションによって決まってくる。その中途採用ポジションは実務経験や、中途面接での状況を見て決まってくるが、未経験の場合は「アソシエイトコンサルタント」または「シニアアソシエイトコンサルタント」となる。

  • 3年未満:アソシエイト
  • 5年未満:シニアアソシエイト
  • 5年以上:コンサルタント
  • 10年以上:マネージャー、シニアマネージャー、アソシエイトパートナー

    そのため、年収レンジとしては600~800万円または800~1000万円ということになる。ちなみに、ベインでは上記の経験年数別の募集要項に共通して、2年以上の実務経験が必須条件とされている。

    ベイン・アンド・カンパニーの生活水準

    ベイン・アンド・カンパニーのシニアアソシエイトの場合、職位内のランクや評価にもよるがおおよそ手取りは45万円程度になる。一人暮らしの場合の生活水準としては以下のようなイメージである。

    項目 収入 支出
    手取り 45.0万円
    家賃 15.0万円
    食費 6.0万円
    光熱費 1.5万円
    通信費 1.5万円
    交際費・趣味娯楽費 10.0万円
    医療・保険費 1.0万円
    衣服・美容費 3.0万円
    交通費 1.5万円
    雑費 1.5万円
    貯金 3.0万円

    一人暮らしで手取り45万円ある場合、オフィス近くに12~15万円程度で住むことも可能となり、住環境としてはかなり充実したものを得ることができる。

    また、趣味娯楽へある程度自由に使えるお金が多く確保できる(10万円程度)ため、もちろん高級車などは手は出ないものの、身の回りのアイテムを上質なものにしたり、数ヶ月に一度良いスーツを買うといったことも可能になる。

    ベイン・アンド・カンパニーのシニアアソシエイト(一人暮らし)であれば暮らしに困ることはほとんどなく、また食費に関してもそこまで切り詰める必要はなく、6万円程度使うことができる。

    ベイン・アンド・カンパニーの福利厚生

    以下がベイン・アンド・カンパニーの主な福利厚生である。

    • 各種社会保険
    • 各種休暇制度
    • エクスターンシップ
    • トランスファー制度
    • 社宅制度

      ベインの福利厚生の特徴としては、外資系ファームでは珍しく社宅制度がある点である。そのため、会社に近い都心に比較的低コストで住むことができるなど、年収以上に可処分所得が多くなるという特徴がある。

      また、社員のレベルアップにも積極的でエクスターンシップでは会社負担で最長半年間の外部研修に参加することも可能である。さらに希望に応じてベインの海外支部で勤務することができるトランスファー制度など、社内外での成長機会が多く提供されているようだ。

      ハードな環境ではあるが、残業した際は夕食代が出たり、育児休暇や、テイク・ツー休暇(個人目標達成のために最大2ヶ月取得できる休暇)などの申請も比較的に簡単に通すことができるという面もあるという。コンサルファームである以上ハードワークであることは間違いないが、その中でもベインは比較的バランスが取れているファームであると言える。

      実際、ベインはGlassdoorが発表した「従業員が選ぶ働きやすい企業ランキングの2020年度版」で2位に選出されている。

      ベイン・アンド・カンパニーの年収に関する口コミ

      現場・元ベイン・アンド・カンパニー社員から年収に対する生々しい声を集めた。コンサルキャリア独自調査の内容であるのでぜひ参考にして頂きたい。

      ベインアンドカンパニーの年収におけるポジティブな口コミ

      能力値にもよりますが3年ほどで1000万円には乗ります。グローバル基準のため評価制度も公平ですし何が評価されているのかを押さえれば昇給のスピードは早いと思います。

      パートナークラスになると年収5000万円以上になるため、投資銀行などを除き一部業界と比べて年収は群を抜いて高いと思います。パートナーまで行けないとしてもマネージャーで2000万円ほどの年収になるため、総合的に見て水準が高いと言えます。

      外資系にしては珍しく社宅制度があって助かっています。そのおかげで手元にお金が残るため、貰っている年収以上に体感としては年収が高いと思います。

      ベインは業界トップクラスの年収水準であり、口コミとしてもポジティブなものが多い。昇進スピードも実力・頑張り次第で早めることも可能であり、「やりがいを持って仕事に向き合っている人が多い」(現役社員)とのことである。

      また福利厚生も比較的充実しており、その点についてもポジティブな声が多かった。

      ベインアンドカンパニーの年収におけるネガティブな口コミ

      成果に準じた評価なので公平性はあります。ただ、プロセスや過程の努力が報われないため成果が出ない=昇給なしといった風潮が強いです。

      グローバルで年収・評価基準を統一してから、昇給が少なくなったと思います。おそらく求められるレベルがグローバルレベルのため、中々達成できていないのでしょう。

      一旦昇進、昇給コースから外れると復帰が難しいです。あからさまなUP or OUTはありませんが、それとなく暗黙の了解でUP or OUTの様な風潮が見え隠れしています。

      ベインでは基本的に年収に関してネガティブな意見は少ないが、一時でもうまく価値を出せなかったメンバーからは「評価主義に徹底し過ぎている」という声も漏れている。ベインの高年収は厳しい世界を生き抜いた先にあるという点は心に留めておく必要がある。

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