PEファンドとは?年収事情・激務の実態・転職難易度などを徹底解説

投資銀行やFAS、コンサル出身者からネクストキャリアとして人気が高いのがPEファンドである。

本記事ではそんなPEファンドの概要から年収、激務の実態や転職難易度まで徹底解説していく。

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PEファンドとは

PEfund

PEファンド(プライベートエクイティファンド)とは、投資家から集めたお金を未公開株式(または事業)に投資し、バリューアップした後に売却することで利益を得るファンドを指す。

ただし、未公開株式の中でもシード・アーリーステージの企業を投資対象とするのはベンチャーキャピタルのテリトリーであり、PEファンドでは成熟期に位置する企業や事業を投資対象としている。

pefund

例えば、ユニバーサルスタジオジャパンやコメダ珈琲、ゴディバジャパン、大江戸温泉、あきんどスシローなどは多くの消費者に馴染みがある大手PEファンドの過去の投資先として知られている。

また、近年では大手企業の事業再編の一貫として子会社、または事業を切り出す事例も増えて生きている。

例えば、旧日立日立国際電気のKOKUSAI ELECTRICや、旧パナソニック ヘルスケアホールディングスのPHCホールディングスなどが有名である。

一方で、2020年にはベインキャピタルが決済やEサイト構築サービスを手がけるスタートアップのheyに投資するなど、従来の棲み分けが崩れつつあるのがPEファンド市場の動向である。

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PEファンドの年収

PEfund-income

PEファンドの年収はベース年収+キャリーという構成になっている。上記の表は日系PEファンドおよび外資系PEファンドにおける役職別の目安ベース年収となっている。

基本的には「日系PEファンド<外資系PEファンド」という構図になっており、アソシエイトの場合は日系PEで800~1200万円、外資系PEで1000~1500万円、ヴァイスプレジデントの場合は日系PEで1200~1500万円、外資系PEで1500~2000万円、ディレクターの場合は日系PEで1500~2000万円、外資系PEで2000~3000万円となっている。

一方で、日系PEファンドの中でもユニゾン・キャピタルやアドバンテッジパートナーズについては、外資系PEファンドと同水準の年収となっているようだ。

また、PEファンドはTierと年収が必ずしも比例していない点も投資銀行やコンサルと異なる点である。

例えば、若手の年収が渋いことで有名な某Top Tierのファンドと、若手の年収が充実している2nd Tierのファンドでは、後者の方がベース年収が1.5倍多いということもある。

ベース年収だけで見ると、投資銀行はもちろん場合によっては戦略コンサルよりもPEファンドが低くなる。

しかし、PEファンドにはキャリーというボーナスが存在し、これが莫大な金額になる可能性があるのだ。

キャリーの原資は投資対象から得られるキャピタルゲインであり、利益を出すことができれば、数千万円から多い時で億のキャリーが支払われることもあるという。

このキャリーは一定の不確実性があることからよく話題に挙がるが、例えば「うちのファンドではキャリーを〇千万円出せるように調整している」とオファーを出して、蓋を開けるとキャリーがゼロだったという話もとあるファンドで現実にあったという。

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PEファンドの激務の実態

PEファンドの激務度は時期によって多少のバラつきはあれど、投資銀行やコンサルと比較するとかなり良化すると言える。

  • 発注側であるがゆえにクライアント都合で振り回されることがない
  • 資料がアウトプットではないため、細かい点の修正などに時間がかからない
  • ただし、投資実行フェーズや投資直後などは業務量が増えて多忙になることも多い

まず、投資銀行やコンサルはクライアントありきであり、クライアントの要望に120%で応えていく必要がある。

クライアント都合のスケジュールで振り回される中で120%のアウトプットを出していくためにはどうしても激務にならざるを得ない。

しかしPEファンドの場合は投資銀行やコンサルに「発注する側」であり、自分たちでスケジュールをコントロールすることができるのだ。

もちろん投資先ありきであるため、投資実行フェーズなどは多忙になることも多いが、年がら年中激務というわけではなく、あくまでフェーズによって激務になることがあるという程度である。

実際に投資銀行やコンサルからPEファンドに転職した人から以下のような声も挙がっている。

投資銀行時代のように深夜まで働くことがデフォルトという働き方ではないため、
ワークライフバランスはかなり改善された。

投資銀行→PEファンド

コンサル時代のように深夜にクライアントから急な要望が飛んでこないかなど、常に頭の片隅に不安があるような
生活ではなくなったので、時間的にも気持ち的にもかなり楽になった

戦略コンサル→PEファンド

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PEファンドの転職難易度

結論から言うと、PEファンドの転職難易度は国内最高峰の高さと言っても過言ではない。

  • PEファンドのそもそも採用枠が少ない
  • その少ない枠を投資銀行やコンサル出身者という優秀層が競い合う

PEファンドは少数精鋭の組織であり、また常時採用をかけるというよりも、欠員が出たタイミングで採用を行うスタイルである。

そのため、年間で募集されるのもせいぜい数枠程度であり、またそもそお欠員が出た際の募集ポジションも自分にマッチしたポジションでない可能性も存在する。

そうしてようやく見つけたポジションでも、そこを狙うのは投資銀行やコンサル出身者という猛者たちである。

一方で、これまで「少数精鋭」「狭き問」「最高難易度」と言われていたPEファンドであったが、昨今は採用規模を増加させていることもあり、これまで比較すると転職難易度は下がっていると言えるかもしれない。

ただし、特にコンサル出身者はスキルテスト(モデリング、ケース)は注意が必要である。

  • モデリングテスト例:
    財務三表を連動させることはもちろん、レバレッジファイナンスの水準や返済計画の作成を行うケース
  • ケーススタディ例
    実際に投資することを想定したPEファンド目線でバリューアップやEXITについて検討するケース

特に、PEファンドのモデリングおよびケーススタディについては、対策ができるエージェントが限られているため、エージェント選びが肝になってくる。

▼PEファンドへの転職でおすすめのエージェント

PEファンドへの転職でおすすめのエージェント

PEファンドはポストコンサルキャリアとして非常に人気のキャリアである。一方でPEファンドに関する転職情報はあまり幅広く公開されておらず、支援実績を持つエージェントも少ない。

またその選考プロセスも特殊であることから、PEファンドへの転職実績を持つエージェントを選ぶことが非常に重要になる。

具体的には、M&A業界転職支援数No.1の実績を誇るヤマトヒューマンキャピタルには必ず登録すべきである。

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おすすめ度:★★★★★

ヤマトヒューマンキャピタルはM&A業界に特化した転職エージェントで、PEファンドへの転職で重要となる専門的な支援を受けることができる。

実際、「業界求人カバー率」「未経験者の転職支援実績」がM&A業界においてNo.1となっている。

PEファンドへの転職を目指すのであれば、まず登録して間違いないエージェントであると言える。

※以下は公式サイトより抜粋

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Aさん
(コンサル⇒PEファンド)
ヤマトヒューマンキャピタルの情報網は桁違いだと思います。待遇面の調整を含め、転職に関わるあらゆることを粘り強くサポートしていただけたことにも、本当に感謝しています。

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Bさん
(メガバンク⇒PEファンド)
もともとファンド業界について詳しい知識を持ち合わせていたわけでありませんでした。その中で、いろいろなファンドの情報を教えていただけたことには本当に感謝しています。

繰り返しになるが、PEファンドへの転職を目指すのであれば、転職エージェント選びがとにかく重要である。

PEファンドへの転職は狭き門であり、多く人が攻略法を知りたいが故に、様々なエージェント紹介記事が存在している。

しかし、明らかにおすすめできないような大手総合エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

コンサルキャリアとしては、M&A業界転職支援数No.1の実績を誇るヤマトヒューマンキャピタルをおすすめしたい。

ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

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