本記事では、フリーコンサル向けの案件紹介マッチングサービス「コンサルキャリアナビ」を運営し、自身でもフリーコンサルとしての活動経験があるコンサルキャリア運営メンバーが、アクセンチュアから独立された方へのインタビューを通じて、独立後の働き方や年収などリアルな実態を解決していく。
フリーコンサルへの独立を検討されている人は、おすすめのフリーコンサル向け案件紹介マッチングエージェントの記事を参考にしていただきたい。
Contents
アクセンチュアから独立した方のプロフィール
今回は以下2名のアクセンチュアから独立された方にインタビューさせて頂いた。
2人ともアクセンチュアから独立したという共通点はあるものの、経験してきた案件テーマや最終ランクが異なる分、違ったインプットが得られたため、その点も含めて以降の章にて解説していく。
▼インタビュイー
フリーコンサルとして高単価案件を受注するためには
フリーコンサルとして独立する場合、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。
一方で、フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。
主要コンサルティングファーム出身者が厳選して戦略~IT、低稼働~高稼働まで幅広い案件を紹介しているコンサルキャリアナビに登録することをおすすめしたい。
アクセンチュアから独立後の年収
同じアクセンチュアからの独立でも「案件テーマ(戦略/IT)」と「最終ランク」によって年収は変わってくる。
以下では「案件テーマ(戦略/IT)」と「最終ランク」別にアクセンチュアから独立後の年収についてご紹介する
アクセンチュアから独立後の年収【戦略編】
ランク | アクセンチュア戦略部門所属 | フリーランス戦略コンサル |
アナリスト | 500~650万円 | 1200~1440万円 |
コンサルタント | 650~800万円 | 1440~1960万円 |
マネージャー | 1000万円~ | 1800万円~ |
シニアマネージャー | 2000万円~ | 2160万円~ |
パートナー | 3000万円~ | 3000万円~ |
上記はアクセンチュアに所属する戦略コンサルタントと、アクセンチュアから独立した戦略コンサルタントの年収表である。
アクセンチュアの戦略部門から独立すると年収1200万円~というのが一つの基準になる。
もちろん経験が1年しかないアナリストの場合厳しいが、2-3年程度経験を積んでいれば独立後に年収1200万円を得ることは決して難しくない。
特に若手時代はアクセンチュア所属の場合と独立した場合で年収差は大きくなる構造となっている。
実際の数字を見ていくとアクセンチュアのアナリストが年収500-650に対して、アクセンチュアから独立した場合は1200-1400万円と倍以上の年収になっている。
その後、マネージャー~パートナーにかけてアクセンチュア所属の場合と、アクセンチュアから独立した場合で年収差は縮まるものの、アクセンチュアに残ってパートナーを目指す難易度・必要となる努力を踏まえると、年収面から見てアクセンチュアから独立は有用な選択肢であると言える。
アクセンチュアから独立後の年収【IT編】
ランク | アクセンチュアIT部門所属 | フリーランスITコンサル |
アナリスト | 450~600万円 | 1000~1200万円 |
コンサルタント | 600~750万円 | 1200~1800万円 |
マネージャー | 900万円~ | 1680万円~ |
シニアマネージャー | 1600万円~ | 1800万円~ |
パートナー | 2000万円~ | 2400万円~ |
上記はアクセンチュアに所属するITコンサルタントと、アクセンチュアから独立したITコンサルタントの年収表である。
ITコンサルの場合も戦略コンサルの同様に、ランクが低ければ低いほどアクセンチュアから独立した場合との年収差が大きい。
マネージャー以降で徐々に差が少なくなるものの、それでもアクセンチュアから独立した方が年収が高くなる構造になっている。
特に昨今はITコンサル需要が旺盛であるため、案件の引き合いも多く、働き方改善および年収UPを目的にアクセンチュアから独立する人も多い。
より詳細なフリーコンサルの年収が知りたい方は以下を参考にしていただきたい。
フリーコンサルとして高単価案件を受注するためには
フリーコンサルとして独立する場合、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。
一方で、フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。
主要コンサルティングファーム出身者が厳選して戦略~IT、低稼働~高稼働まで幅広い案件を紹介しているコンサルキャリアナビに登録することをおすすめしたい。
アクセンチュアから独立後の働き方
アクセンチュアから独立後の働き方としてはいくつかのパターンがある。
今回は実際にアクセンチュアから独立したインタビュイー2人に加えて、筆者の知人の働き方をご紹介する
「フルコミット高稼ぎ」の場合
この働き方は100%稼働によりフリーコンサルタントとして収入を最大化する働き方である。
実際に今回インタビューした、マネージャーとしてIT PMO案件を中心に経験した後にアクセンチュアから独立された方が実現している働き方である。
働き方は日中は基本的にコンサル業務を行うことになるため、働き方が劇的に変わるわけではない。(社内業務や育成などのタスクが削減される)
多少ハードワークすることで(とは言ってもアクセンチュア時代よりはホワイト)、マネージャークラスであれば年収2000万円を稼ぐことは決して難しくない。
「起業準備」の場合
この働き方は起業の準備と並行して、準備金や生活費を稼ぐために週の半分をフリーコンサルとして働きやり方である。
実際に今回インタビューした、シニアコンサルタントとして戦略案件を中心に経験した後にアクセンチュアから独立された方が実現している働き方である。
週2-3日分はコンサル案件に使う必要はあるが、使う時間帯は比較的自由が効くため、早朝と深夜だけコンサル案件をする方もいれば、週の前半だけという方や、平日少し+土日という使い方をしている人もいる。
週2-3日分だけでも収入としてはコンサルタントクラスで500~800万円程度稼ぐことができるため、起業準備期間にフリーコンサルとして活動する人は多い。
「スローライフ」の場合
この働き方は"ある程度"の収入だけをフリーコンサルとして得ながら残りは趣味や家族との時間に当てるという働き方である。
今回のインタビュイーには該当する方はいなかったが、筆者の知人でアクセンチュアから独立された方の中にはこの働き方をしている人が複数人いる。
中にはアクセンチュアから独立後に地方に移住して、リモートで案件を受けている人もいる。
仮に週2-3日分だけ働いても、年収ベースで500~800万円程度稼ぐことができるため、ある程度節制した生活を行えば十分生活可能である。
また、もう少し年収を上げたいと思えば追加案件を受注すれば翌月から収入を上げることができるため、柔軟度の高い働き方と言える。
フリーコンサルとして高単価案件を受注するためには
フリーコンサルとして独立する場合、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。
一方で、フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。
主要コンサルティングファーム出身者が厳選して戦略~IT、低稼働~高稼働まで幅広い案件を紹介しているコンサルキャリアナビに登録することをおすすめしたい。
アクセンチュアから独立するメリット
ここでは、アクセンチュアから独立する主なメリットを3つ紹介する。
独立後もネットワークを活用できる
アクセンチュアは退職後も、退職者(同社では卒業生と呼んでいる)どうしが繋がることができるネットワークである「アクセンチュア・アルムナイ・ネットワーク」が存在する。
同ネットワークは、アクセンチュア出身の卒業生をつなぐポータルであり、30万人以上のアルムナイが同ネットワークを利用している。
多くの退職者は、同ネットワークを活用しながら、人脈作りであったり、ビジネスチャンスを見つけることもあるようだ。
私自身も退職する際に、登録しました、そして、同ネットワークを介して卒業生の方々と知り合い、今では一緒に仕事をすることもあります。グローバルプロフェッショナルファームだからこそ、実現できるネットワークかもしれませんね。
アクセンチュアから独立したA氏
高いオファーの案件が来る
アクセンチュアでは、コンサルタントとしての基礎的なスキルから専門的なスキルまで幅広く養うことができる。
そのため、例えばフリーコンサルのような働き方をした場合、アクセンチュアで経験を積んだことによって、高い評価を受け、高い報酬のオファーを受けることが多くなる。
人によっては、アクセンチュア時代よりも、高い年収を実現することも多いようだ。
アクセンチュアでも高い年収を受け取っていましたが、独立後は更に高い年収を実現できています。思った以上にアクセンチュアで働いていた経験は市場価値が高いようです。
アクセンチュアから独立したB氏
精神的なストレスが少なくなる
これは、アクセンチュアから独立したことに限ったことではないが、やはり、アクセンチュアから独立しても該当することである。
独立することで、会社員時代と比べて精神的なストレスが軽減されたという人が多い。
評価のための上司への気遣いや、物事を進めるための根回しなど、会社員独特のストレスは、独特してからはほとんどなくなると言う。
誰かから命令させられたりすることが無くなり、全て自分が決めて進めるので、それだけでもストレスはかなり減りました。アクセンチュアから独立する人は主体的な人が多いと思うので、私と同じような体験をしているのではないでしょうか。
アクセンチュアから独立したC氏
アクセンチュアから独立するデメリット
独立することで得られるメリットがある一方で、デメリットは存在するのだろうか。
ここでは、デメリットとなり得ることを3つ挙げ、実態はどのようになっているのかを紹介する。
一人で様々なことを実施する必要がある
アクセンチュアでは、様々なことを実行するために、専門チームやシステムが用意されている。
しかし、独立後は、それらのリソースは無くなるため、全て自分自身で実行する必要がある。
営業、交渉、クライアントワークはもちろん、事務的なことも実施しなければならない苦労は存在するようだ。
周りにサポートしてもらっていた環境に慣れた人にとっては、始めのうちは苦労するかもですね。泥臭い作業もあったりしますが、それも良い経験と思って取り組むことが良いかなと思いますね。
アクセンチュアから独立したA氏
周りからの期待値が高い
アクセンチュアというグローバルコンサルティングファームから独立した経歴を持つと、どうしても周りからの期待値が高くなるようだ。
高く評価されることは良いことであるが、一方で、想定以上に期待値が高すぎると、求められるスキルや成果物などが高くなり、当事者が疲弊してしまうリスクがある。
こういったリスクに対して、実際にアクセンチュアから独立した人の声を聞いてみた。
期待値コントロールは大事ですね。周りの期待値が高すぎるとお互いにガッカリすることもあるので。これは会社員時代と変わらないことなので、誰もが実践できることかと思います。
アクセンチュアから独立したB氏
年収が変動する
人によっては、アクセンチュア時代よりも年収が下がるケースがあるようだ。
アクセンチュア時代では年収が1,500万円くらいもらっていたが、独立後は900万円以下になったというコンサルタントもいるとのことである。
しかし、その考えは、自分自身がどのような生活を過ごしたいようで変わるものであり、実際に様々なスタンスで働いていることが事実である。
独立して「何を求めるか」によるでしょう。高い年収を求める人もいれば、プライベートの時間が欲しい人もいます。様々な働き方を選べるスキルがあることも、アクセンチュアで働いていたからこそ、得られるものだと感じますね。
アクセンチュアから独立したC氏
フリーコンサルとして高単価案件を受注するためには
フリーコンサルとして独立する場合、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。
一方で、フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。
主要コンサルティングファーム出身者が厳選して戦略~IT、低稼働~高稼働まで幅広い案件を紹介しているコンサルキャリアナビに登録することをおすすめしたい。
アクセンチュアから独立して仕事を獲得する方法
アクセンチュアから独立して仕事を獲得する方法は大きく3つ存在する。
- アクセンチュアからOB/OGネットワークを活用して獲得する
- 自分自身で営業を行い案件を獲得する(DM、テレアポ、知り合いからの紹介など)
- フリーコンサルエージェントから案件を紹介してもら
①はアクセンチュアから独立した方ならではであるが(他ファームには存在しない)、アクセンチュアには独自のOB/OGネットワークがあり、独立したOB/OGに対して仕事を発注する文化がある。
②の方法は非常にハードルも高く、労力も掛かることから、特にアクセンチュアから独立初期であれば③の方法をおすすめしたい。
フリーコンサルエージェントとは、フリーコンサルの代わりに企業に営業を掛けて案件を獲得してくれる企業である。
登録自体は無料で、案件を紹介してもらった場合のみ、20%程度の仲介手数料を取られることになる。
しかし仲介手数料を抜かれたとしても、紹介される案件単価が高く、手元には120~200万程度の報酬が入ることに加え、かつ営業工数が一切掛からないため、筆者としてはぜひおすすめしたい。
フリーランスのコンサルタントとして独立することは、コンサルティングファームの次のキャリアとして非常に有用である。 とは言え、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。 フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。 悪質なフリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェントを信じ切って、相場よりも遥かに低い価格で案件をデリバリーしていたというケースも多い。(その分、エージェントが相場以上の手数料を抜いていた) そのため、絶対にやるべきことはできるだけ信頼できるフリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェントを見つけて、中長期的な関係を築くことである。 コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。おすすめのフリーコンサル向け案件紹介エージェント
会社名
株式会社Flow Group
会社HP
https://consul-career.com/corp/
所在地
東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F
法人番号
5011001129632
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号
13ーユー315272
適格請求書事業者登録番号
T5011001129632