【体験談】繊維メーカー→総合コンサルファームへ転職(29歳、男性)

プロフィール

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K.K(29)

繊維メーカーから総合コンサルティングファームへ転職し、戦略コンサルタントとしてRetail案件のプロジェクトに従事。ファーストアサインのプロジェクトは、店舗アプリ開発の要件定義支援を行い、現在は、国内GMS向けに店舗業務改善のプロジェクトに取り組み中。

経歴と転職理由

ー これまでの経歴となぜコンサルタント業界へ転職しようと思ったかを教えてください。

大学卒業後、新卒で繊維メーカーに入社し、在籍期間の5年間は営業職に従事しておりました。

具体的な業務は、量販店の店舗開発ならびに店舗マネジメントなどがメインとなります。

その後、2021年に現職の総合コンサルティングファームに転職。転職の動機は「市場価値を高めたい」という心情からですが、その背景に営業活動を通じて感じた介在価値の希薄さが起因しています。

ブランド力が強い企業だったが故、お客様との主たるコミュニケーションの軸は、常に「商品」にあり、個人の能力が営業成績に反映されにくいと感じておりました。

その体験を経て、個のパフォーマンスが重視されるコンサルティング業界で自身の知見を磨き、活躍の場を増やしていきたいという想いから転職をする決断に至りました。

転職活動について

スケジュール・進め方

実際に転職活動をはじめる際にどのようなタイムラインで、どのように進めたかを教えてください。

転職活動は以下のようなタイムラインで進めました。

  • 4月中旬:2020年4月から転職活動を開始し、転職エージェントに登録
  • 4月下旬:職務経歴書を作成したのち、志望企業にエントリー
  • 5月中旬:エントリー通過した企業の面接対策
  • 6月上旬:企業2、3社と面接
  • 6月中旬:内定を頂き、転職活動終了

ー なぜ転職エージェントを利用しようと思ったのですか?

転職活動の進め方などアドバイスを頂きたいと思い、転職エージェントを利用しました。

また、転職活動当初はバイネームで転職してみたいと思う企業がなく、IT、人材、広告、コンサルティング業界と幅広にみていました。

各業界の知識が浅かった私にとって、転職エージェントによる業界情報の共有は大変役に立ったと感じております。

ー エージェントを使ったことで良かった点はありますか?

エージェント利用によるメリットは2点あると振り返っています。

1点目は、転職活動の進め方に関するアドバイスを頂けたこと。就職活動と違い、現職の業務と並行しながらの転職活動だったため、活動時間の捻出に苦労しました。

限られた時間の中でも転職活動が疎かにならないようにと、転職エージェントのアドバイザーと連携し、マイルストーンを決めながら活動することで、転職活動を無理なく進めることが出来ました。

2点目は、ES添削と面接対策。特にケース面接(面接官から提示された課題をもとに一定時間内で回答する)など独特な面接形態をとるコンサルティング業界において、面接の受け答えによるフィードバックだけでなく、業界に特化したサポートをしてくださった点が非常に良かったと思います。

ファーム選び

ー 受けるファームはどのような基準で決めたか教えてください

特定のインダストリー、ファンクションに特化したファームではなく、幅広い案件を扱う総合コンサルティングファームを志望していました。

各業界の知見者とコミュニケーションできる環境に魅力を感じ、自身の成長機会創出にも繋がると感じていたためです。

ー その中で実際に入社されたファームをどのようなどのような基準で決めたか教えてください

実務を通じて、より知見が広げられそうだと感じるファームを選択しました。入社先のファームは、テクノロジーにケイパビリティを持っており、自身の未成熟な分野かつ、身に着けていきたい知見であったことからも、同ファームへの入社を決めました。

転職活動を通じてやって良かったこと

ー 転職活動を通じて大変だったことについて教えてください

現職の業務を推進しつつ、水面下での転職活動は気持ちの切り替えにおいて大変でした。

目先の業務に取り組んでいながらにして、気持ちは転職したその先の未來にあり、中々集中できない葛藤と周りからの冷たい視線が印象的でした。

転職活動を開始する以前から、上長にはその旨を伝えていたものの、コミュニケーションエラーでぶつかる場面も増え、転職活動に身が入らない時期もありました。

ー そのハードルをどのように乗り越えたのですか?

成果に拘ることと、上長と定期的な1on1の場を設けることで乗り越えてきたと振り返っています。

前者はややマインド的な要素が強いですが、転職活動を理由に回りからパフォーマンスの低下を指摘されたくなかったので、定量的にも我武者羅に働いていたと思います。

後者の方は、勇気のいるアクションでしたが、始めは食事の席などカジュアルな場面からコミュニケーションの量を増やすようにし、転職活動に至った経緯なども真摯に伝えるよう心掛けてきました。

100%理解頂けたとは思っていませんが、退職する際も円満に分かれを告げることができ、今もなお、連絡を取り続ける関係性でいることが出来ています。

ー その他、転職活動を通じてやって良かったことはありますか?

経歴を棚卸することでスキルを可視化できた点が良かったと感じています。

未來のキャリアに想いを馳せることはあっても、過去自分が築いてきたキャリアを見つめなおす機会はありませんでした。

今後築いていきたいキャリアと、その時点での自分のステータスを照らし合わせた時に、どんなスキルや実務経験が必要なのかを言語化できる、とてもいい機会だと思います。

現在~将来について

ー 今の仕事のやりがいについて教えてください

知的好奇心が満たされるところにあります。

日々、お客様とコミュニケーションしていく中で幅広い業界知識と業務レベルでの知識が求められますが、膨大な量をキャッチアップしていく過程において蓄積されてきた知と知が相関を生み、予期せぬ化学反応が起きる瞬間にやりがいと快感を覚えます。

勿論、平坦な道のりではありませんが、仕事を通じて様々な分野について学べる環境にあることが非常に恵まれていると感じています。

ー 他業界からコンサル業界への転職で大変だったについて教えてください

働き方や求められる素質が180度変わる中で、その環境に順応していく過程が非常に大変でした。

前職のなごりから、プロジェクト単位でジョブを進める働き方にも慣れていなかったため、プロジェクトが変わる度に、求められる知識のキャッチアップや一からステークホルダーとリレーション構築していく過程に苦労しました。

前職でもジョブローテーションはありましたが、ローテーション期間が3~5年と比較的現職より、長期スパンであったことや、部署異動をしたとしても、商品(自社)知識があれば、比較的キャッチアップが容易な環境であったことからも、現職の働き方に苦戦した背景があります。

ー あえて転職後の不満や課題を挙げるとどのようなことがありますか?

前職が割とウェットなカルチャーだったが故に、縦横の繋がりにやや希薄さを感じるところです。

時節柄、オンライン主流のやりとりでコミュニケーション不足な側面もありますが、転職者も多く、様々なバックグラウンドを持つ方が集う中で、ビジネスライクなコミュニケーションに陥りがちな点は致し方ないとも思っています。

ただし、プロジェクト単位でもチームメンバーの雰囲気や様相が異なるので、メンバーとリレーション構築しながら進めていきたいと思う方は、その観点でアサイン先のプロジェクトを探すのも手だと思っています。

最後に

一 これからコンサル業界への転職にチャレンジする方に一言お願いします

自己成長を掲げる方にとってコンサルティング業界は絶好の場だと思います。

実務を通じて得た知見は、どの業界・職種にも汎用性が高いスキルとして活かせますし、若手のうちからクライアントのエグゼクティブ層とコミュニケーションできることで自然と経営者マインドが身につく点も非常に魅力的です。

一方、肉体的・精神的にハードな戦いを強いられる場面もありますが、しゃかりきになって働いてきた体験と、苦難を乗り越えてきた経験はかけがえのないものです。

また、コンサルティング業界のみならず、転職を志すタイミングで様々な葛藤や試練を経験されるかもしれません。「人生は近くで見ると悲劇、遠くで見ると喜劇」ではないですが、どんな経験においても、チャレンジする過程で味わった苦労は、今後のキャリア(人生)を後押ししてくれるはずです。

力みすぎることなく、自信を持って取り組んでいただければと思います。

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