
丸紅は日本を代表する総合商社「五大商社」の一角である。
五大商社の中では下位に甘んじているものの、日本有数の企業であることから難易度は高い。
また最新のランキングでは、生涯年収は五大商社のうち3位であることが公開され、今後倍率が上がることが予想される。
丸紅への転職方法まとめ
本記事ではそんな丸紅への転職を成功させるための方法を紹介していく。
丸紅への転職を目指すのであれば、ハイクラス転職に強みを持つエージェントであるコトラと、外資系/グローバルのハイクラス転職に強みを持つエージェントであるSamurai Jobには必ず登録すべきである。
詳細については以下の記事をご覧いただきたい。
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Contents
丸紅の企業情報
丸紅は1858年に創業し、1949年に設立した老舗企業であり、五大商社の一角を担う日本を代表する総合商社のうちの1つだ。
従業員数は単独で4404人(2020年3月31日現在)、資本金は2627億円、本社は東京駅の近くにある。
海外にも68か国に展開、拠点数も136拠点と多く、まさに「グローバル企業」と言えるだろう。
事業は「生活産業」「食料・アグリ・化学品」「エネルギー・金属」「電力・インフラ」「社会産業・金融」の5つと、新規事業に分けられる。
特に丸紅が強みとしている事業は「食料・アグリ・化学品」と「エネルギー・金属」の2つだ。
上記の利益規模を見ても、「食料・アグリ・化学品」と「エネルギー・金属」が頭一つ抜け出していることが分かる。
特に食料は穀物において総合商社の中で最大の取扱量を誇るため、日本における穀物の状況を変えていきたい方は丸紅をおすすめしたい。
五大商社と括られることが多い中が、三菱商事や三井物産、伊藤忠と比較して企業力/ブランド力は一歩劣ってしまうが、食料領域では競争優位を確立している状況である。
また、人材という面では丸紅は他の五大商社の中でも特に「主体性」や「行動力」に強みがある。
実際、「主体性」や「行動力」というのは丸紅に勤務する筆者の知人たちにも共通している点である。
丸紅の雰囲気・社風
丸紅に勤める筆者の知人曰く、丸紅の雰囲気・社風は以下とのことである。
- 温厚な人が多い(但し、部署によっては体育会系なところもある)
- 若手社員の挑戦に寛容で、「主体性」と「行動力」が求められる
丸紅には温厚な人が多いため、世間一般でイメージされる「ガツガツとした商社マン」をイメージして転職すると、ギャップを感じるかもしれない。
一方で、前述通り丸紅では「主体性」や「行動力」が求められ、若手社員の挑戦に寛容という特徴もある。
これは、丸紅と他五大商社に勤務する人たちの学歴の違いが大きいかもしれない。
特に三菱商事になると東大京大、早慶出身者が主であり、MARCH出身者はほとんどいない一方で、丸紅にはMARCH出身者も多い。
そのため、社内としてエリート意識が高くなく、行動力で勝負するという文化があるようだ。
また、丸紅はデジタル分野に現在力を入れており、若手ならではの発想を求めている。
このことから、他の五大商社と比較すると、若手社員でも挑戦できるベンチャー寄りの環境であることが丸紅の特徴だろう。
丸紅の中途採用内容・選考フロー
丸紅の中途採用は通年行われており、「営業部門」と「コーポレート部門」の2種類に分けられる。
「営業部門」と「コーポレート部門」ともに、五大商社の中では転職難易度は決して高くないものの、世間一般と比較すると高いと言える。
転職における丸紅の選考フローは以下のようになっている。
- 書類選考
- Webテスト
- 面接(3回)
- 内定
丸紅の選考の特徴はWebテストに英語があることである。
丸紅のWebテストはSPIを使用しているという点は多くの企業と同様であるが、英語を使用している企業は珍しい。
いくら英語が得意な人でも、SPIにおける英語の微妙なニュアンスなどについてはしっかり慣れておく必要があり、対策は必須である
また、丸紅の面接で聞かれる質問は一般的な中途採用と同じであるが、筆者の知人曰く「主体性」を問う質問が多いとのことである。
例えば以下のような質問がある。
- 前職で頑張ったことは?
- 人生最大の失敗は?
- 前職で1番腹が立ったことは?
加えて、体育会系の社風に合うかどうかを問う質問をされたという声もある。
- 飲み会は好きか?
- 徹夜で仕事をする可能性もあるが問題ないか?
入社後に体育会文化に染まる必要はないが、面接において上記のような質問がされる場合は自信をもって肯定的な回答をおすすめしたい。
丸紅へ転職するためにアピールしたいポイント
丸紅が転職者に求めるものは「丸紅スピリット」に合う人材かどうかである。
「丸紅スピリット」は前述の「主体性」や「行動力」に繋がる。
現職の仕事に主体性や向上心を持って取り組んだことや、目先の利益だけでなく長期的な目線で仕事に取り組む姿勢をアピールしておきたい。
また、若手でも挑戦できる環境であることから「積極性」も求められるのでアピールしておくと、採用担当に好印象を与えるだろう。
自分がリーダーシップを発揮してプロジェクトやチームを動かした経験や、業務改善などを行った経験があれば、職務経歴書の自己PRに盛り込んでおきたい。
部署によっては非常に体育会の雰囲気が強いところもあるため、内定獲得を優先するのであれば体育会文化については肯定的な態度を取っておきたい。
丸紅の現役社員の口コミ
最後に、筆者の知人で丸紅に勤めている方の口コミを紹介する。
ポジティブな口コミとネガティブな口コミを紹介するので、是非参考にしていただきたい。
ポジティブな口コミ
経営幹部含めて、下の意見を聞いてくれる体制が整っている。
若手の自分でも、副社長と廊下ですれ違った際に話をして意見を聞いてもらえたことがある。
海外駐在のチャンスが多く、駐在先も私の希望に合わせてもらえた。
業績が悪くても、ボーナスが支給されることがありがたい。
コロナ禍により無駄な飲み会が激減したので、自分の好きなことにお金を回せる。
ネガティブな口コミ
若手がチャレンジできる環境ではあるが、昇進となると年功序列の色が根強く閉塞感を感じる。
体育会系の文化が強く、無駄だと感じる飲み会も多い。
五大商社の中では1番ぬるま湯で、五大商社の中で下位の位置に慣れてしまっている。
人材の質も他の五大商社と比較すると一段落ちる。
丸紅の生涯年収は国内TOP10に入る
先ほど「五大商社の中で下位に慣れてしまっている」という実際の社員の声を紹介したが、それでも生涯年収は高い。
東洋経済オンラインの調べによれば、生涯年収は5.3億円と日本全国で9位、五大商社の中でも3位である。
年代別の給与レンジを以下の通りである。
- 20代:500~1000万円
- 30代:950~1500万円
- 40代:1400~1800万円
- 50代:1000~2100万円
丸紅は五大商社の中で転職難易度が低い割に高い年収がもらえる「穴場」ともいえる。
転職を考える上で年収というのは切って切り離せない重要な要素である。
五大商社の中での事業優位性だけでなく、年収面を合わせて転職を検討して頂きたい。
一方で、総合商社全体に言えることではあるが、「賞与の割合が大きい」「残業代の額が大きい」といった点も忘れずに考慮しておきたい。
丸紅への転職を成功させるコツ
丸紅への転職難易度は他の五大商社と比較すると低いと紹介した。
しかし、一般的な水準で考えると難易度は高く、また前述の通り年収も高いことからこれからさらに競争率が上がってくると想定される
そのため、丸紅などのハイクラス転職の支援実績が豊富なエージェントのサポートが不可欠である。
ハイクラス転職に強みを持つエージェントであれば、各選考の突破方法やノウハウというのを持っている。
転職エージェントが持っているノウハウを活かし、職務経歴書や面接対策まで徹底的に支援してくれるため、丸紅への転職成功率が上がるのだ。
逆に、間違ったエージェントに登録してしまうと、対策できるような情報を持っていないことはもちろん、最悪の場合予測でアドバイスをしてくる可能性もある。
そのため、必ずハイクラス転職に実績を持つエージェントに登録する必要がある。
具体的には、ハイクラス転職に強みを持つエージェントであるコトラと、外資系/グローバルのハイクラス転職に強みを持つエージェントであるSamurai Jobには必ず登録すべきである。
念のため、筆者の知人たちから聞いた内容を踏まえて本当におすすめできるエージェントを以下にまとめているため参考にしていただきたい。
転職でキャリアを築くことに本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできないエージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事は転職でキャリアを築くことに本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。