昨今、コンサルティングファームでも人手不足が叫ばれており、新卒・中途問わず、採用人数が急拡大している。

そんな業界トレンドを牽引しているのが、コンサルティングファームのBIG4と呼ばれるPwC、Deloitte、EY、KPMGである。

コンサル業界BIG4の現役~出身者が現状を解説

そんなBIG4によるあまりの採用拡大で、エージェントからも多数の求人メールが来ることから、コンサル業界を目指す多く方から、「実際のところ、BIG4はどうなのか?」と言う質問を受ける。

そこで本記事では、現役でBIG4で活躍される方や、過去にBIG4で働かれていた方から話を伺い、その現状と実態についてご紹介する。

本記事を通して、BIG4を含むコンサルティング業界に興味を持った方は、とりあえずリクルートエージェントに登録して、キャリアアドバイザーからコンサル業界の現状や自身の志向性と合致度を聞いた上で、今後のキャリアプランについて明確化することもおすすめしたい。

BIG4の急拡大の背景

人を張りつけるプロジェクトの急増

BIG4の急拡大の背景には、「高級文房具的なプロジェクトの増加」「RPAの設計・導入などを代表としたビジネスプロセス改善プロジェクトの増加」などによって、クライアントに人を張りつける形のプロジェクトが増加しているためである。

クライアント側から見ると、働き方改革の下で「業務をコンサルタントに外注したい」「無駄な業務を圧縮したい」と言ったニーズが日に日に増えている。

コンサルティングファーム側から見ても、人を張るだけで稼げるだけでなく、長期に渡ってクライアントとのリレーションを維持できると言った効用もある。

従来型のプロジェクトの増加

その他にも、従来型のプロジェクトも順調に増加しているという側面もある。

DeloitteがMonitor Groupを、PwCがStrategy&(旧Booz & Company)を買収したり、戦略ファームから人材を獲得したりと、戦略案件をデリバリーする基盤を着実に整えている。

また、上記のように人を張りつけたプロジェクトで獲得したリレーションが、様々な案件の獲得に繋がっているようだ。

BIG4の働く環境の現状と実態

プロジェクトは有象無象

BIG4は、戦略策定から実行支援、業務改善やシステム設計など、幅広いプロジェクトを手掛けている。

それだけでなく、クライアントの言う通りにPPTを作成したり、エクセルのモデルを作ったりと「高級文房具的なプロジェクト」も存在している。

そのため、プロジェクトのテーマだけでなく、コンサルティングスキルを身につけることができるか否かという点でも幅があるという状況である。

実際「経営コンサルタント職で採用されたが、システム系の研修を受けさせられ、システム案件を継続的にやっている」(某BIG4コンサルタント)と言った声も聞こえてくる。

人も有象無象

プロジェクトだけでなく、人も有象無象というのが現在のBIG4である。

今までコンサルティングファームの採用ハードルでは、採用されなかったような人も続々と入社してきている。

その中で、採用数に育成が追いついておらず、まともな教育を受けないまま数年の期間を費やしてしまったというケースも存在する。

ただし、BIG4内での人材の行き来があり、数年前に業界に入ってきた優秀な人がいたり、戦略ファームからチームごと移籍してきたりしているので、当然優秀なコンサルタントも多数在籍していることは、今のところ間違いない。

揺れ動くコンサルBIG4ファーム

そんなBIG4の中でも特に強い存在感を放っていたのが、デロイトトーマツコンサルティングである。

しかし、そんなデロイトトーマツコンサルティングにとって衝撃的なニュースが相次いだ。

まず、デロイトトーマツコンサルティングの成長を牽引していた代表が、EYに移籍したというニュースである。

タイミングとして少し遅れてではあるが、代表のEY移籍に伴い、代表を慕う複数のパートナーやマネージャークラスの人材が、EYに移籍したという。

今回デロイトから移籍した元代表やパートナー、マネージャークラスの人たちは、デロイトでも主力として活躍していたようで、業界内では評判が高かった。
コンサルは人が資本のビジネスだけに、勢力図が大きく変わりそう。

BIG4コンサルファームの現役コンサルタント

更に追い打ちを掛けるように、デロイトの実情に対して有料メディアのFACTAが批判的な記事「デロイトトーマツ系コンサル異常な退職引き留めで軋轢」を公開して大きな話題を呼んだ。

それに対してデロイトもリリース(「「月刊FACTA」における当グループに関する記事について」)を配信するなど、混乱の様相を呈している。

まとめ

「BIG4に入社するか迷っている」という相談をよく受けるが、現在のBIG4でも成長機会は多いにあり、入社するという選択肢は非常に有用である。

特に、これまでコンサル業界に足を踏み入れることができなかった方にも門戸が開かれている状態なので、今の内にコンサル業界に潜り込んで、キャリアアップするチャンスでもある。

職歴面で見た時に、採用ハードルが下がった時期に入社したかどうかと言うのは誰も気にしない。

注意すべきは、プロジェクトも人も有象無象である中で、一緒に働く人やプロジェクトを間違いないようにするということ、また勢力図が大きく変わりつつある中で、最新の情報をキャッチアップしておくことである。

本記事を通してBIG4やその他のコンサルティングファームに興味を持った方は、まずはリクルートエージェントに登録して、キャリアアドバイザーとの面談にて、自身のキャリアプランやコンサルティングファームの攻略法について相談頂きたい。

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