シグマクシスの年収は30歳で1000万円!高給の実態を「中の人」が解説

平均年収が1000万円を超え高年収企業としても知られるシグマクシスの年収事情について、現役・元シグマクシス社員へのインタビューを踏まえて様々な視点から徹底解説していく。

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シグマクシスの役職別年収

シグマクシスの役職 年次(目安) 年収(目安)
コンサルタント 1~5年目 480~600万円
アシスタントマネージャー 4~8年目 600~800万円
マネージャー 6~13年目 800~1200万円
プリンシパル 実力による 1200万円~
パートナー 実力による 1600万円~

上記はシグマクシスの役職別・年齢別の目安年収である。シグマクシスは日系企業であるが事業会社のように年齢で年収が決まることはなく、役職(=実力、能力)に紐付いて年収が定められている。

役職ごとの年収水準を比較するとシグマクシスは、グローバル総合ファームと比べて少し劣後する水準となっている。一方で日系総合コンサルファームと比較すると少し高い年収水準となっており、かつ役職が上がるにつれて安定した高収入が見込める。

スタートのコンサルタント時の年収こそ480~600万円となっているが、アシスタントマネージャーでは600~800万円となり、マネージャーになると800~1200万円と1000万円の大台を超えることになる。

シグマクシスでは比較的早い人は30歳でマネージャーまで昇進することが十分可能となっている。その後プリンシパルになると1200万円~、パートナーになると1600万円~という年収水準になっている。

そんなシグマクシスの高年収を支えているのは「顧客リピート率が90%を超え」であり、経営基盤が安定していることがあげられる。

シグマクシスの年収制度

シグマクシスの年収制度は、成果主義かつ裁量労働制の年棒制であり、定められた金額が年間12分割で支払われる。また、新卒給与内訳を見ると初年度の年俸が480万円であり、月給が40万円とのことである。年俸制であるため賞与がない分月給が高く、「周囲の同年代と比較しても生活余裕があると感じる」(現役社員)とのことである。

昇給制度としては原則役職がアップに比例して年収が上がるため、基本的には昇進しなければ昇給はない。シグマクシスでは固定残業制度がなく、みなし労働時間が1日8時間と記載されている。基本的に8時間を越えて労働した分の賃金は、上長に申請することで支払われる。

しかしシグマクシスの現役社員曰く、申請フローが面倒であることや、申請を行うことで勤怠管理が厳しくなるなどのマイナス面もあるため、多くの社員が申請を行わずサービス残業をしているのが実態とのことである。

シグマクシスの平均年収

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上記はシグマクシスの直近5年間の平均年収である。シグマクシスの年収は安定して1100万円前後を維持しており、他業界の企業と比較しても年収がかなり高いことが分かる。

2017年時点で1058万円と高水準であったがここ数年で更に100万円増加するなど、直近5年で見ても年収は上がり続けている。実際、2021年では1169万円と直近5年間で最高の金額を記録している。シグマクシスは日系大手ファームの中でもトップクラスの平均年収だと言える。

平均年収の競合比較

以下はシグマクシスと競合他社の平均年収を比較したものである。

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比較対象としてあげたのは国内でも高年収企業として有名な野村総研(NRI)やベイカレント、ドリームインキュベータである。しかしこうした高年収企業の中でも、シグマクシスは引けを取らない年収水準となっている。

NRIやベイカレント、ドリームインキュベータと比較するとシグマクシスはメディアで語られる機会も少ないが、隠れた高年収企業と言える。

シグマクシスの年収が高い理由

シグマクシスの年収が高い理由としては、大きく以下の3つの理由が挙げられる。

  • コンサルティングという人件費以外原価が掛からないビジネスを行っている
  • 人に積極的に投資してアウトプットのクオリティを上げることで顧客リピート率90%以上を実現しており、経営基盤が安定している
  • 最近のメガトレンドであるDXに強みを持つ

まずシグマクシス以外の企業にも共通する点ではあるが、コンサルティングという事業は人件費以外原価が掛からない、かつ人が商品であるため、人材に積極的に投資(高い年収を払う)することがビジネスの肝になる。

その結果としてシグマクシスはアウトプットのクオリティを上げてクライアントの満足度を上げることで、リピート率90%を実現している。リピート率が高いと経営基盤が安定するため、無駄に現金を溜め込むことなく、積極的に社員に還元することができる。

また3つ目として、シグマクシスがメイン事業としているのがDXである。DXは昨今のメガトレンドであり大きな需要があるため、シグマクシスは「引く手数多」(現役社員)という状態であり、利益を大きくあげられていることから結果として高い年収になっているようだ。

シグマクシスの福利厚生

シグマクシスは三菱商事の関連会社であるため、福利厚生は業界的に見て充実していると言える。主な福利厚生としては以下のようなものが挙げられる。

  • 借り上げ社宅制度
  • アニバーサリー休暇(1日)
  • プロジェクト休暇(5、10日)
  • 子育て支援制度
  • 各種研修制度

    シグマクシスでは社員がオンオフが切り替えられるような休暇制度を多く設定している。完全週休二日制はもちろん、各プロジェクトごとに完了後最大10日の休暇が取れるなど、ハードワークした後にしっかりリフレッシュするような制度が整備されている。

    またシグマクシスは高年収である一方で、業界的にも珍しく社宅が用意されており、何かとお金がかかる若手社員は助かっているとのことである。

    シグマクシスの年収に関する口コミ

    現場・元シグマクシス社員から年収に対する生々しい声を集めた。コンサルキャリア独自調査の内容であるのでぜひ参考にして頂きたい。

    ▼シグマクシスの年収におけるポジティブな口コミ

    年収の水準は高いと思います。マネージャーまでいけば年収1000万円を超えるため、周囲を見ても平均以上の水準はあるのではないでしょうか。役職が上がるたびにコンスタントに年収も上がるため、評価査定も明確ですね。

    昇進でしか昇給しませんが、昇進について自己申告ができます。また、自己申告後面談の時間があり昇進できるか、できないのであれば何が足りないのかなどじっくりと話し合う時間があるため、ある程度納得の上でキャリア、年収について話し合いを進められます。

    ボーナスがなく年俸を12分割で支払われます。そのため月々の収入で見ると多いため、周囲と比べても生活の余裕があるほうかなと思います。

    高年収のシグマクシスでは基本的に年収について満足の声が多い。昇進=昇給と明確な定義があるため、給与テーブルにおける不公平を感じている社員も少ないとのことである。

    シグマクシスで年収を上げるには昇進が必須となるが、その昇進に関しても自己申告で面談の場を作れることなどから、年収はもちろんキャリア形成に関してもポジティブな声が多い。

    ▼シグマクシスの年収におけるネガティブな口コミ

    年俸で見ると他社と引けを取らず高いが、退職金がなかったり経費申請が厳しいなど、他の側面で物足りないところは多いです。そのため、結局年俸が高くても手元に残るお金が少ないこともありますね。

    他のファームと比べ相対的に見ると低くはないが、行っているプロジェクトやクライアントの規模を踏まえると年収はもう少し高くても良いと思う。

    ボーナス、退職金が無いため、毎年その年の年俸勝負な一面があります。また同じポジションの中でクラス分けが無いため、年収がポジションによって完全に左右されます。裏を返すとボーナスもないため、同じクラス内であれば仕事の成果がそこまで年収に影響しないとも言えます。

    シグマクシスでは年収について基本的にネガティブな意見は少ないものの、退職金や賞与がない点に関してはネガティブな意見を言う人もいる。またポジションごとに評価差配がなく一律の年俸になるため、仕事の成果によって年収に差が出ず、一部優秀な社員からは不満の声も出ているという側面もある。

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