
コンサル業界ではレビュアーが行う「詰め」というものが存在しており、「詰め」の噂は既に他業界にも出回っている。
本記事ではコンサルで詰められる原因と、その対処法について筆者の実体験をもとに解説していく。
- コンサル業界の「詰め」の実態
- 詰められる原因とその対応策
より詳しく知りたい方はコンサルの仕事内容に関する記事をご覧いただきたい。
Contents
コンサルにおける「詰め」とは
そもそも「詰め」とは、激しく問い詰められることである。
その中でもコンサルワークの中ではあらゆるアウトプットに対してロジックとファクトが必要であり、逐一問い詰められるのである。
例えば、アウトプットに対して「なぜそう思ったか?」「その根拠は何か?」「どのように検証したのか?」などと怒涛のように質問がとんでくる。
それにロジックやファクトがないとなると「ロジック通ってなくない?」「それは君の考え?それともファクト?」「なんでファクトを探さないの?」と、一度でも答えに窮すると最後、半永久に質問が続いていく。
この激しい「詰め」に耐えられず、精神的に耐えられずにファームから去っていく人は後を絶たない。
コンサルの「詰め」の原因
こうした「詰め」の原因として考えられる原因は以下の2つである。
- 自分自身のロジックやファクトの甘さ
- 「詰め」という行為が目的化してしまっている
業界経験が豊富なクライアントに対して価値ある提言を行う上で、ロジックとファクトが重要であり、日々の社内レビューにおいてもロジックとファクトに対しては徹底的に突き詰める必要がある。
そのため、仮にロジックやファクトが甘いとなると、多少の圧を掛けて問い詰め、より高い水準のアウトプットを要求するということになる。
その一方で、「詰め」という行為が目的化してしまっている人の存在も原因の一つとなっている。どれだけ考え抜いていたとしても、すごい剣幕でそれも重箱の隅をつつくように詰められれば、答えに窮することはある。
このようにレビュイーを追い詰めることで、優越感を得ている人種が存在し、彼ら/彼女らの存在自体が「詰め」の原因になってしまっているパターンもある。
コンサルの「詰め」への対処方法
コンサル現場における詰めへの対処方法としては以下の4つが考えられる。
- 詰めのパターンを学び
- 上位者から注意してもらう
- アサイン先を変更してもらう
- 転職する
1. 詰めのパターンを学ぶ
仮に詰めの原因が「ロジックやファクトの甘さ」であるのであれば、変わるべきは自身である。とは言え、これで変われれば最初から甘さを指摘されないだろう。
これから甘さをなくしていくためには、「詰め」のパターンを学び、そのパターンをチェックリスト化することで、レビュー前に事前にセルフレビューを行うことである。
これを繰り返していけば、レビューを受ける度に「詰め」のパターンを学び、最終的にロジックやファクトの甘さを排除することができる。
2. 上位者から注意してもらう
ここからは、原因が「詰め」を目的化している人の存在の場合である。こうした存在は間違いなく健全ではなく、人をダメにしてしまう分ファームとしてもコストになるため、パートナーなどの上位者に相談して注意してもらうことが有用である。
また、コンサルファームによっては360度評価があるため、そうした機会を活用することも効力を発揮する場合もある。
3. アサイン先を変更してもらう
上位者から注意してもらい「詰め」に変化があれば良いが、そう簡単に変われないことの方が多いだろう。その場合は、アサイン先を変更してもらうことをおすすめしたい。
もちろん目の前のプロジェクトにコミットしたい想いはあるだろうが、ここで心身を壊してしまっては元も子もない。
コンサルファームとしても、状況の深刻ささえ理解してくれれば、この人手不足の状況で貴重な戦略がダメになってしまうことは何としても避けたいはずのため、何等かの対応をしてくれるはずである。
4. 転職する
とは言え、アサイン先の変更について多くの要望がくれば、コンサルファームとしても全てに対応することが難しくなってくる。また、場合によっては事の重要さを理解してくれない場合もある。
幸い、現在は各ファームとも採用に積極的であり、いわゆる社格を上げた転職でなければファーム間の転職の確度は非常に高い。
また、他業界に転職する場合もコンサルタントの市場価値は高く、多くの選択肢があると言っても過言ではない。
まとめ
本記事ではコンサルで詰められる原因と、その対処法について解説した。
コンサルで詰められることに悩んでいる方は、その原因について一度整理し、自身の努力不足なのか、相手の問題なのかを冷静に見極めて頂きたい。その上で、必要に応じた対処法を選択することをおすすめしたい。
大切なことは必要以上に無理をして心身に負荷を掛け過ぎないことである。もし現在大きな負荷を感じているのではあれば、キャリアチェンジも一つの選択肢として検討してみていただきたい。
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