キャップジェミニの年収や生活水準を現役・元社員へのインタビューから徹底解説

フランス・パリに本拠を置き、世界50か国以上で事業を展開する欧州最大のITコンサルティングファームがキャップジェミニである。

本記事では現役キャップジェミニへのインタビューを踏まえて年収構造・事情など、様々な視点からキャップジェミニの年収について徹底解説していく。

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横山 諒平
監修者

Flow Group代表取締役/コンサルタント

株式会社Flow Group代表取締役。慶應義塾大学経済学部卒業。
大学卒業後はデロイト トーマツ コンサルティング合同会社に入社し、製造業のクライアントを中心に中期経営戦略の策定やM&A実行支援、新規事業立案・立ち上げ支援に従事。
その後、株式会社リクルートライフスタイル(現株式会社リクルート)における事業戦略・予算策定、事業開発に従事。フリーコンサルとして独立後、2019年8月株式会社Flow Groupを創業。

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執筆者

コンサルマン

コンサルキャリア編集部。コンサルキャリアおよびコンサルマンは株式会社Flow Groupが運営しています。Twitterフォロワー1.9万人

本記事を作成するにあたっては、実際に現役キャップジェミニ社員複数人にインタビューを行っている。

本記事でわかること
  • キャップジェミニの年収(役職別・年齢別)
  • キャップジェミニの年収比較
  • キャップジェミニで年収を上げる方法
  • キャップジェミニの年収のリアル(生活水準や口コミ)

キャップジェミニへの転職を目指す上ではおすすめのコンサル転職エージェントも参考にして頂きたい。

キャップジェミニの役職別・年齢別の年収

キャップジェミニの役職 年次(目安) 年収(目安)
アナリスト/シニアアナリスト 1~3年目 500~700万円
コンサルタント 3~5年目 750~900万円
シニアコンサルタント 6~9年目 900-1000万円
マネージャー 10年目~ 1000~1400万円
シニアマネージャー 実力による 1400~1700万円
ディレクター 実力による 2000万円~

上記はキャップジェミニの役職別・年齢別の目安年収である。

役職に紐づく形で年収レンジが定められており、年収レンジの中では評価の積み重ねで変わってくる。

アナリスト/シニアアナリスト

キャップジェミニのアナリスト/シニアアナリストは、プロジェクトのアシスタント領域全般を担う。主な作業としてはインタビュー・会議での議事録作成・リサーチ・データ解析・クライアント向け資料作成等を担当し、上司の細かい指示・レビューの下、与えられた作業を決められた時間内で完了することが求められる。

新入社員、コンサルティングファーム未経験(事業会社経験)の第二新卒の大半はアナリスト/シニアアナリストとして入社することとなり年収レンジは500~700万円程度となる。

コンサルタント

キャップジェミニのコンサルタントは、アナリスト/シニアアナリストの業務に加えて、タスク管理、クライアントへの報告等を担当する。

また、与えられた担当領域について、マネージャーやシニアコンサルタント指導の下、お客様と直接コミュニケーションし、自分自身でアウトプットする等、主体的に作業を完了することが求められる。

コンサルタントには3~5年目程で昇格するケースが多い。コンサルティングファーム経験の第二新卒の大半、20代後半のコンサルティングファーム未経験者(事業会社経験者)は、コンサルタントとして入社することとなり、年収レンジは750~900万円程度となる。

シニアコンサルタント

キャップジェミニのシニアコンサルタントは、プロジェクト全体のスケジュール、および、報告資料のストーリーの構築、クライアントとの会議体や頻度等の調整、クライアントへの報告等を担当する。

また、コンサルタントやアナリスト/シニアアナリストといったメンバーを指導し、作業を完了させることが求められる。

シニアコンサルタントには6~9年目程で昇格するケースが多い。また、20代後半~30代前半のコンサルティングファーム未経験者(事業会社経験者)は、シニアコンサルタントとして入社することが多い。年収レンジは900~1000万円程度となる。

マネージャー

キャップジェミニのマネージャーは、シニアコンサルタント以下のメンバーの上司として、プロジェクトの設計・管理・運営を担当する。

また、マネージャー以上からは稼働率に加えて、売上、および、社内貢献活動が評価に加わる。

そのため、デリバリーだけでなく、提案活動、更には社内活動としてナレッジの共有、情報交換、社内イベント、若手コンサルの育成等の活動も実施する。

マネージャーには10年目以降で昇格するケースが多いが、メンバーのマネジメント能力を昇格の際には特に見極められる。また、30代で事業会社にてマネージャーをに担当していた経験者(コンサルティングファーム未経験者)は、マネージャーとして入社することが多い。年収レンジは1000万円~1,400万円程度となる。

シニアマネージャー

キャップジェミニのシニアマネージャーは、マネージャーより売上評価の比重が高くなるため、プロジェクトのデリバリーの責任者としての活動よりも、クライアントへの提案活動に比重が高くなる。

また、クライアントワーク以外にも、社内活動(ナレッジの共有、情報交換、社内イベント、若手コンサルの育成等)のリーダーとしても活動する。マネージャー以下よりも、更に、案件獲得と会社経営という視点での活動が重視される。

シニアマネージャーには実力次第で昇格し、年収レンジは、案件獲得のノルマの達成度合いで1,400万円~1700万円程度となる。

ディレクター

キャップジェミニのディレクターは、キャップジェミニの顔としてクライアントからの案件獲得だけでなく、経営方針の決定等、会社役員としての活動を担当する。

売上貢献、クライアントの役員との関係構築はもちろんのこと、育成、採用、ガバナンスの統制、多様性の促進等、様々な経営活動が求められる。

したがって、ディレクターには、トップセールスレベルの営業力はもちろん、組織運営に関する能力も有していることが重要となる。

また、ディレクターに昇格するためには、売上貢献だけでなく、社内で「顔が利く」存在になる必要もあるため、他の部署のディレクターからも、ある程度、認知されており、信頼されていることが重視される。

年収レンジは2,000万円~と売上・経営貢献次第で高くなっていく形になっている。

キャップジェミニの年収制度

キャップジェミニの年収制度としては、シニアコンサルタント以下は「年俸制で賞与無し」、マネージャー以上は「年俸制で賞与有り」という年収制度を導入している。

この特徴は、社員の考え方次第で、「ポジティブな効果」と「ネガティブな影響」が出ていると言える。

シニアコンサルタント以下は賞与も欲しいという声が一定数ありますが、一方でマネージャーになると業務レベルも高くなるため、マネージャー以上が賞与をもらえるのは妥当だという声もあります。私個人としては、マネージャー以上になると売上が評価に入ってくるので、賞与を導入して良いと思いますし、シニアコンサルタント以下も年俸が高いので、妥当な年収制度だと考えています。

元キャップジェミニ社員A氏

キャップジェミニの評価制度

キャップジェミニでは、年に2回(上期/下期)の評価会で次年度の昇給・昇格が決まる。

また、マネージャー以上は評価会によって、賞与額が決まる。具体的な各階級の従業員は、下記の通りの評価ウエイトで査定される。

シニアコンサルタント以下は、稼働率が評価の100%を占め、稼働率のノルマ(85%以上)を達成していることはもちろんのこと、従事したプロジェクトの貢献度合い(定例資料のストーリー構成、クライアントとのディスカッションの様子、成果物の品質等)を評価される。

マネージャー以上は、売上が評価の60~70%であり、稼働率が評価の10%を占め、社内イベントや仕組み作り等の社内貢献が評価の20~30%を占めており、職階が高いほど、売上のノルマ額は高くなる。更には、会社経営の貢献度合い(若手育成、新規顧客の開拓等)も評価される。

ノルマ等の定量的な評価はもちろん、プロジェクト等への貢献度合いという定性的な評価も含まれるので、プロジェクトが始まる前に、プロジェクトリーダーと「どのような貢献ができれば、良い評価をもらえるのか」といった話をしておき、双方で合意しておくことが大事になります。評価者自体もしっかりと評価しようとしてくれますが、定性的な評価になるとどうしてもぶれてしまいますので、事前にしっかりと握っておきましょう。

現役キャップジェミニ社員B氏

キャップジェミニの残業代

キャップジェミニではみなし残業代として40時間分が給与に入っているが、月間の残業時間が40時間を超えれば、その分の残業代が支給される。

みなし残業時間は他のコンサルティングファームと比べて、同水準だと思います。ただ、フランスに本社があるグローバルコンサルティングファームだけあって、残業を良しとしない文化があるため、多くの社員が効率的に仕事をこなすように心がけています。

現役キャップジェミニ社員C氏

キャップジェミニの賞与

キャップジェミニではシニアコンサルタント以下は賞与無し、マネージャー以上が賞与が支給されるという制度を導入している。

マネージャー以上になると売上や会社貢献が評価に入ってくるので、シニアコンサルタント以下に比べて、一気に忙しくなり、求められる仕事のレベルも上がります。そのための賞与の支給であるみたいなので、納得感のある賞与制度だと思います。

現役キャップジェミニ社員D氏

キャップジェミニと他社の年収比較

企業名 平均年収
クニエ 977万円
キャップジェミニ 871万円
日本IBM 847万円
日立コンサルティング 845万円
シグマクシス 678万円
シンプレクス 656万円

上記はOpen WorkにおけるITコンサルファームの平均年収の比較である。あくまでOpen Workにおける回答者平均である点はご留意頂きたい。

ITコンサルファームの中で見ると、キャップジェミニの年収は上からの2番目と非常に高い水準であることがわかる。

日本オフィスはまだまだ若い組織であり、組織成長と合わせて昇給も見込めるため、その点も考慮に入れておきたい。

キャップジェミニの生活水準

以下ではキャップジェミニの年収を踏まえたリアルすぎる生活水準を紹介する。

実際のインタビューを踏まえた内容であるため、ぜひ参考にしていただきたい。

コンサルタントの生活水準

キャップジェミニのコンサルタントの場合、評価にもよるがおおよそ手取りは35万円程度になる。

例えば、一人暮らしの場合の生活水準としては以下のようなイメージである。

項目 収入 支出
手取り 35.0万円
家賃 9.0万円
食費 6.0万円
光熱費 1.5万円
通信費 1.5万円
交際費・趣味娯楽費 6.0万円
医療・保険費 1.0万円
衣服・美容費 1.0万円
交通費 0.5万円
雑費 1.5万円
貯金 7.0万円

手取り35万で一人暮らしであれば都心でも比較的余裕のある生活ができる。一方で、オフィスの近くに住むなど都心部に住もうと思うとなかなか厳しい水準ではある。(オフィス近くに住もうとすると12~15万円程度の家賃となる)

そのため、住まいとしてはオフィスから比較的アクセスが良い、東西線や三田線、千代田線などで15分程度離れたところに住んでいる人が多い。

とは言え、趣味娯楽へある程度自由に使えるお金が多く確保できるため、暮らしに困ることはほとんどないと言える。

食費に関してもそこまで切り詰める必要はなく、6万円程度使うことができる。手取り35万であれば余程豪遊をしない限り、月に7~10万円程度の貯金もできるため、かなり余裕のある暮らしができる。

また、コンサルタントレベルの社員は、資格取得に対しても積極的であり、そういった社員を支援するための資格取得支援制度等も導入しているため、多くの社員が利用している。

マネージャーの生活水準

キャップジェミニのマネージャーだと、評価にもよるが、平均で年収1,200万円くらいになるが、月々の手取りベースにすると約60万円程度となる。

マネージャーでも独身の人もいるが、以下では配偶者・子ども(一人)と家族暮らしの場合の生活水準イメージをご紹介する。

項目 収入 支出
手取り 60.0万円
家賃 20.0万円
食費 10.0万円
光熱費 2.5万円
通信費 2.5万円
養育費 2.0万円
交際費・趣味娯楽費 4.0万円
医療・保険費 2.5万円
衣服・美容費 3.0万円
交通費 1.0万円
雑費 2.0万円
貯金 10.5万円

年収1,200万円で家族3人で暮らす場合は、大きな不自由をすることなく暮らすことはできる。

ただ配偶者+子供となると、住まいに関しては最低でも2~3DLKは確保したいところであり、東京都内の主要区に暮らす場合は家賃18~20万円ほどになる。

また子供の年齢にもよるが、習い事や塾、私立への進学もある程度は無理なく対応できるため、教育面での心配も大きくはない。ただし、年収1,200万円では決して贅沢な暮らしはできないという点を肝に命じて置く必要がある。

年収1,200万円というとどうしても「高年収」という意識を持ってしまう人もいるが、家族3人暮らしの場合は都心に住むことは難しく(築年数やマンショングレードなど何かしらの妥協は必要)、外食などを頻繁に行くことも難しい。

そのため、例えばキャップジェミニのマネージャーでも、東京の練馬区や江東区、江戸川区に住んだり、あるいは千葉や埼玉で比較的アクセスの良いエリアに住む人が多い。

ただし、キャップジェミニは関東ITソフトウェア健康保険組合に加入しており、全国各地にある保養施設やテーマパーク等を割安で利用することができるため、家族を養っている社員は、経済的なサポートを受けることができているようだ。

【現役社員が教える】キャップジェミニで年収を上げる方法

以下ではキャップジェミニで年収を上げる方法を「転職時」と「転職後」に分けてご紹介する。

転職時

キャップジェミニへの転職の場合、「本人の希望年収」、「面接での評価」、「本人の専門性」を総合的に考慮して年収が決まる。

年収を上げる方法としては、「面接でのきちんとした受け答えができる」という前提ではあるが、基本的に他ファーム・企業から高い年収でオファーをもらっていることをチラかせながら提示された年収から+α乗せて「本人の希望年収」を伝えれば十分に年収を上げることは可能である。

特にキャップジェミニは、SAPを中心としたIT、および、DX領域の案件に強みを持っており、それらのスキル・経験を有する人材を優遇する傾向にある。

そのため、SAP資格を持っている、もしくは、SAP・IT・DX案件の経験者は、自分自身の専門性をアピールすることで、高い年収のオファーを受け取ることができる可能性が高い。

SAPコンサルタントは、2027年問題という背景もあり、多くの企業で取り合いになっています。キャップジェミニについても同様ですので、SAPコンサルタントの方は、特に高い年収を手に入れることができるチャンスがあると思います。

現役キャップジェミニ社員E氏

転職後

キャップジェミニへの転職後の年収は役職や評価に大きく依存することになる。

そのため、シニアコンサルタント以下は目の前のプロジェクトで成果を出すこと、マネージャー以上は売上ノルマの達成、社内活動等で成果を出すことが非常に重要になる。

実際、現役キャップジェミニ社員に話を伺うと以下にようなTipsがあがっていた。

評価者によって評価会でアピールが上手な人と、そうでない人に分かれます。自分自身の評価者がどちらの場合でも大丈夫なようにするために、自分がプロジェクトで貢献した業務内容や出来事をメモしておきましょう。そして、それを評価者に共有しておくことで、評価者は評価会にて社員の成果をアピールしやすくなります。

現役キャップジェミニ社員B氏

キャップジェミニ現役社員が教える年収の"リアル"

年俸制であり、シニアコンサルタント以下は賞与無し、マネージャー以上は賞与有りという特徴を持つキャップジェミニであるが、現役キャップジェミニ社員に現状の年収に対してポジティブ・ネガティブに思うことをお聞きした。

リアルな生の声であるためぜひ参考にしていただきたい。

ポジティブ

外資系のコンサルティングファームだけあって、昇給・昇格が速いですね。また、全ての社員を公平に評価してくれる制度・文化がありますので、実力があれば誰でも昇給・昇格を実現できる職場だと感じています。

現役キャップジェミニ社員C氏

マネージャー以上は仕事のプレッシャーが大きくなりますが、その分、賞与も支給されるので、大きな対価を受け取ることができます。高い賞与をモチベーションとしているマネージャー以上の社員もいますね。

現役キャップジェミニ社員D氏

ネガティブ

シニアコンサルタント以下は賞与が支給されませんが、それでも給与水準は高いと思います。グローバルなコンサルティングファームというだけあって、実力主義ですし、本人の頑張り次第では、昇給・昇格も速く進めることができます。

現役キャップジェミニ社員E氏

福利厚生の内容が日系の大企業より手薄感がありますが、徐々に充実させようという取り組みがなされています。そういった取り組みをしないと、優秀な人材を確保できないことを経営陣や人事部が理解しているのだと思います。

現役キャップジェミニ社員B氏

コンサルへの転職を成功させるためには

コンサルファームではケース面接を始めとする特殊な選考が行われ、非常に難易度が高いと言われている。

また、コンサル業界自体が外から見えづらい業界であるため、転職前にリアルな実態を把握することも難しい。

そのため、「コンサル転職の成功率を上げる」「コンサル転職を通じて理想のキャリアを実現する」上では、コンサル業界への知見や対策ノウハウを持つエージェントを選ぶことをおすすめしたい。

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厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号 13ーユー315272
適格請求書事業者登録番号 T5011001129632

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