コンサルの市場価値は?マネジャー・スタッフ別に徹底解説

コンサル出身者と言えば、市場価値が高いと言われることが多い。

しかし、実態としては同じコンサルでも市場価値は「スッタフ」と「マネージャー以降」によって大きく変わる。

コンサルの市場価値をマネジャー・スッタフ別に解説

ポストコンサル転職を検討している人は、コンサル/ポストコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングにまず登録すべきである。

詳細については以下の記事をご覧いただきたい。

ポストコンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

コンサルの市場価値はマネージャー前後で変わる

本記事では「市場価値」を「転職の候補先の多さ」また「その選択肢の魅力度」という点で定義する。

上記定義で見ると、コンサルの市場価値は以下のようになる。

  • スッタフ(=マネージャーまで):市場価値は高い
  • マネージャー以降:市場価値は低い

上記をイメージとして年齢別に表すと以下のようになる。

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コンサルはマネージャーまで(~30歳あたり)は非常に市場価値が高い一方で、マネージャー以降になると「年収」と「年齢」の問題により市場価値が低くなる。

ファームや評価により多少前後するが、コンサルマネージャーであれば年収は1200~1800万円程度となる。

そもそもとして、この水準の年収を出せる企業が少なく、年収維持を考えると転職候補先の数はグッと減ってしまう。

また、コンサルファームのマネージャーであれば、多くの場合年齢的に30代前半以降となる。

その結果、以下のように企業側として扱い辛い対象となってしまうのだ。

  • 業界未経験でかつ社内人脈もないとなると管理職ポジションを任せることは難しい
  • 一方で、年収・年齢的には非管理職として採用するのも難しい

そのため、いちコンサルタントとしてはマネージャーを経験することは非常に有意義であるものの、市場価値の観点ではマネージャーになる前に転職する方が実は市場価値が高い場合が多い。

コンサルタントが転職する上では、こうしたポストコンサル転職のリアルを把握している転職エージェントに登録することをおすすめしたい。

▼おすすめの転職エージェント

コンサルの市場価値を実際に確認してみた

まず、ハイキャリア.com運営メンバーの中で、コンサルファームで「マネージャー前の職位に付くスタッフ」と「マネージャーの職位に付くメンバー」のそれぞれが実際に市場価値を確認した結果を紹介する。

▼市場価値の確認方法

  • 転職エージェントに登録してどのような求人が紹介されるかを確認
  • ビズリーチに登録してどの程度スカウトが来るかを確認

上記の転職エージェントは、ポストコンサル転職に強みを持つエージェントに登録した。

おすすめの転職エージェントについては、ハイキャリア.com運営メンバーの実体験からおすすめをまとめているのでぜひ参考にして頂きたい。

コンサルの市場価値確認結果(マネージャー前)

結論から言うと、コンサルのスッタフ(=マネジャーまで)は市場価値が高く、かなり引く手あまたという状況であった。(実際にオファーをもらえるかは別の話)

  • 転職エージェントの方曰く「やはりコンサル出身者の人気は根強く、市場価値はかなり高いです」とのことであった
  • ビズリーチでも登録してすぐに企業の人事部やエージェントから大量のスカウトが届いた

昨今はコンサルの希少性が下がったと言われることも多いが、担当エージェントの方が繰り返し「コンサル出身者の人気は根強く、市場価値はかなり高い」と言っていたのが印象的であった。

またビズリーチでは、他ファームの人事部からもスカウトが来ており、中には「一次面接を免除します」というファームがあったり、DMには「経営幹部候補」「特別求人」という見出しが並んでいた。

実際に提示された個別企業名は伏せるが、以下が提示された求人例である。

  • 上場を目指しているスタートアップ
  • メガベンチャー
  • 総合商社
  • 大手事業会社を傘下に持つ持株会社
  • PEファンド
  • PEファンドの投資先

PEファンドについては「チャレンジです」とのことであったが、全体的にコンサル出身者に対する強いニーズを感じた。

以下はハイキャリア.com運営メンバーの実体験から本当におすすめできる転職エージェントであるため、ぜひ参考にして頂きたい。

コンサルの市場価値確認結果(マネージャー)

結論から言うと、コンサルマネージャーになると市場価値は決して高くなく、選択肢はグッと狭まってしまう。

  • 転職エージェントの枕言葉が「選択肢はそんなにありませんが・・・」が圧倒的に多い
  • ビズリーチでもコンサルファーム以外からのスカウトが少ない

転職エージェントでも、ビズリーチでも、コンサルマネージャーの転職先としてメインで紹介されるのは「他コンサルファーム」が多かった。

30代前半未経験となると、いくら能力が高くてもどうしても選択肢は限られてしまうようだ。

実際に提示された個別企業名は伏せるが、以下が提示された求人例である。

  • PEファンド出資先
  • 他コンサルファーム
  • 大手外資系事業会社
  • メガベンチャー
  • スタートアップ

上記の中で給与維持・UPできるのは「(一部)PEファンド出資先」「他コンサルファーム」「大手外資系事業会社」のみで、「メガベンチャー」や「スタートアップ」の場合基本的には年収減となる。

但し、近年はスタートアップでもコンサルファームに劣らない高い年収を出す企業も増えており、コンサルスキルのニーズがある企業であれば給与水準をキープした状態で転職することも可能である。

以下はハイキャリア.com運営メンバーの実体験から本当におすすめできる転職エージェントであるため、ぜひ参考にして頂きたい。

コンサルマネージャーの市場価値を踏まえた転職事例

コンサルマネージャーが自身の市場価値を踏まえて転職した事例をご紹介する。

成功ケース、失敗ケースそれぞれを紹介するため、ぜひ参考にして頂きたい。

成功ケース

まず筆者の知人で外資系メーカーに転職した方(Aさん)を挙げたい。

Aさんはコンサル時代に特定のインダストリーチーム一筋で経験を積みマネージャーに昇格した後、外資系メーカーの経営企画に転職している。

転職後年収は微増しており、かつ大幅に労働時間が改善されたということで本人も非常に満足しているようだ。

Aさんの場合、特定のインダストリーで経験を積み専門性を身に付けていたこと」が市場価値に繋がり、成功したと言える転職ができているようだ。

失敗ケース

次に同じく筆者の知人でメガベンチャーに転職した方(Bさん)を挙げたい。

Bさんはコンサル時代に戦略案件を中心に経験を積みマネージャーに昇格した後、手触り感を求めてメガベンチャーの事業開発に転職している。

転職して給与は減ったものの、それでも1000万弱という水準である。

しかし、未経験業界であっただけでなく、素早くPDCAを回すことが求められる事業開発において、自分自身の経験やスキルセットの不足、また多種多様なメンバーのマネジメントに苦労しているようだ。

Bさんとしても今を成長痛と捉えているというよりも、「コンサルに戻るに戻れないし仕方なく」と言った形であった。

Bさんの場合、完全に未経験業界の未経験ポジション」というのが自身の市場価値がない領域に転職してしまったケースである。

いくら戦略コンサルのキャッチアップ力が高いとは言え、マネージャークラスの転職となるとかなり苦労するようだ。

▼おすすめの転職エージェント

コンサルの市場価値を踏まえたおすすめの転職エージェント

コンサルが自身の市場価値を最大化して転職を行うためには、自身の経験やスキルセット、ポジションの強みと弱みを踏まえて転職先を厳選することである。

そのためには、ストコンサル転職の支援実績が豊富なエージェントを必ず選ぶ必要がある。

採用が積極的という理由で、ポストコンサル転職における成功例も知らずにBさんにようにとりあえずメガベンチャーをおすすめするというエージェントも非常に多い。

具体的には、コンサル/ポストコンサル転職に特化したアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。

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おすすめ度:★★★★★

アクシスコンサルティングは特化エージェントであるがゆえに転職情報が豊富であり、かつ支援が非常に手厚い。

ここまでの支援実績がありながらコンサル/ポストコンサル転職に特化しているエージェントというのはアクシスコンサルティング以外存在しない。

ポストコンサル転職を成功したい人には、筆者の実体験からもアクシスコンサルティングを本当におすすめできる。

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Aさん
(戦略コンサル⇒PEファンド出資先)
ポストコンサル転職事情に詳しいアクシスさんは転職市場の動向など的確な情報を提供してくれました。
話の理解も早く、紹介求人やアドバイスもとにかく的確でした。

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Bさん
(総合コンサル⇒外資メーカー)
アクシスさんだからこそポストコンサル転職のトレンドなどについて教えてもらうことができました。
こうした情報を知ってるか知らないかで転職活動が大きく変わってくるのでアクシスさんの大きな魅力です。

嘘のような話だが、転職エージェントの中にはコンサルでどのようなスキルや専門性が身に付くかを理解せずに転職支援をしている人が多数存在する

その他に筆者やハイキャリア.com運営メンバーの実体験から本当におすすめできるエージェントを以下の記事にて紹介しているので、ぜひ参考にしていただきたい。

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筆者の2度のポストコンサル転職の経験を凝縮しているため、間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。

様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできない大手総合エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。

そもそもポストコンサル転職の経験がない人が書いている記事も散見される。

上記の記事はポストコンサル転職で理想のキャリアを築いていくあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。

ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。

市場価値が低い人の特徴についてはこちらの記事で詳しく解説されているため、あわせてご確認いただきたい。

参考:市場価値が低い人の特徴5選!転職の選択肢を増やす市場価値を上げる対策法 | 転職のサポートドットコム

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