ハイクラス人材から人気のPEファンドファンドの中でも老舗日系PEファンドとして一目置かれているのがアドバンテッジパートナーズである。本記事ではそんなアドバンテッジパートナーズの年収や転職難易度、社員からのリアルな評判などを徹底解説していく。
PEファンドへの転職を検討している人は金融業界などのハイクラス転職に強みを持つエージェントであるコトラに必ず登録すべきである。
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Contents
アドバンテッジパートナーズの年収
上記はPEファンドの職位別・日系/外資系別のベース年収である。
アドバンテッジパートナーズは日系PEファンドであるため、「日系PEファンド」の年収にあてはまる。しかし、アドバンテッジパートナーズは他の日系PEファンドよりも年収水準が高く、より上限に近い年収水準となっているようだ。
未経験の場合は基本的にアソシエイトでの採用となるため、ベース年収は800~1200万円となる。そこから一つ昇進してヴァイスプレジデントになると1200~1500万円、ディレクターで1500~2000万円、パートナーで2000万円~という年収水準になっている。
ベース年収は投資銀行や戦略コンサルよりも低い水準となっているが、上記のベース年収に投資対象から得られるキャピタルゲインが原資となるボーナス(キャリー)が加算されることになる。
PEファンドのキャリーについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧頂きたい。
▼PEファンドへの転職でおすすめのエージェント
アドバンテッジパートナーズの評判
アドバンテッジパートナーズの評判は総合的に高く、満足している社員が多いようだ。
▼アドバンテッジパートナーズのポジティブな評判
- プロファーム出身者が多く、メンバーの質が高いため毎日刺激と成長を感じる
- 個人の責任が大きく、若くして多くの経験を積むことができる
- 入社後に会計や法務、税務などと言ったファイナンスの知識が飛躍的に伸ばすことができる
若手の育成に力を入れているアドバンテッジパートナーズでは、プロファーム出身のレベルの高いメンバーから刺激も含めて魅力的な成長環境であると言える。実際、メンバーのレベルの高さについては多くの社員から高い評判として挙がっていた。
また、アドバンテッジパートナーズではどんどん若手に任せる文化があるため、若手の成長環境に対しての評判も高い結果となった。
▼アドバンテッジパートナーズのネガティブな評判
- 基本的に激務で早朝出社、深夜退社は多くある
- 有給休暇がほとんど無いに等しく、取得している人を見る方が珍しい
一方、アドバンテッジパートナーズでは基本的にワークライフバランスの悪さという点の評判の悪さが目立った。特に投資銀行やコンサル出身者は前職よりも多少ホワイトになることを期待している人も多く、そのギャップで不満を持つ人は多いようだ。
一方で、ワークライフバランスの悪さというのは、成長環境や刺激的な仕事の裏返しでもあり、この点に不満を持って辞めたいという声は少なくとも今回のインタビューでは聞かれなかった。
一方でPEファンド数の増加や各ファンドの規模が大きくなる中で、ここ1-2年でアドバンテッジパートナーズから人材の流出が止まらないという噂もあった。転職を検討する上では内情に詳しいエージェントに登録して話を聞くことをおすすめしたい。
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アドバンテッジパートナーズの転職難易度
結論から言うと、アドバンテッジパートナーズの転職難易度は非常に高いと言える。
- そもそもの採用枠が少ない
- その少ない枠を投資銀行やコンサル出身者という優秀層が競い合う
- スキルテスト対策の難易度が高い(特にコンサル出身者にとって)
アドバンテッジパートナーズは他のPEファンドと同様に採用枠が少なく、その限られた枠を投資銀行やコンサル出身者で競い合うことになるため、必然的に転職難易度は高くなる。
またスキルテスト(モデリングやケーススタディ)については、特にコンサル出身者にとって徹底的な準備が必要であり難易度が高いと言える。
一方でアドバンテッジパートナーズの代表パートナーを務める笹沼氏曰く、若手採用は育成前提で行っているため、スキルテストが完璧ではなくてもポテンシャルや熱意があれば選考を突破できる可能性もある。とはいえ、徹底的な対策が必要であることは間違いない。
PEファンドのスキルテスト(モデリングおよびケーススタディ)については、対策ができるエージェントが限られているため、エージェント選びが肝になってくる。
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アドバンテッジパートナーズの激務の実態
アドバンテッジパートナーズの激務であると言える。
- 有給休暇消化率は20%未満と休暇が申請しづらい
- 残業が多いことに加え、案件次第では早朝出社も余儀なくされる
- 案件によっては完了後、1週間の休みを取ることができる
投資銀行や外資コンサルからPEファンドへの転職の魅力の一つとしてよく「働き方の改善」が挙げられることが多い。しかし、アドバンテッジパートナーズの残業時間は平均して50時間程度ということであり、投資銀行や戦略コンサルよりも改善はされるものの、思ったほどではないという人が多いようだ。
また、アドバンテッジパートナーズは労働時間が長いことに加え、有給休暇も取得しづらく、案件によっては休日出社をしなければならないケースもあり、週末であってもなかなか自分の予定が組めないことも多いという。
ただし、案件によっては完了後まとまった休みが取れるため、そのタイミングではプライベートの時間を確保できる。しかし総合的に見るとプロジェクトにアサインされている期間は、ほとんどオンオフの切り替えができないため、基本的には激務と言えるだ。
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アドバンテッジパートナーズの出身企業
上記はアドバンテッジパートナーズのパートナー、プリンシパル、ディレクターの出身企業のうち、アドバンテッジパートナーズの前に所属していた企業のうち2名以上所属していた企業を抽出したものである。
※2021年4月時点でアドバンテッジパートナーズのHPに掲載されている34名が対象
上記の表を見ると、4/6がコンサルファーム出身となっている。PEファンドによって出身企業の色があり、例えば金融出身者が大半を占める、コンサル出身者が大半を占めるということがあるが、アドバンテッジパートナーズはバランス良く出身企業にばらつきがあると言える。
上記の表に載っていない輩出人数が2名未満の企業としては、みずほや三菱UFJなどの銀行、野村證券やSMBC日興証券などの証券会社のIBD、アーサー・D・リトルやキャップジェミニ、ドリームインキュベータといったコンサルファーム、PEファンドの投資先事業会社などが存在する。
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アドバンテッジパートナーズへの転職でおすすめのエージェント
アドバンテッジパートナーズを含むPEファンドは非常に人気のキャリアでもあるが、同時に最難関の就職先と言っても過言ではない。また、PEファンドに関する転職情報はあまり幅広く公開されておらず、支援実績を持つエージェントも少ない。
またその選考プロセスも特殊であることから、PEファンドへの転職実績を持つエージェントを選ぶことが非常に重要になる。具体的には、PEファンドなどのハイクラス転職支援に豊富な実績を持つコトラには必ず登録すべきである。
コトラと言えば、PEファンドを含む金融やコンサルなどのハイクラス転職に特化したエージェントして知られているが、筆者の知人やkコンサルキャリア運営メンバーの中でも高い評判である。
実際に数々のブランド評価でもNo.1を獲得している。
複数の同僚がコトラさん経由で転職していて評判も良かったので迷わずコトラさんに登録しました。
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ネットや書籍にはな業界の生々しい情報や、最新トレンドについても教えてもらえました。
対策も徹底的に行ってもらえたので自信を持って選考に望めました。
繰り返しになるが、PEファンドへの転職を目指すのであれば、転職エージェント選びがとにかく重要である。PEファンドへの転職は狭き門であり、多く人が攻略法を知りたいが故に、様々なエージェント紹介記事が存在している。
しかし、明らかにおすすめできないような大手総合エージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
コンサルキャリアとしては、自信を持って金融やコンサルなどのハイクラス転職に特化したエージェントしであるコトラをおすすめしたい。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。