新卒コンサルのメリット・デメリットを現役目線で徹底解説

本記事では現役コンサルの筆者が新卒でコンサルに入社するメリットとデメリットについて徹底解説していく。

新卒でコンサルへの入社を迷っている人はぜひ参考にしていただきたい。

新卒コンサルのメリット・デメリットを徹底解説

また、「BIG4コンサルというキャリアを考える」というnoteは現在のリアルなコンサル業界の実態が描かれている無料noteなので、ぜひご一読することをおすすめしたい。

BIG4コンサル志望者・内定者の人はもちろんだが、現役コンサルの筆者が見ても戦略ファーム・総合ファームに共通している内容だと言える。

新卒コンサルのメリット

新卒コンサルのメリットとしては、以下の3つを紹介したい。

  • キャリアの選択肢が圧倒的に広がる
  • どこでもやっていける自信がつく
  • 転職だけでなく独立もできる

メリット1:キャリアの選択肢が圧倒的に広がる

新卒でコンサルに入って圧倒的にメリットを感じるのは「キャリアに選択肢が圧倒的に広がる」ことである。

これは論理的思考力をはじめとするポータブルスキルが身に付くだけでなく、「コンサル業界を経験した人は優秀」という世間の評価があるという点が非常に大きい。

そうした評価が存在するというのは紛れもない事実である。

スタートアップやPEファンド、大手事業会社など、コンサル出身者のキャリアの多様性もその証拠である。

そういった意味でも「まだやりたいことが不明確」という人や、やりたいことが常に変わるような人にとってもコンサル業界はおすすめと言える

メリット2:どこでもやっていける自信がつく

「どこでもやっていける自信」がついたことも、新卒でコンサル業界を経験したメリットである。

コンサルの現場では、超優秀な同僚だけでなく対峙するクライアントのレベルも非常に高い。

大手ファームの場合、クライアントは高額なフィーを払える日本の大企業であり、対峙する方はその中でも部長~社長と経験豊富なビジネスマンが相手になる。

そのようなクライアントに対して、短期間で満足してもらうアウトプットを出す経験は、ビジネスマンとして大きな自信を与えてくれる。

もちろん「自信」だけでなく、それを裏付ける実力が身についてることも日々実感できる。

メリット3:転職だけでなく独立もできる

転職だけでなくフリーランス(独立)という選択肢ができたことも、新卒でコンサル業界を経験したメリットである。

業界外の人からはあまり知られていないが近年フリーコンサルタントという市場が日本で盛り上がりつつある。(米国などではすでに結構進んでいる)

コンサルティングスキルを磨いたフリーランスが、ファームに所属することなく企業へコンサルサービスを提供するような新しい働き方である。

日本ではフリーランスといえば「エンジニア」というイメージが強いが、「コンサルタント」も立派な手に職であり、稼げるスキルの1つである。

新卒コンサルのデメリット

新卒コンサルのデメリットとしては、以下の2つを紹介したい。

  • 決して「起業家」になれる能力は身につかない
  • 限られた人脈しか得られない

デメリット1:決して「起業家」になれる能力は身につかない

特にコンサルへ入る=起業家への第一歩と考えている人にとって新卒でコンサル業界を経験するのはデメリットになる可能性がある。

コンサルはあくまでは「アドバイザー」という立場でビジネスに関わる専門家であり、事業家・起業家のようにビジネスを「立ち上げ、グロースさせる」専門家ではない。

ビジネスを立ち上げグロースさせる上で必要だがコンサルでは身につかないスキルとしては以下のようなものがある。

  • 営業力:物やサービスを売る力
  • マネジメント力:人を巻き込む、モチベートする力
  • 決断力:不確定な情報しか無い中で決断をする力
  • オペレーションの改善力:日々のオペレーションを改善する力
  • Webマーケティングノウハウ:実際に広告を運用する経験・知見

上記はあくまでも一例だが、「コンサルへ入る=起業家への第一歩」とはならないことを覚えておいてほしい。

デメリット2:限られた人脈しか得られない

事業会社の場合、様々な部署が存在する。

例えばIT企業であれば「経営企画」「営業部門」「開発部門」「カスタマーサクセス部門」「マーケティング部門」など、様々な機能毎にその道の経験者が存在する。

一方でコンサルの場合は、業界別のチームなどはあれど基本的には全員が「コンサルタント」という職種になる。

これは、自分の人的資本という観点からすると「限定的な人脈」しか構築ができないというデメリットにつながる。

例えば、よくある起業のパターンとして、社内の開発部門のエンジニアと組んで起業をしたというパターンがあるが、コンサルの場合それはなかなかしにくい。

社外ネットワーキングや転職を通じて解決できるものではあるとはいえ、自分が意識的に動かないと、特に新卒でコンサルに入ると「周りがコンサルタントだらけ」になってしまい、将来的にデメリットになる可能性があるという点を覚えておいていただきたい。

新卒コンサルはメリットにもデメリットにもなる

新卒でコンサル業界に入社した筆者としては、新卒でコンサルを選んで本当に良かったと胸を張って言える。

一方で、新卒でコンサル業界に入社して後悔している人もたくさん見てきた。

本記事でご紹介した通り、新卒コンサルにはメリットもデメリットも存在するため、その両面を意識した上でキャリア選択をして頂きたい。

そのためにもコンサル業界を正しく理解することがまず最重要である。

BIG4コンサルというキャリアを考える」というnoteは現在のリアルなコンサル業界の実態が描かれている無料noteなので、ぜひご一読することをおすすめしたい。

BIG4コンサル志望者・内定者の人はもちろんだが、現役コンサルの筆者が見ても戦略ファーム・総合ファームに共通している内容だと言える。

その上で、コンサルファームにおけるキャリア戦略や、成長戦略についてもしっかり考えて行動していく必要がある。

コンサルファームにおけるリアルなキャリア戦略や、成長戦略を知りたい人は、「総合コンサルファームの歩き方」というnoteについてもぜひご一読することをおすすめしたい。

著書は新卒でBIG4コンサルに入社して、最短でシニアコンサル・アソシエイトに昇進した経歴を持つ。

そんな著者が何を考え、どのようにコンサルファームで過ごし方についてリアルに書かれているおすすめのnoteである。

「総合コンサルファーム」というタイトルではあるが、戦略ファーム・総合ファーム問わず活用できる内容となっている。

あなたのコンサルキャリアが充実したものになることを祈っている。

新卒コンサルが早期戦力化する教育法については以下の記事で詳しく解説されているので、あわせてご確認いただきたい。

>>参考:【新卒でコンサルは厳しい?】コンサルが新卒を早期戦力化する「ある」教育法とは | ジョーカツキャンパス

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