近年、コンサルティングファームの次のキャリアとして人気が高まっているのがフリーコンサルである。
本記事では、フリーコンサル向けの案件紹介マッチングサービス「コンサルキャリアナビ」を運営し、自身でもフリーコンサルとしての活動経験があるコンサルキャリア運営メンバーが、戦略コンサルタントに焦点を当て、フリーランス戦略コンサルとして独立して稼いでいく方法についてご紹介する。
フリーコンサルへの独立を検討されている人は、おすすめのフリーコンサル向け案件紹介マッチングエージェントの記事を参考にしていただきたい。
Contents
フリーランスの戦略コンサルの3つのタイプ
フリーランスの戦略コンサルは、大きく3つのタイプに分かれる。
- 大手コンサルティングファームのサブコンサル
- ブティックファームのサブコンサル
- 事業会社直下のコンサル
1. 大手コンサルティングファームのサブコンサル
1つ目のフリーランス戦略コンサルのタイプは、大手コンサルティングファームが手掛ける戦略案件に、フリーコンサルがいちメンバーとしてアサインされプロジェクトをデリバリーするタイプである。
戦略ファームの案件から総合ファームの戦略部門の案件まで存在する。
大手コンサルティングファーム時代と変わらない働き方になるが、社内業務や社内政治の煩わしさの排除、高額な報酬などが目的で、フリーランスの戦略コンサルとして独立する人が多い。
また様々なフリーコンサルに話を聞くと以下のような声があがっている。
大手ファームの案件の場合、仕事のやり方は独立前後で変えずに進められるのでスムーズに独立できた
大手ファームは単価も高くリピートに繫がりやすいが、やはり要求が高くハードワークが求められることからトートルすると満足度はとんとん
2. ブティックファームのサブコンサル
2つ目のフリーランス戦略コンサルのタイプは、「1. 大手コンサルティングファームのサブコンサル」とは異なり、参画先がブティックファームになるケースである。
特徴がある案件テーマや支援形態を持つブティックファームも多く、大手コンサルファームではなかなか経験できなかった案件をデリバリーすることができることも多い。
単価感についてはどうしても大手コンサルファームと比較すると下がってしまうものの、案件の面白さでブティックファームを選ぶフリーランスの戦略コンサルも多いのが実態である。
3. 事業会社直下のコンサル
最後のフリーランス戦略コンサルのタイプは、「1. 大手コンサルティングファームのサブコンサル」 とは異なり、大手コンサルティングファーム時代は全く違う働き方になる。
稀に事業会社に完全常駐するようなケースもあるが、基本的には「週1-2回のMTGで、そのファシリテーションと論点整理、議論用資料の作成」といった関与の仕方が多い。
もちろんテーマや期限に応じてMTGが週2-3回になることもあれば、資料作成は不要といったこともあるが、よりアドバイザー色が強くなる。
そのため、これまでと違った形で働き、クライアントに価値を提供したいという目的で、フリーランスの戦略コンサルとして独立する人が多い。
事業会社の場合はファームと違いそこまで過度な要求をされることは多くないが、事業会社という特性上コンサルファームほど安定的にリピートがもらえない(年中コンサルが必要なプロジェクトをやっているわけではない)だけでなく、かつ業界の影響でコンサルニーズが突如消滅するリスクもある。
例えば、コロナで航空会社などをクライアントに持っていたフリーコンサルは「文字通りプロジェクトが蒸発した」とのことであった。
フリーコンサルとして高単価案件を受注するためには
フリーコンサルとして独立する場合、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。
一方で、フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。
主要コンサルティングファーム出身者が厳選して戦略~IT、低稼働~高稼働まで幅広い案件を紹介しているコンサルキャリアナビに登録することをおすすめしたい。
フリーランスの戦略コンサルの案件概要
フリーランスの戦略コンサルの案件は現状多種多様存在する。(そもそも業界として"戦略案件"というものの裾野が広がっているというのもある)
例えば、フリーランスの戦略コンサルに依頼される案件テーマとしては以下のようなものがある
- 全社戦略/事業戦略
- 中期経営計画
- 海外進出戦略
- Go To Market(GTM戦略)
- マーケティング戦略
- 新規事業創出
- 市場調査 などなど
支援形式としては、従来のコンサルファームの進め方のように週1-2の頻度で顧客MTGを重ねながら案件を推進する場合もあれば、顧客とOne Teamとなり毎日コミュニケーションを取りながら進めるような形も最近は増えている。(Slackグループに入ってタイムリーにコミュニケーションが取れる)
フリーランスの戦略コンサルとして独立後のイメージをより具体的に持ちたい方は以下の記事も参考にしていただきたい。
【年収比較】戦略ファーム所属 vs フリーランス戦略コンサル
ここでは独立したフリーランス戦略コンサルの年収について解説する。
以下はランク別に戦略コンサルの年収をファーム所属と独立したフリーコンサルで比較したものである。
ランク | 戦略ファーム所属 | フリーランス戦略コンサル |
アナリスト | 600~800万円 | 1200~1440万円 |
コンサルタント | 1000~1500万円 | 1440~1960万円 |
マネージャー | 1800万円~ | 1800万円~ |
シニアマネージャー | 3000万円~ | 2160万円~ |
パートナー | 5000万円~ | 3000万円~ |
戦略コンサルの場合、「マネージャー」前後で年収の高低が分かれる。
フリーランス戦略コンサルとして独立した場合、実務経験が2年程度あれば月額単価としては100~120万円は固いと言えるため、年収換算すると1200~1440万円となる。
一方、戦略ファーム所属の場合は新卒で2年目で年収1000万円をもらえることはほとんどなく、おおよそ年収600~800万円のレンジとなる。
その後のコンサルタントランクも同様の傾向で、戦略ファーム所属もフリーランス戦略コンサルもどちらも同程度月額単価(=年収)が増加するため、フリーランス戦略コンサル優位は変わらない。
その後「マネージャー」ランクで両社の年収は並び、「シニアマネージャー」ランクになると戦略ファーム所属の年収が逆転する。
より組織を育てる・動かすことを求められる立場になる一方で、フリーランス戦略コンサルとして独立してしまうとどこまで行っても"個人"としてのバリューしかないため、上に行けば行くほど年収差が開いてしまう構造になっている。
より詳細なフリーコンサルの年収が知りたい方は以下を参考にしていただきたい。
フリーコンサルとして高単価案件を受注するためには
フリーコンサルとして独立する場合、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。
一方で、フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。
主要コンサルティングファーム出身者が厳選して戦略~IT、低稼働~高稼働まで幅広い案件を紹介しているコンサルキャリアナビに登録することをおすすめしたい。
フリーランス戦略コンサルの魅力・働き方
実際にフリーランス戦略コンサルとして活動してきて感じた魅力としては「案件が高単価」「低稼働案件が豊富」という2点があげられる。
"低稼働案件"とは、例えば週2.5日分(8h×2.5日=20h)だけ稼働するといった案件である。
20hの使い方は当然クライアントと擦り合せる必要があるという前提ではあるが、極端な例として「月・火のみ稼働する」「平日の午前中だけ稼働する」といった働き方ができるのもフリーランス戦略コンサルならではである。(ITコンサルの場合は100%案件が多い)
実際に筆者たちの周りには、こうした魅力を活かしてフリーランス戦略コンサルタントとして以下のような働き方のパータンを実現している人も多い。
1. 起業×フリーランス戦略コンサル
自身で事業を立ち上げるといきなり利益が出ることは稀であり、そうなると自分自身に給与を出すこともできない。
その期間は貯金を食いつぶすという方法もあるが、近年では起業して自分に給与を出せるくらい利益が出るまでは並行してフリーランス戦略コンサルとして独立して稼働するという人も多い。
フリーランス戦略コンサルの場合、上述の通り低稼働案件が豊富にあるため、例えば週2.5日はフリーランス戦略コンサルとして、残りの週2.5日は自社事業立ち上げに時間を使うということができる。
また、もう一つの魅力である「案件が高単価」という魅力があるため、週2.5日の稼働で月70~100万円程度得られるという点も見逃せない。
2. 週3日フリーランス戦略コンサル×趣味
フリーランス戦略コンサルの場合、週3日稼働の案件があり、かつその場合の収入としては月84~120万円程度になる。
年収換算すると1000~1400万円程度であり、生活水準を上げなければ十分な生活を送ることができる。
空いた平日の残り2日は家族や趣味の時間に使うという人も筆者たちの周りには存在する。(普段は週5日稼働の案件を受けて、期間限定で週3日稼働するという人もいる)
3. 転職の間にフリーランス戦略コンサルとして活動
フリーランス戦略コンサルというのは一度独立したら二度と別の道に行けないということはなく、その後も色々なキャリアを歩むことができる。
例えば筆者の周囲で実際にいたケースとしては、転職先への入社時期と現職の退職時期の間に3ヶ月ほどの期間を設けて、その間にフリーランス戦略コンサルとして活動するというケースである。
この方はその3ヶ月間はがむしゃらにハードワークし、月250万円×3ヶ月=750万円を稼いでいた。
一般的にコンサルから事業会社に転職すると年収が落ちることも多いが、間にフリーランス戦略コンサルタントとして収入を得て、その資金を資産運用に回すことで、収入減分もカバーするという方法もあるようだ。
4. 副業としてフリーランス戦略コンサルとして活動
コンサルから事業会社に転職後に、副業でフリーランス戦略コンサルとして活動する人も多い。
コンサルからスタートアップや、大手事業会社に転職する場合、年収が落ちてしまうことも多い。
しかし、副業でフリーランス戦略コンサルとして活動することでコンサル時代の年収維持~増加させることも可能である。(実際、筆者の知人にもコンサル時代よりも年収を上げた人もいる)
フリーコンサルとして高単価案件を受注するためには
フリーコンサルとして独立する場合、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。
一方で、フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。
主要コンサルティングファーム出身者が厳選して戦略~IT、低稼働~高稼働まで幅広い案件を紹介しているコンサルキャリアナビに登録することをおすすめしたい。
フリーランス戦略コンサルとして独立するメリット
フリーランス戦略コンサルの魅力とも重複する部分もあるが、以下の点がフリーランス戦略コンサルとして独立するメリットと言える。
案件が高単価
やはりフリーランスの戦略コンサルトして独立するメリットとして外せないのが「高単価案件が豊富」という点である。
ある程度の年数経験を積んだ戦略コンサルタントであれば、独立後月150万円程度稼ぐことは難しくなく、人によっては200-300万円程度稼ぐ人もいる。
高単価案件を獲得できると、必ずしも週5日、年12ヶ月働くがなくなるため、起業や趣味、家族に時間を使うことができたり、シニアな年齢になる前に稼ぎ切るという選択肢を取ることも可能となる。
新卒で戦略ファームに入社して20代で独立しました。今は30代前半ですがあと数年でお金のことを気にしなくてもいいくらい稼ぎ切れると思います。
フリーランス戦略コンサルA氏
低稼働案件が豊富
IT領域と異なり、戦略領域は案件の性質上低稼働案件が多いという点もフリーランスとして独立するメリットと言える。
案件にアサインされる=週5日×8時間働くということではなく、週2.5日×8時間というような柔軟性の高い案件(低稼働)が多いため、フリーランス戦略コンサルとして稼働しながら、並行して起業や趣味、家族に時間を使うことができるというメリットがある。
現在は戦略ファームから独立して起業準備中です。今は自社で給与を支払えないので、低稼働案件で自分の生活費を稼ぎながら起業準備できるので、精神安定をキープできて非常にありがたいです。
フリーランス戦略コンサルB氏
ハンズオン支援ができる案件も存在
コンサルファームでの支援の場合、ファーム内で2~3名体制のチームを組み、そのチームが主体となり検討を進めて、1-2週間に一度クライアントに"報告"するようなデリバリー形態が多い。
また戦略ファームが2-3名の体制を組むとどうしても高額な金額になってしまうため、発注できるクライアントも限られてしまう。
一方でフリーランス戦略コンサルの場合、クライアント内で組成させるチームの"伴走役"(ハンズオン)となって支援を求められることも多く、ハンズオン支援はより手触り感があり、ファームでは体験できないような支援ができるというメリットがある。
戦略ファームからフリーコンサルとして独立して、継続的にスタートアップを支援しています。ファーム時代にご一緒することができなかったステージのクライアントを伴走支援できて非常にやりがいを感じています。
フリーランス戦略コンサルC氏
スキルアップを促進できる
戦略フリーコンサルになれば、会社員時代に味わえない経験をすることができる。
それは、他社出身の戦略コンサルタントと仕事をすることである。
仕事の進め方、アプローチなどが異なるコンサルタントと仕事をすることを通じて、自分自身が更にスキルアップすることが可能となる。
常に勉強し続け、市場価値を上げることが重要になるフリーランスにとっては、貴重な経験をすることができるのだ。
フリーランスになってからの方が学ぶことが多い気がします。会社員時代も様々な社員の方々と仕事をしてきましたが、やはり、1つの会社の中では学ぶことに限界があると思います。その限界を打破するためにも、フリーランスとして働くことは良い方法だと感じますね。
フリーランス戦略コンサルタントB氏
自由度が高い
会社員時代よりも、戦略フリーコンサルとして独立した方が仕事の自由度を上げることができる点も、メリットであるだろう。
ここでいう自由度とは、市場分析や戦略立案などの仕事を進める上での論点や仮説出しに関する自由度である。
会社員時代には、例えば、自分が構築した仮説に対して、ちゃぶ台返しをされたり、クライアントに刺さらないことが予想される意見が出てくることがあり、その意見を資料に反映しなければならない時がある。
しかし、フリーランスになれば、基本的にそのようなことは少なくなる。
フリーランスになれば、業務委託の形でプロジェクトに参画することが多くなり、仮に、一緒に仕事をする人がいたとしても、上司・部下の関係ではないため、基本的には自分自身が決めて、仕事を進めることができる。
フリーランスになってから、無駄なストレスは減りましたね。もちろん、成果物に対するクライアントの批判もありますが、それは自分自身のせいだと正面から受け止めることができるので、割り切って仕事をすることができるようになりました。
フリーランス戦略コンサルタントC氏
フリーコンサルとして高単価案件を受注するためには
フリーコンサルとして独立する場合、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。
一方で、フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。
主要コンサルティングファーム出身者が厳選して戦略~IT、低稼働~高稼働まで幅広い案件を紹介しているコンサルキャリアナビに登録することをおすすめしたい。
フリーランス戦略コンサルとして独立するデメリット
一方で、フリーランス戦略コンサルにはデメリットも存在する。
他領域と比較して相対的に高負荷が続く
ファーム所属・フリーコンサル問わず、戦略案件は相対的に高負荷と言われている。IT案件のように多少の波はあれど長期で見ればある程度稼働を平準化できる領域と異なり、戦略案件はどうしても"短距離走を走る"ような案件が多い。
若い内はそれでも問題ないかもしれないが、フリーランス戦略コンサルとして独立した場合は常にプレーヤーであることが求められるので、年齢とともにキツいと感じられるようになる人もいるようだ。
40代以降の市場価値が低下する
また、フリーランス戦略コンサルの場合、「40代以降の市場価値が低下する」という点も目をそむけてはいけない。
特に近年の傾向として、"アドバイザリー"のニーズは減少傾向にあり、逆にクライアントの伴走者として知見だけでなく手足を動かしてくれる人(ある程度年齢が若い人)のニーズが拡大している。
自身の経験・知見がどれだけ蓄積されていても、クライアントが頼みづらいという点でどうしてもフリーランス戦略コンサルとしての市場価値は下がってしまう構造にある。
激務になりやすい
戦略案件は、短期間でクライアントの経営陣などを納得させる成果物を出す必要があるため、激務になりやすい。
会社員時代はもちろんだが、フリーランス次第では、「フリーランスになったのだから、自分自身の価値を示さなければいけない」と肩に力を入れ過ぎて、会社員時代よりも激務に陥ってしまう人がいるようだ。
「フリーランス = 自分自身が商品」という認識は合っているかもしれないが、無理に追い込み過ぎてしまう人がいるのか。
現役フリーコンサルにリアルな話を聞いてみた。
戦略案件自体が激務になりやすいので、自分自身で働き方や労働時間をコントロール(良い意味で自制)する必要があるのは、事実です。一方で、コントロールすることができれば、確実に会社員時代よりも残業が少なくなりますよ。
フリーランス戦略コンサルタントA氏
案件数が少ない
近年の情報社会によって、戦略を立案するための情報やノウハウが世の中に溢れてきている。
そのあおりは、戦略コンサルタントにも影響が出ており、戦略コンサルタントは希少価値が高いと言いつつも、一方で、クライアント自身が自分達で戦略を立案してしまうこともある。
そうなることで、戦略案件数が減ってきているという噂が出ている。
実際、現場ではどのような風潮になっているのだろうか。
案件数が減ってきているかどうかは、その人の感じ方次第かなと思っています。リサーチ関連の簡単な案件は、クライアントでもできるので、減ってきているかもしれませんが、一方で、中期経営計画の立案やグローバル進出案件などの高度な戦略案件はむしろ増えている印象です。実力のある戦略コンサルの人にとっては、案件数自体は増えている印象を受けると思いますね。
フリーランス戦略コンサルタントB氏
短期プロジェクトが多い
戦略案件は短期プロジェクトが多いため、フリーランスは、絶えず営業をかけて、案件を獲得し続けなければならない。
単価は高いが、期間が短いため、参画しているプロジェクトの終盤といった忙しい合間を縫って、次の案件の営業をかけないと、どこのプロジェクトにも参画しない空白の期間ができるようになる。
そうなってしまえば、報酬も無くなってしまうリスクが出てくるが、現場ではどのように感じているのだろうか。
短期プロジェクトが多いことは、事実だと思います。ただし、一件のプロジェクトがハードワークであるため、少し、休むための期間を持ちたいと感じるフリーランスが多いことも事実かなと思いますね。会社員時代では、プロジェクトが終われば、すぐに次のプロジェクトに放り込まれたこともありましたが、今は休むことができます。なので、短期プロジェクトが多いことは、決してデメリットだけではないかと考えています。
フリーランス戦略コンサルタントC氏
フリーコンサルとして高単価案件を受注するためには
フリーコンサルとして独立する場合、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。
一方で、フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。
主要コンサルティングファーム出身者が厳選して戦略~IT、低稼働~高稼働まで幅広い案件を紹介しているコンサルキャリアナビに登録することをおすすめしたい。
フリーランス戦略コンサルとして独立後の仕事獲得方法
コンサルファーム所属のコンサルタントが独立する方法としては、まずはフリーコンサルエージェント(案件マッチングサービス)から案件を紹介してもらう方法が王道である。
以下が、フリーコンサルエージェントを活用した場合の独立方法・流れである。
- コンサルキャリアナビなどのフリーコンサルエージェントに登録
- エージェントと面談/案件応募
- クライアントと面談
- 案件獲得
- フリーコンサルとして稼働
①~②の前にフリーコンサルとして独立してしまう人もいるが、需給の関係ですぐに案件を紹介してもらえないリスクもあるので、コンサルファームや現所属会社から独立する前に①~②までは済ませておくことをおすすめしたい。
1. フリーコンサルエージェントに登録
フリーコンサルへの独立方法Step1は、「フリーコンサルエージェントへの登録」である。
知人から自分の好きなテーマで、納得のいく条件(報酬、稼働率など)で案件を獲得できる人は問題ないが、そうでない人はまずはエージェントに登録して、案件を紹介してもらえるような状況を作る必要がある。
2. エージェントと面談/案件応募
フリーコンサルエージェントに登録したら、次はフリーコンサルへの独立方法Step2「エージェントとの面談」である。
ここで、自身の経歴やスキルセット、フリーコンサルとしてデリバリーしたい案件テーマ、条件(報酬、稼働率など)を伝える。
この面談を受けて、エージェントから案件を幾つか紹介を受けて、気に入った案件について応募(同時に複数応募可)することになる。
3. クライアントと面談
フリーコンサルへの独立方法Step3は、いよいよ「クライアントと面談」である。
クライアントとの面談はエージェントが設定してくれるが、当日はエージェントも含めた3者面談となる。
また、人気の案件には当然応募が重なるため、他の応募者との選考になる。
よほど自信があれば別だが、応募が通らないリスクも踏まえて、複数案件に同時に応募する必要がある。(実際にフリーコンサルエージェントからもそのように勧められる)
4. 案件獲得
クライアントとの面談を受けて、もしクライアントから選ばれれば、フリーコンサルへの独立方法Step4として晴れて「案件獲得」となる。
もし他の応募者と比較して高い評価であれば、単価を引き上げるように交渉することもできるが、逆にギリギリ応募が通ったという場合は、単価を引き下げるような交渉を受けることもあるだろう。
また評価が高ければ、多少ファームの退職交渉で揉めて退職日を引き延ばされても、プロジェクトの開始時期やジョイン時期を後ろ倒しすることができる可能性もある。
5. フリーコンサルとして稼働
フリーコンサルへの独立方法Step5は、いよいよ「フリーコンサルとして稼働」が開始する。
ここからクライアントからリピートしてもらう、エージェントから新しい案件をどんどん紹介してもらうために、プロフェッショナリズムを持ってデリバリーするのみである。
一点、リピートなどが増えてくると「エージェントの中抜き」を行ってしまう人もいるが、これは絶対にやめた方が良い。
気持ちは分からなくはないが、フリーコンサルの代わりに営業工数を使ってこれだけ潤沢な案件数を獲得してくれるエージェントとの関係というのは、目先の仲介手数料よりも遥かに貴重である。
フリーコンサルとして高単価案件を受注するためには
フリーコンサルとして独立する場合、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。
一方で、フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。
主要コンサルティングファーム出身者が厳選して戦略~IT、低稼働~高稼働まで幅広い案件を紹介しているコンサルキャリアナビに登録することをおすすめしたい。
フリーランスの戦略コンサルとして生き残っていくために
フリーランスの戦略コンサルとして生き残っていくために意識すべきこととしては以下の3点が挙げられる。
- リピート・リピート・リピート
- 過度な要求をする顧客とは付き合わない
- エッジを立てる
1. リピート・リピート・リピート
フリーランスの戦略コンサルたとして重要なのが、とにかくリピートによって既存顧客を繋ぎ留め、過去の検討背景や社内事情を蓄積すると共に、顧客内での人脈を拡大するように努めることである。
それによって他のフリーコンサルではできない実現性の高い提言ができるようになるだけでなく、いざと言う時に声が掛かりやすくなる。
そのため、最初は多少サービスだという範囲でも請け負いながら早期に信頼関係を構築する、クライアントから誘われた飲み会は絶対に参加するといったことを心掛るといったことが重要になる。
2. 過度な要求をする顧客とは付き合わない
一方、いくらリピートが欲しくても、こちらの足元を見て過度な要求をしてくるような顧客とは付き合わないというのも大事なポイントである。
こうした顧客ほど、フリーコンサルをモノとして見ているため、幾らサービスしても響かないので、付き合えば付き合うだけこちら側が消耗してしまう。残念ながら少なからずこういう顧客が存在してしまうため、十分気を付けて頂きたい。
3. エッジを立てる
「どんな戦略案件でも幅広く対応できます」、「足で情報を取ることも、手を動かして報告資料を作成することもできます」では、いずれ単価の下落に巻き込まれ、食えなくなってしまうことが予想できる。
もちろん最初の足掛かりとして、「何でも屋」として売り出すことは良いが、中長期的に生き残っていくためには「エッジ」が必要になってくる。
フリーランスの戦略コンサルとして活動していると、現状は案件を選び放題でもあり、何も考えないと条件(報酬や働き方)が良い案件に流されてしまうかもしれないが、どの領域で「エッジ」を立てるかを考え、戦略的に案件を選んでいく必要がある。
フリーランスのコンサルタントとして独立することは、コンサルティングファームの次のキャリアとして非常に有用である。 とは言え、いきなり完全な独力で顧客獲得を行い独立するのは非常に難易度が高いため、まずは案件マッチングサービス(=エージェント)に登録することになる。 フリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェント市場というのはまだまだ黎明期であり、有象無象の事業者が存在する。 悪質なフリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェントを信じ切って、相場よりも遥かに低い価格で案件をデリバリーしていたというケースも多い。(その分、エージェントが相場以上の手数料を抜いていた) そのため、絶対にやるべきことはできるだけ信頼できるフリーコンサルタント向けの案件紹介マッチング・エージェントを見つけて、中長期的な関係を築くことである。 コンサルキャリアは株式会社Flow Groupが運営しています。当社は厚生労働省から有料職業紹介事業の認可を取得し、求職者の転職支援と企業の採用支援を行っています。おすすめのフリーコンサル向け案件紹介エージェント
会社名
株式会社Flow Group
会社HP
https://consul-career.com/corp/
所在地
東京都新宿区市谷田町3丁目8 市ヶ谷科学技術イノベーションセンタービル 2F
法人番号
5011001129632
厚生労働省 有料職業紹介事業認可番号
13ーユー315272
適格請求書事業者登録番号
T5011001129632