マッキンゼーは激務?独自インタビューからリアルな実態を解説

コンサル業界の中でトップに君臨するマッキンゼーは仕事の難易度や年収が高いことから「激務」との話も度々挙がっている。本記事ではマッキンゼーの現役・元社員から激務かどうかやその働き方についてインタビューを行った内容を紹介する。

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マッキンゼーは激務なのか?

結論から言うと、マッキンゼーは激務と言われるコンサル業界の中でもかなり激務と言える。マッキンゼーでは扱う仕事の難易度が高く、そのため働く時間が長時間化する傾向が強い。

月間残業時間は90時間程度となっており、営業日が月20日と想定した場合、一日平均で4.5時間の残業が発生している計算になる。現役マッキンゼー社員曰く、「入社当初は終電で退社できれば早いと感じる」や「クライアントへプレゼンを行う前日は徹夜も珍しくない」ということである。

また、プロジェクトが忙しいときはランチ休憩を取るともままならず、食事をしながらミーティングを同時並行するなど、基本的に息をつく暇がないスケジュールで稼働しているという話もある。

マッキンゼーと他社の激務度比較

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上記ランキングは主要コンサルファームの月間残業時間に基づいて作成している。(出典:openwork)

各ファームの略称:
RB:ローランド・ベルガー、ADL:アーサー・D・リトル、Mck:マッキンゼー、DI:ドリームインキュベータ、CDI:コーポレイトディレクション、BCG:ボストンコンサルティング、ATK:A.T. カーニー、DTC:デロイト、Bain:ベイン、AC:アクセンチュア、AB:アビーム

マッキンゼー(McK)は激務ランキングの上から3番目となっており、激務と言われるコンサル業界の中でもトップクラスにハードワークであることが分かる。(特にTop4は頭ひとつ抜け出している状況である)

残業時間が少ない激務ランキングの下位層と比較すると、マッキンゼーは2倍程度の残業時間となっている。実際に現役・元社員から話を聞いても「マッキンゼーでは自分がハードワークであることを忘れるくらいみんな当たり前に遅くまで働いている」とのことであった。

マッキンゼーが激務の理由

マッキンゼーはコンサル業界の中でもトップクラスの激務だが、ここまで激務になるのには明確な理由がある。具体的には主に以下の2つの理由が挙げられる。

  • そもそも案件自体の難易度が高い
  • 考え抜くことで自然と長時間労働になってしまう

    そもそもコンサルタントという仕事は、クライアントが社内で解決できない課題に向き合う仕事であり、仕事自体の難易度が高い。中でもマッキンゼーでは業界トップラクスのフィーの高さが有名であり、その分コンサル業界の中でも高い難易度の案件を取り扱っていると言える。また一つ一つのアウトプットにも高い"マッキンゼークオリティ"が求められるため、仕事の細部に渡って高い難易度となっているようだ。

    さらにマッキンゼーもコンサルスタイルは徹底的なファクトベースで相手に取って聞きにくい内容でも切り込んで行くスタイルとなっている。その分高いレベルで緻密な調査・分析、そして考え抜くというプロセスが必須であり、自然と長時間労働になってしまうという側面もある。

    マッキンゼーの激務に関するよくある誤解

    マッキンゼーは事実として激務ではあるものの、とは言え"ブラック企業"というわけではない。まず大前提として、月間80時間を超える残業も決して強制というわけではない。

    上位者よりも早く帰ることや休暇を取ることもかなり自由にできるし、朝の方が生産性が上がるのならば早めに退社をし、朝の出勤を早めるなどの自由も効く。シビアな言い方になるが、あくまで質の高いアウトプットが求められているだけで、長い時間働くことを求められているわけではない。

    また現役・元マッキンゼー社員から話を聞くと「いやいや働いているのではなく、みんな好きでハードワークしている」という声が圧倒的に多い。難易度の高い課題解決に取り組むことやクライアントの成長を支援することにやりがいを感じ「寝る間も惜しんで考えたい」という人が多いようだ。

    一方で、ハードワークをずっと続けていると時には少し休みたい時もあるが、その際はプロジェクトの切れ目であれば比較的簡単に長期休暇が取れたり、あるいは少し軽めのプロジェクトへのアサイン希望を出すと言ったことが可能になる。

    マッキンゼーの激務に関する口コミ

    現役・元マッキンゼー社員から激務に関する生々しい声を集めた。コンサルキャリア独自調査の内容であるのでぜひ参考にして頂きたい。

    ワークライフバランス面

    ▼ポジティブな口コミ

    クライアントによるが、良いクライアントに当たればそれなりにプライベートの時間を取ることも出来る。無茶な時間のミーティングや納期などがない分、心にゆとりを持って仕事ができます。

    プロジェクトはチーム単位で動くため、どうしても休みが必要な場合他の人がカバーに入ってくれます。そのため、事前にメンバーと話をつけておけばある程度フレキシブルに対応できます。

    激務が当たり前のマッキンゼーだが、クライアントや案件テーマによってはワークライフバランスを保つこともできるようだ。またチームでプロジェクトに当たるため、いざとなったらメンバー同士で助け合い、必要な休みを作ることも可能とのことである。

    ▼ネガティブな口コミ

    基本的にワークアズライフです。深夜まで働き早朝から出勤。若いうちに経験を積みたい人には向いています。

    パートナーやマネージャーのスタイル、クライアントに働き方は大きく左右されます。要求が高いパートナーやマネージャー、要求が細かいクライアントに当たると基本的に睡眠を削らないと仕事が追いつきません。

    勤務時間の長さに加え、パートナーやマネージャー、クライアント次第で労働環境が大きく変わるという声も挙がっている。仕事最優先になりプライベートの時間はほとんどないとの声が多いことから、若いうちにとにかく成長したい、スキルを伸ばしたい思いがないと、マッキンゼーで働くのはモチベーションが保ちづらいようだ。

    働きやすさ面

    ▼ポジティブな口コミ

    プロジェクトを自分で選べる点は非常に良いですね。自分が伸ばしたい分野、力になれる分野をマネージャーが理解し、話し合いのもとアサイン先が決められます。

    クライアントは大手企業がほとんどのため、無茶苦茶な要求は少ないです。余裕を持ったスケジュールで仕事に取り組めるため、質の高い提案ができていると思います。

    マッキンゼーは働くメンバーやクライアントからも恵まれている環境であり、無茶な要求がされることが少ないという。また自分で能動的に案件を選んでキャリアを形成したり、クライアントのエース級人材と力を合わせプロジェクトに取り組めるなど、働く環境に対して好評の声が多い。

    ▼ネガティブな口コミ

    外資系とは思えないほど日系の体質が染み付いています。プロジェクトごとに上位者の評価などが変わるため、毎回話しの軸が変わり苦労することも多いです。

    フラットな環境で発言することができますが、ほとんどそのアウトプットは否定されます。形式上は若手の意見も聞くようですが、それが実行に移ることは少ないですね。

    マッキンゼーでは外資系でありながらも、悪い側面での日系の社風が残ることに関して、ネガティブな声は多い。実際の現場ではトップダウンな雰囲気が強く、なおかつ人によって話の軸が変わってくる場合もあるので、マネージャー以下の層は場合によって働きづらいと感じることも少なくないようだ。

    実際マッキンゼーを経てフィールドマネジメントを立ち上げた並木氏も著書の中で以下のように述べている。

    マッキンゼーへの転職でおすすめのエージェント

    コンサル業界は特殊な選考を行うことで有名であり、徹底的な対策が肝になる。そのため、コンサル業界に精通しており、転職支援実績が豊富なエージェントを選ぶ必要がある。

    具体的には、コンサル転職に特化したエージェントであるアクシスコンサルティングには必ず登録すべきである。

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