若くしてチャレンジできる環境がありながら、資本力や安定性が高いという両面を兼ね備えているのがメガベンチャーである。
そんなメガベンチャーは新卒・中途問わず、近年非常に人気が高い。
本記事では、そんなメガベンチャーの中でも特におすすめできる企業について、各種指標を用いて徹底比較して分かりやすくご紹介する。
メガベンチャーへの転職を目指すのであれば、ベンチャー転職に強いビズリーチに必ず登録すべきである。
そのほかに本当におすすめできるエージェントについては以下の記事をご覧いただきたい。
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Contents
メガベンチャーの意味とは
メガベンチャーとは「大企業へと成長したベンチャー企業」のことを言うが、実は厳密な定義をというものは存在しない。
売上や時価総額、従業員数などの規模感から、創業年や成長率などの成長性を含めて考えるのが一般的である。
しかし、それらの閾値を明確に定めることは難しい。
例えば、メガベンチャーの代名詞であるリクルートの創業年は1963年と決して若い企業ではなく、また売上成長率も19年3月期で6.3%、20年3月期で3.8%と成長著しい企業でもない。
そこで本記事では、以下の条件に該当する企業をメガベンチャーと定義する。
- 上場しており時価総額が1000億円以上
- 売上高が500億円以上
- 従業員数が1000人以上
おすすめメガベンチャー企業一覧
上記は本記事のメガベンチャーの定義に合い、かつ一般的にもメガベンチャーと認知されているおすすめ企業一覧である。
リクルートやZホールディングス(ヤフー)、楽天などの古参をはじめ、LINEやエムスリーなど2000年以降に創業された企業も存在する。
また2013年創業のメルカリも今注目のメガベンチャーである。
こうして並ぶメガベンチャーに違和感を持つ人は少ないのではないだろうか。
実際、ここに並ぶ企業群はメガベンチャーとして一緒くたに語られることも多い。
一方で、売上や営業利益、時価総額で視覚化してみると違った光景が見られる。
上記はメガベンチャーを売上・営業利益率・時価総額でプロットしたものである。
丸が紺色になっているのが、時価総額が1兆円を超える企業である。
やはりメガベンチャーの代名詞であるリクルートが売上規模・時価総額で圧倒的となっている。
売上規模で言うと、リクルートの後に楽天、Zホールディングスと古参メガベンチャーが続く。
一方で、売上規模はリクルートや楽天、Zホールディングスよりも遥かに小さいが、圧倒的な利益率を誇るエムスリーは時価総額で見ても目立つ存在である。
また、濃い灰色は時価総額が5000億円以上の企業だが、2013年のメルカリは赤字にも関わらず将来的な成長を期待され、時価総額が約6600億円とないっている点も見逃せない。
こうして見ると、同じメガベンチャーとして語られる企業でも、圧倒的な規模を確立している企業から、利益率や成長性が高い企業、比較的に小規模感になっている企業など様々である。
メガベンチャーの従業員数比較
また、メガベンチャーとしてITサービスを提供する企業たちではあるものの、そのビジネスモデルが大きく異なることから、従業員規模でも大きな違いがある。
このグラフで上位に来る企業はもちろん規模が大きいという側面もあるが、強い営業機能を持ち、営業機能を活用した事業展開を行っているという傾向がある。
そのため、営業職として転職を目指すのであれば上記グラフの上位企業が有望な候補先になる。
いずれにせよ「メガベンチャー=若くしてチャレンジできながら、資本力や安定性が高い」で終わらせず、一歩踏み込んで各企業を見ていく必要がある。
メガベンチャーの年収比較
また、メガベンチャーに転職する上で最も気になることの一つが年収だろう。
上記はメガベンチャー各社の平均年収をまとめたグラフである。
平均年収は各社が公表している有価証券報告書から取ってきている。
上記の年収を見ると、Zホールディングスとリクルートが頭一つ抜けているように見えるが、それは有価証券報告書には「提出会社」の平均年収が記載されているためである。
Zホールディングスとリクルートの場合は、ホールディングスが上場しているため(=提出会社)、ホールディングスの限られた精鋭たちの平均年収が記載されているのだ。
特殊事情のあるZホールディングスとリクルートを除いても、2社に次ぐエムスリーの平均年収882万円と、もっとも低いGMOインターネットの平均年収597万円では、約300万円ほど差がある状態である。
年収面で見ても、メガベンチャーの中でもかなり差があることが分かる。
メガベンチャーの一人あたり営業利益比較
上記はメガベンチャー各社の一人当たり営業利益を比較したものである。
前述した平均年収と合わせて見ると、一人当たり営業利益水準と年収は相関関係がないことに気づく。
これは年収が会社のビジネスモデルおける人材の重要性や希少性、資本政策などによって変わってくるということである。
実際に上記の一人当たり営業利益のグラフだが、さきほど比較したエムスリーとGMOインターネットではほとんど一緒という結果である。
メガベンチャーに転職する人はどんな人か?
メガベンチャーに転職する人は大きく以下のように分けることができる。
- 外資系コンサル・外資系投資銀行
- 日系大手事業会社
- ベンチャー
1. 外資系コンサル・外資系投資銀行
最近メガベンチャーへの転職で非常に増えているのが、外資系コンサルや外資系投資銀行からの転職である。
年収水準はほぼ間違いなく落ちるが、以下の要望を叶えられる数少ない転職先として人気である。
- 自由度が高く、裁量をもって働きたい
- 優秀な人と働きたい
- 手触り感を得られる仕事をしたい
メガベンチャーの新卒は行動力があり、物事を前に進める力が強い人が多い傾向にある。
もちろんそうした人材は非常に重要ではある一方で、企業として成長していくためには物事綺麗に整理して進めることができる人材もバランスよく必要になる。
そのため、外資系コンサルや外資系投資銀行出身者というのはメガベンチャーからも非常に高いニーズがあるのだ。
2. 日系大手企業
意外かもしれないがメガベンチャーは日系大手企業からの転職も非常に多い。
トヨタや日産、パナソニック、旭硝子、リコーといった日本を代表するような製造メーカーから、NTTやKDDI、ソフトバンクといった通信系、メガバンクといった金融など様々である。
一方、彼ら/彼女らがメガベンチャーを志望する理由で共通するのが「若いうちにチャレンジしたい」「できるだけ裁量をもって仕事をしたい」というものである。
だからこそ、日系大手企業というブランドを捨ててまでメガベンチャーに転職するのだ。
3. ベンチャー
また、ベンチャーからの転職も多い。
クックパッドやぐるなびなど上場はしているものの時価総額1000億円以下という企業から、従業員数が数十名の無名のベンチャー出身の人まで幅広く存在する。
チャレンジできる文化を求めてベンチャーに就職するも、「資本力がなくチャレンジしようにもやりきれない」「優秀な人材がいない」と言った理由からメガベンチャーへの転職をしているようだ。
若くしてチャレンジできる環境がありながら資本力や安定性が高く、給与水準や福利厚生を見ても魅力的なメガベンチャーは、有用な選択肢となるのだ。
メガベンチャーへの転職の魅力
そんなメガベンチャーへの転職における魅力は複数あるが、その中でも代表的なものをご紹介する。
以下は、筆者の実体験に加えて、筆者の知人からの意見をまとめたものである。
- 若くてもチャレンジできる
- 資本力や安定性がある
- 優秀な人材が多い
1. 若くてもチャレンジできる
多くのメガベンチャーでは、同様の規模を持つ企業と比較して社員の平均年齢も低く、かつ実力主義的な文化がある。
そのため、若くてもチャレンジできる環境があるのだ。
特に、日系大手企業で年功序列の文化で働いている人にとっては大きな魅力になろうだろう。
若いうちにチャレンジできるか否かで、その後のキャリアや成長曲線も大きく変わってくるので、現状に不満がある人はぜひメガベンチャーという選択肢を検討してみて欲しい。
2. 資本力や安定性がある
単純に若くしてチャレンジできるだけでなく、メガベンチャーには資本力や安定性があるというのも大きな魅力である。
ベンチャーを経験している人なら痛感している部分ではあると思うが、資本力がなければそもそもの打ち手も限定的となってしまう。
その結果、積める経験も限定的になってしまい個人の成長の障害になったり、事業としても鳴かず飛ばずになってしまうということが頻繁に起きる。
例えば、CMを打つという選択肢を検討できたり、毎年のように多くの新規事業を生み出せるのも、資本力があるメガベンチャーならではなのである。
また、産休や育休、子育て期間中の時短勤務などの制度が整っていたり、その他福利厚生が充実しているのもメガベンチャーならではである。
3. 優秀な人材が多い
メガベンチャーには「若くしてチャレンジできる」にも関わらず「資本力や安定性がある」という点に惹かれて、優秀な人材が多数集まっている。
優秀な人材と働けるというのは、ビジネスパーソンとして成長していく上で非常に重要な要素であり、この点に強く惹かれてメガベンチャーに転職する人も多い。
メガベンチャーにいる人材はモチベーションも高く活気があるため、そうした雰囲気の中で働きたいという人にはぜひ転職をおすすめしたい。
メガベンチャーの転職難易度
結論から言うと、メガベンチャーの転職難易度は高いと言える。
メガベンチャーの転職難易度が高い理由は以下である。
- 1人1人の裁量が大きい分、自立してアウトプットが出せる人材が求められる
- 外コンや外銀出身者などが応募するため競争率が高い
- 年収水準も高く、チャレンジしやすい環境で非常に人気が高い
そもそもメガベンチャーとして優秀な人材を求めていることに加えて、魅力的な環境で応募数が多く、また応募する人材もレベルが高い。
そのため、メガベンチャーの転職難易度は高いと言える。
転職難易度が高いメガベンチャーから内定を獲得するためには、ベンチャー転職に強いビズリーチを利用することをおすすめしたい。
メガベンチャーへの転職でおすすめのサービス
前述の通り、メガベンチャーと一言で言っても会社の規模感から年収、ビジネスモデルまで様々である。
「若くしてチャレンジできる」「資本力や安定性も兼ね備えている」から一歩踏み込んで会社を厳選していく必要がある。
その際に重要なのが、ベンチャー転職に強いエージェント選びである。
実際にエージェントに会って話してみると分かるが、メガベンチャー間の違いを理解できていない人が非常に多い。
そのため、まずはベンチャー転職に強いビズリーチに必ず登録すべきである。
ビズリーチに無料登録すると、ベンチャー転職に強いエージェントから直接連絡をもらうことができる。
ビズリーチ上でエージェントの詳細プロフィールも見ることができるので、どういった業界に強いエージェントなのか必ずチェックしておきたい。
また、ビズリーチではメガベンチャーの人事部から直接オファーが届くこともあるので、積極的に活用したい。
おすすめ度:★★★★★
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転職でキャリアを築くことに本気であれば間違いなく上記の記事が役に立つと確信している。
様々なエージェント紹介記事があるが、明らかにおすすめできないエージェントを取り上げていたり、「おすすめ」と言いながら明らかに実体験があるはずもない5~10社も紹介していたりと悲惨な状況である。
上記の記事は転職でキャリアを築くことに本気のあなたの役に立つために、筆者や筆者の多くの知人の実体験を凝縮した本当におすすめできるエージェントをご紹介している。
ぜひあなたの転職活動が成功することを祈っている。